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第20話 牛肉を食べに行こう! ①
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「よし! 牛を食べにいこうぜ」
「え!? 良いんですか!」
俺はアリッサを誘って牛を食べに行く事にした。
前回の謝罪、酒に飲まれて彼女にウザく絡んでしまった事を謝るためだ。
そして、新鮮な牛を食べるために俺たちは牧場に向かった。
途中、アリッサが「――――牧場?」と不思議そうだった。
まぁ、牧場は牛とか家畜を育てる所であって、牛を食事する所ではない。
しかし、新鮮な――――活きが良い牛を食べるためには、牧場を確認する事は必要不可欠。 少なくとも、俺はそう思う。
・・・
・・・・・・
・・・・・・・・・・・
「――――って、私が思っていた牧場とイメージが違う過ぎるのですが!」
アリッサは、彼女にしては珍しく大声を出した。
彼女の名誉のために付け加えておくが、彼女が大声でツッコミを入れているのではない。大きな声を出さないと、観客たちの声援によって声がかき消されてしまうからだ。
「これって、何か大会が開かれているように見えるのですが……牛を食べると言う話は、もしかして――――」
「あぁ、これはブルライディングっていう大会だ」
ブルライディング、直訳するならば猛牛乗りって感じになる。
暴れ狂う牛に乗る様子を採点する競技だ。 カウボーイが乗るロデオの種類って言うと分かりやすいかな?
もちろん、ただの牛ではない。
猛牛《ブル》の定義。 去勢されていない牡牛。
通常680キログラム(約1500ポンド)から900キログラム(約2000ポンド)。
人間の10倍の重量。 10倍の筋量。 パワーが違う。
それに乗って、どれほど制御できるか?
そんなシンプルでパワフルな競技だ。
「いえ、ブルライディングはわかりましたが、食事の約束は……?」
「ほら、あそこ」と俺は指した。
「優勝賞品 高級牛肉? まさか、これを最初から」
「え? 言ってなかったけ? たまに参加して焼肉パーティしてるのけど」
「ちゃっかり参加して、優勝を! ユウキさんが出場するのは、失礼ながら反則なのでは?」
それは俺の存在が、すでに反則だと!? そんな言葉が脳裏に過ぎった。
「いや、普通のクラスに参加するわけじゃないよ。ほら、あそこに書いてあるクラスだよ」
「ミノタウロスライディング……正気ですか?」
「ハッハッハ……滅多な事を言うものじゃない。ここじゃ、新競技としてファンも多いだぜ?」
ミノタウロスライディング
その名前の通り――――
ミノタウロスと素手で対峙して、背中を覆いかぶさる競技だ。
まさに異世界ならではの新スポーツと言って良いだろう。
もちろん、挑むのは命知らずの冒険者たちが多い。
通常のブルライディングと違って、この競技の特徴は――――なんでもあり。
魔法を使っても良い。 スキルを使っても良い。
「あえて、禁止事項を言うとすれば、ミノタウロスに直接的な攻撃を加えるくらいかな?」
「古くからの伝統的文化保護の観点から危険な競技を行っているのではなく、新スポーツとして新しく作られた事に驚きを隠せません。 本当に近代国家ですか、ここは?」
思った事を素直に言うアリッサ嬢。
周囲の観客たちにも聞こえているので、剣呑な雰囲気になっている。
それでも彼女がチンピラたちに絡ませないのは、その凛とした立ち振る舞いにあるのかもしれない。
「私、何も間違ったことは言ってません」
――――という自信。 それに加え死線を掻い潜って来た冒険者としての強さが知らないうちに周囲にも伝わっているのかもしれない。
「そろそろ、俺の出番だから行って来るよ」
「え? ちょっと待ってください。この競技って――――ユウキさんしか参加者いないじゃないですか!」
「そうだよ、だから優勝は確実!」
「ユウキさんが参加しなければ、成立しない競技……そんなの競技じゃないですよ!」
――――と言うわけで俺はミノタウロスと対峙した。
俺は専用の装備を身に付けている。
