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1. No pain, No gain.
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しおりを挟むしかし、勝矢に恋人はいない。理由は、人を好きになることが、どういうことか分からないから。また、バレンタインデーに勇気ある女子に告白された時、こっぴどく振ってしまった。それにより、一部女子から顰蹙を買い若干女性恐怖症になっていることも否めない。
ちなみに、恋人がいる佐環や推し活に夢中の嗣乃は、彼にとって脅威ではない。
再び警官が戻ってきた。個別に話を訊きたいと言われたため、渋々応じることにした。
どこから来たのか、何しに来たのか、何時ごろからいるのか、他の4人とはどういった関係か、怪しい人や車を見なかったか、何かがぶつかる音や叫び声を聞かなかったか—。
まるで取り調べを受けているような感覚だった。一挙手一投足を観察されていて、少しでも挙動が怪しければ連行されるのではと、肝を冷やした。人身事故については、分かりませんで押し通すことができた。
「ご協力ありがとうございました。何か気づいたことがあったら、P警察署まで」
「はい…」
パトカーが去って行くまで安心はできなかった。佐環が隣でため息をつく。
「私の車、黒だから怪しまれたみたい。しかも、この前壁にぶつけたキズ、修理してもらうの忘れちゃって。まぁ、そこまで目立ったキズじゃなかったからよかったけど」
傷と言えば、ひき逃げ犯の車にはカンガルーバーが装着されていると思っていたが、違ったか。
「あのさ、例の車ってカンガルーバーみたいなの着いていなかった?」
「カンガルーバーって、バンパー周りに装着する格子みたいなやつ?」
「そうそう。見間違いだったかな…」
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