女神皇主は悪魔王子に溺愛されて受難の日々です!

如月ニヒト

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お風呂で……

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「ま、待って、自分でするから」

 2人きりで浴室に入ると勝手に私を洗い出すレギアス。

「大丈夫。昨日も一昨日も寝てるレティシアを洗ったの俺だよ?」
「じ、侍女がやったんじゃないの?」
「手入れ以外は全部俺」

「うん、もう血は出てないね」

 そう言うと中も外も洗われてしまった……
 恥ずかしさにプルプルしている間に自分を洗い終わったレギアスに抱き上げられて一緒にお湯に浸かった。

「ここは風呂に入り放題でいいな」
「ソーマは違うの?」
「火山ばかりだけど温泉は少ししかないんだよ。はげ山ばかりで水不足なんだ。この国から水を輸入してるくらいだしね。俺を酷使して雨を降らせたりさ。この風呂と同じくらいの大きさの王族用の浴場はあるけど、王族も人数が多いから……」

 ソーマの王は強い跡取りを残すために側室を何人も置いて子供をたくさん作るとか、そういえば聞いたことがある。

「じゃあもしかして庶民はお風呂入れないの?」
「たぶん家では入れないね。風呂屋はあるから、金持ちは毎日通ってるかも。各家庭に風呂が設置されてて好きに入れるなんてこの国だけだと思うよ」
「そうなの?家にお風呂が無いなんてちょっと想像がつかないわ」
「もし風呂のないところに旅に行く時は俺が魔術で作ってあげるから安心して」
「ふふっ、ありがとう」
「あー、話をして気を逸らしてたけどこのままだとお湯を汚しそう。風呂でするのもいいけど2回しかないからちゃんとベッドまで我慢するんだ俺」
「お風呂で……」

 そういえば珍しく少し離れて隣に座っている。手すら握ってこない。

「俺の股間を見つめながら何考えてるの?レティシアさん」
「え?えーと……悪戯心がね、少し騒いじゃって」

 私は膝立ちになってレギアスの方を向くと肩に手をかけて口付けた。そのまま首に手を回し唇を啄みながらレギアスの上にまたがってみる。

「えっと……これからどうしよう?」
「レティシア……そんなに可愛いと入れる前に出そう俺……」
「それは……たぶん回数に入らないから出してもいいと思うよ?」
「あ、うん。でもさすがに恥ずかしいかな……」

 レギアスははにかんでそう言うと少し腰を落とし、私のお尻を掴んで秘部をレギアスの大きく反り返ったモノに押し当てた。

「あっ……」

 ビクリと私の体が跳ねるとレギアスは私を抱きしめて唇を重ね、優しく舌を絡ませた。

「ふ、ん……ンん、ん……」

 気持ち良くなって腰が揺れると私とレギアスの大事なところ同士が擦れてさらに体が跳ねて……

「ん、れ、レギアス、ん、はぁ、あっ、ああっ!!」
「俺のに擦り付けてそんなに感じて、レティシアはいやらしいな」
「そ、そんなこと……あっ、あんっ」

 レギアスに唇を解放されると、感じて仰け反ってしまった私はレギアスの目の前に胸を突き出してしまった。

「ごめんね、胸も触って欲しかったよね。ちゃんといっぱい愛撫してあげるから」
「あ、ち、違うの。あ、んっ、あぁあ……」

 レギアスは片手で私の腰を支えるともう一方の手でやさしく乳房を揉みしだいた。反対の乳房の先端をベロりと舐め上げて甘噛みし、尖らせた舌を高速で上下に動かして舐め、吸い付いた。

「あっ、あん!やっ、レギアス!あっ、気持ち、い……ああっ」

 私はレギアスの肩に手を起きながらさらに大きく仰け反ると、勝手に秘部がレギアスに押し付けられ、花芽と蜜壷の入口が擦られる。
 蜜が溢れて滑らかに擦られるとますます感じてしまい、腰の動きが止まらない。

「ふふ、溢れてきてるね。お湯の中なのにヌルヌルだよ?わかる?レティシア」
「あ、だって、気持ち、いいの。と、止まらない、あっ、んっ、や、やっぱり、あ、も、動けな、あ、ああ!……あっ!ダメ!押し付けないで!んっ、レギアス、い、イクっ、あ、ああ!ああぁぁぁ!!」