兜と鎧だけだが、競技用に軽量化されている。
また、動きを阻害しないように関節付近の接触面が少なくなってる。
「軽装の鎧に良いなぁ、これ。ドワーフの親方と相談して量産化できないか?」
そんな事を考えていると競技の開始が伝えられた。
普通のブルライディングなら、猛牛に乗った状態でスタートするのだが、このミノタウロスライディングは、ミノタウロスに飛び乗ることから始める。
「観客の声援で興奮してるな。 少し、挑発してみるか?」
俺は、両手を上げる。ミノタウロスに見せつけるようにユラユラとゆっくり下げていく。
闘牛士が牛を挑発するのと同じだ。
牛は赤色に興奮するなんて話もあるが、あれは嘘。 牛の目には、色を判別する能力はない。
動き続ける物に反応して、闘牛士を襲っているだけだ。
だから―――― ミノタウロスの視線と敵意は俺に向けられた。
「ヘイト管理はOK! 問題は、攻撃を受けずに避けられるかだよな」
勢いよく、ミノタウロスは接近と同時に拳を繰り出して来た。
それを俺は避ける――――だけではダメだ。 避けながら前に出る。
そのまま腕に全身を絡ませて――――腕ひしぎ十字固め。
正確には飛びつき式腕ひしぎ十字固め……となる。
ミノタウロスの体は巨体。 腕も太く長い。人間の腕とは大きく違う。
だが、それでも関節技は極まる。
モンスターでも関節はある(もちろん、関節のないモンスターもいるが)。
ミキっ ミキっ 靭帯にダメージ与えて、破壊することも――――いや、それはルール違反だ。
俺は技を解いた。 関節技でミノタウロスに怪我を負わせると、流石に反則になってしまう。
技を解いて地面に着地した。 ミノタウロスにも、そのタイミングを狙う知識があるのだろう。
蹴りを放ってきた。 サッカーボールキックという奴だが、流石の俺もボールになるわけにはいかない。
蹴りを避けると背後から叫び声が聞こえた。
どうやら、ミノタウロスの蹴りは地面を抉って、観客に土を蹴り飛ばしたようだ。
「まぁ、相撲で言う砂被り席ってわけで許してくれよな」
俺は軽く謝罪をすると、ミノタウロスに向き直した。
ミノタウロスというモンスター。 猛牛の中の猛牛だ。
それが原始の記憶を取り戻すように四つん這いになっている。
その姿は雄弁だ。
『トップスピードでお前に突っ込む』
言葉を話さない代わりに、そう姿で訴えかけてくる。
「やれやれ。 俺の住んでた場所じゃ、牛殺しって言われた空手王がいたが――――実際は動物愛護団体の介入から打撃禁止で戦ったらしいな。それじゃ……」
俺は呟いていた。
「それじゃ、俺も逃げるわけにはいかないわな」
「え!? 良いんですか!」
俺はアリッサを誘って牛を食べに行く事にした。
前回の謝罪、酒に飲まれて彼女にウザく絡んでしまった事を謝るためだ。
そして、新鮮な牛を食べるために俺たちは牧場に向かった。
途中、アリッサが「――――牧場?」と不思議そうだった。
まぁ、牧場は牛とか家畜を育てる所であって、牛を食事する所ではない。
しかし、新鮮な――――活きが良い牛を食べるためには、牧場を確認する事は必要不可欠。 少なくとも、俺はそう思う。
・・・
・・・・・・
・・・・・・・・・・・
「――――って、私が思っていた牧場とイメージが違う過ぎるのですが!」
アリッサは、彼女にしては珍しく大声を出した。
彼女の名誉のために付け加えておくが、彼女が大声でツッコミを入れているのではない。大きな声を出さないと、観客たちの声援によって声がかき消されてしまうからだ。
「これって、何か大会が開かれているように見えるのですが……牛を食べると言う話は、もしかして――――」
「あぁ、これはブルライディングっていう大会だ」
ブルライディング、直訳するならば猛牛乗りって感じになる。
暴れ狂う牛に乗る様子を採点する競技だ。 カウボーイが乗るロデオの種類って言うと分かりやすいかな?
もちろん、ただの牛ではない。
猛牛《ブル》の定義。 去勢されていない牡牛。
通常680キログラム(約1500ポンド)から900キログラム(約2000ポンド)。
人間の10倍の重量。 10倍の筋量。 パワーが違う。
それに乗って、どれほど制御できるか?
