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気の抜けない休日
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「おはようレティシア、よく眠ってたね」
「レギアス、おはよう」
隣に座っているレギアスが手に持った本を置き、握っていた私の右手を持ち上げ口付けた。
朝からとろとろに甘い笑顔なのだけど……ドキドキする。
もぞもぞと起き上がろうとしたらレギアスが支え起こしてくれるから、そのまま胸の中に飛び込んだ。いい匂いで温かくて、幸せ。
「えへへ、レギアス大好き」
「俺も、愛してるよレティシア」
嬉しそうなレギアスに抱きしめられるとなんだかじっとしていられなくて、自分から何度もキスをしてしまった。してもしても足りなくて、もう止まらない。
「レティシア、俺、一晩中我慢してたから、こんなことされると……」
引き剥がされてしまった。でもレギアスの体が反応してくれているのが嬉しい。首に手を回し強引にまた唇を奪うと、そのま押し倒されて舌が奥まで入り込んできた。
もう気持ちが良くてたまらなくて、体中、レギアスと触れている箇所が全て敏感に反応して悦んでいる。
「レティシア、いいの? 後悔するよ?」
「レギアス、いいから……もっとして……」
恥ずかしくて首元に顔をうずめながら言うと、硬いものが押し付けられて期待に胸が高鳴る。
「聖印の効果はさすがだな。こんなに元気になるなんて」
「……え?」
右耳に触れながら囁かれ、レギアスがいたのとは逆の方向を向かされると、真っ赤な顔のサラと目が合った。ベッドサイドの椅子に座って硬直している。
しばらく凍りついたようにお互い固まっていたけれど、構わず夜着を脱がそうとしていたレギアスを通常の結界で固定すると
「な、なぜ何も言わないで見てるのよっ!!」
ついに大声を出してしまった。
「信じられない。……信じられないっ!!」
レギアスを押しのけてリビングに早足で行った私は一人掛けのソファに腰掛けて紅茶を飲んでいた。なんとか落ち着こうとするものの気がおさまらない。カップの置き方がついぞんざいになってしまって、カチャンと高く鳴る音に斜め隣のソファに座るサラが気をもんでいる。
隣に座るレギアスは全く気にする様子もなく私に触ろうと手を伸ばしてくるからいちいち払いのけるのが面倒くさい。
「レティ、すまない。僕もすっかり寝入っていたから、声を掛けるタイミングを逃してしまって」
「陛下、サラディール猊下は昨夜連絡を受けてすぐにソーマ王国から駆けつけて、ずっとそばに付いていて下さったのでございます」
ハンナが見かねて口を出した。そんなことを言われたら申し訳なくなるじゃない。
「ごめんなさい……。さっきは動転していたの。悪いのはレギアスだけよね。サラ、わたくしのために無理をしてくれて、ありがとう」
「いいんだ。レティが元気になって良かったよ」
「俺はちゃんと忠告した上に気づかせてやっただろ? 最後までやろうと思えばできたのに」
「………………次は、もっと早く言って!」
なんだか私が悪いだけのような気がしてきたけれど、恥ずかしさでもうどうしたらいいか分からない。
侍女たちが気を利かせ、いつもとは違い窓際の丸テーブルに食事を用意してくれている。美味しそうな香りが漂ってきて、強烈な空腹感が襲ってきた。朝だと思っていたけれど、柱時計を見るともうすっかり昼を過ぎている。
思えばレギアスだって半日以上私のそばで大人しく付いていてくれたのだ。いつもなら訓練場にでも行くところなのに、私を起こさないように気をつかってくれたのだろう。そういえば昨夜はキスしかしていないし、一晩中我慢してたと言っていた。
昨日のことも脳裏によみがえってきて、胸がズシンと重くなる。もう自分が情けない。
「ほらレティシア、ランチ食べるよ」
すかさずレギアスが私の顔を覗き込んできて、手を取って立たせてくれた。思い出してしまった嫌な光景がレギアスの美しい顔を見ると薄れていって、愛しさばかりが込み上げてくる。
レギアスの引いてくれた椅子に腰掛けると、彼は正面の席に座り、斜め隣にサラが座った。
「食べられそう?」
「大丈夫よ。さすがに凄くお腹が空いているの」
