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第16話 昇格試験
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「試験内容は単純だよ。受験者は1人づつ、土城に入って防衛戦をしてもらう!」
リリティの説明が始まった。
「今から、お前たちの先輩冒険者に協力して貰い、モンスターを襲わせる。その種類と数はくじ引きによって決めるよ!」
その言葉に応じて、2人の冒険者が前に出てきた。
「うっ、アイツらは……」と俺は、その2人を知っていた。
魔物使いのザクレ(3級冒険者)
召喚術士のアッガイ(2級冒険者)
魔物使いは、モンスターを調教して使役するスキルを持っている者。
対して、召喚術士は魔法によって契約したモンスターを呼び出し戦わせる者。
どちらもモンスターを戦わせる戦闘スタイルではあるが、その方法が『スキル』と『魔法』と違いがあるため、魔物使いと召喚術士は仲が悪いなんて言われている。
「この2人を組ませるとは……嫌なことを考え付くなぁ」と俺は誰に聞かせるわけでもなく独りごちる。
リリティと目があった気がする。
彼女は視線で「どう? 凄い事を思い付いたでしょ? えへん!」と言ってる気がする。
「さて、クジを引いて貰う順番だけど、公平性のために昨日の試験を受けた者は最初に挑んでもらうよ」
「げっ!」と呟いたの俺の隣にいる若者……例の泥と砂にまみれている奴だ。
確かに、この土城作りに参加していたなら、この城の強みや弱点を知っているだろう。
それを俺たちにも考察させる余地を見せようってわけか。
「よし、いくぞ! 俺の生きざまをよく見ておいてくれ!」
そうやって、自分の頬をパンパンと叩いて気合いを入れる新人冒険者。
彼の名前はサトルくんだ。先ほど自己紹介された。
サトルは愛称で本名はサトルバシコッバらしい。
そんなサトルくんが相手をするモンスターは……
「ほう、アンタは運がいいね。ゴブリンが5匹だよ!」
「よっしゃ!」とガッツポーズを決めて、土城に入っていった。
「アイツ、あんなに暑苦しい熱血タイプなのか。そりゃ試験で泥土にまみれるわなぁ」
サトルが中に入ると、試験が開始だ。 召喚術士《アッガイ》が詠唱を始めた。
地面に浮かび上がった魔方陣から出現したのは小柄な緑色の影……ゴブリンたちだ。
最弱のモンスターとされるが、1回の召喚魔法で5匹同時召喚を可能とするのは、2級冒険者の実力によるものだ。
いや、待てよ。召喚されたゴブリンたちに魔物使いが近づいて……
うわぁ! 『魔物使い』のスキルを使ってる!
召喚術士の召喚獣《モンスター》を魔物使いがスキルで強化。
両者が仲が悪いとされることもあって、そんな光景を初めてみた。
そもそも、そんな事できるんだ!
魔法によって強化されたゴブリンたちが土城に向かって走っていった。
けど……
「これでも食らえ!」と城の2階から顔を出したサトルは、石を投げつけていく。
「いつの間に石を持ち込んで……いや、昨日の試験が拠点作りだから、他の誰かが窓付近に集めた石を置いててもおかしくはないか」
スキルによって強化されているゴブリンたちとは言え、城の入り口は簡単に侵入されないようなっている。
まずは大きな斜面になっている。
そこを登りきっても大きな門が敵の侵入を阻んでいるのだ。
「イージーゲームだぜ! ここから石を投げてるだけで合格なんて、チョロい、チョロいぜ。昇格試験!」
……いや、お前。 昨日、試験に落ちたばかりだろ?
そういう性格だから気づいていないのか? いや、気づいてないのだろうな。
正面から攻めてきているゴブリンの数が3匹しかしない事に……
もしかしたら、2匹のゴブリンは既に死んだのだと思い込んでいるのかもしれない。
「強化されたゴブリンが、そんなに脆いはずないのにな」
ゴブリンの特徴と言えば、緑色の肌に小柄な肉体。
そして、集団で武器を手にして人間たちに襲いかかってくる……つまり、彼らは道具を扱う事ができる。
そして、知能は低くても彼らに指示を出せる魔物使いと召喚術士がいる事を忘れてはならない。
「え?」とサトルくんは物音に気づいたらしい。
きっと、振り向いた彼の背後にゴブリンが2匹いる事に気づいて驚いてるだろうなぁ。
「なっ! どうやってゴブリンが侵入を! 入り口は正面にしかない……ぎゃ!」
サトルくんの叫びと共に試験を終了した。 もちろん、失格だ。
彼は「入り口は正面にしかない」なんて言ってたが、彼自身が攻撃していた場所は2階の窓からだ。 その土城は拠点と使われる事を前提として作られた物だ。だったら、他にも窓くらいあるだろう。
ゴブリンたちは、召喚術士《アッガイ》と魔物使いの命令で周辺から梯子《はしご》を探して、別の窓から侵入したのだ。
「サトルのダメだったポイントは、ゴブリンだと舐めた所だな。ゴブリンたちは道具を使って攻めてくるはずだって気づいていたら、いくらでも防げる手段はあったのにな」
「うぎゅ~」と目をぐるぐる回しながら、運ばれていくサトルを見送りながら、そう評価した。
見れば、召喚術士《アッガイ》と魔物使いがガッチリと固い握手を交わしてるよ。 いや、待て……そのまま、熱い抱擁を!?
