140字の想い

須賀マサキ(まー)

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第105話 贈り物・過去

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 ダメ出しの連続で嫌になった。デビューできなくてもいい。
 ヤケ酒を飲みベッドに寝転ぶ。顔を上げると、プロを目指すと決めた日に撮った写真が見えた。
 あの日の気持ちが蘇る。どんなに険しい坂でも登ろうという誓いは、過去からの贈り物だ。
 もうひと頑張りしてみるか。昔の自分に恥じないように。
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