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第三章・二人の距離感。5

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 私の膣内に、陛下のアレを挿れようとしていた。
「ちょっと……待って。ここでヤる気⁉」
「仕方がないだろう。緊急事態だ」
「緊急事態って……ダメ……一人でヤってよ。んんっ……」
 私は許可を出した覚えはないんだけど⁉ まだ腰もアソコも痛いのに。
 だがキスをされると、そのままズンッと奥に一気に挿れてくる。
「あっ……うっ……んっ」
 舌を絡ませながら、湯船の中で動かしてくる。ズンズンと上下に動かすように突き上げられると声が漏れてしまう。 
「あっ……んっ……待って……んっ……そんな……んあっ……」
 止めさせようとするが、やめる気配はない。それよりも繋がったまま持ち上げると、湯船から出して寝かせてくる。そして、足を腕に絡めるとそのまま再び腰を振って動き出した。そのため奥に入り、反り上げるような感覚が。
「ああっ……だめぇ……抜いて」
「無茶を言うな」
  だが、さらにズンズンと速く腰を動かされる。
「だめぇ……そんな速くしたらイッちゃう……んあっ……陛下」
「アディだ。名前で呼べって言っているだろう」
「アディ……だめぇ…………ア……ディ」
 私は、あの男の名前を叫びながら達してしまった。はぁはぁと息が荒くなっていく。
 ぐったりしながら、陛下にしがみつく。すると抱き締めた状態で、しばらく繋がったままだった。
 そして、その後に湯船を出たのだが、余計に気まずい状態になってしまう。お互いに目を合わせずに着替える。アミーナは呆れながら、
「何で余計に気まずくなるんですか? さっきまでのイチャついていたのに」
 不思議そうに首を傾げられてしまう。そんなのこっちが聞きたい。
 陛下は気まずいのか一人で着替えると、さっさと出て行ってしまった。
 私は彼の後ろ姿を見ながら「陛下が……」と呟いたのだった。

 そして朝食を食べている時もお互いに無言になる。お互いに意識をしてしまい、ギクシャクした状態に近いだろう。陛下はムスッとしたままだし。
 するとロンは呆れた様子で、
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