4 / 48
異文化コミュニケーション?
しおりを挟む
落ち癖と言うのがあるらしい。
亮は格闘技が好きな友達から聞いた話を思い出していた。
例えば、強烈な打撃を頭部に受けたり、完璧に裸締め《スリーパー》が決まり失神してしまった時。
どうやら、失神するのが癖になってしまう事があるらしい。
失神が癖になるのを防ぐには、当日、一睡もせずに徹夜で起き続けている必要があるそうだ。
もっとも医学的根拠があるのか、どうかはわからないが……
さて、そうなるとだ。
この世界に来たばかりの俺は意識を失っていた。
つまり、失神だ。
その後、オーガに襲われ失神している。
1日に2回の失神。 もしかしたら、俺は既に手遅れで失神しやすい体質になっているのかもしれない。
暗闇の中、洞窟の天井を見ながら、亮はそんな事を考えていた。
ぼんやりと意識が散漫となり、現状が把握できていない。
彼の背中から伝わってくるのは地面に擦られる感覚。
どうやら、足首を掴まれ、洞窟内部を引きづり回されているみたいだ。
あのオーガに何をされたのか分からないが、激しいダメージを受けたらしく体は動かない。
誰が引きづっているのか、頭を動かして確認する事はできない。
けれど、亮には予想がついた。
(あのオーガの襲撃でバラバラになった冒険者の誰かが、俺を運んでくれているのか。あるいは、オーガ本人が……)
「おい、もう起きてるんだろ」
声をかけられた。どうやら、亮を運んでいたのは女性のようだ。
亮は返事をした。
「あっ……はい。でも、まだ体が動かなくて」
チッと舌打ちが聞こえてきた。
「しかたねぇな。お前、口を開け」
一瞬、躊躇したが、亮は言われるままに口を開いた。
そこの何かを投げ込まれた。
反射的に吐き出そうとするも女性に口を防がれた。
口内に広がるの苦味だ。 何度となく吐き出そうとするも女性の手が拒む。
「ん~! んん~!」
抗議の声を上げようとしても、女性の手は緩まない。
(の、飲み込まないと息が…… ち、窒息する!)
本日3回目の失神を防ぐため、無理やりにも口内のナニカを飲み込んだ。
自分の意思とは無関係に大量の涙が溢れ出てくる。
体が熱い。 涙に続き、大量の汗が分泌される。
「薬草だ。お前ら人間が使うポーションとか言う薬物や回復魔法なんて物より効果は薄いが、ないよりマシだろ?」
どうやら、女性は亮を助けてくれたらしい。
彼女の言うとおり、徐々に麻痺していた痛みが戻ってくる。
感覚を取り戻した事に激しい痛みが走り抜けた。
「ぐ……がぁ……」と呻き声を堪える。
痛みに暴れて、のたうちまわりそうになる体を自身で抱きしめ、押さえ込む。
暫くは痛みとの戦い。
それも直ぐに痛みは消え去っていった。
「ありがとうございました。おかげで助かりま……」
顔を見上げて、彼女を見ると亮は硬直した。
「なに、良いって事よ」
そこ答えた女性は、冒険者たちを襲い、蹂躙していたオーガ……
冒険者たちが言うには、この洞窟のボス。君臨者だった。
・・・
・・・・・・
・・・・・・・・・
あんなにも大量に排出したはずの汗が再び全身から溢れ出てくる。
亮が感じたのは、明確な死の感覚。
「おいおい、待てよ。別に私はお前の事を食おうって事じゃないんだぜ? それどころか助けてやったんだ。そんなに敵意を向けるなよ――――
つい、うっかり、殺したくなっちまうだろ?」
オーガから叩きつけられたのは殺意。
まるで感情が質量を有しているかのように亮の四肢を縛り上げ、動きを止める。
「……どうして」
「あん?」
「だったらどうして、俺を助けた? 本当に食うつもりじゃないのか?」
「私は雑食じゃねーよ」とオーガから殺意が消失した。
