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第二章・合コンで⁉ 4
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社長は黙ったまま書類を見ていた。返事はない。やっぱり怒っているのだろうか?
不安に思いながら頭を上げると社長は席から立ち上がり、私のところに近付いてきた。えっ……?
自分の置かれている状況が分からず動揺する。でも、間近に来られると心臓がドキドキと高鳴りだした。
「あの……社長?」
そうすると、そのまま無言で私を抱き締めてきた。えぇっ⁉
驚きのあまり硬直してしまう。しかし、その瞬間だった。私のお尻に違和感が……まさか⁉
「ちょっと、社長⁉﹂
そんな私をいい事に、社長は抱き締めながらお尻を撫で回してくる。この男は。
「う~ん。やっぱりいいねぇ~君のお尻は」
うんうんと納得をしながらさらに撫で回してきた。満足そうに。いいとかって言う問題ではない。何故こんな場面で……お尻を撫で回すのよ⁉
「やっ……やめてください。社長」
必死に嫌がるが社長はお構いなしにお尻を撫で回しながら首筋にキスをしてくる。
思わずピクッと反応してしまうが、怒りながら社長を引き剥がした。
「もうやめて下さいってば‼」
「あ、俺のお尻が……」
「あなたのじゃない。私のです‼」
必死に反論する。まったく意味の分からないやり取りだ。
というか何であなたなのよ⁉ まったく予想できない発言に呆れてしまう。
「夏希。君は反省する気あるのか? それぐらい許してくれてもいいじゃないか⁉」
はぁっ? 何を言い出すのよ……この男は。しかも逆ギレしてくるし。
「それとこれは別ですよ!」
「ケチ。秘書は、もっと社長を立てないといけないんだぞ?」
「ケチって……意味が違うでしょ⁉」
セクハラをしておいて何故ケチだと言われないとならないのよ⁉﹂
しかし社長は納得がいかない様子。もの凄く不服そうに私を見てくる。
「いや。君は、まったく分かっていない。秘書と言うのは社長に親切して尽くさないとならないんだぞ。○○株式会社なんて秘書と温泉旅行に行っているんだぞ? これなんて、色々やっ
不安に思いながら頭を上げると社長は席から立ち上がり、私のところに近付いてきた。えっ……?
自分の置かれている状況が分からず動揺する。でも、間近に来られると心臓がドキドキと高鳴りだした。
「あの……社長?」
そうすると、そのまま無言で私を抱き締めてきた。えぇっ⁉
驚きのあまり硬直してしまう。しかし、その瞬間だった。私のお尻に違和感が……まさか⁉
「ちょっと、社長⁉﹂
そんな私をいい事に、社長は抱き締めながらお尻を撫で回してくる。この男は。
「う~ん。やっぱりいいねぇ~君のお尻は」
うんうんと納得をしながらさらに撫で回してきた。満足そうに。いいとかって言う問題ではない。何故こんな場面で……お尻を撫で回すのよ⁉
「やっ……やめてください。社長」
必死に嫌がるが社長はお構いなしにお尻を撫で回しながら首筋にキスをしてくる。
思わずピクッと反応してしまうが、怒りながら社長を引き剥がした。
「もうやめて下さいってば‼」
「あ、俺のお尻が……」
「あなたのじゃない。私のです‼」
必死に反論する。まったく意味の分からないやり取りだ。
というか何であなたなのよ⁉ まったく予想できない発言に呆れてしまう。
「夏希。君は反省する気あるのか? それぐらい許してくれてもいいじゃないか⁉」
はぁっ? 何を言い出すのよ……この男は。しかも逆ギレしてくるし。
「それとこれは別ですよ!」
「ケチ。秘書は、もっと社長を立てないといけないんだぞ?」
「ケチって……意味が違うでしょ⁉」
セクハラをしておいて何故ケチだと言われないとならないのよ⁉﹂
しかし社長は納得がいかない様子。もの凄く不服そうに私を見てくる。
「いや。君は、まったく分かっていない。秘書と言うのは社長に親切して尽くさないとならないんだぞ。○○株式会社なんて秘書と温泉旅行に行っているんだぞ? これなんて、色々やっ
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