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第21話 景虎の金策
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「ここがギルドでござるか? なんともハイカラな建物でござるな」
有村景虎はダンジョンに隣接している建物を見た。まだ新しそうな綺麗なビルだ。
『ギルド』とは日本政府運営の組織。ダンジョン配信者の支援団体と思ってくれれば良い。
中に入ると――――
「すまない。どなたがギルド職員でござろうか?」
――――と声を張り上げた。
大きな声だ。中にいるギルド職員もダンジョン探索者も驚いて景虎を見た。
しかし、それも一瞬だけ。 1人のギルド職員が手を上げた。
「あっ! すいません。受付はこちらになります!」
所謂、受付嬢と言われる女性だろう。
「そちらでござるか」と景虎はそちらに向かう。
だが、現代日本でサムライの姿。 すぐに話題のダンジョン配信者 有村景虎である事に周囲も気づいた。
「あれ、サムライの……本物か?」
「今、注目度№1配信者 有村景虎……」
「思ったよりも小さいなぁ。本当に強いのか?」
景虎は悪い気はしなかった。サムライにとって名声はステータスのようなものだ。
(しかし、実力を疑われるのは良くない。何か実力がわかるような演武でもできないものか?)
キョロキョロと周囲を見渡し始めた景虎。 その様子に受付嬢は、嫌な予感がしたのかもしれない。
「景虎さん、こちらの椅子に座りください」
「むっ! これはありがたい。では、失礼する」
「それでは、今日はどのようなご用件でしょうか?」
「……金策を所望いたす」
景虎は蒼月ノアのマンションに住んでいる。 食事は、狩猟と釣りによる自給自足や物々交換。
食べ物には困らない。 しかし、金がない事は不便に違いない。
(ノアにも宿賃を払わなければならないからなぁ)
受付嬢はニコニコと説明を始めた。
「ご存知かも知れませんが、ダンジョン配信者の収入は、大きく分けて3つあります」
「ほう、勉強不足にてご指南を宜しく頼みたいでござる」
「広告収入、投げ銭、素材の3つです」
景虎は真面目にメモを取り始めた。 受付嬢が言う3つ――――
『広告収入』 『投げ銭』 『素材』
つまり――――
動画配信、生配信につく企業からの広告収入。
動画視聴者からの投げ銭。
ダンジョン配信中に、収集した貴重な素材の売買。
「例外と言えば、企業が配信者に商品紹介を依頼する場合――――所謂、企業案件くらいだと思います」
「なるほど、なるほど! それで拙者はどうすれば……」
「残念ながら、有村さんは『広告収入』と『投げ銭』が、まだご利用できません」
「なんと! それはなぜでござろうか?」
「有村景虎さん、今は注目度№1のダンジョン配信者なのは私も存じ上げていますが……」
「拙者のことを存じていた? これは気恥ずかしいものでござるな」
「ですが……」
「ですが?」
「有村さんが、どれほど活躍されていても、新人配信者でもある事に違いはありません」
「うむ!? 察するに、新人では使えぬのか? その『広告収入』と『投げ銭』とやらは?」
「はい」と受付嬢は無慈悲に答えた。
「広告収益や投げ銭は、ある程度の活動期間が必要となります。 有村さんは申請されていますが、まだ許可は通っておりません」
「むむむ!」と景虎は、困って唸った。
「ならば、最後の1つである『素材』 つまりダンジョン内での素材集めが収入源になるわけでござるな?」
この素材まで「新人相手では買い取れません」と断れたら、景虎のダンジョン配信者としての金策方法は0になってしまう。
しかし、受付嬢はニコニコ顔を崩さずに――――
「ダンジョンで採取された素材は、こちらで買い取りさせていただいております」
「ほう!」と景虎の声が弾けた。
「ならば、話が早い。ダンジョンで拾った素材を片っ端から、ここに……」
「いえ、ダメです」
「ん~! なんと!?」
「ダンジョンの素材は未知の物が多く。その価値を鑑定するには研究施設に回され、報酬が支払われるには、数か月……長くて年単位」
「……き、金策に数年かかるという事でござるか?」
「ですが、安心してください! こちら『ギルド』が指定してくださった素材を収集していただければ、即日現金に返金させていただきます」
「おぉ! では、何を集めれば良いのでござろう?」
・・・
・・・・・・
・・・・・・・・・
「……と言うわけで、今日はリーパークラブと言う蟹を討伐して、素材を持ち帰る配信をするでござるよ!」
景虎は、配信をしながら素材集めをしようと考えた。
念のため『ギルド』で聞いたら、素材採取配信と言うジャンルで、よくある配信内容らしい。
