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第4章 終幕戦編
第74話 最終戦へ
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【ギュルリアside】
「………ほう」
目の前に差し出された頸を見て、思わず口元が綻ぶ。遂に、憎き我の片割れを打ち殺すことが叶った訳である。だが………
「だが………何故勝手な事した?」
「………ひぃっ!!!」
どうしても解せないことが一つある。
此奴は我の手で殺すと、言っておいたはずである。
まだ、我の血液で魔人化した下賤共なら分かる。そいつらは、ただ戦闘力が一般人よりも高い脳筋だからな。我がいちいち説明したとして、どれだけ言い聞かせていたとして、やるときはやる。まあそもそも戦闘経験がない為この頸、ヨーダンのいる場所まで辿り着くことは出来ないだろう。
「ならば………戦犯はお前しか居らぬな?」
「ひっ!も、申し訳ありません!!!どうにか敵軍の後衛に位置する魔法部隊を倒そうと試みたところ、敵軍の弾幕を掻い潜りながらあまり見えない状態で倒していたら………ま、間違えて、殴殺してしまい………っ!!!」
「………はあ、もう良い」
「っ、そ、それは………許していただけるという………」
「去ね」
刹那にして、魔人の頭が破裂する。
当然だ。許すだと?まさか!!!そんな甘ったれた話があるものか!!!
「我の………我の、最終目標だったのだぞ?」
怒りで声が震えるのが分かる。何をしているんだ、本当に………何をしているのだッ!!!!!
「糞蟲が!!!!!」
全く持って気分の悪い芥である………どれだけ我が此奴を殺す妄想を昼夜問わずしていたと思っている………!!!!!ヨーダンの頸が飛んだ。それは結果としてみれば余りある興奮を呼ぶものだ。だが………それは我が自ら手に賭けた時の場合のみだ!!!!!お前のような蛆如きが我の生涯をかけた楽しみを奪って良いと思っている神経が理解出来ぬ!!!!!
「………チッ、巫山戯おって………当初の予定は変更だ!!!!!」
本来ならば、此奴を我の手で殺すことが目的であったが………こうなったら、此奴が創ったこの国ごと壊してやろうではないか………!!!!!
「それにしても………まだ彼奴等が帰ってきておらぬな………何なのだ一体」
クライトとやらに向かわせた五人が未だ帰還していない。彼奴等は大分実力者だった筈だが………戻ってこないという事は、そう言う事であろう。
彼奴等は根っからの屑共で、人間を殺すことを全く持って厭わない。元がそんな人間だったからこそ、我の血液を注射した後の順応が早くある程度の戦闘だって出来たはずだが………それに、属性効果も持っていたよな?増々訳が分からない。
「クライト、まだ予想を超えて来るか………」
だが、彼奴等を一人で対処しきるのはかなり難しいはず………クライトが手強いのは勿論であるが、クライトの仲間も手強い可能性が高そうだ。
「まあ良い。どれだけ強かろうと、私が居ればこちらの手数は無限なのだからな」
お前らの唯一の勝機は、雑魚を通り越して我を打ち滅ぼすことしかない。まあ………我を打ち滅ぼすことが出来るか否かは別の問題となるが。
「さて………そろそろ我も動くか」
何やらSランクの冒険者が投入されたらしいしな。もうヨーダンを気にする必要はない。我が存分に暴れればそれでよいのだ。
☆★☆★☆
【クライトside】
「どうか、どうかっ!!!力を貸してくれ………!!!!!」
「ちょ、ちょっと!頭上げてくださいよ、え、えっと」
今、僕はとんでも無い状況になっている。
一国の王子様が僕に向かって頭を地面につけているのだ。
傍から見たら、いや見なくてもどう考えてもおかしい状況。誰か助けて欲しい。
「え、えっと、一回中に入ってお話をお聞かせ願えますか………?」
「くっ………わ、分かりました。それで納得してもらえるのなら………!!!」
取り敢えず王子様を屋敷の中に通す。案内しながら、僕の頭の中は真っ白になっていた。だって、考えてみてよ。この辺境に王国に属した領を持ってる子爵程度の僕に、王国の実質的な主が来るなんて思わないじゃん………
この屋敷の中にある一番良い椅子をナイパーが用意してくれていた。流石ナイパー、僕なんかよりもずっと要領も手際も良い。ナイパーだってさっき僕と一緒に居た時は王子様が来て驚いていたのに………流石、年長者なだけある。
王子様が椅子に腰かけたのを確認してから、僕も対面に座る。
「えっと、キラナ様ですよね。それでその………どうしてこんな辺境にいらされたのですか?」
真っ白な頭で必死に質問を考えて、真っ先に出てきたのはこれだった。でも、一番重要な質問でもある。
「それは………クライトさんに、力を貸して欲しいのです………」
「力、をですか?力というのは………」
「魔人の総大将を………クライトさんに、倒していただきたい」
「へっ?」
魔人の総大将を………僕が倒す?