「それとも何か? お前って見た目と違って食人文化圏の人間なのか? 人を食うのが当たり前の感覚てか? 人間なんて食った所で、腹壊すだけだろ?」
まるで面白い玩具でも見つけたかのようにニヤニヤと笑みを浮かべている。
その姿に、冒険者を虐殺した悪鬼羅刹の化け物とは結びつかない。
「いや、じゃ……本当に助けてくれた?」
「そう言ってるじゃん。 冒険者の中にお前がいたから、つい手が出てちまってね。焦った焦った。
あっ! やべぇ! このままじゃ殺しちまう! ってな。だから、慌てて、ここに連れてきて薬草をぶち込んだわけよ」
「……」
彼女は助けたと言うけど、よく考えてみれば救助者と加害者が同一人物だ。
亮の脳裏に浮かんだのは、彼女に殺された冒険者たちの姿。
戦士のリーダーや賢者だった。
「なら、どうして俺たちを襲った? どうして、殺した? どうして……俺だけ命を助けた?」
亮の問いにオーガは当たり前の如く――――
「あん? だってお前は冒険者じゃないだろ?」
そう返した。
「アイツ等は駄目だ。見逃せない。自分たちの意思でダンジョンに来て、魔物を殺しても良いと思い込んでいる虐殺者どもだ」
「それは……」
それは確かにそうだ。
亮は、そう言いかけた言葉を飲み込んだ。
「それに冒険者って連中は厄介で、殺しても死なねぇんだ」
「殺しても死なない?」
「あぁ、魂と肉体が完全に結びついてるからな。神殿や蘇生魔法で簡単に蘇ってくる」
「それって……彼等は……あの冒険者たちは生きてるって事ですか!」
「そりゃ、そうだろ? だって、冒険者だぜ?」
「もっとも」とオーガは付け加えた。
「私はあいつ等とアンデットの区別がつかないから、生きてるのか死んでるのかわからないけどな」
どうやら、冗談だったらしい。
彼女は自分で言って自分で笑っていた。
亮は格闘技が好きな友達から聞いた話を思い出していた。
例えば、強烈な打撃を頭部に受けたり、完璧に裸締め《スリーパー》が決まり失神してしまった時。
どうやら、失神するのが癖になってしまう事があるらしい。
失神が癖になるのを防ぐには、当日、一睡もせずに徹夜で起き続けている必要があるそうだ。
もっとも医学的根拠があるのか、どうかはわからないが……
さて、そうなるとだ。
この世界に来たばかりの俺は意識を失っていた。
つまり、失神だ。
その後、オーガに襲われ失神している。
1日に2回の失神。 もしかしたら、俺は既に手遅れで失神しやすい体質になっているのかもしれない。
暗闇の中、洞窟の天井を見ながら、亮はそんな事を考えていた。
ぼんやりと意識が散漫となり、現状が把握できていない。
彼の背中から伝わってくるのは地面に擦られる感覚。
どうやら、足首を掴まれ、洞窟内部を引きづり回されているみたいだ。
あのオーガに何をされたのか分からないが、激しいダメージを受けたらしく体は動かない。
誰が引きづっているのか、頭を動かして確認する事はできない。
けれど、亮には予想がついた。
(あのオーガの襲撃でバラバラになった冒険者の誰かが、俺を運んでくれているのか。あるいは、オーガ本人が……)
「おい、もう起きてるんだろ」
声をかけられた。どうやら、亮を運んでいたのは女性のようだ。
亮は返事をした。
「あっ……はい。でも、まだ体が動かなくて」
チッと舌打ちが聞こえてきた。
「しかたねぇな。お前、口を開け」
一瞬、躊躇したが、亮は言われるままに口を開いた。
そこの何かを投げ込まれた。
反射的に吐き出そうとするも女性に口を防がれた。
口内に広がるの苦味だ。 何度となく吐き出そうとするも女性の手が拒む。
「ん~! んん~!」
抗議の声を上げようとしても、女性の手は緩まない。
(の、飲み込まないと息が…… ち、窒息する!)
