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共依存
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部屋に入るとレギアスは私へ手を延ばし、触れる直前で躊躇した。
「こんな状態でレティシアに触れるのはダメだな……少し頭を冷やすよ」
「え……」
レギアスは私に背を向けてソファに歩いていく。
レギアスの腕に添えていた私の手がスルリと外れ、力なく下がって揺れた。
私はレギアスの背を見つめて胸が押し潰されそうになり、涙が湧き上がってきた。
だ、ダメ……ここで泣いては絶対にダメ!!
レギアスはただ私を大事にしてくれているだけなの、離れたいなんて思っていないのよ。
私は自分に必死に言い聞かせるが、体が震えて喉はカラカラになり、その場から動けなくなってしまった。
先程の議場での会話内容は私にはかなり辛い内容だった。そのせいで気持ちが弱くなっているのだ。
……このままではダメだ。持ち直さなくては。
私は必死に自分を叱咤しソファに座るレギアスの元へ足を向けた。
足が自分のものとは思えないくらい重くて、酷く時間がかかった気がした。
私はレギアスの前まで行くと、声が震えないように細心の注意を払いながら口を開いた。
「レギアス……レギアスは、私のそばに居るのが嫌になったわけでは……ないのでしょう?」
「レティシア?当たり前だよ。ただ俺は、もしレティシアに八つ当たりなんかしてしまったら、自分が許せない……」
レギアスは俯いていた顔を上げると慌てて立ち上がって言う。
「いいよ、八つ当たりしても。どんなに怒ってても、酷くしてもいいの。でも私から少しでも離れていくのはイヤ……」
レギアスの胸に顔をうずめて背中に腕を回し、レギアスの背中の布地を強く握りしめた。
「レティシア……」
レギアスは心から愛おしむように私の名を呼ぶと、優しく、強く抱きしめた。
私はレギアスの優しい声と温もりに安心してしまって、抑えていた涙が溢れ出すのを止められなかった。
「ごめ、ん、なさい……泣くつもり……じゃ、なかった、の……」
「いいんだ。俺の前でだけは涙を我慢しないでくれ。お願いだレティシア。……不安にさせてごめん。もうレティシアが嫌だと言ってもずっとピッタリくっついて離れてあげないからね?覚悟しなよ?」
レギアスは両手を私の頬に添え、私の目をじっと見つめて言い聞かせるように言うと、親指で涙を拭いながら唇を重ねた。
そっと触れるだけの甘いキスに胸が苦しいほど締め付けられる。
「レギアス……もっと……」
「また止まれなくなるからダメだよ」
レギアスはそう言って私の首元に顔をうずめてしまった。
なんか似たようなセリフばかり聞いている気がする。何気に我慢しているのよねレギアスって。
私はレギアスの体を押してなんとか空間を作ると、レギアスの唇を奪おうと体を伸ばした。
身長差があり過ぎてどんなに背伸びをしてもレギアスがかがんでくれなければ唇に届かない。
昔は同じくらいの身長だったのに……伸びすぎだと思う。悔しい。
「ちょ、こら。ダメだよレティシア」
「私はレギアスともっとキスがしたいの!」
「だ、だからそうしたら俺はキスだけじゃ済まなくなっちゃうから……」
レギアスは顔を赤くして逃げるように体を後ろに引いている。
離れないでって言ったばかりなのに!
