執筆徒然日記

常森 楽

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雑談①〜⑤

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■雑談①■
私の作品、数は少ないですが、長編の2作に共通しているのは家庭環境に恵まれていないという設定。
まあ、恵まれてる・恵まれてないって考え方は人それぞれで、実際似たような立場・境遇だったとしても、幸せだと思える人もいれば不幸だと思う人もいるわけで…。
そんなことを言ってしまえば、戦争中の国と平和を保てている日本を比べればどっちが幸せか?とか、そういう大きな話になっていくのでややこしいですが。
なぜそういう設定になるのか…。
純粋に優しい物語でも良いのではないか?2人でまっすぐ愛を育めばいいのではないか?と…自分でも思ったりします。
でも、それはきっと私には書けないんですよねー。
幸せな家庭って、未だによくわからない。
幸せな家庭がこの世に存在することは理解している。
頭で理解していても、現実味がない。
昔、私は他人からはとても幸せな家庭で育っているように見えていたらしいのですが、実際は親に殺されかけていますし、いつ親に殺されそうになっても大丈夫なように、いつもナイフを隠し持っていました。
学校ではニコニコ笑って、誰も私が虐待されているなんて知らなかった。
誰かに告白されても“一体この人は、なぜ私を好きだと言えるのだろう?”と、ずっと疑問でした。
それでも行動し続けてみると…自分の問題に向き合い続けてみると、何度か転換期が訪れて、灰色だった世界が凄い勢いで色付いていった。
その転換期って、意外と時間にしてみると短い。
でも濃密だから、物凄く充実した時間になる。
短くても濃密な時間を過ごせると、それが力になる。
『いたずらはため息と共に』も、穂と永那の時間って、日数で考えると短いんですよね。
でも、過ごす時間が濃密だからこそ、変わっていける。
まあ、その転換期を生かすも殺すも、その人次第なのですが。
その人次第というのは、きっと生まれ持った性格もあるだろうし、今までどんな人と出会ってどんな風に接してもらえたかが大事なんだとも思います。
ひとえにその人次第と言うのも難しいです…。
だから物語のキャラクターが救われるためには、どん底の闇であってはならなかった。
どこかに、その人の逃げ道がなければならなかった。
…なんて、読み返したときに思いました🤗
漫画NARUTOの我愛羅が好きなのですが、きっとそのエッセンスが入ってるんですねー。
あの子の子供時代も、なかなか悲惨ですもんね。

■雑談②■
雑談①に書いたように、私の作品は私の経験したことが大いに、でもきっと無意識に、反映されています。
まあ、たぶんどんな小説も、作家が日々感じたこととか、無意識に思っていることがどこかしらで反映されているものだとは思いますが…。
心理学的にどうとか、そういうことは専門家ではないのでわかりませんが、なんとなく…親からまともな愛情を貰ってこなかった人って、最終的には、誰かに親的な役割をしてもらわないと、いつまでも傷は癒えないのかな?って思います。
親的な役割…自己を犠牲にしてでも与えてもらえる愛、みたいなものでしょうか。
でも、それだけでは共依存関係になってしまう。
本人に自立の意思があった上で、自分の問題に向き合った上で、愛を与えてもらわなければならないのかな…と、私は思うわけです。
『いたずらはため息と共に』のキャラクター達は、かなり精神的に大人で、私は自分が高校生のときはこんなに大人じゃなかったなあ…なんて笑えます。
でも、当時は当時なりに、必死に生きていた。
大人に“子供”と言われようが、子供は子供の世界で必死に考えて必死に行動している。
私は大人になったけれど、そのことをいつまでも覚えていたい。
まあ、あくまで趣味の小説なので、キャラクターが大人っぽくてもいいと思っていて…そもそもお話にするにあたって、大人っぽくないと話が進まないし読みにくくなる🤣!
だからこそ…なんというか、行動に幼さを残しているんですよね。
永那の過去、何も考えずにお金に簡単に釣られちゃうのとか、まさに子供っぽいじゃないですか。
千陽が穂にキスしちゃったのも、穂が簡単にそれに流されちゃうのも。
穂、筋が1本通ってそうでブレブレなのも、子供っぽさの象徴なのかな…と思います。
それでも、なんとかバランスを保てているのは、お互いに愛を与え合っているからかな?と思います。
まあ、子供みたいな大人なんてごまんといるので、どこからが大人でどこからが子供かなんて、全然わからないけど!
…こんなに書いてたら、めっちゃ構想練ってから話を書いたみたいになるかもしれませんが、何も考えずに書いてます、ホントです、信じてください😇ウヘェ