本日3回目の失神を防ぐため、無理やりにも口内のナニカを飲み込んだ。
自分の意思とは無関係に大量の涙が溢れ出てくる。
体が熱い。 涙に続き、大量の汗が分泌される。
「薬草だ。お前ら人間が使うポーションとか言う薬物や回復魔法なんて物より効果は薄いが、ないよりマシだろ?」
どうやら、女性は亮を助けてくれたらしい。
彼女の言うとおり、徐々に麻痺していた痛みが戻ってくる。
感覚を取り戻した事に激しい痛みが走り抜けた。
「ぐ……がぁ……」と呻き声を堪える。
痛みに暴れて、のたうちまわりそうになる体を自身で抱きしめ、押さえ込む。
暫くは痛みとの戦い。
それも直ぐに痛みは消え去っていった。
「ありがとうございました。おかげで助かりま……」
顔を見上げて、彼女を見ると亮は硬直した。
「なに、良いって事よ」
そこ答えた女性は、冒険者たちを襲い、蹂躙していたオーガ……
冒険者たちが言うには、この洞窟のボス。君臨者だった。
・・・
・・・・・・
・・・・・・・・・
あんなにも大量に排出したはずの汗が再び全身から溢れ出てくる。
亮が感じたのは、明確な死の感覚。
「おいおい、待てよ。別に私はお前の事を食おうって事じゃないんだぜ? それどころか助けてやったんだ。そんなに敵意を向けるなよ――――
つい、うっかり、殺したくなっちまうだろ?」
オーガから叩きつけられたのは殺意。
まるで感情が質量を有しているかのように亮の四肢を縛り上げ、動きを止める。
「……どうして」
「あん?」
「だったらどうして、俺を助けた? 本当に食うつもりじゃないのか?」
「私は雑食じゃねーよ」とオーガから殺意が消失した。
「それとも何か? お前って見た目と違って食人文化圏の人間なのか? 人を食うのが当たり前の感覚てか? 人間なんて食った所で、腹壊すだけだろ?」
まるで面白い玩具でも見つけたかのようにニヤニヤと笑みを浮かべている。
その姿に、冒険者を虐殺した悪鬼羅刹の化け物とは結びつかない。
「いや、じゃ……本当に助けてくれた?」
「そう言ってるじゃん。 冒険者の中にお前がいたから、つい手が出てちまってね。焦った焦った。
あっ! やべぇ! このままじゃ殺しちまう! ってな。だから、慌てて、ここに連れてきて薬草をぶち込んだわけよ」
「……」
彼女は助けたと言うけど、よく考えてみれば救助者と加害者が同一人物だ。
亮の脳裏に浮かんだのは、彼女に殺された冒険者たちの姿。
戦士のリーダーや賢者だった。
「なら、どうして俺たちを襲った? どうして、殺した? どうして……俺だけ命を助けた?」
亮の問いにオーガは当たり前の如く――――
「あん? だってお前は冒険者じゃないだろ?」
そう返した。
「アイツ等は駄目だ。見逃せない。自分たちの意思でダンジョンに来て、魔物を殺しても良いと思い込んでいる虐殺者どもだ」
「それは……」
それは確かにそうだ。
亮は、そう言いかけた言葉を飲み込んだ。
「それに冒険者って連中は厄介で、殺しても死なねぇんだ」
「殺しても死なない?」
「あぁ、魂と肉体が完全に結びついてるからな。神殿や蘇生魔法で簡単に蘇ってくる」
「それって……彼等は……あの冒険者たちは生きてるって事ですか!」
「そりゃ、そうだろ? だって、冒険者だぜ?」
「もっとも」とオーガは付け加えた。
「私はあいつ等とアンデットの区別がつかないから、生きてるのか死んでるのかわからないけどな」
どうやら、冗談だったらしい。
彼女は自分で言って自分で笑っていた。
0
お気に入りに追加
23
あなたにおすすめの小説
最弱職と村を追い出されましたが、突然勇者の能力が上書きされたのでスローライフを始めます
渡琉兎
ファンタジー
十五歳になりその者の能力指標となる職業ランクを確認した少年、スウェイン。
彼の職業ランクは最底辺のN、その中でもさらに最弱職と言われる荷物持ちだったことで、村人からも、友人からも、そして家族からも見放されてしまい、職業が判明してから三日後――村から追い出されてしまった。
職業ランクNは、ここラクスラインでは奴隷にも似た扱いを受けてしまうこともあり、何処かで一人のんびり暮らしたいと思っていたのだが、空腹に負けて森の中で倒れてしまう。
そんな時――突然の頭痛からスウェインの知り得ないスキルの情報や見たことのない映像が頭の中に流れ込んでくる。
目覚めたスウェインが自分の職業を確認すると――何故か最高の職業ランクXRの勇者になっていた!