「え、ぼ、僕ですか?」
「そうです。クライトさん、報酬ならなんでも用意します。なのでどうか………どうかこの国を救ってくれますか………!!!」
「えぁ、そ、その~………僕以外に、適任の人はいっぱいいらっしゃると思うのですけれど………」
王国には、騎士団という治安維持組織がある。騎士団は普段から凶悪犯罪者の取り締まりをしていたり、外部からの魔物を倒したりと、王国の用心棒的存在。僕なんかよりもよっぽど専門性があると思うんだけれど………それに、学園の先生達だってとても強い。緊急時という事だし、出動しているはずだ。
「それが、その………クライトさんは、魔人が無限に増え続けると言って信じますか?」
「魔人が、増える?えっと………まぁ、信じます」
さっきまで魔人の意志に体を乗っ取られそうになってたし………恐らくの理由はキュールが説明してくれたし、そもそも僕が魔人を倒していった時に各領内にあまり遺体が無いのも不思議に思っていた。
何というか、それを考えると申し訳なくもなるのだけれど………放置していても苦しみ続けるだけだから、仕方無いと割り切っている。
「ほ、本当ですか!!!だったらお話は早いです!!!その………魔人にもしも殺されてしまったら、魔人になってしまう可能性が高いのです。だから、倒されないとても強い人しか戦えない状況で………勿論最初は騎士団で迎え撃ち、優勢と思っていました。ですが………気が付いたら圧倒的な大差を付けられて我々が劣勢に立っていました」
「あ、えっと………なるほど」
つまり、僕が注射器を打たれて魔人になりそうだった現象が騎士団の人達にも起こってしまったんだね………
「私、学園戦技祭を見ていたのですけれど………貴方、Sランク冒険者の人を倒していましたよね?」
「え、あ~………はい」
「Sランク冒険者の強さは、平均的な学園教師の戦闘力にも引けを取らないと聞きます。そんな人を倒してしまった貴方は………当然、途轍もなく強いと自身は踏んでいるわけです」
「そ、そんなこと………」
………分からない。そんなこと、と言ったけれどその実今の僕はかなり強い方に位置するという事は自分でも実感している。キラナさんが僕のいるか否かでこの勝敗が変わると思っているというのならば………僕は、参加するべきだ。
王国の平和を守るため、なんて高尚な思想ではない。僕の未来を守るために、今立ち上がらずしていつ立ち上がればいい?
