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覚悟
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みんなでパンとスイーツに舌鼓を打ちつつ、憧れの人への緊張とレギアスへのドキドキで喋れずにいた。するとビビアン様の楽しそうな声が部屋に響いた。
「レギアスー、あんた、私をビビアンって呼ぶようになったのね!」
「ビビアンだろ?何言ってるんだ」
「あんたレティシアちゃんに会ってから絶対に私を名前で呼ばなくなったじゃない!レティシアちゃんの名前が判ったからって分かりやすいわね!」
ビビアンお姉様が可笑しそうに笑うので抱き締められている体をなんとかよじって振り返ってみた。するとレギアスは少し赤くなった顔を背けて恥ずかしそうにしている。
ちょっとお姉様に弱い感じが垣間見えた気がする。可愛い!
「兄弟がたくさんいるから昔はビビアン姉様って名前も使ってたのよ?それなのに私だけ姉貴って大人ぶって呼ぶようになっちゃって」
「そっか、最後まで私の事をビビアンって呼んでいたものね」
だからさっきから姉貴とかビビアンとか二人称が定まらなかったのね。きっと、ビビアンって名前を大切に大切に心に留めていてくれたんだ……
私はなんだか胸がジーンと熱くなって、お腹もいっぱいになってしまった。
手持ち無沙汰になったからレギアスの手を握ってあげたらもっと顔が赤くなった。可愛い!
「うわっ!レギアスあんた真っ赤よ?レティシアちゃんに会えて受け入れて貰って変わりすぎ!!」
「そんなに変わったのですか??」
「そうよー。常に怖い顔で殺気を撒き散らしてるから、屈強な竜騎士でも近づける人間なんてほとんど居なかったんだから」
「た、確かに最初は怖かったです……」
「レティシア、怖がらせて……ごめん」
赤くなりながら申し訳なさそうに項垂れるレギアスが可愛い!
「ビビアン!そういやお袋は見つかったか?」
レギアスが真っ赤になりながら誤魔化すように言った。
「いや、師匠はまだ見つかってない。見つけようと思ってもそうそう見つけられる人じゃないからね」
お姉様はニヤニヤしながらも真面目な声で答えた。
「レギアスのお母様?」
そういえばどんな人かも聞いた事ないんだった。ビビアンお姉様のお師匠様なの?
「お袋はエンシェン大陸では有名な魔術師なんだ。夜の魔女って呼ばれてる。影魔術についても知ってるかと思って捜索を頼んだんだが……」
「影魔術?それなら師匠も使えるはずだよ」
「まさか……お袋が刺客だとかいう笑える展開は……無いよな??ジャンジャック!見た感じどうだった?」
え!?いきなりお母様を疑う??普通……
照れていた可愛いレギアスはなりをひそめ、焦燥感が表に出た。
魔術師自体がかなり珍しいとはいえ……しかも影魔術なんていうマイナーな魔術が使える……うーん。
「私を見て反応した様子はありませんでした。ですがなにぶんフードを被って顔も髪の色もわからない格好でして。交戦時にマントが翻って体型が少し見えたのですが……体格は、さほど変わらないかもしれません」
「あの、お母様ならレギアスと敵対するような事はしないのではないの??」
「いや……お袋は何を考えてるかサッパリわからないから……なんとも」
「ええ??」
説明してもらったところでは、ドラゴンを捕まえにソーマに来て王に見初められたのだとか。
でも頑なに結婚は拒否してレギアスを産んだ後は世界を放浪しつつ、たまにフラっと帰ってきてレギアスやビビアンお姉様、あと数人の素質のある者に魔術を教えていくらしい。
「親父と寝たのはドラゴンを貰うためだったみたいだし、俺を産んだのも気まぐれみたいだし……ほとんど魔術の話しかしたことないし……」
どうしよう、レギアスのお母様の可能性がわずかにでもあるのなら、いきなり殺すわけにはいかない……
「考えても仕方ない。ビビアン、帝国で皇帝の居所を探ってきてくれ。できれば影魔術師の正体も。俺の部屋に残してる金貨全部持って行っていいから」
「ホント!?結構あったよね!サンキュ。じゃあ行ってくるわ」
「あ、待って下さい!祝福を、受け取って下さい」