勇者になってもスローライフを願うスウェインの、自由気ままな生活がスタートした!
「お前のような役立たずは不要だ」と追放された三男の前世は世界最強の賢者でした~今世ではダラダラ生きたいのでスローライフを送ります~
平山和人
ファンタジー
主人公のアベルは転生者だ。一度目の人生は剣聖、二度目は賢者として活躍していた。
三度目の人生はのんびり過ごしたいため、アベルは今までの人生で得たスキルを封印し、貴族として生きることにした。
そして、15歳の誕生日でスキル鑑定によって何のスキルも持ってないためアベルは追放されることになった。
アベルは追放された土地でスローライフを楽しもうとするが、そこは凶悪な魔物が跋扈する魔境であった。
襲い掛かってくる魔物を討伐したことでアベルの実力が明らかになると、領民たちはアベルを救世主と崇め、貴族たちはアベルを取り戻そうと追いかけてくる。
果たしてアベルは夢であるスローライフを送ることが出来るのだろうか。
エラーから始まる異世界生活
KeyBow
ファンタジー
45歳リーマンの志郎は本来異世界転移されないはずだったが、何が原因か高校生の異世界勇者召喚に巻き込まれる。
本来の人数より1名増の影響か転移処理でエラーが発生する。
高校生は正常?に転移されたようだが、志郎はエラー召喚されてしまった。
冤罪で多くの魔物うようよするような所に放逐がされ、死にそうになりながら一人の少女と出会う。
その後冒険者として生きて行かざるを得ず奴隷を買い成り上がっていく物語。
某刑事のように”あの女(王女)絶対いずれしょんべんぶっ掛けてやる”事を当面の目標の一つとして。
実は所有するギフトはかなりレアなぶっ飛びな内容で、召喚された中では最強だったはずである。
勇者として活躍するのかしないのか?
能力を鍛え、復讐と色々エラーがあり屈折してしまった心を、召還時のエラーで壊れた記憶を抱えてもがきながら奴隷の少女達に救われるて変わっていく第二の人生を歩む志郎の物語が始まる。
多分チーレムになったり残酷表現があります。苦手な方はお気をつけ下さい。
初めての作品にお付き合い下さい。
【完結】【勇者】の称号が無かった美少年は王宮を追放されたのでのんびり異世界を謳歌する
雪雪ノ雪
ファンタジー
ある日、突然学校にいた人全員が【勇者】として召喚された。
その召喚に巻き込まれた少年柊茜は、1人だけ【勇者】の称号がなかった。
代わりにあったのは【ラグナロク】という【固有exスキル】。
それを見た柊茜は
「あー....このスキルのせいで【勇者】の称号がなかったのかー。まぁ、ス・ラ・イ・厶・に【勇者】って称号とか合わないからなぁ…」
【勇者】の称号が無かった柊茜は、王宮を追放されてしまう。
追放されてしまった柊茜は、特に慌てる事もなくのんびり異世界を謳歌する..........たぶん…....
