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隠し部屋(2)

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 触れた箱はひんやりとしていて何処か金属を思わせる感触だった。
 事前に心配したように今度はピリッとした刺激は無かったが、代わりに微弱ながら魔力が奪われていくようだ。
 それは二人も同じだったらしいが、顔を顰めている。
 けど、誰も手を離そうとはしなかった。
 二人が何を思ったか分からないけれど、私が話さないのはこの現象に特に危機感を感じなかったからだ。
 魔道具に魔力を込める感触と似ているからかもしれない。
 前に魔力を吸い上げられた時と比べてあまりに微弱だったからかもしれない。
 理由は分からないが、緩やかに魔力が出ていく感触は特に危機感を抱かせなかったのだ。
 三人から流れ出る魔力が箱を緩やかに包んでいく。
 すると魔法陣のようなモノが箱に浮かび上がった。
 同時に脳内に【言葉】が刻まれていく。

【【我等、土の守護者。汝の叡智と絆を欲する者也】】

 ルビーンとザフィーアの声が部屋に響く。
 それに続くように私も何かに押されるように口を開く。

【我は守護者の楔となる者也。守護者の先達達よ。その叡智と絆を与え給え】

 最後は三人の言葉が唱和する。

【【【其方等の叡智と絆により我等が前に道を造らん】】】

 魔法陣が黄色に光輝くとあっという間に部屋を包み込んだ。
 だが、光は目を焼く程ではない。
 目を細め箱を見ていると光が収まっていく様が良く見えた。
 最後の光が消えた時、何かの影が見えた気がしたけど、気のせいだったのだろうか?
 完全に光が収まった後、カチリという音と共に箱がゆっくりと開いた。
 
「やはり魔道具……なんでしょうか?」
「分からん。言葉を鍵に発動する魔道具は存在するが、それとは少しばかり違う気がする」
「だよなぁ。それは俺でも感じたよ」
「鍵となる言葉も随分尊大でしたし、普通とは言い難い気がいたします」

 これが神殿への道を開くとかなら分かる。
 けど、これ金庫だしなぁ。
 あれ?
 箱に命じられるわ、授けられる形だわ。
 箱が上位者で、箱に跪く私達って……絵面が面白すぎる。
 プライドが妙に高い人だと怒り狂って金庫を破壊する案件では?
 幸いと言えば良いのか、私達はそこに拘るタイプではないけど。

「中には何が入っているのでしょうね?」
「アー。紙と耳飾リ、カ?」
「紙って。何かの資料などでしょうか? あと耳飾り?」

 隠し部屋にもいくつか装飾品はあったけど、それとは別に?
 箱の中に手を突っ込んだルビーンが紙……資料を私に向けて放り投げた。
 それを慌てて受け取ると、今度はザフィーアが耳飾りとやらを私に手渡してくる。
 受け取ったそれをマジマジと見てみると確かに耳飾り……『ピアス』だった。
 この世界にも『ピアス』のような物は存在する。
 ただし耳に穴を開けるので貴族はあまり好まないし、大抵は『イヤリング』だ。
 後は魔道具の一環としてピアス風に見える装飾品は存在しているが。
 そういう感じなのでルビーンも耳飾りと断定できなかったのだろう。

「この型は貴族ではあまりみませんわね。耳に穴を開けなければいけませんし」
「ああ、成程。その類か。そーだなー、冒険者には好んでつけてる奴がいるぞ。この形の魔道具だと外れないからな」
「穴を開けずとも外れない物も御座いますが、その類だと魔道具の品質によっては外れやすいですからね」

 私もどちらかと言えばピアスの方が好きなんだけど、流石に貴族令嬢が簡単に耳に穴を開ける訳にはいかない。
 だから、つけるとしてもイヤリングだし、どうしてもってなると外れないレベルの品質の魔道具を付けるしかない。
 
 まぁ穴開けるって言っても手入れが大変だし、難しいだけどねぇ。

 治癒魔法を上手く使えばいいのかな? と思わなくもない。
 けれど、その場合繊細な魔力操作が必要となるだろう。
 今の私じゃ絶対出来ないし、出来る人に頼んでもイヤリングを勧められるのが落ちだ。
 だからまぁ現時点じゃ無理なのである。
 どうしてもって訳でもないので真面目に取り組んでないってのもあるけどね。
 私は手の中にあるピアスをマジマジと見る。
 透明な水晶のような鉱石を雫のように加工している。
 これなら男女関係無く身に着ける事が出来そうだ。
 魔力を帯びているのを感じるから魔道具だろうか?
 それとも無属性の魔力でも込められているのだろうか?
 ただ危険な物には見えなかった。
 
「此方はお返しいたしますわ。……此方は獣人についての資料ですわね」

 ピアスをルビーン達に返すと渡された資料に目を通す。
 どうやら獣人についての性質などが獣人側の視点で書かれた資料らしい。
 私にとっては大変珍しい資料だった。

 ふむ。獣人にとって唯一の主が存在するって所は知っていたけど、獣人側にとっては本当に本能が求めるって感じなんだねぇ。ただ少し気になるのが此処かなぁ?

