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解かせない心
解かせない心④
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千晃がストローを軽く咥え、釈然としないまま優作のことを悩み続けている横で辻本と飯田はヲタ話に華を咲かせていた。
すると、ブブッとポケットのバイブ音が鳴なる。
もしかして優かな·····なんて淡い期待を抱きながらスマホを取り出すとそれを見ていた飯田が「噂をしてれば桜田?」なんてからかってきたがそうだったらどれだけいいだろうか。
そもそも、優作と電話線一本ですら繋がっていない。学校がなければ繋ぎとめられてない関係。何を期待していたんだろうかと自分で自分に呆れる。
水澤とは·····もしかしたら身体で·····なんて考えては胸の奥が嫉妬心から来る苛立ちで気が収まらなくなるのを深呼吸をして収めた。
画面のアプリを開いてメッセージを見ると桜田は桜田でも優作ではなく楓さんの方からだった。
内容は「千晃くん、こんにちはー!週末空いてる?ちょっとお話があるの」というお誘いだった。
丁度いい。優作が一番心を許してる楓さんなら彼と水澤のこと知っているかもしれない。
こんな外で嗅ぎ回って余計に鬱陶しがられるし「重い」なんてハッキリ言われてしまったけど、優作のことを見放すなんて出来なかった。
すると、ブブッとポケットのバイブ音が鳴なる。
もしかして優かな·····なんて淡い期待を抱きながらスマホを取り出すとそれを見ていた飯田が「噂をしてれば桜田?」なんてからかってきたがそうだったらどれだけいいだろうか。
そもそも、優作と電話線一本ですら繋がっていない。学校がなければ繋ぎとめられてない関係。何を期待していたんだろうかと自分で自分に呆れる。
水澤とは·····もしかしたら身体で·····なんて考えては胸の奥が嫉妬心から来る苛立ちで気が収まらなくなるのを深呼吸をして収めた。
画面のアプリを開いてメッセージを見ると桜田は桜田でも優作ではなく楓さんの方からだった。
内容は「千晃くん、こんにちはー!週末空いてる?ちょっとお話があるの」というお誘いだった。
丁度いい。優作が一番心を許してる楓さんなら彼と水澤のこと知っているかもしれない。
こんな外で嗅ぎ回って余計に鬱陶しがられるし「重い」なんてハッキリ言われてしまったけど、優作のことを見放すなんて出来なかった。
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