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6.さんにん
383.ふたり
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穂のこと、傷つけたくないのに…過去の自分が、また私を苦しめる。
…いっそ穂に言えばいいのか?
お金のために体を売ったんだって。
…わからない。
でも、やっぱり言いたくない。
メジャーデビューが決まった、心音の次にヤった人(1番長くセックスした相手)のことは、穂に言わなくて正解だと思う。
あいつも、世間的に見れば、けっこう可愛いんだろうし…。
私は、穂が世界一可愛いと思ってるけど、穂の気持ちのなかでは、違うんだ。
千陽にメイクも教わって、お洒落にも興味を持ち始めたばかり。
穂はきっと、もっと可愛くなる。
穂が、自信を持てるようになるまで、待つ。
それが今の私にできること。
“ただの友達”は、いつか必ず訂正する。
お姉ちゃんに大学受験のことも話して、私がまともになれたのも穂のおかげだって言いたい。
できれば、彼女だって言いたい。
世界一大事な…結婚したい、家族になりたいって本気で思うくらい大事な彼女なんだって、胸を張って言いたい。
お母さんにも。
お母さんはまだ、新しい価値観とか、わかってないから…まずはそこから説明しなきゃいけないんだろうな。
そう考えると、穂のお母さんは本当にすごい。
ありがたい。
私は、きっと、すごく、人に恵まれている。
「穂、愛してるよ。誰よりも、好きだよ」
泣き続ける彼女の背中をトントンと優しく叩く。
「私の大事な穂」
彼女の首筋に顔をうずめる。
「私の、可愛い穂」
いつか、お母さんがそう言ってくれた。
“私の大事な永那”って。
「ありがとう。いつも私のこと、受け止めてくれて」
「私…私だって…いつも、永那ちゃん、私のこと、大切にしてくれて…ありっ、ありがとう」
ひっく、ひっくと、しゃくり上げる。
「大切に、できてるのかな…?」
そう言うと、彼女がまたワッと声を出して泣いてしまう。
「大切にしてくれてるもん」
何度も、何度も彼女が言う。
嬉しくて、笑みが溢れる。
「穂のこと、筋肉痛にしてるのに?」
私が言うと、穂が顔を涙と鼻水でぐしゃぐしゃにしながら笑った。
服の袖で拭ってあげると、彼女がえへへと笑う。
可愛くて、床に押し倒す。
「するの…?」
「しないの?」
穂は少し考えて、「ドアの鍵、開いてるよ?」と笑った。
「ホントだ」
私は立ち上がって、鍵と、チェーンをしっかりかけた。
「これでどうですか?」
「布団行きたい」
「了解です」
彼女をお姫様抱っこして、布団に連れて行く。
私は珍しく、全裸になった。
穂が驚いていて、その表情もまた、可愛い。
彼女のことも裸にして、抱きしめ合う。
「永那ちゃん、あったかい」
「穂も、あったかい」
「永那ちゃん?」
「ん?」
「今日は、私から…してみてもいい?」
「いいよ。積極的な穂、可愛い」
フフッと彼女が笑う。
そっとキスされて、ただ彼女に身を任せることにする。
チロチロと唇を舐められるから、薄く口を開くと、彼女の舌がなかに入ってきた。
彼女が私のなかを這っていく。
私の反応を伺うように、優しく。
目を閉じて静かに呼吸していると、彼女の舌の感触がよくわかる。
ほのかに甘い、彼女の唾液を纏った舌の感触。
胸に触れられる。
あまりに優しくて、少し擽ったい。
乳首を指で撫でられる。
胸でイくって、どんな感じなんだろう?
私は1回もイったことがないからわからないけど、穂は何度もイく。
「気持ち良い?」
「気持ち良いよ」
彼女が顔を下げて、私の突起を口に含んだ。
彼女の艷やかな髪を撫でる。
胸の奥の、心臓まで撫でられているような、そんな感覚。
私は両手を床について、心地良さに身を委ねる。
チュッチュッと肌を吸われる。
私がしてあげること、彼女は全部吸収していく。
薄暗い部屋の中で、彼女の唇が艶めく。
ずっと、眺めていられる気がした。
彼女が髪を耳にかける。
舌を這わせて、上目遣いに私を見る。
「可愛い」
そう言うと、彼女が優しく笑う。
ムードなく、“ぐぅ”とお腹が鳴った。
穂が楽しそうに笑う。
「気にしないで、続けて?」
「うん」
「明日も、ずっと一緒にいようね」
「うん」
「好きだよ」
「私も」
臍に彼女が口付けする。
そのまま、毛の生えていない恥部まで唇で撫でられた。
彼女が丸まって、私の恥部にキスする。
やりやすいようにと、M字に足を開く。
彼女の舌が割れ目に触れる。
いつも穂の上に私が跨がっているとき、彼女は必死に舌を動かす。
そのときと同じように、ペロペロと舐められた。
たまになかに入ってきては、出ていく。
「永那ちゃん」
「ん?」
「よく見ていられるね。私、いつも恥ずかしいから、見ていられないよ?」
「せっかく穂が舐めてくれるのに、見ないなんてもったいないじゃん」
「変なの」
彼女が口を開けて、クリトリスをしゃぶった。
「んぁっ…やば、ぃッ…んっ」
ビクッと体が揺れる。
イったのに、彼女が続けるから、私はすぐに2度目の絶頂を迎えた。
…いっそ穂に言えばいいのか?