 私は一文をなぞり目を細める。
 そこには「主とは楔である。世界はそれぞれの種族が争い滅びぬような制約を我等に課した。獣人にとっての制約こそ【契約】である」と書いてある。
 『前』の記憶のある私やクロイツにとってこの世界は何処かシステムチックだとは話し合った事がある。
 【ステータス】なんかは便利ではあるが、現実にあると不思議と言えば不思議だ。
 今ではそういった所も全部含めてこの世界であると飲み込んではいるけど、この一文を読む限り、これらは神々、又は世界が創り出したモノ、となる。
 『前』の時のように世界創造神話とは違い、本当の意味でこの世界は何者かに創られたのかもしれない。
 言ってしまえば、この世界は【箱庭】とでも言うべきか。
 
 だから何だ? って感じなんだけどね。たとえ遥か上で私達の営みを観察している存在がいたとしても、私達が何か出来るわけじゃない。要らぬちょっかいを掛けられているわけではない以上、考えるだけ無駄だし。

 観察しているならそれでも良い。
 私達はただこの世界で生を謳歌するだけだ。

 ただ、フェルシュルグのように納得いかない人達が神に近づく研究をしたのかもなぁ。研究資料として残っている所を見ると。

 それはそれでその人達の望む生き方だったのだろうけど。

「中々面白い資料ですわ」
「後で見ても構わないか?」
「勿論です、先生」

 私は快諾する。
 先生が獣人について調べているという話は知らなかったから少し驚いたけど。
 いや、先生の場合研究オタクな所があるから、好奇心だけかもしれないけど。

「そういえば【叡智】はこの資料だとして【絆】とは一体何なのでしょうか?」

 あの偉そうな金庫は私達に【叡智】と【絆】を与えると言っていた。
 獣人について書かれた資料は確かに【叡智】と言えるだろう。
 けど、【絆】とは?

「箱には他に何か入っていまして?」
「ないナ。紙束は他にもはいってるがナ」

 箱に無造作に手を突っ込み紙束を取り出すルビーンに私は苦笑する。
 一応貴重な資料だから、もう少し丁寧に扱って欲しいものである。

「という事はこの耳飾りが【絆】なのでしょうか?」
「かもしれないな」

 全員が透明なピアスに目を向ける。
 魔道具っぽいとは思ったけど絆?
 思わず首を傾げて見ているとルビーンとザフィーアは顔を見合わせたと思うとピアスを自分の耳にブスっとさしてしまった。

「え?!」

 躊躇無し?!
 効果も定かではない魔道具(推定)を!?
 しかも、耳から血が出ていますが?
 驚く私達を他所に二人は平然としていた。

「こうした方が早いからナァ」
「効果が分からない魔道具を付けようとしないで下さいまし!」
「獣人は丈夫だから平気だロ」

 笑って言いきるルビーンに頭痛が。
 ザフィーアも笑ってるし、自分達がした事を全く悪びれていない。
 貴方方も大概自分の身を大切にしないよね?
 頭を抱えつつ見ているとピアスは石の部分が変化していったのが分かった。
 透明から藍色……紺藍色? とでも言えばよいのだろうか?
 まるで夜空のような色に染まっていく。
 鮮やかな変化に見惚れていると、今度は光出す。

 え? また光るの?!

