24 / 34
第24話 ダンジョン探索をしよう! ②
しおりを挟む
カットしたパンを軽く炙るように焼く。
新鮮な野菜、レタス、玉ねぎ、トマト、ピーマン、ピクルスを大量に詰め込んだ。
野菜の上にハムを乗せて、最後にドレッシング。
これで完成。 簡単すぎると思うかい?
ダンジョンなら食べるのに警戒が必要だ。シンプル・イズ・ベストが正解の1つだと俺は思う。
今も周囲の壁に映る揺れる影。遠くから聞こえる滴る水の音が不気味な雰囲気を醸し出している。
いつ、モンスターの襲撃があるかわからない。
まぁ、サンドイッチなら、利き腕に武器を持ちながら食事ができるからな。大丈夫だろう。
できたサンドイッチを全員でいただく。
「うまい……」と俺は思わず自画自賛の言葉を漏らした。
見れば、アリッサも、サトルもサンドイッチを食べるのに集中していた。
思わず苦笑する。 警戒し易いように用意したサンドイッチだったが……まぁ、それを指摘するのは無粋というものだろう。
まだ、階層が浅いので、精密な作戦を練って奇襲をしてくるような知能のモンスターもいない……といいなぁ。
(俺だけは食べながらも警戒を強めておこう)
人間は肉を食べると元気になる。
大量の活力が体から溢れ出そうとしているのがわかる。
そして野菜。 瑞々しい野菜は甘みが顔を出し、新たな味覚の冒険が始まる。
シャキシャキとした野菜の歯応え。 お肉の柔らかく、それでも弾力がしっかりと答えてくれる。
口の中で広がる風味と食感が、心地よい満足感を与えてくれる。野菜の新鮮さとパンの香ばしさ、そして肉の旨味が一体となって、まさに至福のひと時だ。
「やはり、肉と野菜。この組み合わせは最高だぜ!」
それにパンという炭水化物《エネルギー》。 甘みとフワフワした食感が楽しめる。
過酷な環境ではカロリー消費が激しくなる。 精神的な餓えに加えて、肉体的な餓え。
餓えた心と体では戦い続けることは不可能だ。 ……だからだろうか?
こんな殺風景な場所でさえ、いつも以上に食事を美味しく感じるのは?
残り少なくなったサンドイッチを見つめながら、最後の一口を名残惜しそうに頬張る。
「ふぅ……」と息をつく。それは満足感によるものだ。
食べ終わった後の満足感と、また食べたくなる気持ちが交じり合い。
俺は、サンドイッチの魅力を再認識するのだった。
食事後は少しの休憩時間。 食事が肉体に吸収されていく感覚を頼みながら、体力を回復させていく。
「よし、先を進むか」と立ち上がり、準備を始めると――――
「助けてくれ……誰か、助けてくれ……」
そんな声が聞こえてきた。 俺たちは顔を見合わせる。
確かに助けを求める声に聞こえる。しかし、声の主が本当に人間とは限らないのがダンジョンだ。
もしも、人の声を形態模写するモンスターが闇の中で潜んでいたなら?
