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第八章・皇女・クリスティーナ。3

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 可愛いレイヴァン様。私は嬉しくなり、今度はその唇でレイヴァン様の唇を塞ぐ。
 私からキスに驚いたレイヴァン様だったが、途中から夢中で舌を絡ませてくる。そして私はキスをしながらも右手を陰茎に触れる。
「あっ……エルザ。何を!?」
「少しでも気持ちよくなって頂きたくて」
 私はそう言いながらレイヴァン様のあそこを上下に擦りつける。キスをしながら。
 そうしたらレイヴァン様は苦しそうにしながら身体をビクビクと反応している。
「んんっ……ふぅ……はぁっ」
 お互いの息が混ざり合う。舌をさらに絡ませて、何度も求め合う。すると限界が来たのか陰茎はぴゅーっと精液が飛び出てしまった。どくどくと熱い液が溢れてきてしまう。唇を離すとレイヴァン様は、はぁはぁと肩で息をしていた。
「たくさん出てしまいましたわね」
「はぁはぁ……ああ、そうだな。もうすっかりあなたの虜だよ。本当に悪い女だ」
 レイヴァン様は、そう言いながらまたキスをしてくる。そして私を押し倒すと、今度は自分の番だと言うように両足を大きく開かせると大事な部分に顔を埋めてくる。
 膣内に舌を入れるように舐められ、ビクッと身体が反応する。
「あっ……ああっ……そこは……」
「私ばかり気持ちよくなっていたらダメだからな。エルザはココが弱いだろう?」
 そう言いながら私の弱い部分を狙って舌を擦りつけてくる。
 そこを舐められる度に甘い声が漏れてしまう。
「そこ……ダメなの。やあっ……あんっ……」
 いやいやと首を振るうが抵抗はしない。シーツを握り絞めながら絶頂になるのをひたすら待つ。すると気を良くしたのか、さらに攻めてきて限界が近づいてくる。
「ああん……もう……あっ……あぁーっ……」
 私はそのまま達してしまった。はぁはぁと息を整えながらも、身体はビクビクと震えていた。すると、レイヴァン様は私を反対にさせて四つん這いにさせられる。
 お尻を突き出した格好に恥ずかしくなっていると、内ももにレイヴァン様の陰茎を挟むようにして閉じさせる。そして少しずつ動かしてくる。
 ゆさゆさと揺らしながら擦りつける度にあそこが触れて、余計に熱く感じてしまう。
「あっ……レイヴァン様のが……んんっ……当たる……」
「はぁっ……エルザ」
 しかし、レイヴァン様は動くのに夢中になっており私の声が届かない様子だ。
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