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7.向
※登場人物紹介
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高校学年色……高1:緑→青、高2:赤→緑、高3:青→赤
【空井家】
・空井 穂……高2→高3。永那が恋人。記念日は6月。誕生日は11月、身長160cm。千陽とは親友だが、穂自身は親友の定義がわからず戸惑い中。母親と父親は誉が1歳(穂6歳)の時に離婚。父親と仲が良く、よくいたずらして2人で母親に叱られていた。両親が離婚したのは、自分がいたずらをし過ぎたせいだと思っている。だから、無意識に“真面目にならなきゃ”という気持ちが強い。真面目で正義感が強い故に周りから恐れられる傾向があり、本人はそのことを気にしているが、正しいと思うことを指摘せずにはいられない。変に真面目過ぎて空回りすることも多い。元々恋愛に全く興味がなかったが、他の子と同じように接してくれる永那のことは気に入っていた。しかし、いつも寝ていることに対しては不満があり、真面目が空回りして起こすのに躍起になったところ、永那に捕獲された。永那と付き合い始めてからは、今まで興味のない話に全く耳を傾けてこなかったことを反省し、色々と積極的に話を聞いたり調べたりするようになった。将来の夢は弁護士。学校の成績は常にトップ。生徒会長をしている。花を育てるのと美術館、博物館、水族館などを巡るのが趣味。雷とジェットコースターが大の苦手。恥ずかしい時に前髪を指で梳くのが癖。長らく友人がいなかかったため、友人との距離感が掴めずにいる。××は、目隠しされたり拘束されたりするのが好き。外でするのも嫌いじゃない。意外と変態みが強い。だけど、それが好きなのは、本人は頑なに認めない。(変態みが強いから千陽との“3人”も無意識に望んでた?)永那と千陽から「普通じゃない」と言われていることを気にしてはいるが、どこがどう普通じゃないのかわからないし、2人には「そこが好き」と言われるので、直る気配はない。
・空井 誉……小6→中1。穂の弟。誕生日は4月。お姉ちゃんっ子。料理が趣味になった。結構プレイボーイ?
・お母さん……弁護士。穂が小さい頃から、家事や誉のことを穂に任せっきりで申し訳ないとは思いつつ、それに甘えて仕事に没頭。その罪悪感から、穂と永那のことに関して、なるべく干渉しないように気をつけている。ストレスが溜まったり、仕事が一段落したりすると、たまに酷く酔っ払うことがある。
・お父さん……子煩悩な父親だったが、穂が6歳、誉が1歳の時に離婚。
・おばあちゃん……車で3時間ほどのところに住んでいる。お母さんとお父さんが離婚した直後は数年間、穂と誉の世話をしに来てくれていた。幼い頃の穂に厳しく接していたため、穂との間に若干の心の距離がある。
【両角家】
・両角 永那……高2→高3。穂が恋人。誕生日は4月、身長165cm。千陽は親友といえば親友だが、永那自身はあまりそう思っていない。腐れ縁のほうが近い。母親と父親は中1の時に離婚。顔面偏差値が異常に高い。普段はおちゃらけているが、かなりプライドが高い。家が貧乏なことや母親が病気なことは、なるべく人に知られたくない。母親の世話があるため、睡眠時間が不規則だったり長時間寝る傾向がある。情緒不安定になることが多く、過度なストレスから物に八つ当たりすることも多い。母親が父親から暴力を振るわれていたため、母親を守りたい気持ちは強いが、一方で何故自分だけが母親の世話をしなければならないのかと、不満が溜まっている。中3の時、姉の瑠那が家を出たことにより、全て1人でこなしてきた。母親の機嫌が悪くならないように全神経を使っている。成績が良いのは母親が喜ぶから。