「こちらは第3級冒険者ユウキ・ライトだ。そちらの所属は?」
モンスターの形態模写ならば、会話は成立しない。 ただ、人間の言葉を真似しているだけなのだ。
相手が人間の言葉を理解できる高知能なモンスターも存在するが、この階層には出現しないだろう。
俺は、返事をまっていると――――
「た、助かった。 こっちは第2級冒険者 獅子のゼイン。救援を求める……」
・・・
・・・・・・
・・・・・・・・・・
助けたゼインさんの話しでは――――
「頼む、35層で『徘徊する怪物』による奇襲を受け、仲間たちが怪我を負って動けない」
『徘徊する怪物』を何とか退けたが、倒すまで至らなかったそうだ。
まだ、『徘徊する怪物』がいる状態で、大きな怪我人を連れてダンジョンからの脱出は困難と判断。ゼインさんだけが助けをダンジョンを駆け上がってきたそうだ。
「安心しろ。アンタの意思は受け取った。ここからは俺が救援を呼んで来る!」
彼の意思を受け継ぎ、俺は走った。 ここまで来たダンジョンを逆走だ。
ゼイン自身も大怪我を負っていた。彼は、すぐにでも治療が必要なほどに傷つき、憔悴していた。
彼を連れて、全員で戻るほど、時間的余裕はない。 予断を許さないって状況だ。
それに俺たちの仲間には治癒魔法が使えるサトルがいる。
ゼインさんを下手に動かすよりも、ここはサトルに任せた方がいいだろう。
俺が抜けて、サトルも治癒に集中するならば、戦力はアリッサだけになるが……
まぁ、大丈夫だ。 俺とコンビを組んで、何度も無茶を言わせて貰った。
彼女は強い。 なんせ――――
――――と言う間にダンジョンを抜けた。
ダンジョンの入り口には、期間限定で簡易的な冒険者ギルドが作られている。
俺はスピードを緩めることもなく、ギルドに入る。 中で顔見知り――――受付嬢さんを発見すると、すぐに状況を説明した。
「第2級冒険者が35層で救難要請ですか!」
俺はゼインさんから受け取った地図(遭難されている場所が正確にマッピングされている)を受付嬢さんに渡すと、これまでのあらましを説明した。
彼女は慌てて、責任者――――ギルド長 リリティの元に向かっていった。
「とりあえず、俺の役目は終わりかな? 水でも飲んで……あっ! 財布、荷物に入れたままだった」
流石に重装備は、アリッサたちに預けてきた。
「やれやれ、俺も戻ると――――」
しかし、簡単には戻れなくなった。
ドーン! とギルド長室から出てきた彼女は完璧な装備姿だった(老婆に変身してるままでだ)。
「緊急事態です。 ダンジョン地下35層に遭難者あり。これから行う救出作戦には、この私、自らが向かいます!」
「おぉ!」とその場にいた冒険者たちは大きく騒めいた。
「ギルド長自らが遭難者救出に向かうのか!」
「え? ギルド長って強いんですか?」
「バカ! 伝説の冒険者リリティを知らないのか! あれだぞ、マジで伝説だぞ!」
先代か先々代か忘れたけど、元勇者の仲間なんだよな、リリティ。
あれ? 「リリティらしきエルフが昔の勇者の仲間にいた」ってハンニバルが言ってただけで確定情報じゃなかったけ?
まぁ、たぶん強いのだろう。 彼女に任せておけば、35層だってきっと大丈夫に違いない。
俺は、自分とは無関係だと思っていた。しかし――――
「第3級冒険者ユウキ・ライト! 案内をお願いします!」
いきなり、リリティから指名されたのですが!!!
新鮮な野菜、レタス、玉ねぎ、トマト、ピーマン、ピクルスを大量に詰め込んだ。
野菜の上にハムを乗せて、最後にドレッシング。
これで完成。 簡単すぎると思うかい?
ダンジョンなら食べるのに警戒が必要だ。シンプル・イズ・ベストが正解の1つだと俺は思う。
今も周囲の壁に映る揺れる影。遠くから聞こえる滴る水の音が不気味な雰囲気を醸し出している。
いつ、モンスターの襲撃があるかわからない。
まぁ、サンドイッチなら、利き腕に武器を持ちながら食事ができるからな。大丈夫だろう。
できたサンドイッチを全員でいただく。
「うまい……」と俺は思わず自画自賛の言葉を漏らした。
見れば、アリッサも、サトルもサンドイッチを食べるのに集中していた。
思わず苦笑する。 警戒し易いように用意したサンドイッチだったが……まぁ、それを指摘するのは無粋というものだろう。
まだ、階層が浅いので、精密な作戦を練って奇襲をしてくるような知能のモンスターもいない……といいなぁ。
(俺だけは食べながらも警戒を強めておこう)
人間は肉を食べると元気になる。
大量の活力が体から溢れ出そうとしているのがわかる。
そして野菜。 瑞々しい野菜は甘みが顔を出し、新たな味覚の冒険が始まる。
シャキシャキとした野菜の歯応え。 お肉の柔らかく、それでも弾力がしっかりと答えてくれる。
口の中で広がる風味と食感が、心地よい満足感を与えてくれる。野菜の新鮮さとパンの香ばしさ、そして肉の旨味が一体となって、まさに至福のひと時だ。
「やはり、肉と野菜。この組み合わせは最高だぜ!」
それにパンという炭水化物《エネルギー》。 甘みとフワフワした食感が楽しめる。
過酷な環境ではカロリー消費が激しくなる。 精神的な餓えに加えて、肉体的な餓え。
餓えた心と体では戦い続けることは不可能だ。 ……だからだろうか?