「なによ。したいならすればいいじゃない。私は嫌がったりしていないわ」
「う、だって朝方まで散々したばかりなのに……体、つらくないの?」
このために聖印を刻んでもらったわけではないのだけれど、おかげでかなり回復している。
サラには隣の部屋に移ってもらったし、先程の会議でも近くに座っていたから、聖印の効果は最大に近い状態だ。
「ちょっとダルいけど、平気よ。どうせ今日はもう予定が無くなっちゃったし、明日からは忙しくなるのに……私はレギアスにたくさん触れたいの!」
「ねえ、なんでそんなにかわいいの?レティシア……。もしかして俺の精を吸い尽くして殺そうとしてる悪魔だったりする??」
「あ、悪魔はレギアスでしょう!?私はこれでも聖女って呼ばれているんだからっ!!」
「へぇ、聖女様がこんなに淫乱とはねぇ……」
「いっ……いんら……」
私は顔を真っ赤にし、それから2人で顔を見合わせてクスクスと笑った。
ひとしきり笑ったあと、どちらからともなく抱き合ってキスをして、すっかり邪気が抜けて元気になったレギアスに抱えられてベッドに運ばれた。
私の胸には温かいものがジワリと広がって、淀んだ気持ちはすっかり晴れていた。
ああ、これで明日からも大丈夫。レギアスと2人で手を繋いで歩いて行ける……
そんな風にまた私は泣きそうになりながら思っていた。
「レティシア、レティシア……」
レギアスが私に覆いかぶさってあちこちにキスを落としているけど、なんだか私は落ち着いてしまっていて、ちょっと困っていた。
だって、朝方まで散々したんだもの……。体はもうしばらくそういうの要らないって言ってる気がする。
でも、そんな態度見せたらレギアスはがっかりするだろうし……だからと言って演技すると余計白ける気がするわ。うーん、困った……
「レティシア?どうしたの??」
「へ!?ううん、なんでもないよ??」
レギアスにじっと見つめられる。
そ、そんな見られると困るんですけど……
「なんか、笑ったせいですっかりそういう気分じゃ無くなってる?」
「え!?えーと……」
あ、笑ったせい?なのかな??そうかも?
「うーん……まあ、レティシアの敏感すぎる体ならすぐにその気にさせられるかな」
わあ、自信たっぷり。
レギアスは珍しく先に自分の服を脱いで上半身裸になった。
ああ、引き締まった大胸筋が……他の筋肉も素敵……
ついつい目を奪われてレギアスの胸に手を伸ばすと、レギアスが得意げにニヤニヤ笑っていた。
「今まであんまりよく見た事無かっただろ?前に顔を赤らめてたから好きだと思ったんだ」
乙女は好きじゃなくても赤らめます。たぶん。
「そ、そりゃもちろん、レギアスは顔だけじゃなくて全身美しくて……好きよ?」
わードキドキする。なんだか負けた気分。
なんだか悔しいので、私は体を起こしてレギアスの胸に触れた。
はぁ、素敵。大胸筋を撫で撫でしながらキスしてみる。なかなかレギアスみたいに大胆に愛撫したりはできないわ。
「ふふっ、くすぐったいよレティシア」
やっぱり悔しい……カプリ。
「痛!痛いよレティシアっ!!」
「何を言っているの?こんなの痕すら付いていないわよ?私と同じくらいの痕を付けたらどんな反応するのか見てみようかしら……」
「ま、待って!ごめんなさい!もうしないから許してレティシア様!!」
私は笑いながらレギアスを無視して胸の愛撫を再開した。
先程より大胆に舌と指を使い、固くなった先端も念入りに刺激する。
「レティシア、俺……もう……」
レギアスが私を押し倒そうと肩に手をかけたので、レギアスの脚と背中を貫くように結界術でベッドに固定した。
「へ??ちょっ、レティシア?」
「無理に動こうとしたら体が裂けるから気をつけてね?」
「ちょっと、俺、もうつらいよ!レティシア!」
「つらい??」
私はなんとなくレギアスの下半身に目を向けるとズボンがパンパンになっていた。
これの事かな??
ボタンを外すとすっかりその気になったレギアスのアレが飛び出してきた。
う、うわぁー!これってこんなに大きかったの??
