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7.向
442.足りない
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指を回転して、穂には肛門側の刺激を。
左手で千陽の太ももを押さえ、クリトリスに口づけできるようにする。
穂のなかをクチュクチュと掻き乱し、千陽のクリトリスを軽く吸う。
2人の嬌声が私の脳みそをグラグラと揺らし、平衡感覚がわからなくなるみたいに、酔う。
汗が、ジワリと滲む。
バスローブ脱げば良かった…。
脱ぎたいけど、手を止めたくない。
夕日が部屋に射し込んでくる。
眩しくて、目を瞑る。
目を瞑ると、感覚が余計に鋭くなった気がした。
穂が気持ち良いと思うところ…千陽が気持ち良いと思うところ…同時に、強すぎず弱すぎない、一定の刺激を…。
彼女達の気持ち良さそうな声が耳に響く。
私の下腹部がジクジクと主張してくる。
彼女達を思う存分悦ばせた後、私もシてもらうんだ。
そう思いながら、鋭くなった感覚で、彼女達を何度もイかせた。
「え…な…ハァッ」
「ん?」
「ちょっと…ハァッ、休憩…」
「もう?」
穂も千陽もガクガクと膝を震わせて、動けないみたいだった。
千陽はゆっくりと腰を下ろして、穂の膝に座り込んだ。
心なしか、手も震えている気がした。
そんなにイかせた?
“休憩”と言われたから、私も床に座り込む。
あ、れ…?
足先の感覚がない。
ずっとしゃがんでいたからか…。
脚を伸ばして、モミモミとマッサージする。
血流が少し良くなったのか、足の裏が痺れ始めた。
そういえば、顎も痛い。
気づけば窓の外は真っ暗だった。
真っ暗なことに気づくと、途端にお腹が“ぐぅ”と鳴り始める。
「千陽、ご飯、ホテルで食べるって言ってたけど、どうするの?」
千陽は穂の隣に移動して、穂の肩に頭を乗せた。
2人とも赤ちゃんみたいに裸ん坊。
穂はバスローブを羽織っているけど、完全に前面が開けているから、裸も同然だ。
そんなことも気にできないほど疲れ切っているのだとわかる。
2人の体が汗で照りついている。
まだ日が昇っていた時間帯にも無駄についていた照明が、オレンジがかった色だったのだと、今知った。
「ハァ…ルームサービス、あるでしょ…」
まだ胸が大きく上下している。
穂にいたっては、一言も発しない。
「ルームサービス、っていうのは…」
「あそこ…メニュー…」
力なく指さされた方に行ってみる。
テーブルの上に、メニューが置いてあった。
「うおぉ!海老フライ!穂!穂!!海老フライあるよ!!」
メニューを持って穂の隣に飛び乗る。
「穂!穂!!」
「うん…。良かったね、永那ちゃん」
力なくも、笑顔を向けられて、心がぽわぽわする。
「穂は何にする?」
顔だけが動き、メニューを見てくれる。
「んー…カレーにしようかな」
ああ…なんて可愛いんだ。
穂は私へのカレーいじり大好きだな、ホント。
ツッコミ待ちなのも可愛い、大好き、愛してる。
「カレーだと、“あーん”できないでしょ?」
フフッと彼女が笑う。
愛しくて、顔を近づける。
彼女が目を閉じて、ハッとする。
千陽のを舐めたばっかりだった…!