私は効果が3日間持続するタイプの戦闘用の祝福を2人と相棒のドラゴンに施し、通信用の魔道具など役に立ちそうな物を持たせて見送った。
「どうか、お気を付けて。危なくなる前に逃げて下さいね」
「大丈夫大丈夫!現役を退いたとはいえ私はあの怪盗ビビアン様よ?信じて待っててレティシアちゃん!」
「はい!ビビアンお姉様、行ってらっしゃいませ」
相棒のドラゴンを愛おしそうに撫でたあと、ビビアンお姉様は軽々と乗ってすぐに颯爽と飛び立っていった。想像した以上にとてもカッコよくて、できれば一緒に行きたいなんて思ってしまった。
私は国から出たことがほとんどない。大事にされ過ぎているのだと思っていたけれど、国外でも祝福術を使えるのが最大の理由だったのだろうな。皇帝でなくとも知れば欲しがる者が大勢いるだろうし。
1度近衛を撒いてビビアンごっこという名の探検をしたせいな気もするけれど……
レギアスと2人残ってたたずむ目の前には美しいオレンジ色の夕焼けが広がっていた。なんだかこのまま部屋に帰るのはもったいない気分。
「ねえ、少しお散歩しない?」
「俺もいま言おうと思ってた」
私たちは顔を見合わせて笑いながらまた街に向けて手を繋いで歩き出した。なんだか出会った日を思い出して顔が緩む。
「ビビアンお姉様ともっとお話したかったな」
「帰ってきたらできるだろ?」
すぐに夕焼けに夜の色が混ざりはじめ、先程の不穏な話題をつい思い出してしまった。
「…………ねえレギアス、もしも……影の魔術師がお母様だったら、どうするの?」
「殺すよ」
レギアスは前を向き無表情で即答した。
ギクリとして心臓が嫌な音を立て続け、不快な汗が滲んでくる。
私のためだとわかっているのに、レギアスの横顔が少しだけ怖いと思って息を呑んでしまった。
本当に、この人は私のためなら躊躇なくなんでもするんだ……
今までも分かっているつもりだったけれど、本当には分かっていなかったのかもしれない。そんな人間は周りに大勢いるはずなのに、私は今さら何を驚いているのだろう。
それはダメだと言いそうになって、でも言えなくて……前を向いたままのレギアスを見つめていたら突然こちらを振り向いてフッと目を細めた。
心臓が先程までとは違う跳ね方をして、見蕩れていると唇を塞がれた。ひと気がほとんど無いとはいえ往来なのに……
こんな時にこんな事されたら拒絶できない。ずるい。
唇を重ねるだけのキスなのに、レギアスの息が熱くて……私の肩にかけた手も熱くて力強くて……なんだか情熱的でドキドキする。
唇を離したレギアスは私の顔を見て満足げに微笑んだ。それからレギアスに手を引かれて歩いている間、ずっと顔が熱くて心臓がうるさくて困った。
今日はずっとレギアスに翻弄されている気がする。
レギアスに申し訳ない気持ちは残っていたけれど、なぜか狂おしいまでに愛しさばかりが募って頭の中がグチャグチャだ。もう何も冷静に考えられない。
気持ちを全部吐き出したからか、タガが外れてしまったのかもしれない。
そのあとは連絡させておいた雰囲気のいいレストランまで歩き、向かい合って食事をした。
レギアスが触れていないのと、ずっと私を甘やかに見つめる眼差しが慣れなくて落ち着かなかった。
レギアスはいつも私の側に居たがるから、食事の時も常に隣か斜めの席に座っていた。真正面からこんなに見つめられたのは初めてだ。
レギアスが美味しいねって時々話しかけてくれるのに、私は頷くしかできなくて……でもそんな私を見てまた満足げにしているレギアスが少し憎たらしい。
昼間散々抱かれたのに、今すぐ部屋に戻ってレギアスの好きにされたいなんて思っている私はちょっとおかしいと思う。
今回もうん娘さん (https://www.pixiv.net/users/63981643)にビビアンお姉様の挿絵を描いていただきました。
「レギアスー、あんた、私をビビアンって呼ぶようになったのね!」
「ビビアンだろ?何言ってるんだ」
「あんたレティシアちゃんに会ってから絶対に私を名前で呼ばなくなったじゃない!レティシアちゃんの名前が判ったからって分かりやすいわね!」
ビビアンお姉様が可笑しそうに笑うので抱き締められている体をなんとかよじって振り返ってみた。するとレギアスは少し赤くなった顔を背けて恥ずかしそうにしている。
ちょっとお姉様に弱い感じが垣間見えた気がする。可愛い!