そのストレスを発散させるための手段が××だった。中学の時は言い寄ってくる相手に片っ端から手を出していたが、穂と出会ってからは、反動で穂以外とすることに抵抗感を抱いている。高1の時は母親の世話に疲れすぎて××するどころではなくなり、ただひたすら寝ていた。千陽と“3人”でするのは、穂が望むから渋々応じているところもある。相手がずっと支え続けてくれた千陽じゃなかったら、応じていない。「こう!」と決めたら、意地でも貫きたい性格なので、“3人”を許した手前、引くに引けなくなっている。将来の夢はお金持ちになること。元々大学受験は考えていなかったが、周りがみんな受験するから受験することに。(高校の普通科に進学したのは千陽の意向だが、そのことに永那は気づいていない)中学の時にあけたピアスは右耳2、左耳1。中3から高2の途中までほぼ毎晩カレーを食べていたため、カレーはあまり食べたくない。
・両角 瑠那……永那の4歳上の姉。高校卒業と同時に家を出て、寮付きの職場で働いていてる。一応永那のことを気にかけているが、母親との仲が悪いため、ほとんど家には帰ってこない。瑠那が中高時代唯一心を許せた相手は心音だったが、心音が永那をお金で買ったことにより、関係は破綻。真面目で正義感が強く、プライドが高い。
・両角 香那子(お母さん)……永那の母親。幼い頃に母親を病気で亡くし、父親(永那のおじいちゃん)から適切なサポートを受けずに育つ。曾祖母に育てられたが、かなり厳しく育てられたため、母親を亡くした心の傷が癒えることはなかった。そのため、孤独感や見捨てられ不安が強い。早く家を出たい&反抗心から、18で瑠那を妊娠、結婚。永那が中1の時に旦那(永那の父親)から離婚を申し込まれ、なんとか保たれていた精神のバランスが崩れ、仕事が出来なくなり、家に引きこもるようになった。穂や千陽、優里との交流で、少しずつ改善したが、修学旅行時にオーバードーズして階段から落ちたため、3ヶ月間入院していた。良い先生に巡り会え、現在はちゃんと治療を受けている。
・お父さん……香那子(永那の母親)に依存され、ストレスからアルコール依存になり、暴力を振るうようになったが、永那と瑠那のことは本人なりに愛していたため、手を出してはいない(しかし、これは立派な面前DV)。永那が中学生になるまでは離婚しないと決めていた。
・おじいちゃん……昔気質な仕事人間。愛していた妻(香那子の母親)を早くに亡くし、涙は誰にも見せなかったものの、そのショックは大きく、仕事に没頭することで悲しみを忘れようとした。月日が経ち、永那が香那子の世話を1人でしていることを知り、罪悪感から、お金の援助を積極的にするようになった。(元々、瑠那に頼まれて生活費の援助はしていた)
・曾祖母……香那子の育て親。現在は認知症等により施設にいる。
【佐藤家】
・佐藤 千陽……高2→高3。穂と永那の親友兼浮気相手。誕生日は1月、身長155cm。芸能界からのスカウトは日常茶飯事というほどの美貌の持ち主。母親は子育てに興味がなく、お金はあるのに千陽はまともに教育を受けてこなかった。そのため、コミュニケーション力もほぼ皆無だった。ただメイクやファッションについてだけは教え込まれ、自然と千陽もそれが趣味になった。小さい頃から“可愛い”ともてはやされてきたが、小学校高学年になると、コミュニケーション力の低さと嫉妬からイジメに合うようになった。学校に行きたくないと言っても、母親は千陽に家にいられると困る(彼氏と××したい)ので、家から無理矢理追い出して学校に行かせた。しかし千陽は学校に行きたくなかったため、公園で暇つぶしをするように。その際、見知らぬ男から性的暴行を受けそうになった。原因は母親が無断で千陽の写真や個人情報をネットに晒していたこと。それを知った千陽は写真を撮られることが怖くなった。