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45、口付けのこと ※
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クロードとコンラッドがいちゃいちゃしてるR18回です。もうなんかどうでも良くなってきた主人公。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
わずかに開いた唇へ口を寄せる。すぐに離せば、期待したように息が漏れた。もう一度、今度は歯列を舌でなぞって離れる。
「クロード……」
「もっと口開けて。舌出してください」
「…………ぁ」
寝たばかりの弟妹様たちを起こさないように、囁きで交わされる言葉は、これが悪いことだと証明するようだった。遠慮がちに伸ばされた赤い舌。私も舌を出してそれへ触れれば、驚いて奥へ引っ込んだ。追いかけて深く口付ける。
「んむ……、っん、ふ」
小さな口腔へ舌を這わせ、丁寧になぞり、柔らかな舌で遊ぶ。少しずつ少しずつ、苦しくないように呼吸するタイミングを作ってあげれば、その合間に漏れる息はどんどん甘くなっていく。
ざらり。上顎を舌で触ると、体の下でコンラッド様が跳ねるのが分かった。擽ったいのか、それとも気持ち良いのか、もじもじと足が動く。口を解いたタイミングで、窮屈そうな股間へそろりと片手を伸ばす。
「ぷは……あっ」
「コンラッド様、しー」
可愛らしい声をあげた彼へ囁けば、ぎゅっと眉を寄せて抗議の意を示された。はじめにコンラッド様が言ったのだから、少し意地悪するくらいは許してもらいたい。
口付ける。熱い口内は心地良い。ぬるぬると絡む舌はいつの間にかお互いに求めているようだった。適応が早いな、と思いながら、大人の物より随分小さくて拙いそれを堪能する。
「ん、んン……っ、ぅ」
きし、とベッドが軋む。私の下で、コンラッド様が縋るように体を揺らしている。ズボンの張った腰が動き、小さな手が私の寝間着を掴む。いけないな、とは思うけれど、なんだか良い気分だった。
ゆっくり股間を撫でる。布越しに愛らしい反応が返ってきた。ぎゅう、と私の服を握る手に力が入る。とろりと熱の篭った瞳が、こちらを見上げている。
「……かわいい」
思わず頬を撫でた。滑らかで温かい感触。はふ、と息をついて脱力する様子は、私を信頼してくれているようでぞくぞくした。
「な、あ。クロード……」
触れた手に擦り付けるようにして、幼い腰が動く。可愛らしいおねだりだ。ご要望に応えてそっとズボンを下げ、震えるまだ小さなモノを片手で包む。素直に反応する様が愛おしい。
「あぅ……っ、あ、あっ」
「コンラッド様、声」
「ぅ…………んーっ」
とろんとした顔で喘ぐ彼へ囁やけば、一生懸命口を閉じて我慢しているのが分かる。ふと意地悪な心が沸いて、その一文字の口へキスをした。丁寧に舐めて舌で割り開く。陰茎を扱く控えめな水音と、私が小さく立たせたリップ音。それから、鼻に掛かったような、甘えるような喘ぎ。
次第に粘性を帯びる音は、それでも控えめだ。静かに寝入った弟妹様たちには聞こえていないだろう。扉を挟んだ向こう側にも聞こえていない……はず。まあ、おじさんなら色々察すれば黙ってくれると信じている。
「んぁ……っ、は、んむ、ひぁ」
堪え切れない声が漏れる。自分でねだって我慢出来ていないのは分かっているらしく、口付けを避けようとして弱々しく首を振る。ああ、可愛いなぁ。真っ白な首筋に柔く口付ければ、きゅっと首が窄まって高い声があがった。
「……きこえますよ」
「っは、ぁ……っ、むり、むりぃ……っぁあ……」
「……ふふ」
「っひ……、っあ、っあ、出、る……!」
手の中で陰茎が跳ねる。もう抑えることも忘れているのか、高い声が漏れていた。さすがにこれ以上大きくなるとバレそうなので、そろそろかな、というタイミングで口を塞ぐ。
「んんっ……んーッ!」
びくん、と私の下で大きく体が跳ねて、白が吐き出された。押し上げるように腰が浮いて、それからくたりと脱力する。
「っは……はぁ……はぁ……」
ゆっくりと口を離しても、コンラッド様はしばらくぼんやりと私を見上げていた。
「気持ち良かったですか?」
「う、ん……」
