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第3章 領改善編
第54話 不穏
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【?????】
遂にこの時がやってきた。
「我々魔人を率いてくださるギュルリア魔将のお言葉!!!総員最敬礼!!!」
皆の者が腕を胸の前で横にして、少々特殊と言える敬礼のポーズをとる。これは我が導入させたギュルリア式敬礼である。憎き人間ども、特にヨーダン王国の敬礼などをさせていたら示しがつかないどころではない。
「皆の者、本日の為によく沢山の鍛錬を積んできた。あの憎きヨーダンを、この1週間を持ってヨーダンの頸を討ち取るぞ!!!」
『うぉぉぉぉぉぉぉおおおお!!!!!』
雄叫びとも呼べる呼応が返ってくる。
とても良い返事だ。この調子ならばいけるであろう。ヨーダン、待っていろよ………!!!!!
「以上、ギャルリア魔将のお言葉であった!それでは間も無く進軍を開始する!総員準備!」
『はっ!』
☆★☆★☆
【クライトside】
あの日から数日経った。
「紙に照合するものはあるでしょうか?私めの方はもう既に何十個か程整理しております。あ、お坊ちゃま。手伝いますよ」
「ありがとう。これと、これと………あとこれも。ん?これレプリカじゃん………何でこんなものまで買ってるの………」
今僕は今は亡き父のクスタフの遺品を整理していた。平たく言ったら、今まで上げすぎなまでに釣り上げた税金で買った収蔵品を全部売り払ってしまおうという事だ。確かに価値のあるものはあるし、たまに僕が気を引かれるものもあるけれど流石にこんなに要らない。どう考えてもこれは多すぎる。
紙、というのはこの収蔵品の言わばレシートみたいなもので、現時点で価値がはっきりしているものだけを集めてある。
「せめて本物買えばいいのに………いや、お金が無くなってたのか」
「そうかもしれませんね。ここ最近では飢餓を訴える方なんかも居たと遂この前に知りました」
「自分の食べ物すら買えない人に税金は払えないよね………」
そう隣で話しかけて来るのはナイパー。あれから2日間ほど休息をとって、完全に回復した。あの時、キュールが居なければ回復は難しかっただろう。僕も回復魔法を使えることには使えるけれど、クスマとクスエルの2人よりも遥かに内臓の損傷が大きかったナイパーは僕の回復魔法では厳しかった可能性もある。
「本当に、なんで父みたいな人が領主になっちゃったんだろう………」
「あまりお坊ちゃまのお父様を悪く言うのは気が引けますが………死人に口が無いように、耳も無いので言わせていただきます。私めは以前からレンメル家の使用人として仕えさせていただいていたので分かるのですが、いかんせんお父様のお父様………クライトお坊ちゃまのお祖父様に当たる人物が成功してお金がある上、とてもご子息に甘かったせいかクスタフ様以外のご兄弟もあのような感じでしたね」
「あ、そうなんだ………どう転がってもダメだったんだね………」
僕がどう生まれてもレンメル家がそう言う悪役貴族になるルートは絶対的に変わらなかったみたい。それでもいいさ、僕で悪役貴族の役目は打ち切ってやる。
「よし、こんなものかな?」
「そうですね。今日はこの辺りで止めておきましょうか」
「これ、王都のオークションで何円するのか………」
「何円でしょうかねぇ………今整理した全てを合計たら軽く3億は超えるのではないでしょうか?」
「うわあ………そ、そんなに?というか、まだ半分くらいしか片づけてないよ?」
「まぁ………そうですね」
どんだけ領民の人から税金を吸い上げているんだっていう話だ。まぁ、昔はレンメル領ももっと人が居て活気づいていたしなぁ………過去の話をしても仕方が無い。僕がこのレンメル領を変えるんだ。変えるしかないんだ。
「よし、これで税率の改善を少しずつしていけばいいね。もともと農業区域だった荒地を開拓しないといけないし………一応、レンメル領は王都から遠いとはいえ立地は良いからね。これはお祖父様のお陰って聞くけど」
「そうですね。余裕が出てきたら色々な商業施設を作りたいですね」
「そうだね。冒険者ギルドの支部を作るのもいいかも。ここは辺境地だし、王都の冒険者ギルドで仕事を受けた人が、わざわざ王都に帰っていくのも面倒くさいだろうしね。あとは宿屋と食事処。それから、農業とか牧畜だけだと供給過多かもしれないから王都から商人の人とか職人の人とか連れてくれば………まぁ色々あるね」
今後のレンメル領を想像すると、だんだんと楽しくなってくる。もちろん、そこに行くまでに中々時間はかかると思うけれど………それでも、今の悪辣な環境を改善できないよりは遥かに良いに決まっている。