中学でもイジメられていたが、永那が守ってくれたことにより、イジメられなくなる。永那に依存していたため、穂に永那を取られるのではないかと情緒不安定になったが、穂が千陽を受け入れたことによって心が安定。千陽にとって味方は永那だけだと思っていたが、穂が永那以上に受け止めてくれるので、穂>永那になることも多い。地頭が良いため、成績は良好。イジメられていた時期は成績は落ちたが、永那と同じ高校に行きたいという思いから、勉強を頑張った。将来の夢は特にないが、常々穂と永那の子供になりたいと思っている。優里や桜のように、天然でちょっとドジな人が好き。緊張したり恥ずかしかったりすると左腕を右手で擦る癖がある。
・佐藤 桃(ママ)……元ナンバーワンホステス。人を見る目はあるが、かなりの面倒くさがり。千陽の教育が適当だったのもそのため。旦那のことは好きだが、浮気ばかりなことに早々に見切りをつけ、自分自身も浮気をするように。平気で浮気相手(彼氏)のことを千陽に話してしまうくらい適当な人間。ただ、自分から生まれた子供が思っていたよりも可愛く生まれて、それを誇りには感じている。そのため、メイク(ボディメイク含む)やファッションについての教育は熱心に行った。内心、“芸能プロダクションのスカウトを受ければいいのに”と千陽に思っているが、本人が嫌がるので何も言わない。
・パパ……IT企業の社長。自分が大好き、自由奔放な性格。結婚前から浮気ばかりしていた。ほとんど家に帰ってこず、出張も多い。基本的に妻にも千陽にも自由にさせているが、自分の要求は必ず通す。妻や千陽がそれに反抗した場合、「誰の金で生活してると思ってるんだ。言うことを聞かないならお金は渡さない」と言ってしまうようなモラハラ気質がある。妻の浮気は認識しているが、ある種のステータスに感じているため、黙認している。モテる美しい妻を持った自分!さらにその美しい妻から生まれた美しい娘を持った自分!…というステータスに酔っている。
・おばあちゃん……千陽のママのお母さん。シングルマザーでママを育てた、気骨のあるおばあちゃん。貧乏だったため、くず野菜で野菜を育てたりしていた(ママはそれがずっと恥ずかしいと思っていた)。手料理が美味しい。
【同級生】
・篠田 優里……永那と千陽が1番の友達だと思っている相手。誕生日は2月、身長158cm。3人姉弟の真ん中。バドミントン部。バドミントン部の活動は基本的に月、火、木、土。土曜日は隔週。勉強はそこそこ。周りからは天然と言われるが、本人は認めたくない。まだ恋をしたことがなく、恋することに憧れている。
・森山 桜……千陽が心を許している数少ない友人の1人。誕生日は3月、身長150cm。漫画研究会所属。BLと百合が大好き。頭の中は妄想で溢れているが、見た目は大人しい。ずっと穂に憧れていて、穂に近づくために体育祭委員や文化祭委員を積極的に行っていた。穂、永那、千陽の三角関係を唯一知る人物。1つ下の妹、菫がいる。桜も菫も、永那と千陽と同じ中学だった。
・高野 麗良……中学までサッカーをしていたが、怪我で断念。リハビリすれば回復する怪我だったが、“男には勝てない”という絶望感から、燃え尽き症候群に。高校入学と同時に千陽に初恋をして、現在千陽に近づけないか奮闘中。中3の終わり頃から付き合っていた彼女がいたが、高2の冬に破局。基本的に、勝てない試合には挑まない性格。
・塩見……文化祭委員で桜と親しくなり、好意を抱いている。普段は大人しくて真面目なのに、趣味の話になると目を輝かせながら怒涛の勢いで喋るギャップにキュンとした。いつもクラスの打ち上げなどを企画している、親しみやすい性格。
・室橋 芹奈……他校に在籍。永那と千陽の中学時代の友人。永那とは一時期セフレ関係にあったが、今は彼氏がいるため、普通の友達に。地肌が黒いのがコンプレックスだった時期もあるが、今は気にしていない。ギャル。