レギアスに目の前で見つめられながら食事するのはデートの夜以来だ。あの時とは違い陽の光を受けて輝く笑顔が爽やかで眩しい。さっきはふざけていたけれど、今はもうすっかり完璧王子様モードになって余裕で微笑んでいる。痩せ我慢してるのをおくびにも出さないで……もう。
無視はしているけれど、サラが同席してることに全く苛立ちも見せないなんて徹底しているわ。
食事は私の体を気づかって食べやすい好物ばかり用意されていた。昨日の今日でも食べられるようにと色味も優しいものばかりで心づかいがありがたい。
「本日のランチメニューはベイラン鳥とシャロ芋のオムレツに人参とサザナミ草のグラッセ。ランプ鹿のサンドイッチ。そら豆のポタージュ。温野菜と生ハムのサラダ。ミーリャ地方産蜜桃の入ったヨーグルトでございます」
いつものようにハンナがメニューの説明をしてくれているけれど、美味しそうな香りに負けてさっそく食べ始めた。
ふっくらと美しく整えられたオムレツにはつやつやに輝くデミグラスソースがかけられていて、ナイフで切り分けると柔らかな鳥の肉とお芋がフワフワの卵と一体になっている。
ひとくち食べると優しい味と香りが口いっぱいに広がって、空腹の体に染みわたっていく。
サンドイッチも野菜と滋味豊かな鹿肉の組み合わせが最高に美味しい。全体的にしっとりと柔らかにまとまっているからいくらでも食べられる気がする。
「パンをくわえてるレティシアって本当に可愛いよね」
「ほんとだね。可愛い」
夢中で食べていたところに声をかけられてドキッとした。もしかしてずっと見られていたのかしら……当然見られてたわね。恥ずかしい。
サラが喋った時に一瞬わずかに殺気が走ったのは気づかなかったことにしておこう。でも……この二人を同じ空間にいさせるのはちょっとヒヤヒヤする。
レギアスを見るともうすっかり食べきっていてお代わりをもらっていた。
「陛下、明日から地方巡りの予定が入っておりますが、どうなさいますか?」
レギアスを見て私の動きが止まったところでハンナから声をかけられた。サラのおかげで体調は戻ったし断る理由はない。
「もちろん行くわ」
「では、明日は朝から準備がございますので、本日もお早めにお休みくださいませ」
私に言いながらもハンナはレギアスに視線をやった。襲うなと言うことだろう。今日は日中サラを遠ざけることもできないし……大丈夫かしら。
食事を再開しながらチラりとレギアスをうかがってみるけれど、相変わらず柔らかに微笑んでいてついつい顔が熱くなる。
「どうしたのレティシア。今日はこのあとどうしようか。体は元気ならどこか景色のいい所にでも行く?」
「そうね……でも、お腹が落ち着いたらまた少し休みたい気分になってきたわ。まだ頭の疲れは取り切れていないみたい」
「そうか、じゃあ食べ終わったらまた眠るといいよ」
「レギアスもサラも退屈な思いをさせてごめんなさい」
「いいんだ。一日二日ならなんてことないよ」
「僕のことも気にしないでくれ。レティの寝顔を見ていられるだけで至福だよ」
「二人ともありがとう」
レギアスの余裕の笑顔がサラの言葉で豹変しやしないかと余計にドキドキするわ。
ランチを食べ終えすっかり満腹になると、歯を磨いて寝室に戻った。
ベッドに入ると先程と同じように、レギアスはベッドに、サラは椅子に座る。
「じゃあ二人とも、お休みなさい」
そう言ってレギアスの頬にキスをして横たわろうとすると、サラが口を開いた。
「レティ、僕にもお休みのキスはないのかな」
「へ? あの、えっと……」
「お前……調子に乗るのもいい加減にしろ」
「なんだよ。頬にキスするくらい別にいいだろ。家族なんだから」
「ダメに決まってる」
レギアスが私のために痩せ我慢をしているからって、さすがにそれは無理よサラ。殺気が漏れそうにはなっているけれど、未だに我慢できているのは快挙だ。
二人の喧嘩が始まりそうなので私はそそくさと横になり目をつぶった。
「ああ、君がそんなことだからレティがもう寝ちゃったじゃないか……」
「おい、手を握ろうとするな。さっきみたいに髪の下に手を入れておくだけにしろ。余計なことを言ってレティシアをこれ以上疲れさせたら、殺すぞ」
「はっ、君のそのセリフも十分疲れさせていると思うよ」