こんな殺風景な場所でさえ、いつも以上に食事を美味しく感じるのは?
残り少なくなったサンドイッチを見つめながら、最後の一口を名残惜しそうに頬張る。
「ふぅ……」と息をつく。それは満足感によるものだ。
食べ終わった後の満足感と、また食べたくなる気持ちが交じり合い。
俺は、サンドイッチの魅力を再認識するのだった。
食事後は少しの休憩時間。 食事が肉体に吸収されていく感覚を頼みながら、体力を回復させていく。
「よし、先を進むか」と立ち上がり、準備を始めると――――
「助けてくれ……誰か、助けてくれ……」
そんな声が聞こえてきた。 俺たちは顔を見合わせる。
確かに助けを求める声に聞こえる。しかし、声の主が本当に人間とは限らないのがダンジョンだ。
もしも、人の声を形態模写するモンスターが闇の中で潜んでいたなら?
「こちらは第3級冒険者ユウキ・ライトだ。そちらの所属は?」
モンスターの形態模写ならば、会話は成立しない。 ただ、人間の言葉を真似しているだけなのだ。
相手が人間の言葉を理解できる高知能なモンスターも存在するが、この階層には出現しないだろう。
俺は、返事をまっていると――――
「た、助かった。 こっちは第2級冒険者 獅子のゼイン。救援を求める……」
・・・
・・・・・・
・・・・・・・・・・
助けたゼインさんの話しでは――――
「頼む、35層で『徘徊する怪物』による奇襲を受け、仲間たちが怪我を負って動けない」
『徘徊する怪物』を何とか退けたが、倒すまで至らなかったそうだ。
まだ、『徘徊する怪物』がいる状態で、大きな怪我人を連れてダンジョンからの脱出は困難と判断。ゼインさんだけが助けをダンジョンを駆け上がってきたそうだ。
「安心しろ。アンタの意思は受け取った。ここからは俺が救援を呼んで来る!」
彼の意思を受け継ぎ、俺は走った。 ここまで来たダンジョンを逆走だ。
ゼイン自身も大怪我を負っていた。彼は、すぐにでも治療が必要なほどに傷つき、憔悴していた。
彼を連れて、全員で戻るほど、時間的余裕はない。 予断を許さないって状況だ。
それに俺たちの仲間には治癒魔法が使えるサトルがいる。
ゼインさんを下手に動かすよりも、ここはサトルに任せた方がいいだろう。
俺が抜けて、サトルも治癒に集中するならば、戦力はアリッサだけになるが……
まぁ、大丈夫だ。 俺とコンビを組んで、何度も無茶を言わせて貰った。
彼女は強い。 なんせ――――
――――と言う間にダンジョンを抜けた。
ダンジョンの入り口には、期間限定で簡易的な冒険者ギルドが作られている。
俺はスピードを緩めることもなく、ギルドに入る。 中で顔見知り――――受付嬢さんを発見すると、すぐに状況を説明した。
「第2級冒険者が35層で救難要請ですか!」
俺はゼインさんから受け取った地図(遭難されている場所が正確にマッピングされている)を受付嬢さんに渡すと、これまでのあらましを説明した。
彼女は慌てて、責任者――――ギルド長 リリティの元に向かっていった。
「とりあえず、俺の役目は終わりかな? 水でも飲んで……あっ! 財布、荷物に入れたままだった」
流石に重装備は、アリッサたちに預けてきた。
「やれやれ、俺も戻ると――――」
しかし、簡単には戻れなくなった。
ドーン! とギルド長室から出てきた彼女は完璧な装備姿だった(老婆に変身してるままでだ)。
「緊急事態です。 ダンジョン地下35層に遭難者あり。これから行う救出作戦には、この私、自らが向かいます!」
「おぉ!」とその場にいた冒険者たちは大きく騒めいた。
「ギルド長自らが遭難者救出に向かうのか!」
「え? ギルド長って強いんですか?」
「バカ! 伝説の冒険者リリティを知らないのか! あれだぞ、マジで伝説だぞ!」
先代か先々代か忘れたけど、元勇者の仲間なんだよな、リリティ。
あれ? 「リリティらしきエルフが昔の勇者の仲間にいた」ってハンニバルが言ってただけで確定情報じゃなかったけ?
