140字の想い

須賀マサキ(まー)

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第023話 走る・病

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 病み付きになるよと言われ、なんとなく始めた。
 冬の、まだ夜が明けきらない時刻に家を出、白い息を吐きながら走る。頬を刺す冷たい空気は、やがて肌に心地よいものとなる。
 地平線が朱色に染まり、太陽が顔を出した。新しい一日の始まりだ。
 白い息を吐きながら、私は今日も自然の目覚めを感じる。
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