「あいつら、そんな関係だったのか。見ないフリをしておこう……」
そんな事をしてると、あっ! と言う間に時間が溶けた。
「ほい、それじゃ最後にユウキの番だ」と長時間の試験で素が見え隠れしているリリティがクジ箱を持ってきた。
「あれ? もう最後か。そう言えば、他の冒険者たちがいなくなってる」
「皆、試験を終えて合否を祈っているだけだからね。待合室で休憩してるよ」
「へぇ、それじゃ」と俺はクジ箱に手を入れた。その瞬間、リリティと背後にいた受付嬢さんの目が光っていた気がした。
「では、発表。 ユウキの相手は……ハイミノタウロス2匹! サービスにグリフォン(大型)を2匹追加で!」
「ふ ざ け る な!」
俺は思わず、怒鳴り声をあげた。そのくらいの権利はあるくらいの横暴だ。
「今まで、ゴブリンやスライムとかだっただろが! ミノタウロスの上位種? それをグリフォンにのせちゃいました! みたいなノリで言うな!」
「はっはっは……待ちなさいユウキ。これには深い理由があるんだ」
リリティは語り始めた。
「実は、最近になって召喚術士のアッガイくんが、新しいスキルを獲得したんだ」
「なるほど、そのスキルを俺で試したいって事か? それで、どんなスキルを」
「うん、スキル『合成《キメラ》』だね モンスターとモンスターを合体させる力を持ったんだ、どうだい? 凄い事だろ?」
「そいつは確かに凄い。初めて聞くスキルだ。自分に向けられる力じゃなかったら両手をあげて祝福している所だよ」
なるほど、召喚術士と魔物使いでコンビを組ませたのに、そういう理由もあったのか。
複数のモンスターを操らなければならないため制御が1人では失敗する可能性もある。
何より『合成』によって強化されたモンスターがどうなるのか詳細な記録も必要になるだろう。
「ねっ? 頼むよユウキ。未知のスキルを調査するのは、冒険者として君の生き甲斐じゃないのかい?」
「そんな事を生き甲斐とした記憶はない……けど、やってみるか」
「やった! やっぱり、大好きだよユウキ! すごい漢だ!」
いきなり、リリティに抱きつかれた。 背後では受付嬢さんの冷たい視線を浴びせてくる。
すさまじい殺意によって、ピキピキと眼鏡に亀裂が走って見えるのは気のせいだろうか?