「………分かりました。私なんかで良ければ、お力添えをさせていただきます」
「っ!!!ほ、本当ですか!!!!!ありがとうございます、ありがとうございます!!!!!」
「あの、その代わり………少し準備させてもらっても良いですか?」
「それは勿論!!!ですが、なるべく早くしていただけると嬉しいです。せかしてしまって申し訳ないですが」
「いえ、すぐに終わります」
どうやら、遂に敵の総大将と戦う時が来たみたい。
その前に、ちょっとした準備だけしていこう。
「………ほう」
目の前に差し出された頸を見て、思わず口元が綻ぶ。遂に、憎き我の片割れを打ち殺すことが叶った訳である。だが………
「だが………何故勝手な事した?」
「………ひぃっ!!!」
どうしても解せないことが一つある。
此奴は我の手で殺すと、言っておいたはずである。
まだ、我の血液で魔人化した下賤共なら分かる。そいつらは、ただ戦闘力が一般人よりも高い脳筋だからな。我がいちいち説明したとして、どれだけ言い聞かせていたとして、やるときはやる。まあそもそも戦闘経験がない為この頸、ヨーダンのいる場所まで辿り着くことは出来ないだろう。
「ならば………戦犯はお前しか居らぬな?」
「ひっ!も、申し訳ありません!!!どうにか敵軍の後衛に位置する魔法部隊を倒そうと試みたところ、敵軍の弾幕を掻い潜りながらあまり見えない状態で倒していたら………ま、間違えて、殴殺してしまい………っ!!!」
「………はあ、もう良い」
「っ、そ、それは………許していただけるという………」
「去ね」
刹那にして、魔人の頭が破裂する。
当然だ。許すだと?まさか!!!そんな甘ったれた話があるものか!!!
「我の………我の、最終目標だったのだぞ?」
怒りで声が震えるのが分かる。何をしているんだ、本当に………何をしているのだッ!!!!!
「糞蟲が!!!!!」
全く持って気分の悪い芥である………どれだけ我が此奴を殺す妄想を昼夜問わずしていたと思っている………!!!!!ヨーダンの頸が飛んだ。それは結果としてみれば余りある興奮を呼ぶものだ。だが………それは我が自ら手に賭けた時の場合のみだ!!!!!お前のような蛆如きが我の生涯をかけた楽しみを奪って良いと思っている神経が理解出来ぬ!!!!!
「………チッ、巫山戯おって………当初の予定は変更だ!!!!!」
本来ならば、此奴を我の手で殺すことが目的であったが………こうなったら、此奴が創ったこの国ごと壊してやろうではないか………!!!!!
「それにしても………まだ彼奴等が帰ってきておらぬな………何なのだ一体」
クライトとやらに向かわせた五人が未だ帰還していない。彼奴等は大分実力者だった筈だが………戻ってこないという事は、そう言う事であろう。
彼奴等は根っからの屑共で、人間を殺すことを全く持って厭わない。元がそんな人間だったからこそ、我の血液を注射した後の順応が早くある程度の戦闘だって出来たはずだが………それに、属性効果も持っていたよな?増々訳が分からない。
「クライト、まだ予想を超えて来るか………」
だが、彼奴等を一人で対処しきるのはかなり難しいはず………クライトが手強いのは勿論であるが、クライトの仲間も手強い可能性が高そうだ。
「まあ良い。どれだけ強かろうと、私が居ればこちらの手数は無限なのだからな」
お前らの唯一の勝機は、雑魚を通り越して我を打ち滅ぼすことしかない。まあ………我を打ち滅ぼすことが出来るか否かは別の問題となるが。
「さて………そろそろ我も動くか」
何やらSランクの冒険者が投入されたらしいしな。もうヨーダンを気にする必要はない。我が存分に暴れればそれでよいのだ。
☆★☆★☆
【クライトside】
「どうか、どうかっ!!!力を貸してくれ………!!!!!」
「ちょ、ちょっと!頭上げてくださいよ、え、えっと」
今、僕はとんでも無い状況になっている。
一国の王子様が僕に向かって頭を地面につけているのだ。
傍から見たら、いや見なくてもどう考えてもおかしい状況。誰か助けて欲しい。
「え、えっと、一回中に入ってお話をお聞かせ願えますか………?」
「くっ………わ、分かりました。それで納得してもらえるのなら………!!!」
取り敢えず王子様を屋敷の中に通す。案内しながら、僕の頭の中は真っ白になっていた。だって、考えてみてよ。この辺境に王国に属した領を持ってる子爵程度の僕に、王国の実質的な主が来るなんて思わないじゃん………
この屋敷の中にある一番良い椅子をナイパーが用意してくれていた。流石ナイパー、僕なんかよりもずっと要領も手際も良い。ナイパーだってさっき僕と一緒に居た時は王子様が来て驚いていたのに………流石、年長者なだけある。
王子様が椅子に腰かけたのを確認してから、僕も対面に座る。
「えっと、キラナ様ですよね。それでその………どうしてこんな辺境にいらされたのですか?」
真っ白な頭で必死に質問を考えて、真っ先に出てきたのはこれだった。でも、一番重要な質問でもある。
「それは………クライトさんに、力を貸して欲しいのです………」
「力、をですか?力というのは………」
「魔人の総大将を………クライトさんに、倒していただきたい」
「へっ?」
魔人の総大将を………僕が倒す?
