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8、味方のこと
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頼れる大人を探している回です。
頼れ過ぎる能力値の大人もいる。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
「おはようございます、ヘンウッド伯爵」
「おはようございます、若様。……おや、クロードも」
「はい。おはようございます、伯爵様」
もしや家令あたりが連絡を入れているかもと思ったけれど、ヘンウッド卿はいつもの時間にやって来た。どうやら、まだ情報は漏れていないらしい。今回に限ってはとてもありがたい。
身支度と朝食の時間にコンラッド様と相談して、私たちはヘンウッド卿にも事情を話すことに決めた。彼には重い話題かもしれないが、コンラッド様の協力を得てやれることも増えたのだ。この際冒険してこちらへ引き込んでしまおうと思う。
「いかがしました、お出迎えなど」
私たちは、庭へ出てやって来る馬車を待ち、馬車から下りるヘンウッド卿を出迎えた。彼ならこれで何かあったと察してくれる、というのもあるし、家令や他の使用人に見つかって、今日は駄目だと帰されても困る、というのもある。
「お待ちしていたんです。さ、部屋へ参りましょう」
「私はお茶の用意をしてまいります」
「…………。ふむ。熱心なのは良いことです」
コンラッド様が招き入れ、私は一礼して下がる。私たち2人をじっと見て、彼は納得したように頷いた。御者へひそひそと何事か言い付け、それから案内を求める。御者は神妙に一礼した。
さて、コンラッド様が卿を部屋へ連れて行ってくれるだろう。私はアルフからお茶とお茶請けの乗ったカートを受け取り、それを持って給仕へ向かわねばならない。……なお、サボれると知ってあの男は二つ返事で受け渡しを了承した。脅して情報を得ている私が言うのもなんだが、忠誠心とかないんだろうか。
朝の時間で決めたことは4つ。ひとつ、彼へ願うのはあくまで『手助け』にすること。ふたつ、出来る限り誠実に事情を話すこと。みっつ、私の秘密は可能な限り隠しておくこと。よっつ、私たちの間で決まったことは表に漏らさず、今まで通りを振る舞うこと。
きっと、ヘンウッド卿をはじめとする『良い人』たちは、コンラッド様たちの事情を聞けば助けてくれるだろう。もちろん無償でとはいかなくとも、彼らの生徒が悲しまないよう努めてくれ、手を貸してくれるだろう。1番、苦しくないやり方を教えてもくれるはずだ。
だが、私たちは、それでは駄目だと決めた。誰かに頼って妥協して、私たちをこうさせた奴らをぬるい手打ちで終わらせるつもりはない。
アルフからカートを受け取って部屋へ戻ると、椅子に腰掛けたヘンウッド卿は難しい顔をしていた。コンラッド様から事情を聞いたようだ。
「お茶とお茶請けをお持ちしました」
「ありがとうクロード」
弟妹様たちは別のお部屋にいてもらっている。この部屋には私とコンラッド様、それからヘンウッド卿だけだ。お茶請けとお茶をサーブし、私はコンラッド様の後ろへ立つ。
「…………そうですね、私の知る他の公爵家とは違うなと、それは普段から感じておりました」
私の様子を見、小さく溜め息をついて、彼は落ち着こうとするようにティーカップへ手を伸ばした。
「それで、私に何をお望みですか、若様? 先に断っておきますが、私はあくまで若様の講師を仰せつかっている伯爵家の者です。あなたたちを、直接的にお助けすることはできませんよ」
「はい。存じています、先生」
彼は雇われの身だし、公爵と伯爵では階級的にも滅多なことは出来ない。ゴードン伯爵の方へ向けられれば良いのだが……今の所、外へ出せる情報でセルウィッジ家を攻撃出来るとは思えなかった。レンドル家の当主と奥方がまともに家を切り盛り出来ていない今、外から何か言ったとしても、家令に『事前に聞いていた』で通される可能性もある。
「僕たちは、叔父上や他の親族にレンドル家をめちゃくちゃにされたくないんです。それに、そうなった場合、僕たちはきっと今よりずっとひどい生活を送ることになる。僕はともかく、妹たちには不自由なく暮らしてもらいたい」
「……ふむ」
「ですから、ヘンウッド伯爵。僕は、正当で、善良な後見人が僕に付いてくださることを望んでいます。僕自身が早急にレンドル公爵の名をいただきたいとは思いません。まだまだ未熟な身ですから」
「なるほど。もっともな話ですね」
コンラッド様の話に伯爵は頷き、続きは? と促すように僅かに首を傾げてみせる。
