140字の想い

須賀マサキ(まー)

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第009話 先生・名前

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 厳しい先生で、なかなか芸を教えてくれなかった。仕方ないので、付人をして礼儀作法から業界の事情まで、叱られながら覚えた。
 初稽古をすると言われたときは、不覚にも涙が出て、また叱られるかと身構えた。だが先生は何も言わなかった。
 明日、先生の名前を襲名します。私は墓前にそう報告した。
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