君の行く末

常森 楽

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私は彼女を床に、ゆっくりと押し倒した。
彼女は表情を失いながらも、目から涙を溢し続けている。

ボサボサになった彼女の髪を撫でて、指を通して 整える。

シャツのボタンを1つずつ開けていく。
キャミソールが見えて、膨らみがハッキリとわかる。

ドクドクとうるさく鳴る心臓を落ち着かせようと、何度も唾を飲み込む。

指先が震えるのを必死に抑えながら、胸を揉んだ。

恐る恐る彼女を見ると、相変わらず無表情に涙を流し続けていた。

なんて声をかけていいのかもわからず、私は必死に彼女の胸を揉んだ。

堪えようと奥歯を噛むのに、私の目からも涙が溢れてきて、何度も肩で拭いた。

(塗り替えなきゃ)

そう思って、私は彼女の首筋にキスする。
鎖骨の辺りまで、何度もキスをした。

舌先で不器用に舐めながら、キャミソールの下に手を入れる。
ブラの上からでも、彼女の体温が感じられたことに 少し安心した。

ゆっくりとおへそに顔を近づけて、キスを落とした。

きっと不恰好だったろう。
胸に手を伸ばしながら、おへそに顔を近づけるなんて。
でも、そんなこともわからずに 私はただ、必死に 彼女を綺麗にしようとした。

舐めて、キスして、また舐めて、キスをする。
ひとつひとつを丁寧に、出来る限り優しく。
手先や腕にも、同様にする。

胸のところまで上がってきて、もう一度彼女を見た。
ほんの少しだけ表情がやわらかくなったような気がして、ホッとする。

ブラで寄せられた谷間にもキスする。
想像していたよりも心地いい感触で、吸ってみる。
唇を離すと、糸を引いた。

すぐにまた吸いたくなって、口を近づける。

ふいに彼女が起き上がって、シャツとキャミソールを脱ぎ ブラを外した。

入り込む外灯の光だけが頼りなこの部屋で、やけに乳房が綺麗に見えた。

目が合うと、「続けて」と言ってるような眼差しで私を見る。

私は大きく深呼吸して、彼女の まだやわらかい突起を吸う。
チロチロと舐めて、また吸う。

彼女は私の頭を撫でて、悲しげに微笑んだ。
私は乳首を吸いながら、上目遣いに彼女を見ていた。

止まっていたはずの彼女の涙が、数滴こぼれ落ちて、私の頬を流れていく。

彼女は顔を上げて、鼻をすする。
私の髪をぐしゃりと掴んで、必死に声を出さないように堪えているみたいだった。

舐めていない左の乳房を、右手で包み込んだ。
どうか 彼女の心が冷えませんように、と。

左手は彼女の背中に回した。

彼女は両手を床について、天を仰ぎ見た。

なんの変哲もない真っ白な天井が、彼女の涙を受け止めてくれたらいいな、と思った。
でもきっと、親から乱暴された時にも、天井は無関心に 無責任に こうして人間の営みを眺めていたんだろう。

本当に助けてほしいときに、助けてもらえる人なんて きっと ごく僅かなんだ。

少し硬くなった彼女の乳首を軽くつねる。
同時に、吸っていたモノは 甘噛みした。

ズボンのボタンを外すと、彼女は自ら脱いでくれる。
頬に涙の足跡を残しながら、俯きながら、ショーツ1枚になる。

綺麗なウエストのラインを強調するように、白いショーツが飾られているみたいに思えた。

私は太ももを撫でながら、またキスを落としていった。
ゆっくりと下がっていき、足の甲に口づけすると、彼女は慌てて足を引いた。

いち、汚いから……足は、いいよ」

私は引っ込められた足を引っ張り出して、舐める。
指の間も、ちゃんと舐める。
彼女はくすぐったそうにして、体をうねらせた。

最後。
自分のすらちゃんと見たことなんてない所。
きっと、彼女が一番" 汚い "と思っている場所。

そっとショーツに手を添えて、優しく撫でた。

ショーツを脱がそうとすると、腰を浮かしてくれる。
その所作が いかにも" 慣れてる "感じがして、心に暗闇が渦巻く。

ふぅっと息を吐いて、彼女の足を開かせた。

暗くてよく見えないけど、私は床にうつ伏せになって 彼女のソコを舐めた。
ヒダがあるのがわかって、その間にある孔に舌を挿れる。

「んっ……!」

彼女の声を聞いた瞬間、私の下腹部がキュッと絞まった感じがした。
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