「兄弟がたくさんいるから昔はビビアン姉様って名前も使ってたのよ?それなのに私だけ姉貴って大人ぶって呼ぶようになっちゃって」
「そっか、最後まで私の事をビビアンって呼んでいたものね」
だからさっきから姉貴とかビビアンとか二人称が定まらなかったのね。きっと、ビビアンって名前を大切に大切に心に留めていてくれたんだ……
私はなんだか胸がジーンと熱くなって、お腹もいっぱいになってしまった。
手持ち無沙汰になったからレギアスの手を握ってあげたらもっと顔が赤くなった。可愛い!
「うわっ!レギアスあんた真っ赤よ?レティシアちゃんに会えて受け入れて貰って変わりすぎ!!」
「そんなに変わったのですか??」
「そうよー。常に怖い顔で殺気を撒き散らしてるから、屈強な竜騎士でも近づける人間なんてほとんど居なかったんだから」
「た、確かに最初は怖かったです……」
「レティシア、怖がらせて……ごめん」
赤くなりながら申し訳なさそうに項垂れるレギアスが可愛い!
「ビビアン!そういやお袋は見つかったか?」
レギアスが真っ赤になりながら誤魔化すように言った。
「いや、師匠はまだ見つかってない。見つけようと思ってもそうそう見つけられる人じゃないからね」
お姉様はニヤニヤしながらも真面目な声で答えた。
「レギアスのお母様?」
そういえばどんな人かも聞いた事ないんだった。ビビアンお姉様のお師匠様なの?
「お袋はエンシェン大陸では有名な魔術師なんだ。夜の魔女って呼ばれてる。影魔術についても知ってるかと思って捜索を頼んだんだが……」
「影魔術?それなら師匠も使えるはずだよ」
「まさか……お袋が刺客だとかいう笑える展開は……無いよな??ジャンジャック!見た感じどうだった?」
え!?いきなりお母様を疑う??普通……
照れていた可愛いレギアスはなりをひそめ、焦燥感が表に出た。
魔術師自体がかなり珍しいとはいえ……しかも影魔術なんていうマイナーな魔術が使える……うーん。
「私を見て反応した様子はありませんでした。ですがなにぶんフードを被って顔も髪の色もわからない格好でして。交戦時にマントが翻って体型が少し見えたのですが……体格は、さほど変わらないかもしれません」
「あの、お母様ならレギアスと敵対するような事はしないのではないの??」
「いや……お袋は何を考えてるかサッパリわからないから……なんとも」
「ええ??」
説明してもらったところでは、ドラゴンを捕まえにソーマに来て王に見初められたのだとか。
でも頑なに結婚は拒否してレギアスを産んだ後は世界を放浪しつつ、たまにフラっと帰ってきてレギアスやビビアンお姉様、あと数人の素質のある者に魔術を教えていくらしい。
「親父と寝たのはドラゴンを貰うためだったみたいだし、俺を産んだのも気まぐれみたいだし……ほとんど魔術の話しかしたことないし……」
どうしよう、レギアスのお母様の可能性がわずかにでもあるのなら、いきなり殺すわけにはいかない……
「考えても仕方ない。ビビアン、帝国で皇帝の居所を探ってきてくれ。できれば影魔術師の正体も。俺の部屋に残してる金貨全部持って行っていいから」
「ホント!?結構あったよね!サンキュ。じゃあ行ってくるわ」
「あ、待って下さい!祝福を、受け取って下さい」
私は効果が3日間持続するタイプの戦闘用の祝福を2人と相棒のドラゴンに施し、通信用の魔道具など役に立ちそうな物を持たせて見送った。
「どうか、お気を付けて。危なくなる前に逃げて下さいね」
「大丈夫大丈夫!現役を退いたとはいえ私はあの怪盗ビビアン様よ?信じて待っててレティシアちゃん!」