■雑談③■
最近よく、社会では“この人がいないと会社が回らない”という状態は悪い状態だと耳にするようになりました。
その人がいなくても回るのが適切な社会だと。
だからこそ、適切に休みが取れて、みんながプライベートを充実させられるのだと。
あのスティーブ・ジョブズが亡くなっても、アップルという会社は落ちていない。
“絶対になくてはならない存在はいない”のだと、社会は言います。
…社会は、そうかもしれない。それでいいのかもしれない。
でも、やっぱり“あなたがいるから”って思われたくないですか?
べつに会社から思われたいわけじゃないですが、1番わかりやすい例で言えばパートナー!
パートナーからは“あなたがいい”って思われたいですよね?
昔、何かで見たのか、誰かに言われたのか忘れましたが、“暗い過去を持ってるって羨ましい”って言ってる人がいたんですよね。
“自分には何もないから、羨ましい”って。
不思議と怒りとかは湧かなくて…ただ、“なるほど”って思いました。
何がその人を特別たらしめるのか?
周りの人達が、1、2年付き合って、結婚適齢期だからと結婚していく…。
なぜその相手?今まで付き合った人とは何が違うの?
聞きたくなります。
結婚する前に二股、三股していた友人もいました。
結婚相手と他の人では、何が違うんだろう?
…私は自分から人を好きになったことがなくて、ハッキリ言って、なんで恋愛小説を書いてるのか謎なくらいです😎
まあ、きっと、自分から人を好きになったことがないから、考えるんですね😇
どうしてこの人なんだろう?って。
恋するって、本当、どんな感じなんだろう?
可愛い人は好きなんですよ。好きなんだけど、好きなだけ。
私は基本的に女性が好きですが、それは現時点で可愛い人が女性に多いからであって、男性でも可愛ければ好きです。
もっと言えば、可愛ければなんでも好きなので、子供も動物もおばあちゃんやおじいちゃんも好きです。
私の好きのレベルって、そんな感じ。
ああ、書きたかったことに全然辿り着いてませんが、つまり何が言いたかったかと言うと、全然恋愛に興味ないから恋愛小説を読んだことがないし、映画もアニメも、ほとんど見たことがないんですよね…。(恋愛要素は大体どの話にもあるけど!)
だからいつも文章褒められて嬉しい!と言いたかったのでした🤗
言葉にしてくれるって、嬉しいですよね🌈

■雑談④■
『いたずらはため息と共に』の世界観では、当たり前のようにLGBTQ+が受け入れられています。
私の「こうあったらいいな~」という願望が織り込まれてはいるのですが…実は私が高校生の時、ゲイだとカミングアウトしている子がいたんです。当時としてはカミングアウト自体すごく珍しいことだったのに、驚くことに、私の学校の生徒はそれを普通に受け入れていたんですよね。私が見ていた限り(“あの子、ゲイらしいよ”という噂話はしていたものの)いじめとかも全くなかったんです。
冷ややかな視線が全くなかったわけではありません。でも誰もそのことについてとやかく言ったりしないから、みんな何も言わない。そんな雰囲気がありました。腫れ物に触るような感じでもなく、その子もカミングアウトしてから普通に過ごしていました。
今更ながら、すごく良い学校で生活できたんだな~と思ったりします。(先生は体罰等あったため先生は関係なく、単純に生徒の質が良かったんですね、きっと)

