いたずらはため息と共に

常森 楽

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6.さんにん

377.ふたり

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「永那ちゃん」
穂が私の首に腕を回す。
「ん?」
「して?」
心臓が撃ち抜かれた。
息が、荒くなる。
「あ、これはね…千陽の、真似」
彼女が、へへっと笑う。
「千陽の…」
千陽、本当、可愛くなったよな。
「穂は、どんどんエッチになってくね」
「最初に言ったでしょ?真面目はなんでも・・・・真面目にこなすんだよ?」
「好き」
「私も」

彼女をゆっくり床に倒す。
口づけを交わして、舌を絡めて、唾液を交換する。
彼女の胸を優しく揉む。
いつもの流れ。
いつもの流れだけど、彼女は飽きないと言う。
私も…全然飽きる気配がない。

千陽にシた日から今日まで、また“1日1回ルール”を再開しようと思っていた。
けど、穂に“イきたい”とせがまれて、つい何度もイかせてしまった。
私の家に来たとき、たくさんおねだりしてもらいたくて、“1日1回”にしようと思ってたけど、そんな策略は必要なかったみたいだ。
なんなら“望むところ”らしいので、素直に応えることにする。

彼女の唇を味わうように、上唇と下唇で彼女の唇を挟む。
ハムハムして唇を滑らせていると、彼女が「これ好き」と言うから、たくさんしてあげたくなる。
彼女の服を捲り上げると、両手を上げてくれるから、スルスルと脱がせた。
ブラも取って、上半身が露わになる。
乳房を両手で包む。
「寒くない?」
「大丈夫」
暖房をつけているとは言え、穂の家よりも寒い。
彼女の肌に、愛を贈るように、赤い花を咲かせていく。
チュッチュッと音が響いて、それだけで彼女は「んっ」と可愛い声を出した。

私は膝を彼女の恥部に押しやった。
そしたら、彼女が腰を振って気持ち良さそうにするから、膝をもう少し奥に移動させた。
彼女の自慰姿が可愛くて、ずっと見ていたくなった。
だから、私は彼女の自慰のお手伝いに徹する。
優しく乳房を揉みながら、たまに膝を押し付けて、肌に吸い付く。
「穂、イけそう?」
「イけないよぉ…」
彼女が眉根を下げて、不満げに唇を尖らせた。
「そっか。イけないか」
「永那ちゃん、さわってよ…」
彼女の瞳が潤む。
「うん。いいよ」

既に硬くなっている乳首を、優しく撫でた。
「んぁっ」
「穂、見て」
私は舌を出して、舌先でツンツンと乳頭を弄る。
「ゃっ」
「穂~」
彼女が目を閉じるから、意地悪する。
乳頭に触れないように、乳輪を舐める。
あいている胸は、もちろん指で。
「ん~!」
焦らされて我慢できなくなった彼女が薄く目を開けた。
「ぁっ」
だからご褒美に…乳頭に触れる。
「穂、ちゃんと見てて?」
彼女は下唇を噛んで、小さく頷いた。
まずは優しい刺激から。
下唇と上唇で、乳首を挟む。
左右反対に動かして、コリコリと弄ってあげる。
もう片方は、親指と人差し指の腹で、優しく挟む。
「んっ、ハァッ」
ほんの少しだけ力を強めて、スピードを速める。
「あぁっ、ぁッ…ハァッ」
ビクッと彼女の体が揺れる。

「イったね」
彼女の胸を寄せて、左右の乳首を往来するように舌を這わせた。
ほとんど遊びでやってるだけだけど、彼女は気持ち良いらしく、乳首に舌が触れるたびにピクピクと体が反応した。
「もう一回、おっぱいでイかせてあげる」
穂の好きなところ。
顔を斜めにして、甘噛み。
指も同じようにして、指先で、抓るように。
やり過ぎると“痛い”と言われてしまうけど(毎日セックスしてるなかで、何度か言われた)…今日は何も言われない。
「んぁあっ、ハァッ…あッ」
ものの数秒で彼女が果てて、喜びに満ちる。
彼女の胸を優しく労るように、舌全体を使って舐めた。

パンツのボタンを外してチャックを下ろすと、彼女が腰を上げてくれるから、すぐに脱がせた。
彼女がショーツだけの姿になる。
ショーツのクロッチ部分を横にずらして、中指で割れ目を撫でた。
「んっ」
もう、ぐしょぐしょ。
穂は感度が良いから、いつも十分すぎるほどに濡れてるけど…この確認作業が、私は堪らなく好きなんだよな。
恥部がホカホカとあたたまっているのも良い。
でも最近、おりものが気になるからと、穂はおりものシートをショーツにつけるようになった。
実用的なのは大事だし、べつに良いんだけど、ショーツに染みが出来ているのを見るのも好きだから、ちょっとだけしょんぼりしてる。

ショーツの上からクリトリスに触れる。
彼女の腰がビクッと上がるから、気分が高揚する。
もう、ちゃんと硬いね。
楽しくなってきて、フゥッと息を吐いた。
ショーツを脱がせる。
まずは、可愛いクリトリスから…。
優しく指の腹で触れるだけでいい。
ほんの少し指を左右に動かす。
これだけ硬くなっているなら、それだけで…。
「んぅぅっ、あッ…ぁあっ」
彼女がビクビクと震えた。
まったくもう、穂はすぐイくんだから。
ニヤニヤが止まらない。

さっきから私は、彼女の愛液を見るだけで唾が出てしょうがない。
…ホント、自分でも思う。どんだけ穂の愛液好きなんだよって。
穂以外のは、そんな好きじゃないんだけどな。
彼女の足を肩に乗せて、恥部全体を舐める。
トロリと垂れている愛液も、なかで隠れている愛液も、余すことなく舐め取る。
…そういえば、穂の汗も好きだし。唾液も好きだ。
いつかも舐めてみたいなあ。怒られるけど。
とにかく、穂から生み出される全てを口に入れたい。取り込みたい。
おしっこも飲めるかも。
あ、それも絶対怒られるから無理かな。
…まあ、なんでもいいや。
今は、愛液を楽しもう。
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