『素材採取配信キター!』
『作業用助かる!』
『……いや、蟹ソロ討伐って難易度高めじゃ?』
配信を始める視聴者たちから、コメントが流れて来る。
「もう、リーパークラブとやらが出現するポイントに来て、歩き回っているのでござるが……」
「御覧の通り」と両手を広げて、何も手に入ってない状態を示した。
リーパークラブと遭遇すらしてないのだ。
「そのリーパークラブという名前の蟹。どのような魔物でござるか?」
『大きい蟹』
『人間より大きいよ』
『鋏《はさみ》攻撃がヤバイ』
「ふむふむ……わかりやすいでござるな」
要するに――――鋏《はさみ》で攻撃してくる人間より大きい蟹の魔物。
「しかし、奇妙でござるな。 そんな大きな蟹の姿が1匹も見えぬのは……いや!」
景虎は、何かを感じて刀の柄に手を伸ばした。
すると、奇妙な事が起きた。もりもりもり――――と地面が盛り上がってきたのだ。
「ほう……地面に隠れるタイプの魔物でござったか。気配が薄いので、反応が遅れたが……しかし、疑問が1つ」
景虎は刀を抜きながら、言った。
「せっかく身を潜めていたのに、攻撃時に姿を現したのでござるか?」
蟹の魔物は人の言葉が分かるはずもないが、それでも景虎の言葉に気分を悪くしたらしい。
コメント欄では――――
『挑発ワロタwww』
『リーパークラブさんマジキレじゃん!』
『顔真っ赤w 元から赤い蟹だけど』
(うんうん、視聴者も盛り上がっているようだ。さて――――)
リーパークラブは、事前情報通りに巨大な蟹だった。
よく見れば、左右の鋏《はさみ》の大きさが違う。 右の鋏だけが奇妙なほど大きい。
リーパークラブ――――蟹は、大きな右を振り上げて景虎を攻撃してきた。
後ろに跳んで回避。しかし――――
「むっ! 刺突でござるか?」
巨大な右鋏に目が奪われて、気づくのが遅れた。
蟹の鋏は右は大きいのが、左はリーチが長い。
(これは油断した。右の殴打からの左の刺突……そういう攻撃をするように進化をした生物――――いや魔物だったか)
空中の景虎。迫り来る鋏の刺突を空中では回避する術はない。そう思われていたが――――
キン――――と金属音。
胸に叩き込まれはずだった鋏を景虎は刀で弾いた。 その勢いで空中でありながら方向転換。横に飛んでリーパークラブから離れる。
「やはり蟹でござるな。方向転換は苦手でござるか?」
蟹と言えば横歩き。 加えて左右非対称の鋏。
ゆっくり、ゆっくりと正面を景虎に向けて来るが、それを待っている彼ではなかった。
斬と音がして、まずは大きな右の鋏が宙を舞った。 それから、厚みがありそうな蟹の甲羅が突き破られ、景虎の剣先が見えた。
それで終わり。 攻撃を受け、その勢いでひっくり返ったリーパークラブは、しばらくはバタバタと足を動かしていたが、すぐに動かななった。
「うむ、これで頼まれていた素材を1つ」と斬り落とした蟹の足を拾い上げた。
既にリーパークラブ本体は黒いモヤに包まれて消滅していく。
本体から切り離された鋏は、消える様子はなかった。
魔物から手に入る素材。 これには運の要素が絡むらしい。
どうやら、魔物と一緒に消滅する可能性の方が大きいらしい。
「これは幸先がよい」と景虎は笑って見せた。
「しかし、蟹か……蟹の味噌汁。 蟹の出汁が効いている味噌汁が食べたくなってきたでござるな」
『うおぉ! リアルに想像しちゃった』
『腹減ってきた。飯テロ止めろ!』
『待って、その魔物は食べれないよ!』
そんなやり取りを視聴者としていると、また地面が盛り上がってきた。
「やれやれ、地中の生物は気配が読み難いでござるな。しかも、今度は――――」
今度は3匹のリーパークラブが出現して景虎を襲い掛かってきた。
有村景虎はダンジョンに隣接している建物を見た。まだ新しそうな綺麗なビルだ。
『ギルド』とは日本政府運営の組織。ダンジョン配信者の支援団体と思ってくれれば良い。
中に入ると――――
「すまない。どなたがギルド職員でござろうか?」
――――と声を張り上げた。
大きな声だ。中にいるギルド職員もダンジョン探索者も驚いて景虎を見た。
しかし、それも一瞬だけ。 1人のギルド職員が手を上げた。
「あっ! すいません。受付はこちらになります!」
所謂、受付嬢と言われる女性だろう。
「そちらでござるか」と景虎はそちらに向かう。
だが、現代日本でサムライの姿。 すぐに話題のダンジョン配信者 有村景虎である事に周囲も気づいた。
「あれ、サムライの……本物か?」
「今、注目度№1配信者 有村景虎……」
「思ったよりも小さいなぁ。本当に強いのか?」
景虎は悪い気はしなかった。サムライにとって名声はステータスのようなものだ。
(しかし、実力を疑われるのは良くない。何か実力がわかるような演武でもできないものか?)
