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悪役女帝と剣奴とハンバーグ③
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(……立ち眩みが。やっぱり、魔力の消費が多すぎますね)
リンリンは頭を振るいながら、倒れた7人の隠密たちを一か所に集めた。
「流石に、この場で拷問はできませんね」
(わざと物騒な事を言って反応を見ましたが、狸寝入りじゃなくて本当に気を失っているみたいですね。でも――――)
「でも、どうしましょか? 周辺に帝国の闘技者たちがいるので、そこから本国に連絡を取って貰うにしても、このまま放置して離れてる隙に目を覚まされても厄介です」
そういうとリンリンは、隠密の一人に近づくと、ゴソゴソと懐を漁り始めた。
「やっぱり、ありましたか。……しかし、センスが悪いですね」
隠密が隠し持っていたのはナイフだ。 持ち手に複数の髑髏が彫られていて、センスの悪さが光っている。
「……呪いのナイフとかじゃないですよ? 持ったら人を切り裂きなる系の呪いはごめんですよ」
そう言いながら、リンリンはナイフを構え、いまだに意識の戻らない隠密の胸元に振り下ろした。
そして、そのまま隠密の服をジョリジョリと切っていく。
「ふぅ……これで縄の代わりができました」と切り裂いた服を紐状にして隠密たちを捕縛していく。
そして、最後の1人を捕縛しようとした時に異変が起きた。
その隠密は、手に持った何かを落とした。
「ん?」とリンリンが気を取られた直後だ。
「隙を見せたな馬鹿め!」
気を失っていたはずのソイツが飛び掛かってきた。
「この……やっぱり、狸寝入りをしていましたか!」
「逃がさぬぞ! 貴様が持つ、その魔力は危険すぎる。ここで俺と一緒に死んでもらう」
「――――ッ!? まさか魔力の暴走? 自爆するつもりですか!」
「隠密1人の命でお前の命を取れるなら、安い物だろが?」
「なんです? その遅れた倫理感と人権意識は」
強がるリンリンであったが、体を抱きしめられ身動きが取れない。
(魔力の回復が遅すぎます。このままじゃ間に合わない!)
ただでさえ小柄なリンリンは魔力が使えなければ非力な少女に過ぎない。
逃げる術を持たない彼女は、このまま爆発の餌食に――――
「何してるんだ?」
不意にかけられた声。 「何者か!」と視線を動かす隠密。
だが、リンリンはその声を知ってた。
「アルス殿?」
「アンタは、確かリンリン……って名前だったよな。帝国が誇る軍師さまだろ? どうして、こんな国境付近に? それも護衛をつけずに?」
「……えっと? 説明をするのが、少し難しい案件ですので、まずは助けてくれませんか?」
「くっくっく……」と笑っているのは隠密だ。
「まさか、まさかの帝国最強の剣奴アルスだと? 標的がノコノコと現れるとは丁度いい――――
貴様も一緒に死ぬがいい!」
臨界点。
自爆のため暴走させた魔力が限界までに膨張して、あとは周囲には弾き飛ぶだけ。
隠密の顔に任務達成の笑みが――――
「いや、流石に誰か知らない奴のために死んでやるわけないだろ?」
そのアルスの言葉の直後、何か木片が砕けるような音が響いた。
続けて、「がっ――――」と隠密の口から空気が吐き出すような音。
一瞬、刹那の時間に満たない間にアルスは、拳で隠密のアバラ骨を打ち砕いたのだ。
そのダメージ――――時間が止まったように、動けなくなった隠密。
その隙にリンリンを隠密から引き剥がした。
「悪いけど……死ぬなら、1人で死んでくれ」
アルスは強打を腹部に叩きこむ。 さらに前のめりに倒れていく隠密の背中を狙う。
祈りをささげるように両手の指を絡ませて――――
巨大な1つの拳に作ると、無防備に晒されている背中に叩きこんだ。
その衝撃、規格外。
地面と衝突した隠密の体が浮き上がり――――
「そのまま空へ――――飛んでいけ!」