 イキそうになって止まった体をレギアスに押し付けられて、私は浴室中に嬌声を響かせてしまった。

「あっ、レギアス、レギアス……」

 私は体の痙攣が止まらず、愛する人の名前を呼びながら首に頭を預け、荒い息を吐いた。レギアスがトロトロになった私の蜜壷を確かめるように指を伸ばす。

「レティシア、入れたい?」
「あっ、あっ、いっ、入れて、欲しい、あ、あん!ああっ、ああ!」

 レギアスに花芽を優しく撫でられて腰をガクガクさせながら必死に答えた。

「ダメだよ。自分で入れてごらん?」
「わ、私が?」
「俺のを手で支えて腰を落とすんだよ。やってごらん」
「そ、そんな………」

 私はもう欲しくてたまらず、素直にレギアスに従ってしまった。
 レギアスに片手で背中を優しく支えられながら震える脚で体をなんとか持ち上げ、彼の首にしがみつくと、蜜壷の入り口にレギアスの先端が触れた。
「あっ、あ……あぁ……」
「そのまま、ほら、手を添えて、腰を落としてごらん」

 レギアスは私の右手を自分からそっと引き剥がして自分のものを握らせた。
 私は頭をレギアスの首元に預け、体を落としていく。

「あ、レギアス、あ、……あっ、あぁあ……」
「あ、いいよ……上手だ。そのまま、全部飲み込んで……」

 レギアスは呼吸を荒くしながらまた私の花芽をクルクルと撫で、耳に触れて囁くと首筋に舌を這わせながらキスを落とす。

「あ、あ、も、もう、ダメ、も、無理」

 私は体が震えてもう自身を支えるのも難しくなってきた。

「れ、レギアスっ、あっ、お願い……レギアスっ」
「レティシア……」

 突然レギアスは私の唇を塞ぎ深く舌を絡ませると私のお尻を掴み、彼の太く硬いものを思い切り突き入れた。

「ん、んんんー!!ん、……あっ!れ、レギアス、あ、あああ……」
「レティシア、レティシアっ」

 私は達して震える体を抑えるようにレギアスにしがみつき、私たちは深く繋がったままきつく抱き合い、何度も舌を絡ませ合った。

「はっ、あ、レティシア……俺、暴走しそう……」

 苦しそうに震えながら呟くレギアスが凄く色っぽくて、私はたまらずまた口付け、自分から動いてしまった。
 動くたびにお湯がチャポチャポ揺れて抵抗するけど、お構いなしで私はレギアスの肩にしがみつきながら体を必死に上下に動かした。

「ん、ふ、んんっ!はっ、んんっ、はぁ、は……あ、レギアス、レギアスっ!あっ、あっ、好き、好きよ。大好きなの。あっ、ああっ!レギアス、レギアスっ!」
「あっ、レティシア、そんなの、俺、……くっ、はっ、ああっ!で、出る!!」
「レギアスっ!あ、ああっ!アあーー!!」

 レギアスに強くかき抱かれながら最後に思い切り突き上げられ、私は深く達して全身が硬直し頭がボヤけていった。

「う、もう出ちゃった……レティシアのこんなの、反則だよ……レティシア、俺も大好きだよ。愛してる。愛してるよ……」

「あ、あれ?レティシア、もしかしてのぼせた?」




 喉が、冷たくて気持ちいい……

「ケホッ……ケホケホッ……」

 と思ったら気管が苦しい……

「レティシア、やっと目、覚めた?大丈夫?」
「ん、……レギアス……」
「湯あたりしたんだよ。クリスティーヌ特製のレモネード、もっと飲む?」

 あ、口移しで飲ませてくれてたのか……

「ん、自分で飲む……」

 レギアスはベッドの上で私をヘッドボードに寄りかからせてストローを口に運んでくれる。

「美味しい。ありがとうレギアス」
「ちょっと張り切り過ぎたねレティシア」

 そう言われてさっきの浴室での自分を思い出してしまった。

「あ、熱くなるからやめてよ……」
「ふふ、嬉しかったよ俺。でもクリスティーヌが今日はもうダメだって」
「あ、……ご、ごめんね?」
「滅多にない積極的なレティシアが見れたし、頑張って我慢するよ。でも、明日からはいっぱいするからね?」

 レギアスは私のおでこにキスしてニコニコしながら私を見つめている。
 さっきのがよっぽど嬉しかったらしい。良かった。

「レギアス、大好き。大好きよ」

 レギアスに抱きついて胸に顔を擦り寄せながら愛を囁くと、嬉しくて、全身が喜びに包まれたみたいにポカポカする。

「レティシア、嬉しいけど、我慢できなくなるから勘弁して……」

 そういうとレギアスは私をギュウギュウと抱きしめてため息をつく。

「はぁ……、レティシア、愛してる。愛してるよ」
「れ、レギアス、息、苦し……」

 レギアスは苦しむ私からさらに深い口付けで呼吸を奪うと、断ち切るように唇を離して私を転がし背中を抱きしめた。

「これで息できる?おやすみレティシア」
「ん、おやすみ、レギアス。好きよ。好き……」

 抱きしめるレギアスの腕に顔を擦り寄せながら呟くと、レギアスはまた深いため息をつき、私を抱きしめてそのまま動かなくなった。
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