・・・
・・・・・・
・・・・・・・・・・
ハイミノタウロス。 その名前の通り、牛頭人身の怪物の上位種だ。
猛牛の力を持ち、武器を振る厄介なモンスター。
グリフォン。 ファンタジーの世界ならミノタウロスと同等に有名なモンスターだろう。
獅子の体に猛禽類の顔。 それでいて空を駆けるための大きな翼。
1匹づつでもダンジョンに出現すれば、ボスモンスターとして怖れられる個体。 それが合計4匹も目前にいる。
それらを使役して、操るのは2人。
召喚術士のアッガイ
魔物使いのザクレ
おそらく、これは昇格試験なのだろう。
いや、俺たち新人冒険者の昇格試験だけではない……そういう意味だ。
ギルドが査定しているのはアッガイとザクレの2人。
2人がかりとは言え、ボスモンスターを4体操り、強化できるのであれば、階級も特級冒険者が妥当。
「なるほど、なるほど……この昇格試験。本当の試験管は俺だったというわけか!」
ジロリと抗議の意思を込めてリリティを睨む。 彼女は「てへぺろ」と舌を出してきた。
「覚えていろよ。絶対に嫌がらせをしてやるかな! 特別手当の請求を楽しみにしてな!」
そう叫ぶ俺の前で召喚術士《アッガイ》がスキルを発動させた。
『合成《キメラ》』
リリティの説明が始まった。
「今から、お前たちの先輩冒険者に協力して貰い、モンスターを襲わせる。その種類と数はくじ引きによって決めるよ!」
その言葉に応じて、2人の冒険者が前に出てきた。
「うっ、アイツらは……」と俺は、その2人を知っていた。
魔物使いのザクレ(3級冒険者)
召喚術士のアッガイ(2級冒険者)
魔物使いは、モンスターを調教して使役するスキルを持っている者。
対して、召喚術士は魔法によって契約したモンスターを呼び出し戦わせる者。
どちらもモンスターを戦わせる戦闘スタイルではあるが、その方法が『スキル』と『魔法』と違いがあるため、魔物使いと召喚術士は仲が悪いなんて言われている。
「この2人を組ませるとは……嫌なことを考え付くなぁ」と俺は誰に聞かせるわけでもなく独りごちる。
リリティと目があった気がする。
彼女は視線で「どう? 凄い事を思い付いたでしょ? えへん!」と言ってる気がする。
「さて、クジを引いて貰う順番だけど、公平性のために昨日の試験を受けた者は最初に挑んでもらうよ」
「げっ!」と呟いたの俺の隣にいる若者……例の泥と砂にまみれている奴だ。
確かに、この土城作りに参加していたなら、この城の強みや弱点を知っているだろう。
それを俺たちにも考察させる余地を見せようってわけか。
「よし、いくぞ! 俺の生きざまをよく見ておいてくれ!」
そうやって、自分の頬をパンパンと叩いて気合いを入れる新人冒険者。
彼の名前はサトルくんだ。先ほど自己紹介された。
サトルは愛称で本名はサトルバシコッバらしい。
そんなサトルくんが相手をするモンスターは……
「ほう、アンタは運がいいね。ゴブリンが5匹だよ!」
「よっしゃ!」とガッツポーズを決めて、土城に入っていった。
「アイツ、あんなに暑苦しい熱血タイプなのか。そりゃ試験で泥土にまみれるわなぁ」
サトルが中に入ると、試験が開始だ。 召喚術士《アッガイ》が詠唱を始めた。
地面に浮かび上がった魔方陣から出現したのは小柄な緑色の影……ゴブリンたちだ。
最弱のモンスターとされるが、1回の召喚魔法で5匹同時召喚を可能とするのは、2級冒険者の実力によるものだ。
いや、待てよ。召喚されたゴブリンたちに魔物使いが近づいて……
うわぁ! 『魔物使い』のスキルを使ってる!
召喚術士の召喚獣《モンスター》を魔物使いがスキルで強化。
両者が仲が悪いとされることもあって、そんな光景を初めてみた。
そもそも、そんな事できるんだ!
魔法によって強化されたゴブリンたちが土城に向かって走っていった。
けど……
「これでも食らえ!」と城の2階から顔を出したサトルは、石を投げつけていく。
「いつの間に石を持ち込んで……いや、昨日の試験が拠点作りだから、他の誰かが窓付近に集めた石を置いててもおかしくはないか」
スキルによって強化されているゴブリンたちとは言え、城の入り口は簡単に侵入されないようなっている。
まずは大きな斜面になっている。
そこを登りきっても大きな門が敵の侵入を阻んでいるのだ。
「イージーゲームだぜ! ここから石を投げてるだけで合格なんて、チョロい、チョロいぜ。昇格試験!」
……いや、お前。 昨日、試験に落ちたばかりだろ?
そういう性格だから気づいていないのか? いや、気づいてないのだろうな。
正面から攻めてきているゴブリンの数が3匹しかしない事に……
もしかしたら、2匹のゴブリンは既に死んだのだと思い込んでいるのかもしれない。
「強化されたゴブリンが、そんなに脆いはずないのにな」
ゴブリンの特徴と言えば、緑色の肌に小柄な肉体。
そして、集団で武器を手にして人間たちに襲いかかってくる……つまり、彼らは道具を扱う事ができる。
そして、知能は低くても彼らに指示を出せる魔物使いと召喚術士がいる事を忘れてはならない。
「え?」とサトルくんは物音に気づいたらしい。
きっと、振り向いた彼の背後にゴブリンが2匹いる事に気づいて驚いてるだろうなぁ。
「なっ! どうやってゴブリンが侵入を! 入り口は正面にしかない……ぎゃ!」
サトルくんの叫びと共に試験を終了した。 もちろん、失格だ。
彼は「入り口は正面にしかない」なんて言ってたが、彼自身が攻撃していた場所は2階の窓からだ。 その土城は拠点と使われる事を前提として作られた物だ。だったら、他にも窓くらいあるだろう。
ゴブリンたちは、召喚術士《アッガイ》と魔物使いの命令で周辺から梯子《はしご》を探して、別の窓から侵入したのだ。
「サトルのダメだったポイントは、ゴブリンだと舐めた所だな。ゴブリンたちは道具を使って攻めてくるはずだって気づいていたら、いくらでも防げる手段はあったのにな」
「うぎゅ~」と目をぐるぐる回しながら、運ばれていくサトルを見送りながら、そう評価した。
見れば、召喚術士《アッガイ》と魔物使いがガッチリと固い握手を交わしてるよ。 いや、待て……そのまま、熱い抱擁を!?
