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determination 決意
サディスト
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「……いっ、てぇー!!」
立道が叫んで、私から離れた隙に、
「誰かっっ!!誰か来てーーっ」
私は、大きな声を上げて、ベッドから転がるように落ちた。
痛かった。
でも、そんなこと言ってられないほど必死だった。
この手さえ、自由ならーーー
起き上がって、走って逃げようとしていたけど、
「ふっ……ざけんなよっ」
キレた立道が私の足をグッ!と掴んで、あっという間に引っ張り寄せられてしまう。
「聞き出すついでに遊んでやるって言ってんだよ!」
私の足を手繰り寄せてた立道は、そのまま、スーツのズボンまで無理やり脱がそうとしてきた。
「イヤッ!!」
両足をバタつかせて、必死に奴の手がズボンのベルトに触れない様に暴れていた。
「諦めろっ!」
再び、立道が枕から包丁を抜いて手に持ち出すと、切りつけられた恐怖が甦って、動けなくなった。
「次、切り落とすのは髪や服じゃねぇぞ。お前のその耳、片方ありゃ充分だろ?」
恐ろしくサディスティックな言葉に、思わず身体を縮める。
この男が苦手だったのは、隠れたこの部分の匂いを感じ取っていたせいかもしれない。
立道の露出されていた分身は、あっという間に大きくなっていた。
「俺は仕事も捨てて東京を出ていく。そんでお前のこの姿、会社と奥田に送りつけてやるよ」
立道は、包丁を今にも触れそうなくらい、私の耳の近くに置いた。
呼吸が荒い。
ガムテープで縛られたままの手は、痺れて限界だった。
スーツのベルトが抜かれると、下着は頼りなく簡単におろされる。
足を広げられ、死ぬほど屈辱的だった。
立道が容赦なく、私の中に押し入れろうとした。
その時。
「伊織? 居るのか?」
インターホンより先に、低い声が玄関から聞こえてきた。
立道が叫んで、私から離れた隙に、
「誰かっっ!!誰か来てーーっ」
私は、大きな声を上げて、ベッドから転がるように落ちた。
痛かった。
でも、そんなこと言ってられないほど必死だった。
この手さえ、自由ならーーー
起き上がって、走って逃げようとしていたけど、
「ふっ……ざけんなよっ」
キレた立道が私の足をグッ!と掴んで、あっという間に引っ張り寄せられてしまう。
「聞き出すついでに遊んでやるって言ってんだよ!」
私の足を手繰り寄せてた立道は、そのまま、スーツのズボンまで無理やり脱がそうとしてきた。
「イヤッ!!」
両足をバタつかせて、必死に奴の手がズボンのベルトに触れない様に暴れていた。
「諦めろっ!」
再び、立道が枕から包丁を抜いて手に持ち出すと、切りつけられた恐怖が甦って、動けなくなった。
「次、切り落とすのは髪や服じゃねぇぞ。お前のその耳、片方ありゃ充分だろ?」
恐ろしくサディスティックな言葉に、思わず身体を縮める。
この男が苦手だったのは、隠れたこの部分の匂いを感じ取っていたせいかもしれない。
立道の露出されていた分身は、あっという間に大きくなっていた。
「俺は仕事も捨てて東京を出ていく。そんでお前のこの姿、会社と奥田に送りつけてやるよ」
立道は、包丁を今にも触れそうなくらい、私の耳の近くに置いた。
呼吸が荒い。
ガムテープで縛られたままの手は、痺れて限界だった。
スーツのベルトが抜かれると、下着は頼りなく簡単におろされる。
足を広げられ、死ぬほど屈辱的だった。
立道が容赦なく、私の中に押し入れろうとした。
その時。
「伊織? 居るのか?」
インターホンより先に、低い声が玄関から聞こえてきた。
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