テーブルの上のぬるいコーラを一気飲みして、急いで穂にキスをした。
彼女の瞼がゆっくり上がる。
目が合って、微笑み合う。
視線を感じて横を見ると、千陽が不機嫌そうにしていた。
ついでに千陽にもキスする。
…ちょっと機嫌が直った。
「ねえ、ちょっと待って…。この海老フライ、6千円するんですけど?」
「そんなもんでしょ」
「あ゛ーーー!これだから金持ちは!!これだから!!金持ちは!!」
千陽がふぅっと息を吐いて、バスローブを羽織る。
穂もそれを見て、開けていたのをなおしていた。
「この、ルームサービスセットってやつ頼めば、そこそこ得なんじゃない?サラダもデザートもついてるし」
「おいおい…1万円だぞ!?なに言ってんの!?お前!」
「べつに、パパが払うんだから、なんだっていいでしょ」
「頭おかしいわ、お前」
千陽がぷいとそっぽを向く。
「す、すごいね…」
穂も驚愕している。
やっぱりそうだよね!?普通はそうだよね!?
「言っとくけど、あんたが飲んだコーラ、1500円だからね?」
「は…?スーパーで買ったら100円以下だよ?」
私はそれすら節制している。
「それを、あんたは、飲んだの」
「嘘だろー!誰か嘘と言ってー!!」
「コ、コーヒーは…?」
穂が恐る恐る聞く。
「あれはタダ」
「おかしいじゃん!絶対それはおかしいじゃん!!」
「永那うるさい」
ソファに寝転ぶ。
空気を読まずに、またお腹が鳴る。
「もっと味わってコーラ飲めば良かった…」
「味わっても味は変わらないけど」
ぐぅぐぅお腹が鳴る。
「うるさい!!」
自分のお腹を殴る。
「え、永那ちゃん…!」
穂が私の手を握って止めるけど、なんかすごくイライラする…!
「もう頼んじゃお。穂、どれにする?」
「えーっと…じゃあ、ハンバーグにしようかな?」
「わかった。永那は海老フライでいいんでしょ?」
「…うん」
千陽が立ち上がって、電話をかける。
スラスラと注文していく。
どうやら自分の分は寿司らしい…。
なんだよ、寿司って…。見てないよ、そんなとこまで…。
「永那ちゃん」
呼ばれて、穂を見る。
「楽しみだね」
その笑顔で、一瞬で機嫌が良くなるから、今日の私は情緒不安定らしい。生理前かな。
左手で千陽の太ももを押さえ、クリトリスに口づけできるようにする。
穂のなかをクチュクチュと掻き乱し、千陽のクリトリスを軽く吸う。
2人の嬌声が私の脳みそをグラグラと揺らし、平衡感覚がわからなくなるみたいに、酔う。
汗が、ジワリと滲む。
バスローブ脱げば良かった…。
脱ぎたいけど、手を止めたくない。
夕日が部屋に射し込んでくる。
眩しくて、目を瞑る。
目を瞑ると、感覚が余計に鋭くなった気がした。
穂が気持ち良いと思うところ…千陽が気持ち良いと思うところ…同時に、強すぎず弱すぎない、一定の刺激を…。
彼女達の気持ち良さそうな声が耳に響く。
私の下腹部がジクジクと主張してくる。
彼女達を思う存分悦ばせた後、私もシてもらうんだ。
そう思いながら、鋭くなった感覚で、彼女達を何度もイかせた。
「え…な…ハァッ」
「ん?」
「ちょっと…ハァッ、休憩…」
「もう?」
穂も千陽もガクガクと膝を震わせて、動けないみたいだった。
千陽はゆっくりと腰を下ろして、穂の膝に座り込んだ。
心なしか、手も震えている気がした。
そんなにイかせた?
“休憩”と言われたから、私も床に座り込む。
あ、れ…?
足先の感覚がない。
ずっとしゃがんでいたからか…。
脚を伸ばして、モミモミとマッサージする。
血流が少し良くなったのか、足の裏が痺れ始めた。
そういえば、顎も痛い。
気づけば窓の外は真っ暗だった。
真っ暗なことに気づくと、途端にお腹が“ぐぅ”と鳴り始める。
「千陽、ご飯、ホテルで食べるって言ってたけど、どうするの?」
千陽は穂の隣に移動して、穂の肩に頭を乗せた。
2人とも赤ちゃんみたいに裸ん坊。
穂はバスローブを羽織っているけど、完全に前面が開けているから、裸も同然だ。
そんなことも気にできないほど疲れ切っているのだとわかる。
2人の体が汗で照りついている。
まだ日が昇っていた時間帯にも無駄についていた照明が、オレンジがかった色だったのだと、今知った。
「ハァ…ルームサービス、あるでしょ…」
まだ胸が大きく上下している。
穂にいたっては、一言も発しない。
「ルームサービス、っていうのは…」
「あそこ…メニュー…」
力なく指さされた方に行ってみる。
テーブルの上に、メニューが置いてあった。
「うおぉ!海老フライ!穂!穂!!海老フライあるよ!!」
メニューを持って穂の隣に飛び乗る。
「穂!穂!!」
「うん…。良かったね、永那ちゃん」
力なくも、笑顔を向けられて、心がぽわぽわする。
「穂は何にする?」
顔だけが動き、メニューを見てくれる。
「んー…カレーにしようかな」
ああ…なんて可愛いんだ。
穂は私へのカレーいじり大好きだな、ホント。
ツッコミ待ちなのも可愛い、大好き、愛してる。
「カレーだと、“あーん”できないでしょ?」
フフッと彼女が笑う。
愛しくて、顔を近づける。
彼女が目を閉じて、ハッとする。
千陽のを舐めたばっかりだった…!
テーブルの上のぬるいコーラを一気飲みして、急いで穂にキスをした。
彼女の瞼がゆっくり上がる。
目が合って、微笑み合う。
視線を感じて横を見ると、千陽が不機嫌そうにしていた。
ついでに千陽にもキスする。
…ちょっと機嫌が直った。
「ねえ、ちょっと待って…。この海老フライ、6千円するんですけど?」
「そんなもんでしょ」
「あ゛ーーー!これだから金持ちは!!これだから!!金持ちは!!」
千陽がふぅっと息を吐いて、バスローブを羽織る。
穂もそれを見て、開けていたのをなおしていた。
「この、ルームサービスセットってやつ頼めば、そこそこ得なんじゃない?サラダもデザートもついてるし」
「おいおい…1万円だぞ!?なに言ってんの!?お前!」
「べつに、パパが払うんだから、なんだっていいでしょ」
「頭おかしいわ、お前」
千陽がぷいとそっぽを向く。
「す、すごいね…」
穂も驚愕している。
やっぱりそうだよね!?普通はそうだよね!?
「言っとくけど、あんたが飲んだコーラ、1500円だからね?」
「は…?スーパーで買ったら100円以下だよ?」
私はそれすら節制している。
「それを、あんたは、飲んだの」
「嘘だろー!誰か嘘と言ってー!!」
「コ、コーヒーは…?」
穂が恐る恐る聞く。
「あれはタダ」
「おかしいじゃん!絶対それはおかしいじゃん!!」
「永那うるさい」
ソファに寝転ぶ。
空気を読まずに、またお腹が鳴る。
「もっと味わってコーラ飲めば良かった…」
「味わっても味は変わらないけど」
ぐぅぐぅお腹が鳴る。
「うるさい!!」
自分のお腹を殴る。
「え、永那ちゃん…!」
穂が私の手を握って止めるけど、なんかすごくイライラする…!
「もう頼んじゃお。穂、どれにする?」
「えーっと…じゃあ、ハンバーグにしようかな?」
「わかった。永那は海老フライでいいんでしょ?」
「…うん」
千陽が立ち上がって、電話をかける。
スラスラと注文していく。
どうやら自分の分は寿司らしい…。
なんだよ、寿司って…。見てないよ、そんなとこまで…。
「永那ちゃん」
呼ばれて、穂を見る。
「楽しみだね」
その笑顔で、一瞬で機嫌が良くなるから、今日の私は情緒不安定らしい。生理前かな。
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