「キャッ!……え……ね、ねえレギアス。本当にこれが私の中に入ったの!?」
レギアスを見上げるとドヤァって顔をしててなんだかムカつくわ。
「もちろん入ってたよ。レティシアが何度も嬉しそうに咥えこんでた」
ひ、卑猥な言い方やめてよぅ……
私は巨大な陰茎にそろそろと手を伸ばして触ってみた。よく見ると……うん、なんだか可愛いかも……
「ちゅぷ……」
「わ!れ、レティシア??」
私は体勢を変えてレギアスのソレを舐めてみた。なんか先からしょっぱいのが出ているわ。
下の方を手で握って先の方の膨らみをクルクルと舐めてみたあと、唇をすぼめて舐めながら口の中に入れてみた。
な、なんかさらに固く大きくなった気がする……
「れ、レティシア!そんなことしなくていいから!あ、うわっ……たどたどしい感じが……たまらない……」
レギアスがハアハア言い出したのでちょっと興が乗ってきた。レギアスが私にするのを参考にして舌を色々と動かしながら口の中を出し入れする。
う、大きすぎて苦しい……
途中休んで先を舐めながら手でしごいてみる。
時々レギアスの顔を見てみると蕩けるような気持ち良さそうな顔で私を見ていた。
「は……レティシア、気持ちいいよ。このまま、出してもいい?」
「ん、ひぃよ……ん、んむ……」
私はジュプジュプと音を出しながら動きを速めた。
「レティシア、レティシア……くっ、……出る!」
レギアスは私の頭を押さえながらビクビクと体を痙攣させ、同時に私の口の中に何とも言えない味の液体が勢いよく発射された。
「ん、んんん……」
く、苦し!
私は液体が零れないようにレギアスから口を離すと、微妙な味の液体をゴクリと飲み込んだ。
ため息をついて目を開けると破顔したレギアスが視界に入り、私に迫る。
「レティシア!」
レギアスにキスしながら抱きしめられた。
なんだかすごく喜ばれたみたい。私もちょっと嬉しいかも。
あ、あれ??結界は?もしかして破られた?
やっぱり単純な結界だとレギアスは抑えきれないのか……
「レティシア、飲み込んで大丈夫だった?水、持ってこようか?」
「ん、大丈夫……」
「ありがとうレティシア。まさかこんなことしてくれるなんて夢みたいだ」
レギアスは私をぎゅうぎゅう抱きしめながら感激していた。
イタズラのつもりだったのに……なんだかちょっと照れる。私はレギアスの背中に腕を回して隠れるように首元に顔をうずめた。
「こんな状態でレティシアに触れるのはダメだな……少し頭を冷やすよ」
「え……」
レギアスは私に背を向けてソファに歩いていく。
レギアスの腕に添えていた私の手がスルリと外れ、力なく下がって揺れた。
私はレギアスの背を見つめて胸が押し潰されそうになり、涙が湧き上がってきた。
だ、ダメ……ここで泣いては絶対にダメ!!
レギアスはただ私を大事にしてくれているだけなの、離れたいなんて思っていないのよ。
私は自分に必死に言い聞かせるが、体が震えて喉はカラカラになり、その場から動けなくなってしまった。
先程の議場での会話内容は私にはかなり辛い内容だった。そのせいで気持ちが弱くなっているのだ。
……このままではダメだ。持ち直さなくては。
私は必死に自分を叱咤しソファに座るレギアスの元へ足を向けた。
足が自分のものとは思えないくらい重くて、酷く時間がかかった気がした。
私はレギアスの前まで行くと、声が震えないように細心の注意を払いながら口を開いた。
「レギアス……レギアスは、私のそばに居るのが嫌になったわけでは……ないのでしょう?」
「レティシア?当たり前だよ。ただ俺は、もしレティシアに八つ当たりなんかしてしまったら、自分が許せない……」
レギアスは俯いていた顔を上げると慌てて立ち上がって言う。
「いいよ、八つ当たりしても。どんなに怒ってても、酷くしてもいいの。でも私から少しでも離れていくのはイヤ……」