さらに下から蹴り上げて、アルスの言葉通りに空を飛ばせた。
アルスの連撃は、隠密が自爆しようと覚悟を決めてから、瞬時の出来事。
隠密の魔力は、ようやく限界を超え、空で
爆発した。
それをポカーンとした表情で見ていたリンリンは
「いやいや、あり得ませんよ? 魔力を使わず、人間を蹴りで打ち上げるなんて……どういう膂力してるんですか!?」
「あり得ませんよって言われても……」とアルスは苦笑して
「そう言えば、こうやって面と向かって話すのは初めてだな。いつもは会う時はエイルの奴の横に立っているけど」
「アルス殿……助けてくれたのは感謝しますが」
「ん? 何か不手際でもあったか?」
「エイル陛下の事を呼ぶときは、『陛下』か『さま』とつけた方がよろしいかと? 貴方はエイル陛下の所有物。 貴方にとってエイル陛下はご主人様ですよ?」
リンリンにとってエイルは敬愛すべき対象である。そのエイルに対するアルスの反応が面白くなかった。それに加えて、いたずら心――――
『貴方にとってエイル陛下はご主人様ですよ?』
本人が聞けば、顔を真っ赤にして悶える光景が目に浮かぶ。
けれども、アルスにとってエイルは、どのような対象なのか? その探りを入れるための言葉であったのだが……
「いいや、違うさ」とアルスはつまらなそうに言い捨てた。
「はい?」
「奴は俺にとっての敵だ。俺がアイツに負けた時から、今の今まで倒すべき敵なのさ」
それはどこまでも冷たく、突き放すような――――
「貴方! 何を言ってるのですか!? エイル陛下は貴方の事をどう思っているのか、気づいていないのですか!」
「アイツが、俺の事を? それは――――」
「いえ、いいです。それ以上は言わないでください」
それ以上は決定的になる。
決定的に取り返しのつかない事になる。リンリンは、そう予感した。
冷たい汗が背中に張り付く、なんとか話しを変えなければならない。
そう思っていると、
「……そうか。そう言えば、どうして軍師のアンタが、この場所に?って質問していた最中だったな」
幸いにもアルスの方から話を変えてくれた。
リンリンは頭を振るいながら、倒れた7人の隠密たちを一か所に集めた。
「流石に、この場で拷問はできませんね」
(わざと物騒な事を言って反応を見ましたが、狸寝入りじゃなくて本当に気を失っているみたいですね。でも――――)
「でも、どうしましょか? 周辺に帝国の闘技者たちがいるので、そこから本国に連絡を取って貰うにしても、このまま放置して離れてる隙に目を覚まされても厄介です」
そういうとリンリンは、隠密の一人に近づくと、ゴソゴソと懐を漁り始めた。
「やっぱり、ありましたか。……しかし、センスが悪いですね」
隠密が隠し持っていたのはナイフだ。 持ち手に複数の髑髏が彫られていて、センスの悪さが光っている。
「……呪いのナイフとかじゃないですよ? 持ったら人を切り裂きなる系の呪いはごめんですよ」
そう言いながら、リンリンはナイフを構え、いまだに意識の戻らない隠密の胸元に振り下ろした。
そして、そのまま隠密の服をジョリジョリと切っていく。
「ふぅ……これで縄の代わりができました」と切り裂いた服を紐状にして隠密たちを捕縛していく。
そして、最後の1人を捕縛しようとした時に異変が起きた。
その隠密は、手に持った何かを落とした。
「ん?」とリンリンが気を取られた直後だ。
「隙を見せたな馬鹿め!」
気を失っていたはずのソイツが飛び掛かってきた。
「この……やっぱり、狸寝入りをしていましたか!」
「逃がさぬぞ! 貴様が持つ、その魔力は危険すぎる。ここで俺と一緒に死んでもらう」
「――――ッ!? まさか魔力の暴走? 自爆するつもりですか!」
「隠密1人の命でお前の命を取れるなら、安い物だろが?」
「なんです? その遅れた倫理感と人権意識は」
強がるリンリンであったが、体を抱きしめられ身動きが取れない。
(魔力の回復が遅すぎます。このままじゃ間に合わない!)