「え、ぼ、僕ですか?」
「そうです。クライトさん、報酬ならなんでも用意します。なのでどうか………どうかこの国を救ってくれますか………!!!」
「えぁ、そ、その~………僕以外に、適任の人はいっぱいいらっしゃると思うのですけれど………」
王国には、騎士団という治安維持組織がある。騎士団は普段から凶悪犯罪者の取り締まりをしていたり、外部からの魔物を倒したりと、王国の用心棒的存在。僕なんかよりもよっぽど専門性があると思うんだけれど………それに、学園の先生達だってとても強い。緊急時という事だし、出動しているはずだ。
「それが、その………クライトさんは、魔人が無限に増え続けると言って信じますか?」
「魔人が、増える?えっと………まぁ、信じます」
さっきまで魔人の意志に体を乗っ取られそうになってたし………恐らくの理由はキュールが説明してくれたし、そもそも僕が魔人を倒していった時に各領内にあまり遺体が無いのも不思議に思っていた。
何というか、それを考えると申し訳なくもなるのだけれど………放置していても苦しみ続けるだけだから、仕方無いと割り切っている。
「ほ、本当ですか!!!だったらお話は早いです!!!その………魔人にもしも殺されてしまったら、魔人になってしまう可能性が高いのです。だから、倒されないとても強い人しか戦えない状況で………勿論最初は騎士団で迎え撃ち、優勢と思っていました。ですが………気が付いたら圧倒的な大差を付けられて我々が劣勢に立っていました」
「あ、えっと………なるほど」
つまり、僕が注射器を打たれて魔人になりそうだった現象が騎士団の人達にも起こってしまったんだね………
「私、学園戦技祭を見ていたのですけれど………貴方、Sランク冒険者の人を倒していましたよね?」
「え、あ~………はい」
「Sランク冒険者の強さは、平均的な学園教師の戦闘力にも引けを取らないと聞きます。そんな人を倒してしまった貴方は………当然、途轍もなく強いと自身は踏んでいるわけです」
「そ、そんなこと………」
………分からない。そんなこと、と言ったけれどその実今の僕はかなり強い方に位置するという事は自分でも実感している。キラナさんが僕のいるか否かでこの勝敗が変わると思っているというのならば………僕は、参加するべきだ。
王国の平和を守るため、なんて高尚な思想ではない。僕の未来を守るために、今立ち上がらずしていつ立ち上がればいい?
「………分かりました。私なんかで良ければ、お力添えをさせていただきます」
「っ!!!ほ、本当ですか!!!!!ありがとうございます、ありがとうございます!!!!!」
「あの、その代わり………少し準備させてもらっても良いですか?」
「それは勿論!!!ですが、なるべく早くしていただけると嬉しいです。せかしてしまって申し訳ないですが」
「いえ、すぐに終わります」
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その前に、ちょっとした準備だけしていこう。
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