まぁ、たぶん強いのだろう。 彼女に任せておけば、35層だってきっと大丈夫に違いない。
俺は、自分とは無関係だと思っていた。しかし――――
「第3級冒険者ユウキ・ライト! 案内をお願いします!」
いきなり、リリティから指名されたのですが!!!
0
お気に入りに追加
3
あなたにおすすめの小説

(完結)魔王討伐後にパーティー追放されたFランク魔法剣士は、超レア能力【全スキル】を覚えてゲスすぎる勇者達をザマアしつつ世界を救います
しまうま弁当
ファンタジー
魔王討伐直後にクリードは勇者ライオスからパーティーから出て行けといわれるのだった。クリードはパーティー内ではつねにFランクと呼ばれ戦闘にも参加させてもらえず場美雑言は当たり前でクリードはもう勇者パーティーから出て行きたいと常々考えていたので、いい機会だと思って出て行く事にした。だがラストダンジョンから脱出に必要なリアーの羽はライオス達は分けてくれなかったので、仕方なく一階層づつ上っていく事を決めたのだった。だがなぜか後ろから勇者パーティー内で唯一のヒロインであるミリーが追いかけてきて一緒に脱出しようと言ってくれたのだった。切羽詰まっていると感じたクリードはミリーと一緒に脱出を図ろうとするが、後ろから追いかけてきたメンバーに石にされてしまったのだった。

ようこそ異世界へ!うっかりから始まる異世界転生物語
Eunoi
ファンタジー
本来12人が異世界転生だったはずが、神様のうっかりで異世界転生に巻き込まれた主人公。
チート能力をもらえるかと思いきや、予定外だったため、チート能力なし。
その代わりに公爵家子息として異世界転生するも、まさかの没落→島流し。
さぁ、どん底から這い上がろうか
そして、少年は流刑地より、王政が当たり前の国家の中で、民主主義国家を樹立することとなる。
少年は英雄への道を歩き始めるのだった。
※第4章に入る前に、各話の改定作業に入りますので、ご了承ください。
『収納』は異世界最強です 正直すまんかったと思ってる
農民ヤズ―
ファンタジー
「ようこそおいでくださいました。勇者さま」
そんな言葉から始まった異世界召喚。
呼び出された他の勇者は複数の<スキル>を持っているはずなのに俺は収納スキル一つだけ!?
そんなふざけた事になったうえ俺たちを呼び出した国はなんだか色々とヤバそう!
このままじゃ俺は殺されてしまう。そうなる前にこの国から逃げ出さないといけない。
勇者なら全員が使える収納スキルのみしか使うことのできない勇者の出来損ないと呼ばれた男が収納スキルで無双して世界を旅する物語(予定
私のメンタルは金魚掬いのポイと同じ脆さなので感想を送っていただける際は語調が強くないと嬉しく思います。
ただそれでも初心者故、度々間違えることがあるとは思いますので感想にて教えていただけるとありがたいです。
他にも今後の進展や投稿済みの箇所でこうしたほうがいいと思われた方がいらっしゃったら感想にて待ってます。
なお、書籍化に伴い内容の齟齬がありますがご了承ください。
平凡冒険者のスローライフ
上田なごむ
ファンタジー
26歳独身動物好きの主人公大和希は、神様によって魔物・魔法・獣人等ファンタジーな世界観の異世界に転移させられる。
平凡な能力値、野望など抱いていない彼は、冒険者としてスローライフを目標に日々を過ごしていく。
果たして、彼を待ち受ける出会いや試練は如何なるものか……
ファンタジー世界に向き合う、平凡な冒険者の物語。

少し冷めた村人少年の冒険記
mizuno sei
ファンタジー
辺境の村に生まれた少年トーマ。実は日本でシステムエンジニアとして働き、過労死した三十前の男の生まれ変わりだった。
トーマの家は貧しい農家で、神から授かった能力も、村の人たちからは「はずれギフト」とさげすまれるわけの分からないものだった。
優しい家族のために、自分の食い扶持を減らそうと家を出る決心をしたトーマは、唯一無二の相棒、「心の声」である〈ナビ〉とともに、未知の世界へと旅立つのであった。
異世界転生~チート魔法でスローライフ
玲央
ファンタジー
【あらすじ⠀】都会で産まれ育ち、学生時代を過ごし 社会人になって早20年。
43歳になった主人公。趣味はアニメや漫画、スポーツ等 多岐に渡る。
その中でも最近嵌ってるのは「ソロキャンプ」
大型連休を利用して、
穴場スポットへやってきた!
