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11 女神の気まぐれ(3)
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抽出を終えた俺はカップの湯を捨てて、できたばかりのコーヒー液を注ぐ。ほわり、と湯気が立ち昇り、ハナオが待ち遠しそうな表情をした。俺は少しばかりもったいぶってソーサーにカップをのせ、ゆっくりと恭しくカウンターに置く。
「お待たせしました。どうぞ」
俺の手がソーサーから離れるとともに、ハナオが歩み寄って、そっと顔を近づけた。
「ん、いい香り」
満足そうに呟く。紅潮した頬、熱に浮かされたように潤んだ目。あいかわらずの反応に苦笑する。こんなに美味しそうにコーヒーを味わう人間など、絶対に世界中探したってハナオだけだ。
「このブレンドは、何と名付けましょうか?」
俺は気どった口調で訊いた。究極の一杯だ。是非名前を聞かせてほしい。
「そうだね。――ハナオ・ブレンド、かな」
自信満々に告げられた名前に、おもわず吹き出す。
「センスねぇな」
「ここだけ、ミツが伝染ったんだよ」
「……そこだけか?」
げんなりと突っ込むと、うん、と無邪気に頷かれた。
「あとはどこが伝染るのさ?」
おい、軽く傷つくぞ。ハナオは俺の反応に、あはは、と愉快そうに笑う。
「冗談だよ、拗ねない拗ねない。いいんだよ、もともと名前どころか淹れたことすらなかったんだから。――それに僕は、この名前を気に入っているし」
ハナオは再び香りを吸い込む。
(……気に入ってたのか)
案外ハナオのセンスも俺と同じようなものかもしれない。
「そういえば結局、本当は何て名前だったんだ?」
〝ハナオ〟は俺が便宜上つけた名前である。忘れてなんかいなかったわけだから、ちゃんと本名があるはずだ。ハナオはきょとんと、そんなものがあったことを今思い出したと言いたそうな顔をした。その視線が宙をさまよう。
「んー。言わない」
「おい」
「一コぐらい秘密があってもいいと思わない? あの名前の僕はもういないよ。僕は今この瞬間を、ただの透明人間・ハナオとして生きているんだから、それでいいじゃない」
ハナオはまだ飽き足らないのか、カップに顔を近づけた。
(……まぁ、それでもいいか)
悪い理由じゃない。
「もう一杯、お淹れしましょうか?」
機嫌を直した俺は、身を乗り出して尋ねる。まだグラインダーに同じ配合の豆が入ったままだ。カウンターの深い琥珀色をしたコーヒーは、当然量は減っていないけれど、いくらか湯気が消えた気がした。ハナオが顔を上げて微笑む。
「もう結構。――さぁ、カドーを開け、て……」
笑顔が砕けた。一瞬、ハナオは助けを求めるように目を瞠る。眉が寄り口元が歪む。よろめき後退した次の瞬間、その身は崩れるようにカウンターの向こう側へと隠れた。
「ハナオッ!!」
俺は叫んでカウンターを駆け出た。目に飛び込んできたのは、ひざをついて学ランの胸元をにぎりしめたハナオの姿。背を丸めて前かがみになった体は、驚くほど小さく見えた。
「……ハナオ?」
そっと呼びかけて耳をすますと、浅い呼吸音が聞こえた。
「……っ、ぅ……」
何か答えてくれようとしたのだろうが、うめき声にしかなっていない。にぎりしめた拳は白く固く、髪の隙間から覗く肌は、先程の紅潮が思い出せないくらい蒼白。時に喘ぐように開き、時にぐっと歯を食いしばる口元が、うめくことがやっとなのだと語る。
(……怖くないはずがない)
もう感じることはないと思っていた苦痛が、気を失うほどの衝撃で襲ったのが一度目。どんなに喜びだったとしても、二度目が来るとわかっていることが、どうして恐怖につながらない?
(なんで、気づけなかった!?)
あの夜の言い合いですらも、ハナオにとっては強がりだったんじゃないのか? 「次」なんて、正気を保ったまま冷静に言うことに、どれほどの自制心が必要だったろう。
それでも俺は無力だ。さわることはおろか、近づくことすらできない。
(怖くて、か? ――ふざけんな)
何が、怖い、だ。何が感覚のズレだ。一体俺は何を見てきた? どれだけの時間をともに過ごした? さわれないから何だというのだ。視覚と触覚にズレがあるだと?
俺はハナオに近寄り、腕をのばした。
それなら、感覚なんか信じない。あっという間に消えてしまうような曖昧なものなんか、こっちから捨ててやる。
(さわれないなら、俺は自分に見えているものを信じる)
ハナオはここにいる。
俺はハナオに寄り添い、背に腕をまわして肩をつかむ。もちろん手につかんだ感触なんかない。だからこれは、埋まらないようにしながら添えるフリをしているだけ。鳥肌も悪寒も嫌悪も恐怖も、感じる前に押し殺した。
「大丈夫だ」
俺はハナオにささやく。確信めいた口調で。何が大丈夫なのかなんてわからない。それでも。
(伝われ)
俺の存在が伝わればいい。ここにいるんだと、お前は独りじゃないと、それだけが伝わればいい。
ハナオの呼吸が乱れる。――笑った。
「……大丈夫」
もう一度、言い聞かせるように呟く。
小刻みに聞こえていた呼吸音が徐々にそのペースを落としていく。ハナオはもう、何の反応を示す努力もせず、ただ耐えている。俺にはその様子を見守るしかなかった。
突如、窓から入った朝日が、俺の目を射た。金色の光に眩んで一瞬目を細める。そっと開いて――僅かにこちらを向いたハナオと目が合った。
静かな深い漆黒が俺を見ていた。そして淡く、ほんの微かに笑みを刻む。そこまでだった。
フゥ……。
深い一息が聞こえた。次の瞬間、立ち昇った湯気が空気中に溶けていくように音もなく、ハナオの姿は俺の腕から消えた。
とっさに、ハナオ、と呼びかけようとする。けれど、声にならなかった。
(……え?)
ハナオの消滅を理解する間もなく、新しい混乱に襲われた。いらないと切り捨てた感覚が俺を嘲笑う。
何かが覆いかぶさってきたような気がして、戸惑ったようにゆっくりと腕を動かしていた。存在するはずのないモノをつかもうとしたその手は、それを引き剥がそうとしていたのだろうか。それとも、かき抱こうとしたのか。
いつのまにか見開いていた目から、涙がこぼれ落ちる。途端に、慌てて口に手を当て、そのまま天井を振り仰いだ。そうしないと、叫び出してしまいそうだった。あふれ出た涙は止めようがなく、天井から下がるランプの輪郭をにじませる。
俺を押し包んでいたのは――コーヒーの香りだった。ひだのように幾層にも折り重なり、むせかえるほどに濃厚。呼吸とともに鼻や口から押し入り、まるでこちらを窒息させようとするかのようだ。息ができない。苦しい。
(どうして、今なんだ)
恋い焦がれた。取り戻せるならと何度も何度も願った。その〝匂い〟が何故、一番分かち合いたかった者が消えた瞬間に戻ってくる……?
二つの感情が俺の中でせめぎ合う。どうしたらいい。もう、悲しめばいいのか喜べばいいのか、わからない。
涙は止めどなくあふれて頬を伝い落ちる。
「……ハナオ……っ」
空気を求めるような嗚咽の中、くぐもった声で、もういない人物を呼ぶ。
どうして最期までこんな皮肉を。
窓からは陽光が差し込み、ランプがすっかり存在感を失くす。
その日の朝、〈喫珈琲カドー〉の店内でコーヒーの香りに包まれながら、俺は一人で泣き続けていた。
「お待たせしました。どうぞ」
俺の手がソーサーから離れるとともに、ハナオが歩み寄って、そっと顔を近づけた。
「ん、いい香り」
満足そうに呟く。紅潮した頬、熱に浮かされたように潤んだ目。あいかわらずの反応に苦笑する。こんなに美味しそうにコーヒーを味わう人間など、絶対に世界中探したってハナオだけだ。
「このブレンドは、何と名付けましょうか?」
俺は気どった口調で訊いた。究極の一杯だ。是非名前を聞かせてほしい。
「そうだね。――ハナオ・ブレンド、かな」
自信満々に告げられた名前に、おもわず吹き出す。
「センスねぇな」
「ここだけ、ミツが伝染ったんだよ」
「……そこだけか?」
げんなりと突っ込むと、うん、と無邪気に頷かれた。
「あとはどこが伝染るのさ?」
おい、軽く傷つくぞ。ハナオは俺の反応に、あはは、と愉快そうに笑う。
「冗談だよ、拗ねない拗ねない。いいんだよ、もともと名前どころか淹れたことすらなかったんだから。――それに僕は、この名前を気に入っているし」
ハナオは再び香りを吸い込む。
(……気に入ってたのか)
案外ハナオのセンスも俺と同じようなものかもしれない。
「そういえば結局、本当は何て名前だったんだ?」
〝ハナオ〟は俺が便宜上つけた名前である。忘れてなんかいなかったわけだから、ちゃんと本名があるはずだ。ハナオはきょとんと、そんなものがあったことを今思い出したと言いたそうな顔をした。その視線が宙をさまよう。
「んー。言わない」
「おい」
「一コぐらい秘密があってもいいと思わない? あの名前の僕はもういないよ。僕は今この瞬間を、ただの透明人間・ハナオとして生きているんだから、それでいいじゃない」
ハナオはまだ飽き足らないのか、カップに顔を近づけた。
(……まぁ、それでもいいか)
悪い理由じゃない。
「もう一杯、お淹れしましょうか?」
機嫌を直した俺は、身を乗り出して尋ねる。まだグラインダーに同じ配合の豆が入ったままだ。カウンターの深い琥珀色をしたコーヒーは、当然量は減っていないけれど、いくらか湯気が消えた気がした。ハナオが顔を上げて微笑む。
「もう結構。――さぁ、カドーを開け、て……」
笑顔が砕けた。一瞬、ハナオは助けを求めるように目を瞠る。眉が寄り口元が歪む。よろめき後退した次の瞬間、その身は崩れるようにカウンターの向こう側へと隠れた。
「ハナオッ!!」
俺は叫んでカウンターを駆け出た。目に飛び込んできたのは、ひざをついて学ランの胸元をにぎりしめたハナオの姿。背を丸めて前かがみになった体は、驚くほど小さく見えた。
「……ハナオ?」
そっと呼びかけて耳をすますと、浅い呼吸音が聞こえた。
「……っ、ぅ……」
何か答えてくれようとしたのだろうが、うめき声にしかなっていない。にぎりしめた拳は白く固く、髪の隙間から覗く肌は、先程の紅潮が思い出せないくらい蒼白。時に喘ぐように開き、時にぐっと歯を食いしばる口元が、うめくことがやっとなのだと語る。
(……怖くないはずがない)
もう感じることはないと思っていた苦痛が、気を失うほどの衝撃で襲ったのが一度目。どんなに喜びだったとしても、二度目が来るとわかっていることが、どうして恐怖につながらない?