やってしまったかな、とは思ったけれど、蕩けた顔で、まだ時折体を震わせながら私を見上げる小さな主人はとても、とても背徳的な色香を漂わせていて美しかった。
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わずかに開いた唇へ口を寄せる。すぐに離せば、期待したように息が漏れた。もう一度、今度は歯列を舌でなぞって離れる。
「クロード……」
「もっと口開けて。舌出してください」
「…………ぁ」
寝たばかりの弟妹様たちを起こさないように、囁きで交わされる言葉は、これが悪いことだと証明するようだった。遠慮がちに伸ばされた赤い舌。私も舌を出してそれへ触れれば、驚いて奥へ引っ込んだ。追いかけて深く口付ける。
「んむ……、っん、ふ」
小さな口腔へ舌を這わせ、丁寧になぞり、柔らかな舌で遊ぶ。少しずつ少しずつ、苦しくないように呼吸するタイミングを作ってあげれば、その合間に漏れる息はどんどん甘くなっていく。
ざらり。上顎を舌で触ると、体の下でコンラッド様が跳ねるのが分かった。擽ったいのか、それとも気持ち良いのか、もじもじと足が動く。口を解いたタイミングで、窮屈そうな股間へそろりと片手を伸ばす。
「ぷは……あっ」
「コンラッド様、しー」
可愛らしい声をあげた彼へ囁けば、ぎゅっと眉を寄せて抗議の意を示された。はじめにコンラッド様が言ったのだから、少し意地悪するくらいは許してもらいたい。
口付ける。熱い口内は心地良い。ぬるぬると絡む舌はいつの間にかお互いに求めているようだった。適応が早いな、と思いながら、大人の物より随分小さくて拙いそれを堪能する。
「ん、んン……っ、ぅ」
きし、とベッドが軋む。私の下で、コンラッド様が縋るように体を揺らしている。ズボンの張った腰が動き、小さな手が私の寝間着を掴む。いけないな、とは思うけれど、なんだか良い気分だった。
ゆっくり股間を撫でる。布越しに愛らしい反応が返ってきた。ぎゅう、と私の服を握る手に力が入る。とろりと熱の篭った瞳が、こちらを見上げている。
「……かわいい」
思わず頬を撫でた。滑らかで温かい感触。はふ、と息をついて脱力する様子は、私を信頼してくれているようでぞくぞくした。
「な、あ。クロード……」
触れた手に擦り付けるようにして、幼い腰が動く。可愛らしいおねだりだ。ご要望に応えてそっとズボンを下げ、震えるまだ小さなモノを片手で包む。素直に反応する様が愛おしい。
「あぅ……っ、あ、あっ」
「コンラッド様、声」
「ぅ…………んーっ」
とろんとした顔で喘ぐ彼へ囁やけば、一生懸命口を閉じて我慢しているのが分かる。ふと意地悪な心が沸いて、その一文字の口へキスをした。丁寧に舐めて舌で割り開く。陰茎を扱く控えめな水音と、私が小さく立たせたリップ音。それから、鼻に掛かったような、甘えるような喘ぎ。
次第に粘性を帯びる音は、それでも控えめだ。静かに寝入った弟妹様たちには聞こえていないだろう。扉を挟んだ向こう側にも聞こえていない……はず。まあ、おじさんなら色々察すれば黙ってくれると信じている。
「んぁ……っ、は、んむ、ひぁ」
堪え切れない声が漏れる。自分でねだって我慢出来ていないのは分かっているらしく、口付けを避けようとして弱々しく首を振る。ああ、可愛いなぁ。真っ白な首筋に柔く口付ければ、きゅっと首が窄まって高い声があがった。
「……きこえますよ」
「っは、ぁ……っ、むり、むりぃ……っぁあ……」
「……ふふ」
「っひ……、っあ、っあ、出、る……!」
手の中で陰茎が跳ねる。もう抑えることも忘れているのか、高い声が漏れていた。さすがにこれ以上大きくなるとバレそうなので、そろそろかな、というタイミングで口を塞ぐ。
「んんっ……んーッ!」
びくん、と私の下で大きく体が跳ねて、白が吐き出された。押し上げるように腰が浮いて、それからくたりと脱力する。
「っは……はぁ……はぁ……」
ゆっくりと口を離しても、コンラッド様はしばらくぼんやりと私を見上げていた。
「気持ち良かったですか?」
「う、ん……」
やってしまったかな、とは思ったけれど、蕩けた顔で、まだ時折体を震わせながら私を見上げる小さな主人はとても、とても背徳的な色香を漂わせていて美しかった。
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