「僕がそう言った、と、覚えておいていただきたいのです。叔父上は野心家でおられるでしょう。直接助けをいただけなくとも、誰かにそれをお話しいただければ……社交界とは、そういう噂に聡くて、恐ろしい場所であると、聞きました」
「……ふむ。私に、伯爵家とやり合う力を貸してほしい。叶うなら、セルウィッジ伯爵はレンドル公爵家に対して二心がある、と噂して欲しいと」
いつも通り、難しい仏頂面で、彼はしばし黙り込んだ。コンラッド様の両肩は怯えるように上がっていて、不味いな、と思いつつ、私も手に力が入る。
「それで……それだけですか? 若様方」
細く開いた茶の瞳が、私の前に座るコンラッド様を見ている。私の位置からコンラッド様のお顔は見えないが、雰囲気からして落ち着いてはいない。
「……ぁ、ええ、と。今の僕はただの公爵令息ですから……きちんとお約束は出来ませんが、出来る限り……」
「ああ、いえ。がめつく報酬をいただきたいわけではないのです」
はた、と思い至ったように、コンラッド様は言葉を続けた。よく考えずとも、メリットが薄いどころかほとんど無いことは分かる。せいぜい、ゴードン伯爵たちに明るみになる悪事があった際に『正しい』側である保証が得られるくらい。奴らの側に付いて貰う報酬の方が多いまである。コンラッド様は、出来る限り誠実にと望んだがやはり……。
「甘い。甘いですよ若様方。死ぬ気でやらねば悪評をばら撒く、くらいは言えなければなりません。あるいは具体的な物を提示出来なければ。良いですか、聞くにあなたたちの敵は公爵家とそれに連なる分家筋たちなのでしょう。私の醜聞なぞいくらでもある。それくらいぽんと出して脅せなくってどうします」
事前に得た物を提示……し、て? うん?
「……へ、ヘンウッド卿?」
「よろしゅうございます、若様方。私は優秀な弟子が好きなのです。喜んでお力になりましょう。知恵をお貸しいたします。ですから、お優しい御心は一度お捨てなさいませ。お披露目が済むまではと思っておりましたが、そういうことでしたら、私が今の社交界についてもお教えいたしますので」
彼は、いつもの口調で、いつもの表情で、数式を読み上げるように言った。私たちが2人して言葉の意味を読み込んでいるうちも、何やら色々と考えを巡らせている。
「クロード、君も座りなさい。まずはあなたたちの目標地点を聞きましょう」
「えっ」
鋭い目が私の方を向いた。コンラッド様が驚きの声をあげる。私はここに立っていただけだ。事前に指針を話し合いはしたが……卿が来てからは、全く発言していないのだけれど。
「若様が気にしていましたからね。クロードも、主人へ向ける視線の意味は隠さねばなりませんよ。首謀者は君の方ですね?」
「……お見逸れ致しました。失礼します」
「クロード!」
「コンラッド様……申し訳ありません。伯爵様の方がずっと上手です」
心配で堪らなかったのがバレていたらしい。やはりこの人は頭1つ抜けて賢いのでは……。公爵家夫妻が2人とも疫病にかかっただなんて衝撃的な話を出せば、多少の粗は誤魔化せると思ったんだけど。
コンラッド様の斜め後ろに椅子を持って来て座る。卿が勧めるので私の分のお茶も用意して……ヘンウッド卿は、ようやく満足そうにーーただし、口は真一文字のままーー頷いた。
「よろしい。では、若様方。あなたたちはこれからどうなりたいのですか? 自慢ではありませんが、私は王都の文官に推薦されたこともあります。……それを交渉と世論を駆使して断った男です。かわいい未来の数学者のためですから、一肌脱ごうじゃありませんか」
私たちが顔を見合わせる前で、もはや表向きには知り得なかった事実をあっさり口にしたヘンウッド伯爵は、にこりと微笑んだ。はじめて私たちが数学に興味を持った時のような……ただ有望な弟子を愛でるような、そんな顔だった。
思いもかけず前のめりの協力をいただいた私たちは、慌てて、目の前の恩師の期待に沿う答えを出すべく額を突き合わせることになる。彼は、静かにそれを待っていてくれた。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
Tips ブルーム・ヘンウッド伯爵
レンドル家の家庭教師を勤める1人で、自身は『数学者』を自称し普段は領地で隠遁に近い生活をしている。現在は社交界にもほとんど出ず、たまにレンドル家のような令息・令嬢のいる家庭からの依頼で講師を勤めているようだ。若い頃は王都の学園に通っていたらしい。が、当時を知る者から以外はほとんど名前の上がらない、根っからの研究者気質の男でもある。なお、伯爵は未だに独り身であり、跡取りには愛弟子の1人をと早いうちから宣言しているようだ。