【後輩】
・日住……高1→高2。中2の時から穂に片思いしている。生徒会の1つ下の後輩。愛想が良く、誠実で、勉強や運動能力も優秀、清潔感があって顔も整っているため、かなりモテる。穂が恋愛に興味がないことを知っていたため、積極的にアプローチしなかったが、永那が半ば強引に穂と付き合ったのを間近で感じて、アプローチしなかったことをずっと後悔している。穂に2回告白したが、惨敗。穂に言われて金井と付き合ってみたが、約半年で破局。
・金井……高1→高2。生徒会の1つ下の後輩。中2の時から日住に片思いしている。好きだった理由は、日住の性格と顔が良かったから。何か特別好きになるようなエピソードがあったわけではない。元々イエスマンで、嫌なことを嫌とハッキリ言えない性格だったが、日住の好きな相手が穂だと知ってからは、穂みたいになれるように努力した。結果、自分のことを好きになれたため、悪態はつくものの、金井も穂が好き(先輩として)。諦めの悪い性格。
・森山 菫……高1→高2。テニス部。中学時代の永那の所業を知っているため、永那のことが怖い。永那のそばにいた千陽のことも怖い。姉である桜が2人と仲良くするようになって、恐れ慄いている。桜が永那と千陽と仲良くするようになってから、同級生に仲介役を頼まれることが増えたが、心底嫌がっている。性格は明るく、親しみやすい。桜の趣味に理解はあるが、妄想してる最中の姉の姿が気持ち悪くて、周囲に姉妹だと知られたくない気持ちもある。が、桜が菫に普通に話しかけるので、バレバレ。姉妹仲は良い。口では「気持ち悪い」とか言うけど、本当はお姉ちゃん大好き。大好きだから、高校も同じところに進学した。永那達に桜がイジメられたりしないか常に心配している。
・中川 ひそか……中3→高1。中1の時から一目惚れした永那を運命の相手だと思い込んでいる。(永那とは違う中学)過保護に育てられ、思い込みが激しく、ストーカー気質があり、怒りっぽい。ただ押しには弱く、内弁慶で、強く当たれるのは両親だけ。勉強は出来なかったが、永那と同じ高校に進学するために必死に勉強し、なんとか合格。
・飯田 杏奈……中3→高1。ひそかのクラスメイト。明るく、クラスの中心的人物。第1志望の高校に落ちたため、第2志望だった高校に進学。本来ならひそかと仲良くするようなタイプではないが…?
【先輩】
・小倉 心音……大1→大2。永那の中学の時の先輩。2つ上。一人暮らしをしている。最初は永那ではなく、姉である瑠那が好きだったが、途中から永那のことが好きになった。香那子が離婚のショックによって働けなくなり、まだ祖父からの資金援助がなく、瑠那のアルバイト代だけで生活しなければならなかった時、瑠那が唯一相談した相手。相談というよりも愚痴だったのだが、心音は瑠那のために何かしたい!と思い、親切心から永那にお金を渡すことを閃いた。ただ普通にお金を渡すのは不自然だから、見返りとしてキス等を要求。次第にエスカレートし、永那の初めての相手となった。心音にとっても、永那が初めての相手だった。お小遣いや貯金が底をつき始め、親のお金に手を出したことによって、事態が発覚。永那とも瑠那とも縁が切れることになった。ただし、心音が永那に払ったお金を瑠那が返す目的で、定期的に瑠那とは連絡を取っている。
・動画の人……高3→?。永那の中学の時の先輩。1つ上。軽音部の先輩。永那の2人目の相手。動画で有名になり、メジャーデビュー決定。
・全寮制の学校に進学した人……高3→大1。永那の中学の時の先輩。1つ上。軽音部の先輩。永那の3人目?の相手。
※抜けている設定や、出ているのに紹介されていないキャラクターがいれば、教えていただければ修正・追加するので教えていただければ幸いです🙏