キョロキョロと周囲を見渡し始めた景虎。 その様子に受付嬢は、嫌な予感がしたのかもしれない。
「景虎さん、こちらの椅子に座りください」
「むっ! これはありがたい。では、失礼する」
「それでは、今日はどのようなご用件でしょうか?」
「……金策を所望いたす」
景虎は蒼月ノアのマンションに住んでいる。 食事は、狩猟と釣りによる自給自足や物々交換。
食べ物には困らない。 しかし、金がない事は不便に違いない。
(ノアにも宿賃を払わなければならないからなぁ)
受付嬢はニコニコと説明を始めた。
「ご存知かも知れませんが、ダンジョン配信者の収入は、大きく分けて3つあります」
「ほう、勉強不足にてご指南を宜しく頼みたいでござる」
「広告収入、投げ銭、素材の3つです」
景虎は真面目にメモを取り始めた。 受付嬢が言う3つ――――
『広告収入』 『投げ銭』 『素材』
つまり――――
動画配信、生配信につく企業からの広告収入。
動画視聴者からの投げ銭。
ダンジョン配信中に、収集した貴重な素材の売買。
「例外と言えば、企業が配信者に商品紹介を依頼する場合――――所謂、企業案件くらいだと思います」
「なるほど、なるほど! それで拙者はどうすれば……」
「残念ながら、有村さんは『広告収入』と『投げ銭』が、まだご利用できません」
「なんと! それはなぜでござろうか?」
「有村景虎さん、今は注目度№1のダンジョン配信者なのは私も存じ上げていますが……」
「拙者のことを存じていた? これは気恥ずかしいものでござるな」
「ですが……」
「ですが?」
「有村さんが、どれほど活躍されていても、新人配信者でもある事に違いはありません」
「うむ!? 察するに、新人では使えぬのか? その『広告収入』と『投げ銭』とやらは?」
「はい」と受付嬢は無慈悲に答えた。
「広告収益や投げ銭は、ある程度の活動期間が必要となります。 有村さんは申請されていますが、まだ許可は通っておりません」
「むむむ!」と景虎は、困って唸った。
「ならば、最後の1つである『素材』 つまりダンジョン内での素材集めが収入源になるわけでござるな?」
この素材まで「新人相手では買い取れません」と断れたら、景虎のダンジョン配信者としての金策方法は0になってしまう。
しかし、受付嬢はニコニコ顔を崩さずに――――
「ダンジョンで採取された素材は、こちらで買い取りさせていただいております」
「ほう!」と景虎の声が弾けた。
「ならば、話が早い。ダンジョンで拾った素材を片っ端から、ここに……」
「いえ、ダメです」
「ん~! なんと!?」
「ダンジョンの素材は未知の物が多く。その価値を鑑定するには研究施設に回され、報酬が支払われるには、数か月……長くて年単位」
「……き、金策に数年かかるという事でござるか?」
「ですが、安心してください! こちら『ギルド』が指定してくださった素材を収集していただければ、即日現金に返金させていただきます」
「おぉ! では、何を集めれば良いのでござろう?」
・・・
・・・・・・
・・・・・・・・・
「……と言うわけで、今日はリーパークラブと言う蟹を討伐して、素材を持ち帰る配信をするでござるよ!」
景虎は、配信をしながら素材集めをしようと考えた。
念のため『ギルド』で聞いたら、素材採取配信と言うジャンルで、よくある配信内容らしい。
『素材採取配信キター!』
『作業用助かる!』
『……いや、蟹ソロ討伐って難易度高めじゃ?』
配信を始める視聴者たちから、コメントが流れて来る。
「もう、リーパークラブとやらが出現するポイントに来て、歩き回っているのでござるが……」
