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第27話 儀式の正体
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廃墟になってる教会。地下通路を発見した景虎たちは奥に進む。
その先に広がっていたのは隠されていた地下神殿だったのだが……
そこにいた先客の正体は、蒼月ノアとその仲間たちだった。
「なぜ、ノアどのがここに?」
「景虎さんこそ、どうして? 配信は……していないようですが?」
「拙者は、個人的な依頼を受けて……ここに逃げ込んだ教授とやらを探す事になった」
すると蒼月ノアたちパーティに守られているように囲まれていた人が前に出てきた。
「教授……? どういう事です?」と前に出てきた人影は、全身を甲冑で武装した人間――――飛鳥シノと同じ格好をした人間だった。
「なに? その者は……!?」と動揺と同時に背後にいるはずの飛鳥を見るために振り返った。
その直後――――
「ようやく、隙をみせてくれましたね」と飛鳥シノは短剣を景虎の背後に突き立てた。
「ぐっ!? 何を?」
「敵意や殺意を反応する貴方を騙すには、感情抑制の魔法だけでは危うい。あなたを殺すには、感情を大きく乱れる瞬間……このタイミングにしかなかった」
「ぬっ! フン!」と景虎は拳を放った。 攻撃を受けて振り払うための反射的な行為だった。
兜がハズレ、その素顔が明らかになる。
「……女性?」と訝がった。
甲冑で隠していた正体。その声は男性の物だったが、魔法か何かを使っていて隠蔽していた。
「大丈夫ですか、景虎さん! 離れてください。その人は、その人の名前は、桜庭ユウリ――――政府から結晶体を盗んで、使用しようとしている犯罪者です!」
蒼月ノアが負傷した景虎を庇うように立つ。
同行者だったのだろう。光崎サクラが治癒士として、景虎の傷を回復させてくれる。
飛鳥シノ――――その名を騙っていた彼女、桜庭ユウリは甲冑の中に隠していた物。クリスタルを取り出した。
「景虎さん、あなたには感謝しています。おかげで、ここまでたどり着く事ができます」
彼女は魔力をクリスタルに注入し始めた。 予め、準備をしていたのだろう。
数々あるはずの工程を省略して、儀式を開始している。
「飛鳥シノ……いや、ユウリと言うべきでござるか? お主の目的は、一体?」
「私の目的は――――死者蘇生。亡くなった家族を蘇らせること」
彼女の足元、魔法陣が発動している。 この場所、神殿に何か意味があるのかもしれないが、魔法の知識のない景虎にはわからない。
「死者を蘇らせる? ――――可能なのでござるか? そんなことが」
「えぇ、シュレーディンガーの猫って知っていますか?」
「シュ……? なんでござるか?」と景虎は、ノアとサクラを見た。
こちら側の一般的な言葉なのかもしれないと思ったからだ。しかし――――
「いや、言葉は聞いたことありますが……」とノアは首を振り、
「……」とサクラは無言で視点を逸す。どうやら、知らない事を誤魔化そうとしたようだ。
その様子にクスクスとユウリは笑った。
「凄くわかりやすく説明すれば、素粒子という物質の例え話です」
「――――その話、長くなるでござるか?」
「この小さな小さな物質。目に見えない、そこら辺にある物。人間にも影響があります。つまり、素粒子の特徴は人間に同じことが起きないとおかしいと考えなのです」
「その話――――」
「黙って聞いてくれませんか?」とユウリはピシャリと言い放った。
「……」
「人間にも当てはまるなら、猫にも当てはまります。箱の中に猫を入れ、50%の可能性で毒ガスを出す。この時、素粒子の特徴が正しいなら、死んでる猫と生きてる猫が同時に存在しているはずなのです」
「? それは、猫が2匹に増えるという事でござるか???」
「その通りです」
「猫がもちろん、同じ人間が2人に増える事があり得る。これが素粒子……量子力学という科学でいう重ね合わせ。」
「トンチでござるか? 人間が2人に増えるなんてことは起こり得ないでござろう」
「……妙な事を言いますね。あなたは、実際に体験しているはずなのですが?」
「実際に? 拙者が!?」
「そうでしょ? 現実に今……生きてる織田信長と死んでいる織田信長が同時に存在しているではないですか?」
「それは……いや、確かにそうで……いや、やはり……」と景虎は混乱し始めた。
「量子力学では、常に認識できない重ね合わせの世界が存在している。死者と生者が同時に存在している世界。だから、できるのです。死者を蘇らせることを」
「その結晶体があれば、それも可能だと?」
「その通り! だから、私は――――」と彼女は叫んだ。 そして、その魔法は彼女の全身を覆い包んだ。
「みなさん、気をつけてください」と叫んだのは飛鳥シノ。 甲冑を装備した本物の飛鳥シノだ。
「彼女は机上の空論に手を出したにすぎません。行き場を失った膨大な魔力は、彼女自身に跳ね返り――――新たな魔物が生まれる」
「なっ!」と景虎は駆け出す。 儀式を止めるため、だがそれは手遅れだった。
桜庭ユウリは断末魔のような声を上げた。 儀式が周囲の魔物――――幽霊系魔物を魔法陣に吸い寄せていく。
魔物の塊。 新しい魔物が誕生していく。 その中心に彼女は飲み込まれ――――見えなくなった。