※主要キャラクター以外の両親(保護者)と教師は、あえて説明に入れていません。
【空井家】
・空井 穂……高2→高3。永那が恋人。記念日は6月。誕生日は11月、身長160cm。千陽とは親友だが、穂自身は親友の定義がわからず戸惑い中。母親と父親は誉が1歳(穂6歳)の時に離婚。父親と仲が良く、よくいたずらして2人で母親に叱られていた。両親が離婚したのは、自分がいたずらをし過ぎたせいだと思っている。だから、無意識に“真面目にならなきゃ”という気持ちが強い。真面目で正義感が強い故に周りから恐れられる傾向があり、本人はそのことを気にしているが、正しいと思うことを指摘せずにはいられない。変に真面目過ぎて空回りすることも多い。元々恋愛に全く興味がなかったが、他の子と同じように接してくれる永那のことは気に入っていた。しかし、いつも寝ていることに対しては不満があり、真面目が空回りして起こすのに躍起になったところ、永那に捕獲された。永那と付き合い始めてからは、今まで興味のない話に全く耳を傾けてこなかったことを反省し、色々と積極的に話を聞いたり調べたりするようになった。将来の夢は弁護士。学校の成績は常にトップ。生徒会長をしている。花を育てるのと美術館、博物館、水族館などを巡るのが趣味。雷とジェットコースターが大の苦手。恥ずかしい時に前髪を指で梳くのが癖。長らく友人がいなかかったため、友人との距離感が掴めずにいる。××は、目隠しされたり拘束されたりするのが好き。外でするのも嫌いじゃない。意外と変態みが強い。だけど、それが好きなのは、本人は頑なに認めない。(変態みが強いから千陽との“3人”も無意識に望んでた?)永那と千陽から「普通じゃない」と言われていることを気にしてはいるが、どこがどう普通じゃないのかわからないし、2人には「そこが好き」と言われるので、直る気配はない。
・空井 誉……小6→中1。穂の弟。誕生日は4月。お姉ちゃんっ子。料理が趣味になった。結構プレイボーイ?
・お母さん……弁護士。穂が小さい頃から、家事や誉のことを穂に任せっきりで申し訳ないとは思いつつ、それに甘えて仕事に没頭。その罪悪感から、穂と永那のことに関して、なるべく干渉しないように気をつけている。ストレスが溜まったり、仕事が一段落したりすると、たまに酷く酔っ払うことがある。
・お父さん……子煩悩な父親だったが、穂が6歳、誉が1歳の時に離婚。
・おばあちゃん……車で3時間ほどのところに住んでいる。お母さんとお父さんが離婚した直後は数年間、穂と誉の世話をしに来てくれていた。幼い頃の穂に厳しく接していたため、穂との間に若干の心の距離がある。
【両角家】
・両角 永那……高2→高3。穂が恋人。誕生日は4月、身長165cm。千陽は親友といえば親友だが、永那自身はあまりそう思っていない。腐れ縁のほうが近い。母親と父親は中1の時に離婚。顔面偏差値が異常に高い。普段はおちゃらけているが、かなりプライドが高い。家が貧乏なことや母親が病気なことは、なるべく人に知られたくない。母親の世話があるため、睡眠時間が不規則だったり長時間寝る傾向がある。情緒不安定になることが多く、過度なストレスから物に八つ当たりすることも多い。母親が父親から暴力を振るわれていたため、母親を守りたい気持ちは強いが、一方で何故自分だけが母親の世話をしなければならないのかと、不満が溜まっている。中3の時、姉の瑠那が家を出たことにより、全て1人でこなしてきた。母親の機嫌が悪くならないように全神経を使っている。成績が良いのは母親が喜ぶから。そのストレスを発散させるための手段が××だった。中学の時は言い寄ってくる相手に片っ端から手を出していたが、穂と出会ってからは、反動で穂以外とすることに抵抗感を抱いている。高1の時は母親の世話に疲れすぎて××するどころではなくなり、ただひたすら寝ていた。千陽と“3人”でするのは、穂が望むから渋々応じているところもある。相手がずっと支え続けてくれた千陽じゃなかったら、応じていない。「こう!」と決めたら、意地でも貫きたい性格なので、“3人”を許した手前、引くに引けなくなっている。将来の夢はお金持ちになること。元々大学受験は考えていなかったが、周りがみんな受験するから受験することに。(高校の普通科に進学したのは千陽の意向だが、そのことに永那は気づいていない)中学の時にあけたピアスは右耳2、左耳1。中3から高2の途中までほぼ毎晩カレーを食べていたため、カレーはあまり食べたくない。
・両角 瑠那……永那の4歳上の姉。高校卒業と同時に家を出て、寮付きの職場で働いていてる。一応永那のことを気にかけているが、母親との仲が悪いため、ほとんど家には帰ってこない。瑠那が中高時代唯一心を許せた相手は心音だったが、心音が永那をお金で買ったことにより、関係は破綻。真面目で正義感が強く、プライドが高い。
・両角 香那子(お母さん)……永那の母親。幼い頃に母親を病気で亡くし、父親(永那のおじいちゃん)から適切なサポートを受けずに育つ。曾祖母に育てられたが、かなり厳しく育てられたため、母親を亡くした心の傷が癒えることはなかった。そのため、孤独感や見捨てられ不安が強い。早く家を出たい&反抗心から、18で瑠那を妊娠、結婚。永那が中1の時に旦那(永那の父親)から離婚を申し込まれ、なんとか保たれていた精神のバランスが崩れ、仕事が出来なくなり、家に引きこもるようになった。穂や千陽、優里との交流で、少しずつ改善したが、修学旅行時にオーバードーズして階段から落ちたため、3ヶ月間入院していた。良い先生に巡り会え、現在はちゃんと治療を受けている。
・お父さん……香那子(永那の母親)に依存され、ストレスからアルコール依存になり、暴力を振るうようになったが、永那と瑠那のことは本人なりに愛していたため、手を出してはいない(しかし、これは立派な面前DV)。永那が中学生になるまでは離婚しないと決めていた。
・おじいちゃん……昔気質な仕事人間。愛していた妻(香那子の母親)を早くに亡くし、涙は誰にも見せなかったものの、そのショックは大きく、仕事に没頭することで悲しみを忘れようとした。月日が経ち、永那が香那子の世話を1人でしていることを知り、罪悪感から、お金の援助を積極的にするようになった。(元々、瑠那に頼まれて生活費の援助はしていた)
・曾祖母……香那子の育て親。現在は認知症等により施設にいる。
【佐藤家】
・佐藤 千陽……高2→高3。穂と永那の親友兼浮気相手。誕生日は1月、身長155cm。芸能界からのスカウトは日常茶飯事というほどの美貌の持ち主。母親は子育てに興味がなく、お金はあるのに千陽はまともに教育を受けてこなかった。そのため、コミュニケーション力もほぼ皆無だった。ただメイクやファッションについてだけは教え込まれ、自然と千陽もそれが趣味になった。小さい頃から“可愛い”ともてはやされてきたが、小学校高学年になると、コミュニケーション力の低さと嫉妬からイジメに合うようになった。学校に行きたくないと言っても、母親は千陽に家にいられると困る(彼氏と××したい)ので、家から無理矢理追い出して学校に行かせた。しかし千陽は学校に行きたくなかったため、公園で暇つぶしをするように。その際、見知らぬ男から性的暴行を受けそうになった。原因は母親が無断で千陽の写真や個人情報をネットに晒していたこと。それを知った千陽は写真を撮られることが怖くなった。中学でもイジメられていたが、永那が守ってくれたことにより、イジメられなくなる。永那に依存していたため、穂に永那を取られるのではないかと情緒不安定になったが、穂が千陽を受け入れたことによって心が安定。千陽にとって味方は永那だけだと思っていたが、穂が永那以上に受け止めてくれるので、穂>永那になることも多い。地頭が良いため、成績は良好。イジメられていた時期は成績は落ちたが、永那と同じ高校に行きたいという思いから、勉強を頑張った。将来の夢は特にないが、常々穂と永那の子供になりたいと思っている。優里や桜のように、天然でちょっとドジな人が好き。緊張したり恥ずかしかったりすると左腕を右手で擦る癖がある。
・佐藤 桃(ママ)……元ナンバーワンホステス。人を見る目はあるが、かなりの面倒くさがり。千陽の教育が適当だったのもそのため。旦那のことは好きだが、浮気ばかりなことに早々に見切りをつけ、自分自身も浮気をするように。平気で浮気相手(彼氏)のことを千陽に話してしまうくらい適当な人間。ただ、自分から生まれた子供が思っていたよりも可愛く生まれて、それを誇りには感じている。そのため、メイク(ボディメイク含む)やファッションについての教育は熱心に行った。内心、“芸能プロダクションのスカウトを受ければいいのに”と千陽に思っているが、本人が嫌がるので何も言わない。
・パパ……IT企業の社長。自分が大好き、自由奔放な性格。結婚前から浮気ばかりしていた。ほとんど家に帰ってこず、出張も多い。基本的に妻にも千陽にも自由にさせているが、自分の要求は必ず通す。妻や千陽がそれに反抗した場合、「誰の金で生活してると思ってるんだ。言うことを聞かないならお金は渡さない」と言ってしまうようなモラハラ気質がある。妻の浮気は認識しているが、ある種のステータスに感じているため、黙認している。モテる美しい妻を持った自分!さらにその美しい妻から生まれた美しい娘を持った自分!…というステータスに酔っている。
・おばあちゃん……千陽のママのお母さん。シングルマザーでママを育てた、気骨のあるおばあちゃん。貧乏だったため、くず野菜で野菜を育てたりしていた(ママはそれがずっと恥ずかしいと思っていた)。手料理が美味しい。
【同級生】
・篠田 優里……永那と千陽が1番の友達だと思っている相手。誕生日は2月、身長158cm。3人姉弟の真ん中。バドミントン部。バドミントン部の活動は基本的に月、火、木、土。土曜日は隔週。勉強はそこそこ。周りからは天然と言われるが、本人は認めたくない。まだ恋をしたことがなく、恋することに憧れている。
・森山 桜……千陽が心を許している数少ない友人の1人。誕生日は3月、身長150cm。漫画研究会所属。BLと百合が大好き。頭の中は妄想で溢れているが、見た目は大人しい。ずっと穂に憧れていて、穂に近づくために体育祭委員や文化祭委員を積極的に行っていた。穂、永那、千陽の三角関係を唯一知る人物。1つ下の妹、菫がいる。桜も菫も、永那と千陽と同じ中学だった。
・高野 麗良……中学までサッカーをしていたが、怪我で断念。リハビリすれば回復する怪我だったが、“男には勝てない”という絶望感から、燃え尽き症候群に。高校入学と同時に千陽に初恋をして、現在千陽に近づけないか奮闘中。中3の終わり頃から付き合っていた彼女がいたが、高2の冬に破局。基本的に、勝てない試合には挑まない性格。
・塩見……文化祭委員で桜と親しくなり、好意を抱いている。普段は大人しくて真面目なのに、趣味の話になると目を輝かせながら怒涛の勢いで喋るギャップにキュンとした。いつもクラスの打ち上げなどを企画している、親しみやすい性格。
・室橋 芹奈……他校に在籍。永那と千陽の中学時代の友人。永那とは一時期セフレ関係にあったが、今は彼氏がいるため、普通の友達に。地肌が黒いのがコンプレックスだった時期もあるが、今は気にしていない。ギャル。
【後輩】
