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第三章・ご懐妊。8
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「この男に身に覚えがあるだろう。この刺客が聖女であるレイナの部屋に忍び込み、襲ったそうだ。ギリギリに助けられたが、腕に傷を負った。その傷は自身の治癒能力で治せたからいいものを……これは重罪だぞ」
「ち、ちょっと待って下さい。私はそんな事はしておりません。それに、その男も見た事もないのに」
「白々しい。この男がすべて自白したぞ。君……エルザの指示で、すべてやったと。その証拠に君が報酬に渡した指輪を持っていた。これは、サファード公爵家が持っている鉱山しか収穫が出来ない『虹色のダイヤ』だ」
私に見せてきたのは紛れもなく『虹色のダイヤ』の指輪だった。
あれは、私の無くした指輪だわ!?
それに、確かに、そのダイヤはサファード公爵家が持っている鉱山しか収穫が出来ない。虹色に輝いて見えるのは、サファード公爵家が持っているマナが入っているからだ。
輝くばかりに美しく貴重な宝石のため、高額で買い取られる。公爵家の中でも身分や財力があるのは、能力の他にこういう理由もあった。
デザインからしても私のだと間違いないだろう。最近指輪がないと侍女達が探していたのに、何故あの男のもとにあるの?
「証拠が出てきて言葉にならないか? では言おう。聖女に対しする数々の愚行。そして殺害未遂。どれも国を脅かす重罪だ。よって君との婚約を破棄とする。そして国外追放とする」
えっ……? レイヴァン様の言葉は私の心を粉々に砕いていく。
婚約破棄……しかも国外追放だなんて。
「あ、あんまりです。私はそんな愚かな行為はしておりません」
私は必死に違うと訴えかけた。全身が恐怖とショックで震え上がる。
するとレイナ様はレイヴァン様の腕に手を絡ませて、目をウルウルとさせる。
「レイヴァン様。それはあまりにも酷いと思いますわ。きっと嫉妬で自分の心を病んでしまったのでしょう。国外追放ではなく幽閉でどうでしょうか? それなら、自分の過ちを反省出来ますし、もし状況によっては釈放も出来ますわ」
「……レイナ」
「私は罪を犯した人々を見捨てたいとは思いませんわ。それこそ神様からのお導き。罪を償う機会を与えるべきですわ」
レイナ様に聖女らしい言葉に周りの者達は大絶賛。聖女様コールされる。
「ち、ちょっと待って下さい。私はそんな事はしておりません。それに、その男も見た事もないのに」
「白々しい。この男がすべて自白したぞ。君……エルザの指示で、すべてやったと。その証拠に君が報酬に渡した指輪を持っていた。これは、サファード公爵家が持っている鉱山しか収穫が出来ない『虹色のダイヤ』だ」
私に見せてきたのは紛れもなく『虹色のダイヤ』の指輪だった。
あれは、私の無くした指輪だわ!?
それに、確かに、そのダイヤはサファード公爵家が持っている鉱山しか収穫が出来ない。虹色に輝いて見えるのは、サファード公爵家が持っているマナが入っているからだ。
輝くばかりに美しく貴重な宝石のため、高額で買い取られる。公爵家の中でも身分や財力があるのは、能力の他にこういう理由もあった。
デザインからしても私のだと間違いないだろう。最近指輪がないと侍女達が探していたのに、何故あの男のもとにあるの?
「証拠が出てきて言葉にならないか? では言おう。聖女に対しする数々の愚行。そして殺害未遂。どれも国を脅かす重罪だ。よって君との婚約を破棄とする。そして国外追放とする」
えっ……? レイヴァン様の言葉は私の心を粉々に砕いていく。
婚約破棄……しかも国外追放だなんて。
「あ、あんまりです。私はそんな愚かな行為はしておりません」
私は必死に違うと訴えかけた。全身が恐怖とショックで震え上がる。
するとレイナ様はレイヴァン様の腕に手を絡ませて、目をウルウルとさせる。
「レイヴァン様。それはあまりにも酷いと思いますわ。きっと嫉妬で自分の心を病んでしまったのでしょう。国外追放ではなく幽閉でどうでしょうか? それなら、自分の過ちを反省出来ますし、もし状況によっては釈放も出来ますわ」
「……レイナ」
「私は罪を犯した人々を見捨てたいとは思いませんわ。それこそ神様からのお導き。罪を償う機会を与えるべきですわ」
レイナ様に聖女らしい言葉に周りの者達は大絶賛。聖女様コールされる。
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