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第1章 失われた青春の半分、アヴェックの成立

第14話 極刑デス②

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何故か焼きそばでマウントを取られながらも、話を続行する
あとカルボナーラ美味い
やっぱりパスタだとジェノベーゼかカルボナーラが一番好きだな

「んでさ、今日来たのは他でもなく。タカを問い詰めに来たからなんだけど」
「うん、それで?」
「なにか、彼女作るコツ教えてくれよ」
「う~ん、まずは女子と会話しないとな」
「はい終わった~」

そう、そうなんだよ
まだ共学で彼女マウント取られたならギリ許しただろう
でも俺ら男子校!みっきーも女子校!異性がいない訳!どうすりゃええねん
あ、そうだ!良い事を思いついた!

「女子校と合コンするとか、どうだい?みっきー!」
「え、ケーが私より先にパートナー作るの嫌だからPASSで」
「なんでそこ妙に発音良くした?」

だめかぁ・・・
そっかぁ・・・
チラッ!チラッッッ!

「PASSで」
「ダメだったかぁ」
良哉りょうやぁ・・・なにか案はないか?」

すぐるがちょっと泣きそうな顔で良哉りょうやに縋る
良哉りょうやは頭が良いけど、俺らと同じ男子校だ
流石にここで良哉りょうやに頼るのはお門違いだろう

「もうすぐ文化祭だよね」
「・・・ん?えっと、あっ・・・!」
「うん、文化祭には何故か女性の方が来るよね」
良哉りょうや、完璧だ」
「でもどうやって?」
「え、えっとそれは・・・」

良哉りょうやがまた考え始める
10秒ほどが経ち、口を開いた

「な、えっと、ナンパ・・・とか?」
「お!良哉りょうやくん、ナンパするのか?頑張れよ!」
「ち、違うよ!ぼ、僕はそういうの苦手だから・・・」
「そうだぞ!うちの良哉りょうやをいじめるな!」

タカが変なことを言うから今までニコニコ笑顔だった良哉りょうやが赤くなったじゃんか!
下向いて、かわいそ・・・可愛い!
何というか、将来良哉りょうやみたいな息子が生まれてほしい!
・・・結婚出来れば、ね

「はいタカアウト~、ここからはみっきーに喋ってもらうから」
「え~ケーのケチ!皆で話そうや!」
「タカが変なこと言うからでしょ、私はそんなこと言わないから」

ほんと、うちの良哉りょうやを苛めるやつは許さんからな
すぐるがスタンダードに恥ずかしそうにしてるのに、良哉りょうやもなったら大変だよ!

ん?でもこれ、そもそも方法聞いたの俺じゃね?
悪いの俺じゃね?
・・・まあいっか!良哉りょうやとみっきー結構気合いそうだし、仲良くしてや

「それじゃあ話を戻すけど、女子とマッチングする手段は出来たわけだ」
「はい、どうすればいいですか?先生」
「その女子高生達に声をかけよう」
「無理~無理無理無理~」
「あ、あの、俺でもできるような方法ありません?」

そうだぞ、流石にハードル高い
男子校に通ったせいで、みっきー以外の女子と3年以上喋ってない俺にやれと?
すぐるはもっと初対面の人と話すの苦手なんだし、もうちょっと他の方法ないのか?

「う~ん、道聞かれた時に教えた後さりげなく連絡先も聞くとか?」
「逆質問みたいな感じで?」
「そうそう」
「それなら、ギリギリ俺でもできるかも・・・」
すぐるくんならいけるよ!かっこいいし、何よりイケボ!」
「ぇへぁ!?ぇ、俺ですか?」
「勿論、スペックめっちゃ高いと思う」
「え、あ、ありがとうございます」

すぐる良かったなぁ!
たまに見せるその素っ頓狂な声も俺は好きだゾ!

「タカ!俺は?」
「あーかっこいいよ」
「適当にすんなよ~」
「まぁまぁ、取り敢えず口元に着いたカルボナーラのソースを拭くことだな」
「え、まじ?・・・あ、ほんとについてた」

これはかっこよくない
こういうのちゃんとしたらモテるのかなぁ?
モテてほしいな(願望)

「ま、取り敢えずさ!文化祭の日くらいは積極的に女子と関わってみたら?まずはそこから始めないとさ、少しの勇気で今後の人生大きく変わるかもしれないんだから」
「そっか・・・ありがと、頑張るわ!すぐるも頑張ろうな」
「う、うん。できる限り頑張るよ」

少しの勇気で人生大きく変わるかも、か
良いこと言うじゃんタカ
たとえそれが大なり小なり、人生変わることは間違いないもんな

え、間違いないよね?

「んで、俺はお前たちの文化祭に行ってもいいかい?というか行くが」
「もちろんいいよ、ただ変なちょっかいはかけないでくれよ」
「もちろん、何なら俺が女子に話しかけてあげる」
「彼女さんいるのにですか?」
「浮気じゃないよ?すぐるくんに彼女を作ってもらうため♡」
「俺は俺は?」
「自分で頑張れ」

え、ひどない?辛辣すぎない?
俺達これでも10年以上の付き合いだよな?待遇の差!おかしいって
ま、照れ隠しって奴だな!俺には分かるぞ

「そんじゃあ、そろそろお店出るか」
「分かりました、出ましょう」
すぐるくん、そろそろため口でも良いよ?」
「あ、えっと、ごめんなさい」
「いや責めてないよ!大丈夫!」

そんなやり取りをする二人をお父さんになった気持ちで見つめる俺
仲良くなれるといいな

会計を済ませて5人で外に出る
まぁ、今日は特に遊びに行くとは言っていなかったし、これで解散だ

「ねえ、グループチャット作らない?」
「あ、確かに!良いね」
「僕も賛成だよ」
「俺も~すぐるはどう?」
「もちろん、大丈夫です」

グループチャットだけだと違和感だからか全員個人でも繋いだ
俺はもともと全員と繋いでるけど、他の人たちは繋いで無かったみたいだし
ここで今日は解散となった

解散と言っても、俺とみっきーとタカは変える方向が同じだから
まだ電車で少しさっきの延長線として駄弁る

「あ~良かった!グループチャット作れて!」
「どうしたみっきー、珍しくそんなにノリノリで」
「いや、良哉りょうやくんとほんとは個人で繋ぎたかったんだけど、ちょっと恥ずかしいからケーたちを利用させてもらいました。あざます」
「怖すぎ、というか何で繋ぎたかったん?」
「私良哉りょうやくんのこと結構好き、恋愛的な意味で」

ん?え?嘘
え、まじで?
何で何で?

「どうして?」
「だって、あんなに優しくて頭良くてかっこよくて可愛い男の子見逃すはずがないでしょうが!話してみたらタイプだったから、繋ぎたいなって思ってたの」
「なるほどね、なんというか・・・俺明日良哉りょうやにどんな顔で会えばいいの」
「いや、口外しないでね?ケーとタカだけに共有する秘密なんだから」

そりゃあしないけど
流石に幼馴染の恋路を邪魔するほど性根腐ってないよ
まぁ、頑張れとしか言えないけどさぁ

「みっきーに好きな人が出来たってコトは・・・次はケー!お前だけだ!」
「よし!色んな意味で文化祭頑張るぞ!」
「私も良哉りょうやくんと疑似デートするために行くわ」
「流石に草」

良哉りょうやはナンパとか絶対しないだろうし、安心だな
みっきーも良哉りょうやも友達として好きだから、俺としてはうまくいってほしいな

そんな話をしながら、帰路に着いた
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