レギアスの胸に顔をうずめて背中に腕を回し、レギアスの背中の布地を強く握りしめた。
「レティシア……」
レギアスは心から愛おしむように私の名を呼ぶと、優しく、強く抱きしめた。
私はレギアスの優しい声と温もりに安心してしまって、抑えていた涙が溢れ出すのを止められなかった。
「ごめ、ん、なさい……泣くつもり……じゃ、なかった、の……」
「いいんだ。俺の前でだけは涙を我慢しないでくれ。お願いだレティシア。……不安にさせてごめん。もうレティシアが嫌だと言ってもずっとピッタリくっついて離れてあげないからね?覚悟しなよ?」
レギアスは両手を私の頬に添え、私の目をじっと見つめて言い聞かせるように言うと、親指で涙を拭いながら唇を重ねた。
そっと触れるだけの甘いキスに胸が苦しいほど締め付けられる。
「レギアス……もっと……」
「また止まれなくなるからダメだよ」
レギアスはそう言って私の首元に顔をうずめてしまった。
なんか似たようなセリフばかり聞いている気がする。何気に我慢しているのよねレギアスって。
私はレギアスの体を押してなんとか空間を作ると、レギアスの唇を奪おうと体を伸ばした。
身長差があり過ぎてどんなに背伸びをしてもレギアスがかがんでくれなければ唇に届かない。
昔は同じくらいの身長だったのに……伸びすぎだと思う。悔しい。
「ちょ、こら。ダメだよレティシア」
「私はレギアスともっとキスがしたいの!」
「だ、だからそうしたら俺はキスだけじゃ済まなくなっちゃうから……」
レギアスは顔を赤くして逃げるように体を後ろに引いている。
離れないでって言ったばかりなのに!
「なによ。したいならすればいいじゃない。私は嫌がったりしていないわ」
「う、だって朝方まで散々したばかりなのに……体、つらくないの?」
このために聖印を刻んでもらったわけではないのだけれど、おかげでかなり回復している。
サラには隣の部屋に移ってもらったし、先程の会議でも近くに座っていたから、聖印の効果は最大に近い状態だ。
「ちょっとダルいけど、平気よ。どうせ今日はもう予定が無くなっちゃったし、明日からは忙しくなるのに……私はレギアスにたくさん触れたいの!」
「ねえ、なんでそんなにかわいいの?レティシア……。もしかして俺の精を吸い尽くして殺そうとしてる悪魔だったりする??」
「あ、悪魔はレギアスでしょう!?私はこれでも聖女って呼ばれているんだからっ!!」
「へぇ、聖女様がこんなに淫乱とはねぇ……」
「いっ……いんら……」
私は顔を真っ赤にし、それから2人で顔を見合わせてクスクスと笑った。
ひとしきり笑ったあと、どちらからともなく抱き合ってキスをして、すっかり邪気が抜けて元気になったレギアスに抱えられてベッドに運ばれた。
私の胸には温かいものがジワリと広がって、淀んだ気持ちはすっかり晴れていた。
ああ、これで明日からも大丈夫。レギアスと2人で手を繋いで歩いて行ける……
そんな風にまた私は泣きそうになりながら思っていた。
「レティシア、レティシア……」
レギアスが私に覆いかぶさってあちこちにキスを落としているけど、なんだか私は落ち着いてしまっていて、ちょっと困っていた。
だって、朝方まで散々したんだもの……。体はもうしばらくそういうの要らないって言ってる気がする。
でも、そんな態度見せたらレギアスはがっかりするだろうし……だからと言って演技すると余計白ける気がするわ。うーん、困った……
「レティシア?どうしたの??」
「へ!?ううん、なんでもないよ??」
レギアスにじっと見つめられる。
そ、そんな見られると困るんですけど……
「なんか、笑ったせいですっかりそういう気分じゃ無くなってる?」
「え!?えーと……」
あ、笑ったせい?なのかな??そうかも?