「はい!ビビアンお姉様、行ってらっしゃいませ」
相棒のドラゴンを愛おしそうに撫でたあと、ビビアンお姉様は軽々と乗ってすぐに颯爽と飛び立っていった。想像した以上にとてもカッコよくて、できれば一緒に行きたいなんて思ってしまった。
私は国から出たことがほとんどない。大事にされ過ぎているのだと思っていたけれど、国外でも祝福術を使えるのが最大の理由だったのだろうな。皇帝でなくとも知れば欲しがる者が大勢いるだろうし。
1度近衛を撒いてビビアンごっこという名の探検をしたせいな気もするけれど……
レギアスと2人残ってたたずむ目の前には美しいオレンジ色の夕焼けが広がっていた。なんだかこのまま部屋に帰るのはもったいない気分。
「ねえ、少しお散歩しない?」
「俺もいま言おうと思ってた」
私たちは顔を見合わせて笑いながらまた街に向けて手を繋いで歩き出した。なんだか出会った日を思い出して顔が緩む。
「ビビアンお姉様ともっとお話したかったな」
「帰ってきたらできるだろ?」
すぐに夕焼けに夜の色が混ざりはじめ、先程の不穏な話題をつい思い出してしまった。
「…………ねえレギアス、もしも……影の魔術師がお母様だったら、どうするの?」
「殺すよ」
レギアスは前を向き無表情で即答した。
ギクリとして心臓が嫌な音を立て続け、不快な汗が滲んでくる。
私のためだとわかっているのに、レギアスの横顔が少しだけ怖いと思って息を呑んでしまった。
本当に、この人は私のためなら躊躇なくなんでもするんだ……
今までも分かっているつもりだったけれど、本当には分かっていなかったのかもしれない。そんな人間は周りに大勢いるはずなのに、私は今さら何を驚いているのだろう。
それはダメだと言いそうになって、でも言えなくて……前を向いたままのレギアスを見つめていたら突然こちらを振り向いてフッと目を細めた。
心臓が先程までとは違う跳ね方をして、見蕩れていると唇を塞がれた。ひと気がほとんど無いとはいえ往来なのに……
こんな時にこんな事されたら拒絶できない。ずるい。
唇を重ねるだけのキスなのに、レギアスの息が熱くて……私の肩にかけた手も熱くて力強くて……なんだか情熱的でドキドキする。
唇を離したレギアスは私の顔を見て満足げに微笑んだ。それからレギアスに手を引かれて歩いている間、ずっと顔が熱くて心臓がうるさくて困った。
今日はずっとレギアスに翻弄されている気がする。
レギアスに申し訳ない気持ちは残っていたけれど、なぜか狂おしいまでに愛しさばかりが募って頭の中がグチャグチャだ。もう何も冷静に考えられない。
気持ちを全部吐き出したからか、タガが外れてしまったのかもしれない。
そのあとは連絡させておいた雰囲気のいいレストランまで歩き、向かい合って食事をした。
レギアスが触れていないのと、ずっと私を甘やかに見つめる眼差しが慣れなくて落ち着かなかった。
レギアスはいつも私の側に居たがるから、食事の時も常に隣か斜めの席に座っていた。真正面からこんなに見つめられたのは初めてだ。
レギアスが美味しいねって時々話しかけてくれるのに、私は頷くしかできなくて……でもそんな私を見てまた満足げにしているレギアスが少し憎たらしい。
昼間散々抱かれたのに、今すぐ部屋に戻ってレギアスの好きにされたいなんて思っている私はちょっとおかしいと思う。
今回もうん娘さん (https://www.pixiv.net/users/63981643)にビビアンお姉様の挿絵を描いていただきました。
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