そして、出現した魔物は――――死人王《リッチ・ロード》
その先に広がっていたのは隠されていた地下神殿だったのだが……
そこにいた先客の正体は、蒼月ノアとその仲間たちだった。
「なぜ、ノアどのがここに?」
「景虎さんこそ、どうして? 配信は……していないようですが?」
「拙者は、個人的な依頼を受けて……ここに逃げ込んだ教授とやらを探す事になった」
すると蒼月ノアたちパーティに守られているように囲まれていた人が前に出てきた。
「教授……? どういう事です?」と前に出てきた人影は、全身を甲冑で武装した人間――――飛鳥シノと同じ格好をした人間だった。
「なに? その者は……!?」と動揺と同時に背後にいるはずの飛鳥を見るために振り返った。
その直後――――
「ようやく、隙をみせてくれましたね」と飛鳥シノは短剣を景虎の背後に突き立てた。
「ぐっ!? 何を?」
「敵意や殺意を反応する貴方を騙すには、感情抑制の魔法だけでは危うい。あなたを殺すには、感情を大きく乱れる瞬間……このタイミングにしかなかった」
「ぬっ! フン!」と景虎は拳を放った。 攻撃を受けて振り払うための反射的な行為だった。
兜がハズレ、その素顔が明らかになる。
「……女性?」と訝がった。
甲冑で隠していた正体。その声は男性の物だったが、魔法か何かを使っていて隠蔽していた。
「大丈夫ですか、景虎さん! 離れてください。その人は、その人の名前は、桜庭ユウリ――――政府から結晶体を盗んで、使用しようとしている犯罪者です!」
蒼月ノアが負傷した景虎を庇うように立つ。
同行者だったのだろう。光崎サクラが治癒士として、景虎の傷を回復させてくれる。
飛鳥シノ――――その名を騙っていた彼女、桜庭ユウリは甲冑の中に隠していた物。クリスタルを取り出した。
「景虎さん、あなたには感謝しています。おかげで、ここまでたどり着く事ができます」
彼女は魔力をクリスタルに注入し始めた。 予め、準備をしていたのだろう。
数々あるはずの工程を省略して、儀式を開始している。
「飛鳥シノ……いや、ユウリと言うべきでござるか? お主の目的は、一体?」
「私の目的は――――死者蘇生。亡くなった家族を蘇らせること」
彼女の足元、魔法陣が発動している。 この場所、神殿に何か意味があるのかもしれないが、魔法の知識のない景虎にはわからない。
「死者を蘇らせる? ――――可能なのでござるか? そんなことが」
「えぇ、シュレーディンガーの猫って知っていますか?」
「シュ……? なんでござるか?」と景虎は、ノアとサクラを見た。
こちら側の一般的な言葉なのかもしれないと思ったからだ。しかし――――
「いや、言葉は聞いたことありますが……」とノアは首を振り、
「……」とサクラは無言で視点を逸す。どうやら、知らない事を誤魔化そうとしたようだ。
その様子にクスクスとユウリは笑った。
「凄くわかりやすく説明すれば、素粒子という物質の例え話です」
「――――その話、長くなるでござるか?」
「この小さな小さな物質。目に見えない、そこら辺にある物。人間にも影響があります。つまり、素粒子の特徴は人間に同じことが起きないとおかしいと考えなのです」
「その話――――」
「黙って聞いてくれませんか?」とユウリはピシャリと言い放った。
「……」
「人間にも当てはまるなら、猫にも当てはまります。箱の中に猫を入れ、50%の可能性で毒ガスを出す。この時、素粒子の特徴が正しいなら、死んでる猫と生きてる猫が同時に存在しているはずなのです」
「? それは、猫が2匹に増えるという事でござるか???」
「その通りです」
「猫がもちろん、同じ人間が2人に増える事があり得る。これが素粒子……量子力学という科学でいう重ね合わせ。」
「トンチでござるか? 人間が2人に増えるなんてことは起こり得ないでござろう」
「……妙な事を言いますね。あなたは、実際に体験しているはずなのですが?」
「実際に? 拙者が!?」
「そうでしょ? 現実に今……生きてる織田信長と死んでいる織田信長が同時に存在しているではないですか?」
「それは……いや、確かにそうで……いや、やはり……」と景虎は混乱し始めた。
「量子力学では、常に認識できない重ね合わせの世界が存在している。死者と生者が同時に存在している世界。だから、できるのです。死者を蘇らせることを」
「その結晶体があれば、それも可能だと?」
「その通り! だから、私は――――」と彼女は叫んだ。 そして、その魔法は彼女の全身を覆い包んだ。
「みなさん、気をつけてください」と叫んだのは飛鳥シノ。 甲冑を装備した本物の飛鳥シノだ。
「彼女は机上の空論に手を出したにすぎません。行き場を失った膨大な魔力は、彼女自身に跳ね返り――――新たな魔物が生まれる」
「なっ!」と景虎は駆け出す。 儀式を止めるため、だがそれは手遅れだった。
桜庭ユウリは断末魔のような声を上げた。 儀式が周囲の魔物――――幽霊系魔物を魔法陣に吸い寄せていく。
魔物の塊。 新しい魔物が誕生していく。 その中心に彼女は飲み込まれ――――見えなくなった。
そして、出現した魔物は――――死人王《リッチ・ロード》
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