法律の適用されない村

約束

 「なぁなぁ、死んだ人の家に前友達4人でこっそり行って見たんだけどその時の写真、すごくね？」

　こんなバカなことを言うのは友人のかたおかである。
 
「そんな所行ってどうすんだよ。こっちの利益なんだよ。まじで。」

　と、マジレスするのが主人公あきらである。

「まじさぁ、今度もう1回だけ行って見たいんだよね！みんな怖がっちゃってあまりよく見れなかったからさ！走って逃げてきたし！笑」

　と、かたおかは言っているが確かにかたおかは怖いもの知らず友達思いの面が強くみんなに合わせてしょうがなく帰ってきたのだろう。

「だからさ、お前意外と怖いの大丈夫だろ？2人で行って見ない？絶対ワクワクするぜ！」

　謎のお誘いをされてしまった。
　特に嫌ではなかったし確かにちょっと気になっていた。

「おけおけ。じゃあ来週とか空いてる？都合の合う日に行こうぜ。」

　と、言うとかたおかは即座に

「明日！明日行くぞ！」
　
　勢いよく言われた為あきらも

「お、おぉ。分かった明日な。」

こう返すしかなかった。

　外も暗くなりかたおかが帰った。
　そして、俺は眠りにつこうとし、いつも通りの寝る前の行動として動画を見ていた。

「お！俺の好きな都市伝説系YouTuber動画出してるじゃん！これ見て寝よー。」
「今日の都市伝説は、はのみな村という所です。この村は日本の法律が適用されず何をしてもいいという所です。もしこの村と出会っても興味本位で入っちゃいけませんよ！やられちゃいますからね！ま、都市伝説なので無いと思いますけど！笑」
「今日はこういう系か。村とかそういうのは99％無いからつまんないよな。UMAとか妖怪がやっぱり好きだわ。」

　なんてほざいてるうちに眠りについた。
　そしてかたおかとの約束の当日を迎えた。