私は何も聞こえない、何も聞こえない……
心の中で一生懸命唱えていたら、幸いなことにそう時間はかからず夢の世界に行くことができた。
「レギアス、おはよう」
隣に座っているレギアスが手に持った本を置き、握っていた私の右手を持ち上げ口付けた。
朝からとろとろに甘い笑顔なのだけど……ドキドキする。
もぞもぞと起き上がろうとしたらレギアスが支え起こしてくれるから、そのまま胸の中に飛び込んだ。いい匂いで温かくて、幸せ。
「えへへ、レギアス大好き」
「俺も、愛してるよレティシア」
嬉しそうなレギアスに抱きしめられるとなんだかじっとしていられなくて、自分から何度もキスをしてしまった。してもしても足りなくて、もう止まらない。
「レティシア、俺、一晩中我慢してたから、こんなことされると……」
引き剥がされてしまった。でもレギアスの体が反応してくれているのが嬉しい。首に手を回し強引にまた唇を奪うと、そのま押し倒されて舌が奥まで入り込んできた。
もう気持ちが良くてたまらなくて、体中、レギアスと触れている箇所が全て敏感に反応して悦んでいる。
「レティシア、いいの? 後悔するよ?」
「レギアス、いいから……もっとして……」
恥ずかしくて首元に顔をうずめながら言うと、硬いものが押し付けられて期待に胸が高鳴る。
「聖印の効果はさすがだな。こんなに元気になるなんて」
「……え?」
右耳に触れながら囁かれ、レギアスがいたのとは逆の方向を向かされると、真っ赤な顔のサラと目が合った。ベッドサイドの椅子に座って硬直している。
しばらく凍りついたようにお互い固まっていたけれど、構わず夜着を脱がそうとしていたレギアスを通常の結界で固定すると
「な、なぜ何も言わないで見てるのよっ!!」
ついに大声を出してしまった。
「信じられない。……信じられないっ!!」
レギアスを押しのけてリビングに早足で行った私は一人掛けのソファに腰掛けて紅茶を飲んでいた。なんとか落ち着こうとするものの気がおさまらない。カップの置き方がついぞんざいになってしまって、カチャンと高く鳴る音に斜め隣のソファに座るサラが気をもんでいる。
隣に座るレギアスは全く気にする様子もなく私に触ろうと手を伸ばしてくるからいちいち払いのけるのが面倒くさい。
「レティ、すまない。僕もすっかり寝入っていたから、声を掛けるタイミングを逃してしまって」
「陛下、サラディール猊下は昨夜連絡を受けてすぐにソーマ王国から駆けつけて、ずっとそばに付いていて下さったのでございます」
ハンナが見かねて口を出した。そんなことを言われたら申し訳なくなるじゃない。
「ごめんなさい……。さっきは動転していたの。悪いのはレギアスだけよね。サラ、わたくしのために無理をしてくれて、ありがとう」
「いいんだ。レティが元気になって良かったよ」
「俺はちゃんと忠告した上に気づかせてやっただろ? 最後までやろうと思えばできたのに」
「………………次は、もっと早く言って!」
なんだか私が悪いだけのような気がしてきたけれど、恥ずかしさでもうどうしたらいいか分からない。
侍女たちが気を利かせ、いつもとは違い窓際の丸テーブルに食事を用意してくれている。美味しそうな香りが漂ってきて、強烈な空腹感が襲ってきた。朝だと思っていたけれど、柱時計を見るともうすっかり昼を過ぎている。
思えばレギアスだって半日以上私のそばで大人しく付いていてくれたのだ。いつもなら訓練場にでも行くところなのに、私を起こさないように気をつかってくれたのだろう。そういえば昨夜はキスしかしていないし、一晩中我慢してたと言っていた。
昨日のことも脳裏によみがえってきて、胸がズシンと重くなる。もう自分が情けない。
「ほらレティシア、ランチ食べるよ」
すかさずレギアスが私の顔を覗き込んできて、手を取って立たせてくれた。思い出してしまった嫌な光景がレギアスの美しい顔を見ると薄れていって、愛しさばかりが込み上げてくる。
レギアスの引いてくれた椅子に腰掛けると、彼は正面の席に座り、斜め隣にサラが座った。
「食べられそう?」
「大丈夫よ。さすがに凄くお腹が空いているの」