欧米の映画界では、「同性婚が当たり前になった世の中では、同性愛の恋愛ものと異性愛の恋愛ものは全然違わないね!?同じじゃん!」という驚きが一時期あったそうです。
日本ではまだ“秘密の関係”みたいなのを楽しんでいたり、それを主題にしている風潮がありますが、同性婚が当たり前になるとそんな楽しみ方もなくなるんですね。私はそれで良いと思ってます😎
永那も、書いていて“この子が男の子でも全く違和感ないよね”と思うことがあります。男性だろうが女性だろうが、“好き”に性別なんて関係ないよな~と思う日々です。

前に恋愛ものの映画等はほとんど見ないと書きましたが、LGBTものは見るようにしています。
欧米の映画では、数年前までは暗くて、死別してしまったり別れてしまう話が多かったように思いますが、最近はコメディ調のものが増えて見ていて楽しいです。
日本は『おっさんずラブ』を筆頭に?、コメディものも多々ありますが…“映画のなかではおちゃらけて幸せそうにしているのに、現実では一緒にはなれないんだよね”という違和感が拭えなくて、どうも好きになれません。
『チェリまほ』も良い話でしたが、最後の結婚シーンはなぁ…。結婚式挙げても実際は結婚できないのだから…と、少し虚しくなりました。
だから最近は、日本におけるLGBTのハッピーエンドってなんだろう?と悶々としています😇

■雑談⑤■
④の続き。(近況ボード千文字しか書けないって少なすぎる!)
ネタバレになるのか、ならないのか、私にはわからないのですが『いたずらはため息と共に』の最後をずっと考えていて…。
※盛大なネタバレの可能性があるので、読みたくない人は読まないでください。

キャラクターが動いてくれるのを待てばいいのですが、それでもある程度の終わりが見えていないと書けないらしく…ここ数日は全く書けていません😇(マジでストックがない。やばい。1日3話とか更新してる場合じゃない…!)
こういう時、どういう終わりが良いのか語り合える人がいたらいいのに…なんて思ったりしてます🤣
ここまで話が進むと、こんな悩みが出てくるんですね~、初めて知りました。

未来に結婚できるようになる想定で書く?
チェリまほって、原作は知らないけど、たぶんそういう終わり方なんだよね?
それとも、一緒にいられるだけで幸せ?
そんな…!そんなわけあるかいな!!
長く一緒にいたら、普通に苦しいこともある、辛いこともある。
例えば、パートナーが死んじゃったら?病気になったら?老後は?…そんなこと考えていたらキリがない。
結婚できたとしても同じかもしれないけど、結婚できるなら物語としてはそれでハッピーエンドで良いんだろう。
もしくは、海外に住むか?
永那も穂も頭良いんだから、海外移住なんて余裕だよね?
でも海外移住なんて私がしたことないから書けないし!
まあ、詳しくなんて書かなきゃいいんだろうけど…。
でも、永那がお母さんを放って海外に住むか?ちょっと考えられない…。
永那は、お母さんが愛情を持ってる人だから、優しくあれてるんだよ!そこは絶対ブレちゃダメなんだよ!
…でも正常な自立をするなら、海外移住しても問題ないんだよなぁ。

ハッピーエンドにしたいのに、ハッピーエンドが何かわからない!!
ハッピーエンドってなに!?
人生におけるハッピーエンドなんて、死ぬときしかわかんないじゃん!!
『きのう何食べた?』は、そういう意味で良いよね、けっこうリアルで。
…ん?こうしていくつか映画を挙げてみると、日本の映画でレズビアンものって全然ない…。
しいて言うなら『つくたべ』?あれはドラマだけど。
でも、ドラマでは結ばれてないんだよね。
恋かも!?で終わってる。
結ばれた後の幸せの形を知りたいんだよなぁ。
幸せって難しい…。永遠の課題だ。
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