(なんで、気づけなかった!?)
あの夜の言い合いですらも、ハナオにとっては強がりだったんじゃないのか? 「次」なんて、正気を保ったまま冷静に言うことに、どれほどの自制心が必要だったろう。
それでも俺は無力だ。さわることはおろか、近づくことすらできない。
(怖くて、か? ――ふざけんな)
何が、怖い、だ。何が感覚のズレだ。一体俺は何を見てきた? どれだけの時間をともに過ごした? さわれないから何だというのだ。視覚と触覚にズレがあるだと?
俺はハナオに近寄り、腕をのばした。
それなら、感覚なんか信じない。あっという間に消えてしまうような曖昧なものなんか、こっちから捨ててやる。
(さわれないなら、俺は自分に見えているものを信じる)
ハナオはここにいる。
俺はハナオに寄り添い、背に腕をまわして肩をつかむ。もちろん手につかんだ感触なんかない。だからこれは、埋まらないようにしながら添えるフリをしているだけ。鳥肌も悪寒も嫌悪も恐怖も、感じる前に押し殺した。
「大丈夫だ」
俺はハナオにささやく。確信めいた口調で。何が大丈夫なのかなんてわからない。それでも。
(伝われ)
俺の存在が伝わればいい。ここにいるんだと、お前は独りじゃないと、それだけが伝わればいい。
ハナオの呼吸が乱れる。――笑った。
「……大丈夫」
もう一度、言い聞かせるように呟く。
小刻みに聞こえていた呼吸音が徐々にそのペースを落としていく。ハナオはもう、何の反応を示す努力もせず、ただ耐えている。俺にはその様子を見守るしかなかった。
突如、窓から入った朝日が、俺の目を射た。金色の光に眩んで一瞬目を細める。そっと開いて――僅かにこちらを向いたハナオと目が合った。
静かな深い漆黒が俺を見ていた。そして淡く、ほんの微かに笑みを刻む。そこまでだった。
フゥ……。
深い一息が聞こえた。次の瞬間、立ち昇った湯気が空気中に溶けていくように音もなく、ハナオの姿は俺の腕から消えた。
とっさに、ハナオ、と呼びかけようとする。けれど、声にならなかった。
(……え?)
ハナオの消滅を理解する間もなく、新しい混乱に襲われた。いらないと切り捨てた感覚が俺を嘲笑う。
何かが覆いかぶさってきたような気がして、戸惑ったようにゆっくりと腕を動かしていた。存在するはずのないモノをつかもうとしたその手は、それを引き剥がそうとしていたのだろうか。それとも、かき抱こうとしたのか。
いつのまにか見開いていた目から、涙がこぼれ落ちる。途端に、慌てて口に手を当て、そのまま天井を振り仰いだ。そうしないと、叫び出してしまいそうだった。あふれ出た涙は止めようがなく、天井から下がるランプの輪郭をにじませる。
俺を押し包んでいたのは――コーヒーの香りだった。ひだのように幾層にも折り重なり、むせかえるほどに濃厚。呼吸とともに鼻や口から押し入り、まるでこちらを窒息させようとするかのようだ。息ができない。苦しい。
(どうして、今なんだ)
恋い焦がれた。取り戻せるならと何度も何度も願った。その〝匂い〟が何故、一番分かち合いたかった者が消えた瞬間に戻ってくる……?
二つの感情が俺の中でせめぎ合う。どうしたらいい。もう、悲しめばいいのか喜べばいいのか、わからない。
涙は止めどなくあふれて頬を伝い落ちる。
「……ハナオ……っ」
空気を求めるような嗚咽の中、くぐもった声で、もういない人物を呼ぶ。
どうして最期までこんな皮肉を。
窓からは陽光が差し込み、ランプがすっかり存在感を失くす。
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