「御覧の通り」と両手を広げて、何も手に入ってない状態を示した。
リーパークラブと遭遇すらしてないのだ。
「そのリーパークラブという名前の蟹。どのような魔物でござるか?」
『大きい蟹』
『人間より大きいよ』
『鋏《はさみ》攻撃がヤバイ』
「ふむふむ……わかりやすいでござるな」
要するに――――鋏《はさみ》で攻撃してくる人間より大きい蟹の魔物。
「しかし、奇妙でござるな。 そんな大きな蟹の姿が1匹も見えぬのは……いや!」
景虎は、何かを感じて刀の柄に手を伸ばした。
すると、奇妙な事が起きた。もりもりもり――――と地面が盛り上がってきたのだ。
「ほう……地面に隠れるタイプの魔物でござったか。気配が薄いので、反応が遅れたが……しかし、疑問が1つ」
景虎は刀を抜きながら、言った。
「せっかく身を潜めていたのに、攻撃時に姿を現したのでござるか?」
蟹の魔物は人の言葉が分かるはずもないが、それでも景虎の言葉に気分を悪くしたらしい。
コメント欄では――――
『挑発ワロタwww』
『リーパークラブさんマジキレじゃん!』
『顔真っ赤w 元から赤い蟹だけど』
(うんうん、視聴者も盛り上がっているようだ。さて――――)
リーパークラブは、事前情報通りに巨大な蟹だった。
よく見れば、左右の鋏《はさみ》の大きさが違う。 右の鋏だけが奇妙なほど大きい。
リーパークラブ――――蟹は、大きな右を振り上げて景虎を攻撃してきた。
後ろに跳んで回避。しかし――――
「むっ! 刺突でござるか?」
巨大な右鋏に目が奪われて、気づくのが遅れた。
蟹の鋏は右は大きいのが、左はリーチが長い。
(これは油断した。右の殴打からの左の刺突……そういう攻撃をするように進化をした生物――――いや魔物だったか)
空中の景虎。迫り来る鋏の刺突を空中では回避する術はない。そう思われていたが――――
キン――――と金属音。
胸に叩き込まれはずだった鋏を景虎は刀で弾いた。 その勢いで空中でありながら方向転換。横に飛んでリーパークラブから離れる。
「やはり蟹でござるな。方向転換は苦手でござるか?」
蟹と言えば横歩き。 加えて左右非対称の鋏。
ゆっくり、ゆっくりと正面を景虎に向けて来るが、それを待っている彼ではなかった。
斬と音がして、まずは大きな右の鋏が宙を舞った。 それから、厚みがありそうな蟹の甲羅が突き破られ、景虎の剣先が見えた。
それで終わり。 攻撃を受け、その勢いでひっくり返ったリーパークラブは、しばらくはバタバタと足を動かしていたが、すぐに動かななった。
「うむ、これで頼まれていた素材を1つ」と斬り落とした蟹の足を拾い上げた。
既にリーパークラブ本体は黒いモヤに包まれて消滅していく。
本体から切り離された鋏は、消える様子はなかった。
魔物から手に入る素材。 これには運の要素が絡むらしい。
どうやら、魔物と一緒に消滅する可能性の方が大きいらしい。
「これは幸先がよい」と景虎は笑って見せた。
「しかし、蟹か……蟹の味噌汁。 蟹の出汁が効いている味噌汁が食べたくなってきたでござるな」
『うおぉ! リアルに想像しちゃった』
『腹減ってきた。飯テロ止めろ!』
『待って、その魔物は食べれないよ!』
そんなやり取りを視聴者としていると、また地面が盛り上がってきた。
「やれやれ、地中の生物は気配が読み難いでござるな。しかも、今度は――――」
今度は3匹のリーパークラブが出現して景虎を襲い掛かってきた。
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