年齢的には現在の皇帝と同世代で、眉唾の噂話によれば、彼の能力を頼りに、今でも皇居に勤める役人たちが彼の元をお忍びで訪れることがあるようだ。
頼れ過ぎる能力値の大人もいる。
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「おはようございます、ヘンウッド伯爵」
「おはようございます、若様。……おや、クロードも」
「はい。おはようございます、伯爵様」
もしや家令あたりが連絡を入れているかもと思ったけれど、ヘンウッド卿はいつもの時間にやって来た。どうやら、まだ情報は漏れていないらしい。今回に限ってはとてもありがたい。
身支度と朝食の時間にコンラッド様と相談して、私たちはヘンウッド卿にも事情を話すことに決めた。彼には重い話題かもしれないが、コンラッド様の協力を得てやれることも増えたのだ。この際冒険してこちらへ引き込んでしまおうと思う。
「いかがしました、お出迎えなど」
私たちは、庭へ出てやって来る馬車を待ち、馬車から下りるヘンウッド卿を出迎えた。彼ならこれで何かあったと察してくれる、というのもあるし、家令や他の使用人に見つかって、今日は駄目だと帰されても困る、というのもある。
「お待ちしていたんです。さ、部屋へ参りましょう」
「私はお茶の用意をしてまいります」
「…………。ふむ。熱心なのは良いことです」
コンラッド様が招き入れ、私は一礼して下がる。私たち2人をじっと見て、彼は納得したように頷いた。御者へひそひそと何事か言い付け、それから案内を求める。御者は神妙に一礼した。
さて、コンラッド様が卿を部屋へ連れて行ってくれるだろう。私はアルフからお茶とお茶請けの乗ったカートを受け取り、それを持って給仕へ向かわねばならない。……なお、サボれると知ってあの男は二つ返事で受け渡しを了承した。脅して情報を得ている私が言うのもなんだが、忠誠心とかないんだろうか。
朝の時間で決めたことは4つ。ひとつ、彼へ願うのはあくまで『手助け』にすること。ふたつ、出来る限り誠実に事情を話すこと。みっつ、私の秘密は可能な限り隠しておくこと。よっつ、私たちの間で決まったことは表に漏らさず、今まで通りを振る舞うこと。
きっと、ヘンウッド卿をはじめとする『良い人』たちは、コンラッド様たちの事情を聞けば助けてくれるだろう。もちろん無償でとはいかなくとも、彼らの生徒が悲しまないよう努めてくれ、手を貸してくれるだろう。1番、苦しくないやり方を教えてもくれるはずだ。
だが、私たちは、それでは駄目だと決めた。誰かに頼って妥協して、私たちをこうさせた奴らをぬるい手打ちで終わらせるつもりはない。
アルフからカートを受け取って部屋へ戻ると、椅子に腰掛けたヘンウッド卿は難しい顔をしていた。コンラッド様から事情を聞いたようだ。
「お茶とお茶請けをお持ちしました」
「ありがとうクロード」
弟妹様たちは別のお部屋にいてもらっている。この部屋には私とコンラッド様、それからヘンウッド卿だけだ。お茶請けとお茶をサーブし、私はコンラッド様の後ろへ立つ。
「…………そうですね、私の知る他の公爵家とは違うなと、それは普段から感じておりました」
私の様子を見、小さく溜め息をついて、彼は落ち着こうとするようにティーカップへ手を伸ばした。
「それで、私に何をお望みですか、若様? 先に断っておきますが、私はあくまで若様の講師を仰せつかっている伯爵家の者です。あなたたちを、直接的にお助けすることはできませんよ」
「はい。存じています、先生」
彼は雇われの身だし、公爵と伯爵では階級的にも滅多なことは出来ない。ゴードン伯爵の方へ向けられれば良いのだが……今の所、外へ出せる情報でセルウィッジ家を攻撃出来るとは思えなかった。レンドル家の当主と奥方がまともに家を切り盛り出来ていない今、外から何か言ったとしても、家令に『事前に聞いていた』で通される可能性もある。
「僕たちは、叔父上や他の親族にレンドル家をめちゃくちゃにされたくないんです。それに、そうなった場合、僕たちはきっと今よりずっとひどい生活を送ることになる。僕はともかく、妹たちには不自由なく暮らしてもらいたい」
「……ふむ」
「ですから、ヘンウッド伯爵。僕は、正当で、善良な後見人が僕に付いてくださることを望んでいます。僕自身が早急にレンドル公爵の名をいただきたいとは思いません。まだまだ未熟な身ですから」
「なるほど。もっともな話ですね」
コンラッド様の話に伯爵は頷き、続きは? と促すように僅かに首を傾げてみせる。
「僕がそう言った、と、覚えておいていただきたいのです。叔父上は野心家でおられるでしょう。直接助けをいただけなくとも、誰かにそれをお話しいただければ……社交界とは、そういう噂に聡くて、恐ろしい場所であると、聞きました」