僕は別に一人じゃないんだ。今回キュールとクレジアント、そして今は居ないけれどユーリア。相当色々と手伝ってくれてるし、仕事の内容だって高度なものも多い。病気の人を治すだったり、魔人を撃退するだったり、料理を作るのだって僕には出来ないから使用人の皆にも毎日作るのを手伝ってくれている二人にも感謝している。
ナイパーだって前は一人で先走っちゃったけれど、いつも気が利くし仕事も速いし、なにより僕のしたいことを分かって先に実行してくれている。今回、収蔵品を整理する紙を作ってくれたのもナイパーだ。
「さて、今後家はどうしよう。この屋敷は誰も住む人が居なくなっちゃったし」
「お坊ちゃまが住まわれてはどうでしょうか?ここに仕えていた使用人の者共も、屋敷が潰されてしまったら失職してしまいますし。クスマと………クスマ様とクスエル様のお部屋ももうお二人が出ていかれる時に持っていかれたのか綺麗になっていましたし」
「ナイパー、別にあの二人に様付けしなくていいよ」
「………そうですか?了解致しました」
あの二人のせいで死にかけたナイパーは様付けなんてしたくないだろう。
「まぁ今後あの二人の話題を出さなければいいだけだね。それで………そうそう、部屋が片付いているならこっちに住んでもいいかもね。設備も整っているし」
「そうですね。何より、現在行っている昼食配布がよりしやすくなるんじゃないでしょうか?確かに、昼食配布は職に領民の皆様が付けるまでの期間限定とはなっておりますが、流石に料理長もこちらの厨房の方が広くていいと思いますし」
「そうだね、なによりこっちの本邸の料理長もいるから二人で力を合わせればもっと楽になるしね。それじゃあ、一旦僕が書類業務とか仕事をするときはこっちの邸宅に居ようか。寝るところは別に別邸でも良いし」
さて、それじゃあこの収蔵品を王都のオークション会場に送ってお金を送ってもらおう。そしたら、仕事の大本の組合を王都からそのお金でこっちに店舗を作ってもらって、領民の皆はそこで働いてもらう。我ながら完璧な見通しだね。
まぁ全て上手くいけばの話だけどね。よっぽどの事が無い限り大丈夫だと思う。
それにしても最近は仕事が多すぎて疲れたな………明日明後日くらいに一区切りつくし、あともうひと踏ん張りだ!
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遂にこの時がやってきた。
「我々魔人を率いてくださるギュルリア魔将のお言葉!!!総員最敬礼!!!」
皆の者が腕を胸の前で横にして、少々特殊と言える敬礼のポーズをとる。これは我が導入させたギュルリア式敬礼である。憎き人間ども、特にヨーダン王国の敬礼などをさせていたら示しがつかないどころではない。
「皆の者、本日の為によく沢山の鍛錬を積んできた。あの憎きヨーダンを、この1週間を持ってヨーダンの頸を討ち取るぞ!!!」
『うぉぉぉぉぉぉぉおおおお!!!!!』
雄叫びとも呼べる呼応が返ってくる。
とても良い返事だ。この調子ならばいけるであろう。ヨーダン、待っていろよ………!!!!!
「以上、ギャルリア魔将のお言葉であった!それでは間も無く進軍を開始する!総員準備!」
『はっ!』
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【クライトside】
あの日から数日経った。
「紙に照合するものはあるでしょうか?私めの方はもう既に何十個か程整理しております。あ、お坊ちゃま。手伝いますよ」
「ありがとう。これと、これと………あとこれも。ん?これレプリカじゃん………何でこんなものまで買ってるの………」
今僕は今は亡き父のクスタフの遺品を整理していた。平たく言ったら、今まで上げすぎなまでに釣り上げた税金で買った収蔵品を全部売り払ってしまおうという事だ。確かに価値のあるものはあるし、たまに僕が気を引かれるものもあるけれど流石にこんなに要らない。どう考えてもこれは多すぎる。
紙、というのはこの収蔵品の言わばレシートみたいなもので、現時点で価値がはっきりしているものだけを集めてある。
「せめて本物買えばいいのに………いや、お金が無くなってたのか」
「そうかもしれませんね。ここ最近では飢餓を訴える方なんかも居たと遂この前に知りました」
「自分の食べ物すら買えない人に税金は払えないよね………」
そう隣で話しかけて来るのはナイパー。あれから2日間ほど休息をとって、完全に回復した。あの時、キュールが居なければ回復は難しかっただろう。僕も回復魔法を使えることには使えるけれど、クスマとクスエルの2人よりも遥かに内臓の損傷が大きかったナイパーは僕の回復魔法では厳しかった可能性もある。