そんなシンプルでパワフルな競技だ。
「いえ、ブルライディングはわかりましたが、食事の約束は……?」
「ほら、あそこ」と俺は指した。
「優勝賞品 高級牛肉? まさか、これを最初から」
「え? 言ってなかったけ? たまに参加して焼肉パーティしてるのけど」
「ちゃっかり参加して、優勝を! ユウキさんが出場するのは、失礼ながら反則なのでは?」
それは俺の存在が、すでに反則だと!? そんな言葉が脳裏に過ぎった。
「いや、普通のクラスに参加するわけじゃないよ。ほら、あそこに書いてあるクラスだよ」
「ミノタウロスライディング……正気ですか?」
「ハッハッハ……滅多な事を言うものじゃない。ここじゃ、新競技としてファンも多いだぜ?」
ミノタウロスライディング
その名前の通り――――
ミノタウロスと素手で対峙して、背中を覆いかぶさる競技だ。
まさに異世界ならではの新スポーツと言って良いだろう。
もちろん、挑むのは命知らずの冒険者たちが多い。
通常のブルライディングと違って、この競技の特徴は――――なんでもあり。
魔法を使っても良い。 スキルを使っても良い。
「あえて、禁止事項を言うとすれば、ミノタウロスに直接的な攻撃を加えるくらいかな?」
「古くからの伝統的文化保護の観点から危険な競技を行っているのではなく、新スポーツとして新しく作られた事に驚きを隠せません。 本当に近代国家ですか、ここは?」
思った事を素直に言うアリッサ嬢。
周囲の観客たちにも聞こえているので、剣呑な雰囲気になっている。
それでも彼女がチンピラたちに絡ませないのは、その凛とした立ち振る舞いにあるのかもしれない。
「私、何も間違ったことは言ってません」
――――という自信。 それに加え死線を掻い潜って来た冒険者としての強さが知らないうちに周囲にも伝わっているのかもしれない。
「そろそろ、俺の出番だから行って来るよ」
「え? ちょっと待ってください。この競技って――――ユウキさんしか参加者いないじゃないですか!」
「そうだよ、だから優勝は確実!」
「ユウキさんが参加しなければ、成立しない競技……そんなの競技じゃないですよ!」
――――と言うわけで俺はミノタウロスと対峙した。
俺は専用の装備を身に付けている。
兜と鎧だけだが、競技用に軽量化されている。
また、動きを阻害しないように関節付近の接触面が少なくなってる。
「軽装の鎧に良いなぁ、これ。ドワーフの親方と相談して量産化できないか?」
そんな事を考えていると競技の開始が伝えられた。
普通のブルライディングなら、猛牛に乗った状態でスタートするのだが、このミノタウロスライディングは、ミノタウロスに飛び乗ることから始める。
「観客の声援で興奮してるな。 少し、挑発してみるか?」
俺は、両手を上げる。ミノタウロスに見せつけるようにユラユラとゆっくり下げていく。
闘牛士が牛を挑発するのと同じだ。
牛は赤色に興奮するなんて話もあるが、あれは嘘。 牛の目には、色を判別する能力はない。
動き続ける物に反応して、闘牛士を襲っているだけだ。
だから―――― ミノタウロスの視線と敵意は俺に向けられた。
「ヘイト管理はOK! 問題は、攻撃を受けずに避けられるかだよな」
勢いよく、ミノタウロスは接近と同時に拳を繰り出して来た。
それを俺は避ける――――だけではダメだ。 避けながら前に出る。
そのまま腕に全身を絡ませて――――腕ひしぎ十字固め。
正確には飛びつき式腕ひしぎ十字固め……となる。
ミノタウロスの体は巨体。 腕も太く長い。人間の腕とは大きく違う。
だが、それでも関節技は極まる。
モンスターでも関節はある(もちろん、関節のないモンスターもいるが)。
ミキっ ミキっ 靭帯にダメージ与えて、破壊することも――――いや、それはルール違反だ。
俺は技を解いた。 関節技でミノタウロスに怪我を負わせると、流石に反則になってしまう。
技を解いて地面に着地した。 ミノタウロスにも、そのタイミングを狙う知識があるのだろう。
蹴りを放ってきた。 サッカーボールキックという奴だが、流石の俺もボールになるわけにはいかない。
蹴りを避けると背後から叫び声が聞こえた。
どうやら、ミノタウロスの蹴りは地面を抉って、観客に土を蹴り飛ばしたようだ。
「まぁ、相撲で言う砂被り席ってわけで許してくれよな」
俺は軽く謝罪をすると、ミノタウロスに向き直した。
ミノタウロスというモンスター。 猛牛の中の猛牛だ。
それが原始の記憶を取り戻すように四つん這いになっている。
その姿は雄弁だ。
『トップスピードでお前に突っ込む』
言葉を話さない代わりに、そう姿で訴えかけてくる。
「やれやれ。 俺の住んでた場所じゃ、牛殺しって言われた空手王がいたが――――実際は動物愛護団体の介入から打撃禁止で戦ったらしいな。それじゃ……」
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