 何て思っていると再び部屋が光に包まれる。
 今度は腕で目を覆って隠したが、それでも少しだけ目がチカチカした。
 二回目はどうやら他者に配慮した光ではなかったようだ。
 そして、今回は何となく両耳が仄かに温かくなった気がした。
 光は直ぐに収まり、部屋の中を見回すが特に変化はない。
 二人のピアスも完全に染まってはいるがそれ以上の変化は無かった。
 さっきの光は何だったのだろうと首を傾げていると、何故か全員の視線が私に集まる。
 更に首を傾げるとシュティン先生の手が私の顔に伸びて来た。
 
「先生?」
「君の耳に装飾品が付けられている。先程まで無かったと思うが?」
「え? あ、はい。ワタクシは何もつけておりません、が?」

 どうやら光が齎したのは私に対してだったようだ。
 さっきの温もりは勘違いではなかったよう。
 先生が耳飾りを取ろうとしている事が分かり身動きせず待っていると、耳元でパチッと言う音がした。
 同時に先生が手を引く。

「先生?! 大丈夫ですか?!」

 私は特に拒絶していない。
 だというのに、耳飾りが勝手に先生の手を弾いてしまったようだ。

「問題無い。が、君の意思ではない、のか?」
「はい」
「自分で取れるか?」
「試してみます」

 私は耳元に手をやる。
 確かにひんやりとした感触を感じる。
 
「私自身は弾かれないようです」

 ただ、イヤリング型ではないようだ。
 とはいえピアスか? と言われるとそれも違う気がする。
 だって後ろに留め具無いし。
 あれ? これどうやって取るのだろうか?
 私は少し悩みつつ石を軽く引っかいた。
 するとあっさりと石が外れ掌に転げ落ちる。

「取れました」

 もう片方も同じ方法で取り、二つの石を掌に乗せると見えるように持ち上げる。
 見た目は鮮やかな赤と青の石のみのピアスだ。
 何となくルビーンとザフィーアの目の色に似ている気がする。
 よくよく視るとこれも魔力を帯びている。
 
「高位の魔道具のようだな。……どうやら持ち主以外には触れられないらしい」

 詳しく鑑定しようと手を伸ばしたシュティン先生を再び弾くピアス。
 その横でトーネ先生も手を伸ばしてみたが、此方も弾いてしまった。

「ワタクシ、持ち主として承認した覚えはないのですが」

 むしろこの部屋の物ならばルビーン達が持ち主になるのだけれど。
 取るつもりはないし、了承していない今ならば、まだ仮の持ち主となるだろう。
 と、考え私はピアスを机の上に置こうとした。
 途端、ピアスが変形してしまう。
 しかも手放す間も無く今度は指輪になり小指に収まった魔道具に全員が沈黙する。

「何と言うか……二人みたいな魔道具だな!」

 トーネ先生の言葉に私はルビーン達に視線を向ける。
 二人は特に先生の言葉を気にした様子も無く、むしろ指輪を見て機嫌が良さそうだった。

「どうやら思考をある程度読まれているようです」

 外しておいていこうと考えていると絶対に外れない。
 けど、ピアスにして付けようか? と考えると簡単に外れる上、再び変形してピアスになるのだ。
 この世界には意思のある魔道具というのが存在するが、これもその類のような気がしてならない。
 何度か試した結果私は指輪として小指に付ける事で落ち着いた。……諦めたとも言う。

「邪魔になる事もありませんし、問題はない……と思いたい所です」
「付けていて身体に変化はないな?」
「はい、御座いません。魔力が吸い取られている感じも御座いませんし、魔法も普通に行使できます」

 灯りを付ける魔法を発動させるが、特に問題無い。
 【精霊眼】も問題無く発動する以上スキルも問題はなさそうだ。

「魔力を込めようと思えば込められそうですが、何か効果が付与された魔道具なのでしょうか?」

 魔力を溜めておく事が出来るなら、それはそれで便利ではあるけれど。
 その時、突然頭に機械音が響く。
 どうやらスキル、又は称号を手に入れたらしい。

「<これを付けている内はお互いの生存が分かるみてぇだゾ、主?>」
「……ルビーン?」

 頭にルビーンの声が響く。
 まるで【念話】のような感覚に眉を顰めると指輪に視線を落とす。

「<頭の中でも会話が出来るという事かしら?>」
「<是>」
「<他にもあるみてぇだガ、取り敢えず直ぐに確認できるのはこれだナ>」
「……成程。だから【絆】」

 繋がりを持つ事が出来る魔道具。
 確かに【絆】と言われれば納得出来なくもない。
 私は溜息を吐きつつ【念話】が出来る魔道具のようだと先生方に説明する。
 現状他の効果は確認できないのだから仕方無い

「他にもあるようですが、ワタクシには分かりません。何故かルビーン達は理解しているようですが」
「主もそれを読めば分かるゼ?」

 渡された資料を指さすルビーンに再度溜息。

「外せない以上、資料を読み込み使いこなすしかないようです」
「キース嬢ちゃん、頑張れ」

 トーネ先生の励ましに私は疲れた笑顔を返すしかないのであった。

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