「本当に、なんで父みたいな人が領主になっちゃったんだろう………」
「あまりお坊ちゃまのお父様を悪く言うのは気が引けますが………死人に口が無いように、耳も無いので言わせていただきます。私めは以前からレンメル家の使用人として仕えさせていただいていたので分かるのですが、いかんせんお父様のお父様………クライトお坊ちゃまのお祖父様に当たる人物が成功してお金がある上、とてもご子息に甘かったせいかクスタフ様以外のご兄弟もあのような感じでしたね」
「あ、そうなんだ………どう転がってもダメだったんだね………」
僕がどう生まれてもレンメル家がそう言う悪役貴族になるルートは絶対的に変わらなかったみたい。それでもいいさ、僕で悪役貴族の役目は打ち切ってやる。
「よし、こんなものかな?」
「そうですね。今日はこの辺りで止めておきましょうか」
「これ、王都のオークションで何円するのか………」
「何円でしょうかねぇ………今整理した全てを合計たら軽く3億は超えるのではないでしょうか?」
「うわあ………そ、そんなに?というか、まだ半分くらいしか片づけてないよ?」
「まぁ………そうですね」
どんだけ領民の人から税金を吸い上げているんだっていう話だ。まぁ、昔はレンメル領ももっと人が居て活気づいていたしなぁ………過去の話をしても仕方が無い。僕がこのレンメル領を変えるんだ。変えるしかないんだ。
「よし、これで税率の改善を少しずつしていけばいいね。もともと農業区域だった荒地を開拓しないといけないし………一応、レンメル領は王都から遠いとはいえ立地は良いからね。これはお祖父様のお陰って聞くけど」
「そうですね。余裕が出てきたら色々な商業施設を作りたいですね」
「そうだね。冒険者ギルドの支部を作るのもいいかも。ここは辺境地だし、王都の冒険者ギルドで仕事を受けた人が、わざわざ王都に帰っていくのも面倒くさいだろうしね。あとは宿屋と食事処。それから、農業とか牧畜だけだと供給過多かもしれないから王都から商人の人とか職人の人とか連れてくれば………まぁ色々あるね」
今後のレンメル領を想像すると、だんだんと楽しくなってくる。もちろん、そこに行くまでに中々時間はかかると思うけれど………それでも、今の悪辣な環境を改善できないよりは遥かに良いに決まっている。
僕は別に一人じゃないんだ。今回キュールとクレジアント、そして今は居ないけれどユーリア。相当色々と手伝ってくれてるし、仕事の内容だって高度なものも多い。病気の人を治すだったり、魔人を撃退するだったり、料理を作るのだって僕には出来ないから使用人の皆にも毎日作るのを手伝ってくれている二人にも感謝している。
ナイパーだって前は一人で先走っちゃったけれど、いつも気が利くし仕事も速いし、なにより僕のしたいことを分かって先に実行してくれている。今回、収蔵品を整理する紙を作ってくれたのもナイパーだ。
「さて、今後家はどうしよう。この屋敷は誰も住む人が居なくなっちゃったし」
「お坊ちゃまが住まわれてはどうでしょうか?ここに仕えていた使用人の者共も、屋敷が潰されてしまったら失職してしまいますし。クスマと………クスマ様とクスエル様のお部屋ももうお二人が出ていかれる時に持っていかれたのか綺麗になっていましたし」
「ナイパー、別にあの二人に様付けしなくていいよ」
「………そうですか?了解致しました」
あの二人のせいで死にかけたナイパーは様付けなんてしたくないだろう。
「まぁ今後あの二人の話題を出さなければいいだけだね。それで………そうそう、部屋が片付いているならこっちに住んでもいいかもね。設備も整っているし」
「そうですね。何より、現在行っている昼食配布がよりしやすくなるんじゃないでしょうか?確かに、昼食配布は職に領民の皆様が付けるまでの期間限定とはなっておりますが、流石に料理長もこちらの厨房の方が広くていいと思いますし」
「そうだね、なによりこっちの本邸の料理長もいるから二人で力を合わせればもっと楽になるしね。それじゃあ、一旦僕が書類業務とか仕事をするときはこっちの邸宅に居ようか。寝るところは別に別邸でも良いし」
さて、それじゃあこの収蔵品を王都のオークション会場に送ってお金を送ってもらおう。そしたら、仕事の大本の組合を王都からそのお金でこっちに店舗を作ってもらって、領民の皆はそこで働いてもらう。我ながら完璧な見通しだね。
まぁ全て上手くいけばの話だけどね。よっぽどの事が無い限り大丈夫だと思う。
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