主人公は男の娘です 基本主人公が自分を表す時は「私」と表現します
外れスキルは、レベル1!~異世界転生したのに、外れスキルでした!
武蔵野純平
ファンタジー
異世界転生したユウトは、十三歳になり成人の儀式を受け神様からスキルを授かった。
しかし、授かったスキルは『レベル1』という聞いたこともないスキルだった。
『ハズレスキルだ!』
同世代の仲間からバカにされるが、ユウトが冒険者として活動を始めると『レベル1』はとんでもないチートスキルだった。ユウトは仲間と一緒にダンジョンを探索し成り上がっていく。
そんなユウトたちに一人の少女た頼み事をする。『お父さんを助けて!』
俺だけステータスが見える件~ゴミスキル【開く】持ちの俺はダンジョンに捨てられたが、【開く】はステータスオープンできるチートスキルでした~
平山和人
ファンタジー
平凡な高校生の新城直人はクラスメイトたちと異世界へ召喚されてしまう。
異世界より召喚された者は神からスキルを授かるが、直人のスキルは『物を開け閉めする』だけのゴミスキルだと判明し、ダンジョンに廃棄されることになった。
途方にくれる直人は偶然、このゴミスキルの真の力に気づく。それは自分や他者のステータスを数値化して表示できるというものだった。
しかもそれだけでなくステータスを再分配することで無限に強くなることが可能で、更にはスキルまで再分配できる能力だと判明する。
その力を使い、ダンジョンから脱出した直人は、自分をバカにした連中を徹底的に蹂躙していくのであった。
女神に同情されて異世界へと飛ばされたアラフォーおっさん、特S級モンスター相手に無双した結果、実力がバレて世界に見つかってしまう
サイダーボウイ
ファンタジー
「ちょっと冬馬君。このプレゼン資料ぜんぜんダメ。一から作り直してくれない?」
万年ヒラ社員の冬馬弦人(39歳)は、今日も上司にこき使われていた。
地方の中堅大学を卒業後、都内の中小家電メーカーに就職。
これまで文句も言わず、コツコツと地道に勤め上げてきた。
彼女なしの独身に平凡な年収。
これといって自慢できるものはなにひとつないが、当の本人はあまり気にしていない。
2匹の猫と穏やかに暮らし、仕事終わりに缶ビールが1本飲めれば、それだけで幸せだったのだが・・・。
「おめでとう♪ たった今、あなたには異世界へ旅立つ権利が生まれたわ」
誕生日を迎えた夜。
突如、目の前に現れた女神によって、弦人の人生は大きく変わることになる。
「40歳まで童貞だったなんて・・・これまで惨めで辛かったでしょ? でももう大丈夫! これからは異世界で楽しく遊んで暮らせるんだから♪」
女神に同情される形で異世界へと旅立つことになった弦人。
しかし、降り立って彼はすぐに気づく。
女神のとんでもないしくじりによって、ハードモードから異世界生活をスタートさせなければならないという現実に。
これは、これまで日の目を見なかったアラフォーおっさんが、異世界で無双しながら成り上がり、その実力がバレて世界に見つかってしまうという人生逆転の物語である。
異世界をスキルブックと共に生きていく
大森 万丈
ファンタジー
神様に頼まれてユニークスキル「スキルブック」と「神の幸運」を持ち異世界に転移したのだが転移した先は海辺だった。見渡しても海と森しかない。「最初からサバイバルなんて難易度高すぎだろ・・今着てる服以外何も持ってないし絶対幸運働いてないよこれ、これからどうしよう・・・」これは地球で平凡に暮らしていた佐藤 健吾が死後神様の依頼により異世界に転生し神より授かったユニークスキル「スキルブック」を駆使し、仲間を増やしながら気ままに異世界で暮らしていく話です。神様に貰った幸運は相変わらず仕事をしません。のんびり書いていきます。読んで頂けると幸いです。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる