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湯浴み
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レギアスは魔術も組み合わせている様子で、喋っている僅かなあいだに私の顔の手入れが完了したようだ。
相変わらず器用だと感心していると、うなじに手が回ってドレスのホックが外された。一気に緊張感が押し寄せる。
私のそんな様子を察して薄笑いを浮かべる様子に心臓がキュッとなって、ソワソワと落ち着かない。
レギアスの手の温もりが袖の布地と一緒に腕を滑っていく。感触が心地よくて、つい甘いため息が漏れる。
肌があらわになった腕をふと頭に伸ばし抱きつくと、レギアスはそのまま私の両脇に手を差し入れて立ち上がった。胸に引っかかっていたドレスが下着ごとパサリと落ちる。眠っているあいだにいろいろと外されていたから、もうショーツとシルクのストッキングだけの姿になってしまった。
立たされて胸をとっさに隠しているとガーターベルトのホックを外される。すぐにショーツと一緒にストッキングがスルスルと下ろされていく。
腰の前にレギアスの顔があって恥ずかしい。ときおり柔らかな髪の毛がアンダーヘアとその周辺に触れるのがたまらなくゾクゾクする。表情が見えずに妙に静かなのも何やら恐ろしい。
素肌にレギアスの手が当たる感触にもビクビクと反応してしまってもう声が出そう。こんなのはとっくに慣れているはずなのに気が気じゃない。
最後は横抱きにされてショーツとストッキングを投げ落とされ、暖炉前のタライの中に座らされた。
「あ、あの……せっかくだし自分でやってみたいかも」
「普段の風呂でさえ自分で洗ったことなんかないだろ?」
「れ、レギアスが来るまではその……大事なところは、自分で洗ってたんだから」
「あー、じゃあ俺以外は触ったことない?」
「物心ついてからは、たぶん?」
そんな話をしながらもタオルがお湯にひたされ、ゆるく絞られて私の顎から首をすべっていった。私の意思を尊重する気はまるでないようだ。だけどほどよく温かくて、気持ちがいい。ついついいつも通り任せていたら、肩から指へと移ったあとに胸を拭かれて……
「寒くない?」
絶対にわざとだと思うけれど、耳に触れながら囁いてタオルで胸の先端をしごかれた。声が出そうで固まっていると尖らせたタオルで突起の奥までこすられて。
懸命に気をそらしていたのにすっかり体が快感を拾うように切り替わって、反対の胸も同じようにされるともうレギアスの手を握りしめながら声を出さないよう必死だった。
「レティシア、ぐったりしてたら洗いづらいだろ? しっかり座ってて」
「や、もう無理。もういいから、あとは魔術で綺麗にして眠らせて」
言いながら、本当はもっとしてほしくてたまらなかった。私、さっきからなんだかおかしい。
「しかたないな」
ほっとしたような残念なような気持ちで見上げると、レギアスが上着を脱ぎ始め、中のシャツも脱いでしまった。
顔もいつもより色っぽく見えると思ったけれど、普段と違って影がくっきりと見えるせいだ。炎の揺らめきに瞬間瞬間で表情を変える肌の色にも惹きつけられる。
見とれていると今度はおなかを拭かれてわき腹に移っていく。ゾワゾワと快感が広がって息がどんどん速くなる。
「どうして……」
「せっかくだから、ちゃんと体験したいだろ? 髪はさすがに術で洗うけど」
「私をいじめたいだけのくせに」
体の力が抜けていくのをレギアスに抱き寄せられて体勢を立て直される。
「声を出さないようにせいぜい頑張りなよ」
大好きなレギアスの大胸筋に顔をうずめると、ますます体はヒートアップして。背中を拭かれただけなのに少し声のまじった吐息が出続けるのを止められなかった。
ゆるく絞られたタオルから滴り落ちるお湯が腰から下に温度を変えながら滑っていく。その感触もなんだかたまらない。
脚のあいだがすっかり濡れているのは、そのお湯なのか自分の中から出てきたものなのか。
お尻の膨らみを拭かれてビクビクしているとそのまま太ももに滑っていき、レギアスがタオルを絞り直しているあいだも次はどこにくるかとドキドキする。
足首まで拭き終わると桶にあったお湯が首からかけられてお尻が浸る。
湯の中で足を拭かれ、指に差しかかるとレギアスの胸から離れた口を手で必死に押さえて声を殺した。
「レティシア、大丈夫?」
そんなことを言いながら足の指がレギアスの口の中に入れられた。軽く骨に当たるように歯を立てられるともう耐えきれなくなりそうで。膝に頭をつけながらブルブルと震えて歯を食いしばった。
今度はそれぞれの指の股へ順番に、舌を出し入れするように舐められるのを何度も繰り返される。ぬるりとした舌の感触が気持ちよすぎて。快感の波が脚のあいだから頭まで伝わり涙が溢れ出た。もうおかしくなりそうで折った体がまた跳ね上がる。
制止したいけれど、少しでも声を出したらそのまま大きな嬌声が出てしまいそう。口とタライの端に手をかけながら必死にこらえ続けた。
「足の指を舐められて何度もイくなんて、レティシアって変態だよね」
やっと足を離してくれたと思ったらクツクツと邪悪な笑みを浮かべる。涙を舐めとったあと反論もできない私をまた抱き寄せて。
「最後、頑張ってね」
レギアスの右手がお湯の中にある秘部へと伸び、ヌルヌルになったそこを指で掻き分ける。花芽の芯をあらわにしてクルクルと撫でられるとすぐに私の体はビクンビクンと跳ね上がりながら上り詰めた。またボロボロと涙がこぼれ、レギアスの体にすがりつきながら声にならない声を上げ続ける。
「ははっ、凄いな。なんとか踏みとどまってるね」
今度は絶頂のなかキツく締まった中に指が入ってきて、知り尽くした私の弱点を責め立てていく。どんなに気を逸らそうにもひたすらイき続けるのを止められない。
それなのに胸にまでレギアスの舌が伸びて、先端に吸い付かれると同時に親指が花芽までこすり始めた。
もう凄い叫び声が出そうなのをこらえるのに必死で両手で強く口を抑える。私は限界まで体を弓なりに逸らしレギアスの腕に支えられながら、頭の中が真っ白になっていった。
相変わらず器用だと感心していると、うなじに手が回ってドレスのホックが外された。一気に緊張感が押し寄せる。
私のそんな様子を察して薄笑いを浮かべる様子に心臓がキュッとなって、ソワソワと落ち着かない。
レギアスの手の温もりが袖の布地と一緒に腕を滑っていく。感触が心地よくて、つい甘いため息が漏れる。
肌があらわになった腕をふと頭に伸ばし抱きつくと、レギアスはそのまま私の両脇に手を差し入れて立ち上がった。胸に引っかかっていたドレスが下着ごとパサリと落ちる。眠っているあいだにいろいろと外されていたから、もうショーツとシルクのストッキングだけの姿になってしまった。
立たされて胸をとっさに隠しているとガーターベルトのホックを外される。すぐにショーツと一緒にストッキングがスルスルと下ろされていく。
腰の前にレギアスの顔があって恥ずかしい。ときおり柔らかな髪の毛がアンダーヘアとその周辺に触れるのがたまらなくゾクゾクする。表情が見えずに妙に静かなのも何やら恐ろしい。
素肌にレギアスの手が当たる感触にもビクビクと反応してしまってもう声が出そう。こんなのはとっくに慣れているはずなのに気が気じゃない。
最後は横抱きにされてショーツとストッキングを投げ落とされ、暖炉前のタライの中に座らされた。
「あ、あの……せっかくだし自分でやってみたいかも」
「普段の風呂でさえ自分で洗ったことなんかないだろ?」
「れ、レギアスが来るまではその……大事なところは、自分で洗ってたんだから」
「あー、じゃあ俺以外は触ったことない?」
「物心ついてからは、たぶん?」
そんな話をしながらもタオルがお湯にひたされ、ゆるく絞られて私の顎から首をすべっていった。私の意思を尊重する気はまるでないようだ。だけどほどよく温かくて、気持ちがいい。ついついいつも通り任せていたら、肩から指へと移ったあとに胸を拭かれて……
「寒くない?」
絶対にわざとだと思うけれど、耳に触れながら囁いてタオルで胸の先端をしごかれた。声が出そうで固まっていると尖らせたタオルで突起の奥までこすられて。
懸命に気をそらしていたのにすっかり体が快感を拾うように切り替わって、反対の胸も同じようにされるともうレギアスの手を握りしめながら声を出さないよう必死だった。
「レティシア、ぐったりしてたら洗いづらいだろ? しっかり座ってて」
「や、もう無理。もういいから、あとは魔術で綺麗にして眠らせて」
言いながら、本当はもっとしてほしくてたまらなかった。私、さっきからなんだかおかしい。
「しかたないな」
ほっとしたような残念なような気持ちで見上げると、レギアスが上着を脱ぎ始め、中のシャツも脱いでしまった。
顔もいつもより色っぽく見えると思ったけれど、普段と違って影がくっきりと見えるせいだ。炎の揺らめきに瞬間瞬間で表情を変える肌の色にも惹きつけられる。
見とれていると今度はおなかを拭かれてわき腹に移っていく。ゾワゾワと快感が広がって息がどんどん速くなる。
「どうして……」
「せっかくだから、ちゃんと体験したいだろ? 髪はさすがに術で洗うけど」
「私をいじめたいだけのくせに」
体の力が抜けていくのをレギアスに抱き寄せられて体勢を立て直される。
「声を出さないようにせいぜい頑張りなよ」
大好きなレギアスの大胸筋に顔をうずめると、ますます体はヒートアップして。背中を拭かれただけなのに少し声のまじった吐息が出続けるのを止められなかった。
ゆるく絞られたタオルから滴り落ちるお湯が腰から下に温度を変えながら滑っていく。その感触もなんだかたまらない。
脚のあいだがすっかり濡れているのは、そのお湯なのか自分の中から出てきたものなのか。
お尻の膨らみを拭かれてビクビクしているとそのまま太ももに滑っていき、レギアスがタオルを絞り直しているあいだも次はどこにくるかとドキドキする。
足首まで拭き終わると桶にあったお湯が首からかけられてお尻が浸る。
湯の中で足を拭かれ、指に差しかかるとレギアスの胸から離れた口を手で必死に押さえて声を殺した。
「レティシア、大丈夫?」
そんなことを言いながら足の指がレギアスの口の中に入れられた。軽く骨に当たるように歯を立てられるともう耐えきれなくなりそうで。膝に頭をつけながらブルブルと震えて歯を食いしばった。
今度はそれぞれの指の股へ順番に、舌を出し入れするように舐められるのを何度も繰り返される。ぬるりとした舌の感触が気持ちよすぎて。快感の波が脚のあいだから頭まで伝わり涙が溢れ出た。もうおかしくなりそうで折った体がまた跳ね上がる。
制止したいけれど、少しでも声を出したらそのまま大きな嬌声が出てしまいそう。口とタライの端に手をかけながら必死にこらえ続けた。
「足の指を舐められて何度もイくなんて、レティシアって変態だよね」
やっと足を離してくれたと思ったらクツクツと邪悪な笑みを浮かべる。涙を舐めとったあと反論もできない私をまた抱き寄せて。
「最後、頑張ってね」
レギアスの右手がお湯の中にある秘部へと伸び、ヌルヌルになったそこを指で掻き分ける。花芽の芯をあらわにしてクルクルと撫でられるとすぐに私の体はビクンビクンと跳ね上がりながら上り詰めた。またボロボロと涙がこぼれ、レギアスの体にすがりつきながら声にならない声を上げ続ける。
「ははっ、凄いな。なんとか踏みとどまってるね」
今度は絶頂のなかキツく締まった中に指が入ってきて、知り尽くした私の弱点を責め立てていく。どんなに気を逸らそうにもひたすらイき続けるのを止められない。
それなのに胸にまでレギアスの舌が伸びて、先端に吸い付かれると同時に親指が花芽までこすり始めた。
もう凄い叫び声が出そうなのをこらえるのに必死で両手で強く口を抑える。私は限界まで体を弓なりに逸らしレギアスの腕に支えられながら、頭の中が真っ白になっていった。
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