お金のために体を売ったんだって。
…わからない。
でも、やっぱり言いたくない。
メジャーデビューが決まった、心音の次にヤった人(1番長くセックスした相手)のことは、穂に言わなくて正解だと思う。
あいつも、世間的に見れば、けっこう可愛いんだろうし…。
私は、穂が世界一可愛いと思ってるけど、穂の気持ちのなかでは、違うんだ。
千陽にメイクも教わって、お洒落にも興味を持ち始めたばかり。
穂はきっと、もっと可愛くなる。
穂が、自信を持てるようになるまで、待つ。
それが今の私にできること。
“ただの友達”は、いつか必ず訂正する。
お姉ちゃんに大学受験のことも話して、私がまともになれたのも穂のおかげだって言いたい。
できれば、彼女だって言いたい。
世界一大事な…結婚したい、家族になりたいって本気で思うくらい大事な彼女なんだって、胸を張って言いたい。
お母さんにも。
お母さんはまだ、新しい価値観とか、わかってないから…まずはそこから説明しなきゃいけないんだろうな。
そう考えると、穂のお母さんは本当にすごい。
ありがたい。
私は、きっと、すごく、人に恵まれている。
「穂、愛してるよ。誰よりも、好きだよ」
泣き続ける彼女の背中をトントンと優しく叩く。
「私の大事な穂」
彼女の首筋に顔をうずめる。
「私の、可愛い穂」
いつか、お母さんがそう言ってくれた。
“私の大事な永那”って。
「ありがとう。いつも私のこと、受け止めてくれて」
「私…私だって…いつも、永那ちゃん、私のこと、大切にしてくれて…ありっ、ありがとう」
ひっく、ひっくと、しゃくり上げる。
「大切に、できてるのかな…?」
そう言うと、彼女がまたワッと声を出して泣いてしまう。
「大切にしてくれてるもん」
何度も、何度も彼女が言う。
嬉しくて、笑みが溢れる。
「穂のこと、筋肉痛にしてるのに?」
私が言うと、穂が顔を涙と鼻水でぐしゃぐしゃにしながら笑った。
服の袖で拭ってあげると、彼女がえへへと笑う。
可愛くて、床に押し倒す。
「するの…?」
「しないの?」
穂は少し考えて、「ドアの鍵、開いてるよ?」と笑った。
「ホントだ」
私は立ち上がって、鍵と、チェーンをしっかりかけた。
「これでどうですか?」
「布団行きたい」
「了解です」
彼女をお姫様抱っこして、布団に連れて行く。
私は珍しく、全裸になった。
穂が驚いていて、その表情もまた、可愛い。
彼女のことも裸にして、抱きしめ合う。
「永那ちゃん、あったかい」
「穂も、あったかい」
「永那ちゃん?」
「ん?」
「今日は、私から…してみてもいい?」
「いいよ。積極的な穂、可愛い」
フフッと彼女が笑う。
そっとキスされて、ただ彼女に身を任せることにする。
チロチロと唇を舐められるから、薄く口を開くと、彼女の舌がなかに入ってきた。
彼女が私のなかを這っていく。
私の反応を伺うように、優しく。
目を閉じて静かに呼吸していると、彼女の舌の感触がよくわかる。
ほのかに甘い、彼女の唾液を纏った舌の感触。
胸に触れられる。
あまりに優しくて、少し擽ったい。
乳首を指で撫でられる。
胸でイくって、どんな感じなんだろう?
私は1回もイったことがないからわからないけど、穂は何度もイく。
「気持ち良い?」
「気持ち良いよ」
彼女が顔を下げて、私の突起を口に含んだ。
彼女の艷やかな髪を撫でる。
胸の奥の、心臓まで撫でられているような、そんな感覚。
私は両手を床について、心地良さに身を委ねる。
チュッチュッと肌を吸われる。
私がしてあげること、彼女は全部吸収していく。
薄暗い部屋の中で、彼女の唇が艶めく。
ずっと、眺めていられる気がした。
彼女が髪を耳にかける。
舌を這わせて、上目遣いに私を見る。
「可愛い」
そう言うと、彼女が優しく笑う。
ムードなく、“ぐぅ”とお腹が鳴った。
穂が楽しそうに笑う。
「気にしないで、続けて?」
「うん」
「明日も、ずっと一緒にいようね」
「うん」
「好きだよ」
「私も」
臍に彼女が口付けする。
そのまま、毛の生えていない恥部まで唇で撫でられた。
彼女が丸まって、私の恥部にキスする。
やりやすいようにと、M字に足を開く。
彼女の舌が割れ目に触れる。
いつも穂の上に私が跨がっているとき、彼女は必死に舌を動かす。
そのときと同じように、ペロペロと舐められた。
たまになかに入ってきては、出ていく。
「永那ちゃん」
「ん?」
「よく見ていられるね。私、いつも恥ずかしいから、見ていられないよ?」
「せっかく穂が舐めてくれるのに、見ないなんてもったいないじゃん」
「変なの」
彼女が口を開けて、クリトリスをしゃぶった。
「んぁっ…やば、ぃッ…んっ」
ビクッと体が揺れる。
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