ただでさえ小柄なリンリンは魔力が使えなければ非力な少女に過ぎない。
逃げる術を持たない彼女は、このまま爆発の餌食に――――
「何してるんだ?」
不意にかけられた声。 「何者か!」と視線を動かす隠密。
だが、リンリンはその声を知ってた。
「アルス殿?」
「アンタは、確かリンリン……って名前だったよな。帝国が誇る軍師さまだろ? どうして、こんな国境付近に? それも護衛をつけずに?」
「……えっと? 説明をするのが、少し難しい案件ですので、まずは助けてくれませんか?」
「くっくっく……」と笑っているのは隠密だ。
「まさか、まさかの帝国最強の剣奴アルスだと? 標的がノコノコと現れるとは丁度いい――――
貴様も一緒に死ぬがいい!」
臨界点。
自爆のため暴走させた魔力が限界までに膨張して、あとは周囲には弾き飛ぶだけ。
隠密の顔に任務達成の笑みが――――
「いや、流石に誰か知らない奴のために死んでやるわけないだろ?」
そのアルスの言葉の直後、何か木片が砕けるような音が響いた。
続けて、「がっ――――」と隠密の口から空気が吐き出すような音。
一瞬、刹那の時間に満たない間にアルスは、拳で隠密のアバラ骨を打ち砕いたのだ。
そのダメージ――――時間が止まったように、動けなくなった隠密。
その隙にリンリンを隠密から引き剥がした。
「悪いけど……死ぬなら、1人で死んでくれ」
アルスは強打を腹部に叩きこむ。 さらに前のめりに倒れていく隠密の背中を狙う。
祈りをささげるように両手の指を絡ませて――――
巨大な1つの拳に作ると、無防備に晒されている背中に叩きこんだ。
その衝撃、規格外。
地面と衝突した隠密の体が浮き上がり――――
「そのまま空へ――――飛んでいけ!」
さらに下から蹴り上げて、アルスの言葉通りに空を飛ばせた。
アルスの連撃は、隠密が自爆しようと覚悟を決めてから、瞬時の出来事。
隠密の魔力は、ようやく限界を超え、空で
爆発した。
それをポカーンとした表情で見ていたリンリンは
「いやいや、あり得ませんよ? 魔力を使わず、人間を蹴りで打ち上げるなんて……どういう膂力してるんですか!?」
「あり得ませんよって言われても……」とアルスは苦笑して
「そう言えば、こうやって面と向かって話すのは初めてだな。いつもは会う時はエイルの奴の横に立っているけど」
「アルス殿……助けてくれたのは感謝しますが」
「ん? 何か不手際でもあったか?」
「エイル陛下の事を呼ぶときは、『陛下』か『さま』とつけた方がよろしいかと? 貴方はエイル陛下の所有物。 貴方にとってエイル陛下はご主人様ですよ?」
リンリンにとってエイルは敬愛すべき対象である。そのエイルに対するアルスの反応が面白くなかった。それに加えて、いたずら心――――
『貴方にとってエイル陛下はご主人様ですよ?』
本人が聞けば、顔を真っ赤にして悶える光景が目に浮かぶ。
けれども、アルスにとってエイルは、どのような対象なのか? その探りを入れるための言葉であったのだが……
「いいや、違うさ」とアルスはつまらなそうに言い捨てた。
「はい?」
「奴は俺にとっての敵だ。俺がアイツに負けた時から、今の今まで倒すべき敵なのさ」
それはどこまでも冷たく、突き放すような――――
「貴方! 何を言ってるのですか!? エイル陛下は貴方の事をどう思っているのか、気づいていないのですか!」
「アイツが、俺の事を? それは――――」
「いえ、いいです。それ以上は言わないでください」
それ以上は決定的になる。
決定的に取り返しのつかない事になる。リンリンは、そう予感した。
冷たい汗が背中に張り付く、なんとか話しを変えなければならない。
そう思っていると、
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