「……ふむ。私に、伯爵家とやり合う力を貸してほしい。叶うなら、セルウィッジ伯爵はレンドル公爵家に対して二心がある、と噂して欲しいと」
いつも通り、難しい仏頂面で、彼はしばし黙り込んだ。コンラッド様の両肩は怯えるように上がっていて、不味いな、と思いつつ、私も手に力が入る。
「それで……それだけですか? 若様方」
細く開いた茶の瞳が、私の前に座るコンラッド様を見ている。私の位置からコンラッド様のお顔は見えないが、雰囲気からして落ち着いてはいない。
「……ぁ、ええ、と。今の僕はただの公爵令息ですから……きちんとお約束は出来ませんが、出来る限り……」
「ああ、いえ。がめつく報酬をいただきたいわけではないのです」
はた、と思い至ったように、コンラッド様は言葉を続けた。よく考えずとも、メリットが薄いどころかほとんど無いことは分かる。せいぜい、ゴードン伯爵たちに明るみになる悪事があった際に『正しい』側である保証が得られるくらい。奴らの側に付いて貰う報酬の方が多いまである。コンラッド様は、出来る限り誠実にと望んだがやはり……。
「甘い。甘いですよ若様方。死ぬ気でやらねば悪評をばら撒く、くらいは言えなければなりません。あるいは具体的な物を提示出来なければ。良いですか、聞くにあなたたちの敵は公爵家とそれに連なる分家筋たちなのでしょう。私の醜聞なぞいくらでもある。それくらいぽんと出して脅せなくってどうします」
事前に得た物を提示……し、て? うん?
「……へ、ヘンウッド卿?」
「よろしゅうございます、若様方。私は優秀な弟子が好きなのです。喜んでお力になりましょう。知恵をお貸しいたします。ですから、お優しい御心は一度お捨てなさいませ。お披露目が済むまではと思っておりましたが、そういうことでしたら、私が今の社交界についてもお教えいたしますので」
彼は、いつもの口調で、いつもの表情で、数式を読み上げるように言った。私たちが2人して言葉の意味を読み込んでいるうちも、何やら色々と考えを巡らせている。
「クロード、君も座りなさい。まずはあなたたちの目標地点を聞きましょう」
「えっ」
鋭い目が私の方を向いた。コンラッド様が驚きの声をあげる。私はここに立っていただけだ。事前に指針を話し合いはしたが……卿が来てからは、全く発言していないのだけれど。
「若様が気にしていましたからね。クロードも、主人へ向ける視線の意味は隠さねばなりませんよ。首謀者は君の方ですね?」
「……お見逸れ致しました。失礼します」
「クロード!」
「コンラッド様……申し訳ありません。伯爵様の方がずっと上手です」
心配で堪らなかったのがバレていたらしい。やはりこの人は頭1つ抜けて賢いのでは……。公爵家夫妻が2人とも疫病にかかっただなんて衝撃的な話を出せば、多少の粗は誤魔化せると思ったんだけど。
コンラッド様の斜め後ろに椅子を持って来て座る。卿が勧めるので私の分のお茶も用意して……ヘンウッド卿は、ようやく満足そうにーーただし、口は真一文字のままーー頷いた。
「よろしい。では、若様方。あなたたちはこれからどうなりたいのですか? 自慢ではありませんが、私は王都の文官に推薦されたこともあります。……それを交渉と世論を駆使して断った男です。かわいい未来の数学者のためですから、一肌脱ごうじゃありませんか」
私たちが顔を見合わせる前で、もはや表向きには知り得なかった事実をあっさり口にしたヘンウッド伯爵は、にこりと微笑んだ。はじめて私たちが数学に興味を持った時のような……ただ有望な弟子を愛でるような、そんな顔だった。
思いもかけず前のめりの協力をいただいた私たちは、慌てて、目の前の恩師の期待に沿う答えを出すべく額を突き合わせることになる。彼は、静かにそれを待っていてくれた。
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Tips ブルーム・ヘンウッド伯爵
レンドル家の家庭教師を勤める1人で、自身は『数学者』を自称し普段は領地で隠遁に近い生活をしている。現在は社交界にもほとんど出ず、たまにレンドル家のような令息・令嬢のいる家庭からの依頼で講師を勤めているようだ。若い頃は王都の学園に通っていたらしい。が、当時を知る者から以外はほとんど名前の上がらない、根っからの研究者気質の男でもある。なお、伯爵は未だに独り身であり、跡取りには愛弟子の1人をと早いうちから宣言しているようだ。
年齢的には現在の皇帝と同世代で、眉唾の噂話によれば、彼の能力を頼りに、今でも皇居に勤める役人たちが彼の元をお忍びで訪れることがあるようだ。
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