レギアスに目の前で見つめられながら食事するのはデートの夜以来だ。あの時とは違い陽の光を受けて輝く笑顔が爽やかで眩しい。さっきはふざけていたけれど、今はもうすっかり完璧王子様モードになって余裕で微笑んでいる。痩せ我慢してるのをおくびにも出さないで……もう。
無視はしているけれど、サラが同席してることに全く苛立ちも見せないなんて徹底しているわ。
食事は私の体を気づかって食べやすい好物ばかり用意されていた。昨日の今日でも食べられるようにと色味も優しいものばかりで心づかいがありがたい。
「本日のランチメニューはベイラン鳥とシャロ芋のオムレツに人参とサザナミ草のグラッセ。ランプ鹿のサンドイッチ。そら豆のポタージュ。温野菜と生ハムのサラダ。ミーリャ地方産蜜桃の入ったヨーグルトでございます」
いつものようにハンナがメニューの説明をしてくれているけれど、美味しそうな香りに負けてさっそく食べ始めた。
ふっくらと美しく整えられたオムレツにはつやつやに輝くデミグラスソースがかけられていて、ナイフで切り分けると柔らかな鳥の肉とお芋がフワフワの卵と一体になっている。
ひとくち食べると優しい味と香りが口いっぱいに広がって、空腹の体に染みわたっていく。
サンドイッチも野菜と滋味豊かな鹿肉の組み合わせが最高に美味しい。全体的にしっとりと柔らかにまとまっているからいくらでも食べられる気がする。
「パンをくわえてるレティシアって本当に可愛いよね」
「ほんとだね。可愛い」
夢中で食べていたところに声をかけられてドキッとした。もしかしてずっと見られていたのかしら……当然見られてたわね。恥ずかしい。
サラが喋った時に一瞬わずかに殺気が走ったのは気づかなかったことにしておこう。でも……この二人を同じ空間にいさせるのはちょっとヒヤヒヤする。
レギアスを見るともうすっかり食べきっていてお代わりをもらっていた。
「陛下、明日から地方巡りの予定が入っておりますが、どうなさいますか?」
レギアスを見て私の動きが止まったところでハンナから声をかけられた。サラのおかげで体調は戻ったし断る理由はない。
「もちろん行くわ」
「では、明日は朝から準備がございますので、本日もお早めにお休みくださいませ」
私に言いながらもハンナはレギアスに視線をやった。襲うなと言うことだろう。今日は日中サラを遠ざけることもできないし……大丈夫かしら。
食事を再開しながらチラりとレギアスをうかがってみるけれど、相変わらず柔らかに微笑んでいてついつい顔が熱くなる。
「どうしたのレティシア。今日はこのあとどうしようか。体は元気ならどこか景色のいい所にでも行く?」
「そうね……でも、お腹が落ち着いたらまた少し休みたい気分になってきたわ。まだ頭の疲れは取り切れていないみたい」
「そうか、じゃあ食べ終わったらまた眠るといいよ」
「レギアスもサラも退屈な思いをさせてごめんなさい」
「いいんだ。一日二日ならなんてことないよ」
「僕のことも気にしないでくれ。レティの寝顔を見ていられるだけで至福だよ」
「二人ともありがとう」
レギアスの余裕の笑顔がサラの言葉で豹変しやしないかと余計にドキドキするわ。
ランチを食べ終えすっかり満腹になると、歯を磨いて寝室に戻った。
ベッドに入ると先程と同じように、レギアスはベッドに、サラは椅子に座る。
「じゃあ二人とも、お休みなさい」
そう言ってレギアスの頬にキスをして横たわろうとすると、サラが口を開いた。
「レティ、僕にもお休みのキスはないのかな」
「へ? あの、えっと……」
「お前……調子に乗るのもいい加減にしろ」
「なんだよ。頬にキスするくらい別にいいだろ。家族なんだから」
「ダメに決まってる」
レギアスが私のために痩せ我慢をしているからって、さすがにそれは無理よサラ。殺気が漏れそうにはなっているけれど、未だに我慢できているのは快挙だ。
二人の喧嘩が始まりそうなので私はそそくさと横になり目をつぶった。
「ああ、君がそんなことだからレティがもう寝ちゃったじゃないか……」
「おい、手を握ろうとするな。さっきみたいに髪の下に手を入れておくだけにしろ。余計なことを言ってレティシアをこれ以上疲れさせたら、殺すぞ」
「はっ、君のそのセリフも十分疲れさせていると思うよ」
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