「うーん……まあ、レティシアの敏感すぎる体ならすぐにその気にさせられるかな」
わあ、自信たっぷり。
レギアスは珍しく先に自分の服を脱いで上半身裸になった。
ああ、引き締まった大胸筋が……他の筋肉も素敵……
ついつい目を奪われてレギアスの胸に手を伸ばすと、レギアスが得意げにニヤニヤ笑っていた。
「今まであんまりよく見た事無かっただろ?前に顔を赤らめてたから好きだと思ったんだ」
乙女は好きじゃなくても赤らめます。たぶん。
「そ、そりゃもちろん、レギアスは顔だけじゃなくて全身美しくて……好きよ?」
わードキドキする。なんだか負けた気分。
なんだか悔しいので、私は体を起こしてレギアスの胸に触れた。
はぁ、素敵。大胸筋を撫で撫でしながらキスしてみる。なかなかレギアスみたいに大胆に愛撫したりはできないわ。
「ふふっ、くすぐったいよレティシア」
やっぱり悔しい……カプリ。
「痛!痛いよレティシアっ!!」
「何を言っているの?こんなの痕すら付いていないわよ?私と同じくらいの痕を付けたらどんな反応するのか見てみようかしら……」
「ま、待って!ごめんなさい!もうしないから許してレティシア様!!」
私は笑いながらレギアスを無視して胸の愛撫を再開した。
先程より大胆に舌と指を使い、固くなった先端も念入りに刺激する。
「レティシア、俺……もう……」
レギアスが私を押し倒そうと肩に手をかけたので、レギアスの脚と背中を貫くように結界術でベッドに固定した。
「へ??ちょっ、レティシア?」
「無理に動こうとしたら体が裂けるから気をつけてね?」
「ちょっと、俺、もうつらいよ!レティシア!」
「つらい??」
私はなんとなくレギアスの下半身に目を向けるとズボンがパンパンになっていた。
これの事かな??
ボタンを外すとすっかりその気になったレギアスのアレが飛び出してきた。
う、うわぁー!これってこんなに大きかったの??
「キャッ!……え……ね、ねえレギアス。本当にこれが私の中に入ったの!?」
レギアスを見上げるとドヤァって顔をしててなんだかムカつくわ。
「もちろん入ってたよ。レティシアが何度も嬉しそうに咥えこんでた」
ひ、卑猥な言い方やめてよぅ……
私は巨大な陰茎にそろそろと手を伸ばして触ってみた。よく見ると……うん、なんだか可愛いかも……
「ちゅぷ……」
「わ!れ、レティシア??」
私は体勢を変えてレギアスのソレを舐めてみた。なんか先からしょっぱいのが出ているわ。
下の方を手で握って先の方の膨らみをクルクルと舐めてみたあと、唇をすぼめて舐めながら口の中に入れてみた。
な、なんかさらに固く大きくなった気がする……
「れ、レティシア!そんなことしなくていいから!あ、うわっ……たどたどしい感じが……たまらない……」
レギアスがハアハア言い出したのでちょっと興が乗ってきた。レギアスが私にするのを参考にして舌を色々と動かしながら口の中を出し入れする。
う、大きすぎて苦しい……
途中休んで先を舐めながら手でしごいてみる。
時々レギアスの顔を見てみると蕩けるような気持ち良さそうな顔で私を見ていた。
「は……レティシア、気持ちいいよ。このまま、出してもいい?」
「ん、ひぃよ……ん、んむ……」
私はジュプジュプと音を出しながら動きを速めた。
「レティシア、レティシア……くっ、……出る!」
レギアスは私の頭を押さえながらビクビクと体を痙攣させ、同時に私の口の中に何とも言えない味の液体が勢いよく発射された。
「ん、んんん……」
く、苦し!
私は液体が零れないようにレギアスから口を離すと、微妙な味の液体をゴクリと飲み込んだ。
ため息をついて目を開けると破顔したレギアスが視界に入り、私に迫る。
「レティシア!」
レギアスにキスしながら抱きしめられた。
なんだかすごく喜ばれたみたい。私もちょっと嬉しいかも。
あ、あれ??結界は?もしかして破られた?
やっぱり単純な結界だとレギアスは抑えきれないのか……
「レティシア、飲み込んで大丈夫だった?水、持ってこようか?」
「ん、大丈夫……」
「ありがとうレティシア。まさかこんなことしてくれるなんて夢みたいだ」
レギアスは私をぎゅうぎゅう抱きしめながら感激していた。
イタズラのつもりだったのに……なんだかちょっと照れる。私はレギアスの背中に腕を回して隠れるように首元に顔をうずめた。
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