テントを建て、BBQコンロに
テーブル等用意して……。
近くの川まで散歩しに来たら、
何やら動物か?の気配が……
木の影からこっそり覗くとそこには……
キラキラと光注ぐように発光した
「え!オオカミ!」
3メートルはありそうな巨大なオオカミが!!
急いでテントまで戻ってくると
「え!ここどこだ??」
都会の生活に疲れた主人公が、
異世界へ転生して 冒険者になって
魔物を倒したり、現代知識で商売したり…… 。
恋愛は多分ありません。
基本スローライフを目指してます(笑)
※挿絵有りますが、自作です。
無断転載はしてません。
イラストは、あくまで私のイメージです
※当初恋愛無しで進めようと書いていましたが
少し趣向を変えて、
若干ですが恋愛有りになります。
※カクヨム、なろうでも公開しています

称号チートで異世界ハッピーライフ!~お願いしたスキルよりも女神様からもらった称号がチートすぎて無双状態です~
しらかめこう
ファンタジー
「これ、スキルよりも称号の方がチートじゃね?」
病により急死した主人公、突然現れた女神によって異世界へと転生することに?!
女神から様々なスキルを授かったが、それよりも想像以上の効果があったチート称号によって超ハイスピードで強くなっていく。
そして気づいた時にはすでに世界最強になっていた!?
そんな主人公の新しい人生が平穏であるはずもなく、行く先々で様々な面倒ごとに巻き込まれてしまう...?!
しかし、この世界で出会った友や愛するヒロインたちとの幸せで平穏な生活を手に入れるためにどんな無理難題がやってこようと最強の力で無双する!主人公たちが平穏なハッピーエンドに辿り着くまでの壮大な物語。
異世界転生の王道を行く最強無双劇!!!
ときにのんびり!そしてシリアス。楽しい異世界ライフのスタートだ!!
小説家になろう、カクヨム等、各種投稿サイトにて連載中。毎週金・土・日の18時ごろに最新話を投稿予定!!

元外科医の俺が異世界で何が出来るだろうか?~現代医療の技術で異世界チート無双~
冒険者ギルド酒場 チューイ
ファンタジー
魔法は奇跡の力。そんな魔法と現在医療の知識と技術を持った俺が異世界でチートする。神奈川県の大和市にある冒険者ギルド酒場の冒険者タカミの話を小説にしてみました。
俺の名前は、加山タカミ。48歳独身。現在、救命救急の医師として現役バリバリ最前線で馬車馬のごとく働いている。俺の両親は、俺が幼いころバスの転落事故で俺をかばって亡くなった。その時の無念を糧に猛勉強して医師になった。俺を育ててくれた、ばーちゃんとじーちゃんも既に亡くなってしまっている。つまり、俺は天涯孤独なわけだ。職場でも患者第一主義で同僚との付き合いは仕事以外にほとんどなかった。しかし、医師としての技量は他の医師と比較しても評価は高い。別に自分以外の人が嫌いというわけでもない。つまり、ボッチ時間が長かったのである意味コミ障気味になっている。今日も相変わらず忙しい日常を過ごしている。
そんなある日、俺は一人の少女を庇って事故にあう。そして、気が付いてみれば・・・
「俺、死んでるじゃん・・・」
目の前に現れたのは結構”チャラ”そうな自称 創造神。彼とのやり取りで俺は異世界に転生する事になった。
新たな家族と仲間と出会い、翻弄しながら異世界での生活を始める。しかし、医療水準の低い異世界。俺の新たな運命が始まった。
元外科医の加山タカミが持つ医療知識と技術で本来持つ宿命を異世界で発揮する。自分の宿命とは何か翻弄しながら異世界でチート無双する様子の物語。冒険者ギルド酒場 大和支部の冒険者の英雄譚。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる