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7.向
433.期待
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「せっかく良いムードだったのに」
「ムード?」
「永那ちゃんのバカ」
「千陽に言われるまで、ムードなんてわかってなかったくせに」
「わかるようになったの」
「ふーん」
彼女が上半身を起こし、ジッと見つめられる。
息がかかるほど距離が近い。
胸に触れられる。
「私は」
優しく動き始める。
「こういうのも、好き」
彼女の手のぬくもりから、自分の身体が少し冷えてきているのがわかる。
「こういうの?」
「穂と、くだらない話しながら、エッチするの」
ドキッと鼓動が大きく脈打つ。
「穂は、嫌?」
そんな真剣な眼差しで聞かれて、“嫌”なんて言えるわけがない。
「私だって…好き、だけど…」
「けど?」
「…イきたい」
つい、小声になる。
「可愛い」
彼女の顔が一気に蕩ける。
ブラが持ち上げられ、脱がされる。
彼女が私に跨るように膝立ちになって、乳房にキスをした。
突起を避けるように、彼女の舌が這う。
体がピクピクと小刻みに震え始める。
「んぁっ」
欲しかったモノが、やっと与えられる。
目を瞑ると、何をされているのかわからない。
わからないけど、次から次へといろんな刺激がやってきた。
そして解き放たれるように、階段を駆け上がっていくように、快楽の渦に飛び込んでいく。
「んッ、ぁっ」
2度、体が跳ねる。
傷でも癒やすかのように、彼女は突起を舐めた。
舌全体を使って。
彼女が体を少しずらし、ショーツ越しに恥部に触れた。
「ハァッあっ」
胸には指と唇から、蕾には指からの刺激が与えられ、全身が悦ぶように血が滾る。
蜜が溢れ出ているのがわかる。
音こそ鳴ってはいないものの、ショーツに、溢れ出た蜜がついている。
真っ白な快感が脳みそを揺らして、気づけば嬌声を発していた。
「あぁッ、ハァッぁっ、ん…ッ」
ジワリと汗をかき始める。
必死に空気を吸い込み、縋るように、敷いてある掛け布団を掴む。
ショーツのウエスト部分に指をかけられ、腰を浮かすと、ショーツが脱がされる。
糸を引いたのが自分でもわかった。
彼女の手が恥部全体を包み込む。
「さっきはホカホカだったけど、やっぱりムードがなくなっちゃったからかな?ちょっと冷えちゃったね」
“さっきは”って、どうしてさわってないのにわかるの…?
「でも、濡れてるから大丈夫だよね」
自己解決して、彼女が私の脚を上げる。
脚が彼女の肩に乗り、彼女がうつ伏せに寝転がるから、目をギュッと瞑った。
「ぁあっ、んッ」
足が震える。
ピチャピチャと音が鳴り、弾力のある舌が強弱をつけて蕾を愛撫する。
ガクガクと体が痙攣し、掴んだ布団を握りしめた。
彼女がなかに入ってくる。
「んっ」
指とは違う、頼りないそれにもどかしさを感じる。
出たり入ったりを繰り返し、焦らされに焦らされた私は、少し蕾を吸われただけで、果ててしまう。
永那ちゃんが起き上がると、自然と脚もベッドに下ろされた。
彼女がパンツのボタンを外し、ファスナーを下ろす。
“私の番か”と変に冷静に考え、唾を飲んだ。
彼女はショーツと一緒にパンツを脱ぎ捨て、私の頭上に跨った。
「私も、気持ち良くして?」
「うん」
ゆっくりと下りてくるから、彼女の太ももを掴む。
舌を出し、全体を舐める。
蜜を舐め取って、口に含む。
ゴクリと飲んで、蕾に口づけする。
「あぁ…気持ちいい…」
コリコリとした蕾を舌で転がすと、彼女の太ももに力が入った。
「んっ…」
チュッと吸う。
ビクッと彼女の体が揺れて、「ハァ」と息を深く吐いた。
「ありがと」
イくのも、終わるのも早い。
本当にこれでいいのかな?って、毎回のように思う。
脱ぎ捨てた服を着ながら、彼女がまた私の恥部に触れた。
“器用だな”と思った瞬間に、何も考えられなくなる。
彼女の指が遠慮なくなかに入ってきたから。
腰が浮く。
同時に、彼女が乳房を揉んだ。
「あぁっ、ぁッ…ハァッ」
何度か揉んだ後、すぐに離れてしまう。
そして、最近彼女が“穂のお気に入り”と言っていたことをされる。
子宮の辺りを片手で押され、内側からも刺激される。
これをされると、もう、なにがなんだかわからなくなってくる。
足を攣りそうになる。
もうイく…!と、思った瞬間、彼女の手が止まる。
「いや~…っ」
「ハァ…可愛い…」
「イきたいっ」
「可愛すぎる…」
「永那ちゃんっ」
手を伸ばして、彼女の腕に触れる。
「イきたい…。イかせて?」
「いいよ」
もう一度動き始めて、止められた分溜まったマグマのような淫楽が、体の芯を燃やし尽くす。
クチュクチュと卑猥な音が部屋に響いているのに、そんなことどうでもいいと思えた。
もっともっとと欲する。
イきそうになるたびに、「イかせて」とお願いする。
止めてほしくなくて、お願いする。
彼女は優しく「いいよ」と言って、何度も気持ち良くしてくれた。
今度こそ足が攣って、痙攣が止まらなくなるほどに…汗が滴り落ちるほどに。
「そろそろやめないとね」
彼女の落ち着いた声を聞いて、時計を見る。
あと1回…。
そう思って、出ていこうとする彼女の手を掴んだ。
彼女が満面の笑みを浮かべる。
「ムード?」
「永那ちゃんのバカ」
「千陽に言われるまで、ムードなんてわかってなかったくせに」
「わかるようになったの」
「ふーん」
彼女が上半身を起こし、ジッと見つめられる。
息がかかるほど距離が近い。
胸に触れられる。
「私は」
優しく動き始める。
「こういうのも、好き」
彼女の手のぬくもりから、自分の身体が少し冷えてきているのがわかる。
「こういうの?」
「穂と、くだらない話しながら、エッチするの」
ドキッと鼓動が大きく脈打つ。
「穂は、嫌?」
そんな真剣な眼差しで聞かれて、“嫌”なんて言えるわけがない。
「私だって…好き、だけど…」
「けど?」
「…イきたい」
つい、小声になる。
「可愛い」
彼女の顔が一気に蕩ける。
ブラが持ち上げられ、脱がされる。
彼女が私に跨るように膝立ちになって、乳房にキスをした。
突起を避けるように、彼女の舌が這う。
体がピクピクと小刻みに震え始める。
「んぁっ」
欲しかったモノが、やっと与えられる。
目を瞑ると、何をされているのかわからない。
わからないけど、次から次へといろんな刺激がやってきた。
そして解き放たれるように、階段を駆け上がっていくように、快楽の渦に飛び込んでいく。
「んッ、ぁっ」
2度、体が跳ねる。
傷でも癒やすかのように、彼女は突起を舐めた。
舌全体を使って。
彼女が体を少しずらし、ショーツ越しに恥部に触れた。
「ハァッあっ」
胸には指と唇から、蕾には指からの刺激が与えられ、全身が悦ぶように血が滾る。
蜜が溢れ出ているのがわかる。
音こそ鳴ってはいないものの、ショーツに、溢れ出た蜜がついている。
真っ白な快感が脳みそを揺らして、気づけば嬌声を発していた。
「あぁッ、ハァッぁっ、ん…ッ」
ジワリと汗をかき始める。
必死に空気を吸い込み、縋るように、敷いてある掛け布団を掴む。
ショーツのウエスト部分に指をかけられ、腰を浮かすと、ショーツが脱がされる。
糸を引いたのが自分でもわかった。
彼女の手が恥部全体を包み込む。
「さっきはホカホカだったけど、やっぱりムードがなくなっちゃったからかな?ちょっと冷えちゃったね」
“さっきは”って、どうしてさわってないのにわかるの…?
「でも、濡れてるから大丈夫だよね」
自己解決して、彼女が私の脚を上げる。
脚が彼女の肩に乗り、彼女がうつ伏せに寝転がるから、目をギュッと瞑った。
「ぁあっ、んッ」
足が震える。
ピチャピチャと音が鳴り、弾力のある舌が強弱をつけて蕾を愛撫する。
ガクガクと体が痙攣し、掴んだ布団を握りしめた。
彼女がなかに入ってくる。
「んっ」
指とは違う、頼りないそれにもどかしさを感じる。
出たり入ったりを繰り返し、焦らされに焦らされた私は、少し蕾を吸われただけで、果ててしまう。
永那ちゃんが起き上がると、自然と脚もベッドに下ろされた。
彼女がパンツのボタンを外し、ファスナーを下ろす。
“私の番か”と変に冷静に考え、唾を飲んだ。
彼女はショーツと一緒にパンツを脱ぎ捨て、私の頭上に跨った。
「私も、気持ち良くして?」
「うん」
ゆっくりと下りてくるから、彼女の太ももを掴む。
舌を出し、全体を舐める。
蜜を舐め取って、口に含む。
ゴクリと飲んで、蕾に口づけする。
「あぁ…気持ちいい…」
コリコリとした蕾を舌で転がすと、彼女の太ももに力が入った。
「んっ…」
チュッと吸う。
ビクッと彼女の体が揺れて、「ハァ」と息を深く吐いた。
「ありがと」
イくのも、終わるのも早い。
本当にこれでいいのかな?って、毎回のように思う。
脱ぎ捨てた服を着ながら、彼女がまた私の恥部に触れた。
“器用だな”と思った瞬間に、何も考えられなくなる。
彼女の指が遠慮なくなかに入ってきたから。
腰が浮く。
同時に、彼女が乳房を揉んだ。
「あぁっ、ぁッ…ハァッ」
何度か揉んだ後、すぐに離れてしまう。
そして、最近彼女が“穂のお気に入り”と言っていたことをされる。
子宮の辺りを片手で押され、内側からも刺激される。
これをされると、もう、なにがなんだかわからなくなってくる。
足を攣りそうになる。
もうイく…!と、思った瞬間、彼女の手が止まる。
「いや~…っ」
「ハァ…可愛い…」
「イきたいっ」
「可愛すぎる…」
「永那ちゃんっ」
手を伸ばして、彼女の腕に触れる。
「イきたい…。イかせて?」
「いいよ」
もう一度動き始めて、止められた分溜まったマグマのような淫楽が、体の芯を燃やし尽くす。
クチュクチュと卑猥な音が部屋に響いているのに、そんなことどうでもいいと思えた。
もっともっとと欲する。
イきそうになるたびに、「イかせて」とお願いする。
止めてほしくなくて、お願いする。
彼女は優しく「いいよ」と言って、何度も気持ち良くしてくれた。
今度こそ足が攣って、痙攣が止まらなくなるほどに…汗が滴り落ちるほどに。
「そろそろやめないとね」
彼女の落ち着いた声を聞いて、時計を見る。
あと1回…。
そう思って、出ていこうとする彼女の手を掴んだ。
彼女が満面の笑みを浮かべる。
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