「あいつら、そんな関係だったのか。見ないフリをしておこう……」
そんな事をしてると、あっ! と言う間に時間が溶けた。
「ほい、それじゃ最後にユウキの番だ」と長時間の試験で素が見え隠れしているリリティがクジ箱を持ってきた。
「あれ? もう最後か。そう言えば、他の冒険者たちがいなくなってる」
「皆、試験を終えて合否を祈っているだけだからね。待合室で休憩してるよ」
「へぇ、それじゃ」と俺はクジ箱に手を入れた。その瞬間、リリティと背後にいた受付嬢さんの目が光っていた気がした。
「では、発表。 ユウキの相手は……ハイミノタウロス2匹! サービスにグリフォン(大型)を2匹追加で!」
「ふ ざ け る な!」
俺は思わず、怒鳴り声をあげた。そのくらいの権利はあるくらいの横暴だ。
「今まで、ゴブリンやスライムとかだっただろが! ミノタウロスの上位種? それをグリフォンにのせちゃいました! みたいなノリで言うな!」
「はっはっは……待ちなさいユウキ。これには深い理由があるんだ」
リリティは語り始めた。
「実は、最近になって召喚術士のアッガイくんが、新しいスキルを獲得したんだ」
「なるほど、そのスキルを俺で試したいって事か? それで、どんなスキルを」
「うん、スキル『合成《キメラ》』だね モンスターとモンスターを合体させる力を持ったんだ、どうだい? 凄い事だろ?」
「そいつは確かに凄い。初めて聞くスキルだ。自分に向けられる力じゃなかったら両手をあげて祝福している所だよ」
なるほど、召喚術士と魔物使いでコンビを組ませたのに、そういう理由もあったのか。
複数のモンスターを操らなければならないため制御が1人では失敗する可能性もある。
何より『合成』によって強化されたモンスターがどうなるのか詳細な記録も必要になるだろう。
「ねっ? 頼むよユウキ。未知のスキルを調査するのは、冒険者として君の生き甲斐じゃないのかい?」
「そんな事を生き甲斐とした記憶はない……けど、やってみるか」
「やった! やっぱり、大好きだよユウキ! すごい漢だ!」
いきなり、リリティに抱きつかれた。 背後では受付嬢さんの冷たい視線を浴びせてくる。
すさまじい殺意によって、ピキピキと眼鏡に亀裂が走って見えるのは気のせいだろうか?
・・・
・・・・・・
・・・・・・・・・・
ハイミノタウロス。 その名前の通り、牛頭人身の怪物の上位種だ。
猛牛の力を持ち、武器を振る厄介なモンスター。
グリフォン。 ファンタジーの世界ならミノタウロスと同等に有名なモンスターだろう。
獅子の体に猛禽類の顔。 それでいて空を駆けるための大きな翼。
1匹づつでもダンジョンに出現すれば、ボスモンスターとして怖れられる個体。 それが合計4匹も目前にいる。
それらを使役して、操るのは2人。
召喚術士のアッガイ
魔物使いのザクレ
おそらく、これは昇格試験なのだろう。
いや、俺たち新人冒険者の昇格試験だけではない……そういう意味だ。
ギルドが査定しているのはアッガイとザクレの2人。
2人がかりとは言え、ボスモンスターを4体操り、強化できるのであれば、階級も特級冒険者が妥当。
「なるほど、なるほど……この昇格試験。本当の試験管は俺だったというわけか!」
ジロリと抗議の意思を込めてリリティを睨む。 彼女は「てへぺろ」と舌を出してきた。
「覚えていろよ。絶対に嫌がらせをしてやるかな! 特別手当の請求を楽しみにしてな!」
そう叫ぶ俺の前で召喚術士《アッガイ》がスキルを発動させた。
『合成《キメラ》』
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