・日住……高1→高2。中2の時から穂に片思いしている。生徒会の1つ下の後輩。愛想が良く、誠実で、勉強や運動能力も優秀、清潔感があって顔も整っているため、かなりモテる。穂が恋愛に興味がないことを知っていたため、積極的にアプローチしなかったが、永那が半ば強引に穂と付き合ったのを間近で感じて、アプローチしなかったことをずっと後悔している。穂に2回告白したが、惨敗。穂に言われて金井と付き合ってみたが、約半年で破局。
・金井……高1→高2。生徒会の1つ下の後輩。中2の時から日住に片思いしている。好きだった理由は、日住の性格と顔が良かったから。何か特別好きになるようなエピソードがあったわけではない。元々イエスマンで、嫌なことを嫌とハッキリ言えない性格だったが、日住の好きな相手が穂だと知ってからは、穂みたいになれるように努力した。結果、自分のことを好きになれたため、悪態はつくものの、金井も穂が好き(先輩として)。諦めの悪い性格。
・森山 菫……高1→高2。テニス部。中学時代の永那の所業を知っているため、永那のことが怖い。永那のそばにいた千陽のことも怖い。姉である桜が2人と仲良くするようになって、恐れ慄いている。桜が永那と千陽と仲良くするようになってから、同級生に仲介役を頼まれることが増えたが、心底嫌がっている。性格は明るく、親しみやすい。桜の趣味に理解はあるが、妄想してる最中の姉の姿が気持ち悪くて、周囲に姉妹だと知られたくない気持ちもある。が、桜が菫に普通に話しかけるので、バレバレ。姉妹仲は良い。口では「気持ち悪い」とか言うけど、本当はお姉ちゃん大好き。大好きだから、高校も同じところに進学した。永那達に桜がイジメられたりしないか常に心配している。
・中川 ひそか……中3→高1。中1の時から一目惚れした永那を運命の相手だと思い込んでいる。(永那とは違う中学)過保護に育てられ、思い込みが激しく、ストーカー気質があり、怒りっぽい。ただ押しには弱く、内弁慶で、強く当たれるのは両親だけ。勉強は出来なかったが、永那と同じ高校に進学するために必死に勉強し、なんとか合格。
・飯田 杏奈……中3→高1。ひそかのクラスメイト。明るく、クラスの中心的人物。第1志望の高校に落ちたため、第2志望だった高校に進学。本来ならひそかと仲良くするようなタイプではないが…?
【先輩】
・小倉 心音……大1→大2。永那の中学の時の先輩。2つ上。一人暮らしをしている。最初は永那ではなく、姉である瑠那が好きだったが、途中から永那のことが好きになった。香那子が離婚のショックによって働けなくなり、まだ祖父からの資金援助がなく、瑠那のアルバイト代だけで生活しなければならなかった時、瑠那が唯一相談した相手。相談というよりも愚痴だったのだが、心音は瑠那のために何かしたい!と思い、親切心から永那にお金を渡すことを閃いた。ただ普通にお金を渡すのは不自然だから、見返りとしてキス等を要求。次第にエスカレートし、永那の初めての相手となった。心音にとっても、永那が初めての相手だった。お小遣いや貯金が底をつき始め、親のお金に手を出したことによって、事態が発覚。永那とも瑠那とも縁が切れることになった。ただし、心音が永那に払ったお金を瑠那が返す目的で、定期的に瑠那とは連絡を取っている。
・動画の人……高3→?。永那の中学の時の先輩。1つ上。軽音部の先輩。永那の2人目の相手。動画で有名になり、メジャーデビュー決定。
・全寮制の学校に進学した人……高3→大1。永那の中学の時の先輩。1つ上。軽音部の先輩。永那の3人目?の相手。
※抜けている設定や、出ているのに紹介されていないキャラクターがいれば、教えていただければ修正・追加するので教えていただければ幸いです🙏
※主要キャラクター以外の両親(保護者)と教師は、あえて説明に入れていません。
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