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第2章 戦技祭編
幕間3ノ1 ユーリアの奮闘 前
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【ユーリアside】
私の予想は当たっていた。クライト君は団体戦を見事な手腕で上級性や上のクラスの人達に勝って、その上に魔人も一撃で倒した。本当に強くて優しくて手腕に長けていると、そう思った。
私がクライト君からお金を貰うのが本当の愛じゃないって思われそうで怖いっていう理由で逃げた事もあったけど、それは私の思い込みだった。我ながら恥ずかしいなと思う、クライト君との関係に罅が入るのがまだ怖いなんて。クライト君は優しいから、私の事をそんな目で見ることは絶対に無いって分かっているのに。
でも、私は薄々感じていた。私だけがクライト君を独り占め。というか、クライト君の彼女が私だけなのは良くないって。本当は私だけを愛して欲しい、その気持ちはあるけれどクライト君は将来絶対に爵位を貰う。男爵、ううん。陞爵して子爵とかまで行っちゃうかもしれない。その時に、もしその時まで私がクライト君と付き合うことができたとして。妻が私一人だけになるのはクライト君にとって、きっと良くない事。
「そろそろ、潮時かな」
キュールちゃんはいい子だし、クライト君の彼女になっても良いと思う。いや、キュールちゃん位しかクライト君の事をちゃんと考えてる子は居ないはず。クライト君は強くて顔立ちも整ってるから、結構な確率で学園の女子から目をつけられている。でも、それは本当にクライト君を想っているわけでは無くて純粋に見た目に惹かれただけ。そういう子程すぐにクライト君から離れるし、使い捨てたりもする。
今はスタグリアン君の試合をさっきの試合で勝ったマリスタンちゃんと一緒に観戦してたけど、どうやらスタグリアン君の方も勝ったみたいだし。すごく清々しい顔してて、私もなんだか嬉しくなってくる。スタグリアン君とは入学から結構話すから。
「スタグリアン君勝ったね~!」
「そうだな、あの顔。良い笑顔してるな」
「そうだね!確か因縁の相手?だっけ、もうスタグリアン君心残り無いんじゃない?」
「そうかもしれないな!よし、私はそろそろ試合だから下に行ってくるよ」
「そうなの?私はキュールちゃん探しに行ってくるから、試合頑張ってね!」
「分かった、いい結果が報告できるように頑張るよ!それじゃあ」
マリスタンちゃんと別れてもう一つの決闘場に向かう。キュールちゃんはあっちでクライト君の試合を見に行っているはず。
「よし、キュールちゃん探しに行こ」
すると、戻ってきたスタグリアン君と合流した。額には汗が見えるけれどそれは脂汗でも冷や汗でもなく、気持ちの良い勝利の汗。私を見つけるとピースサインをしてきた。
「やったーーー!!!勝ったーーーーー!!!!!」
「スタグリアン君おめでとう!因縁の相手だったんでしょ?」
「うん。でも、クライトに教えてもらった技とか剣術で何とか勝てたよ!ほんと、クライトには感謝してもしきれないなぁ」
「そうなの!?あの途中で使ってた大技は?」
「あれもクライトから着想を得たんだ。クライトが言うにはなんでも『まずは強い人の技を全て真似してみるのが手っ取り早い』って言ってたからさ」
やっぱりクライト君は凄い。スタグリアン君も勿論凄まじい努力をしたと思うけど、入学のギルバードに負けた時からここまで半年で成長させたのは紛れもなくクライト君にしか出来ないと思う。少なくとも、私じゃ絶対に無理だから。
「それで、どこ行くの?」
「あ、そうだ。キュールちゃんを探しに行くの」
「そうなんだ。ちょっと疲れたからマリスタンの試合が終わったら合流するよ」
「分かった!またね、それとおめでとう!!!」
「ありがとー!それじゃまた後で!」
スタグリアン君とも別れて再びキュールちゃんを探しに行く。直ぐに見つかると良いけど………
☆★☆★☆
第一決闘場に着くとそこではクライト君と、えっと…………クレジアント君?だっけ、確かそんな名前の人とでまさかの互角の勝負をしてた。
「凄い………」
私でも、連続行使は中々出来るか厳しい魔法と凄まじい速度で交わされる剣の応酬をしていた。見ている人たちの盛り上がり方も過去一だと思う。そして、ただ唖然としてる観客の人たちも過去一かもしれない。
「そ、そうだ。キュールちゃん探さなきゃ………!」
あまりにクライト君と多分………クレジアント君の戦闘が鮮やかで激しくて、一瞬見惚れていた。ずっと足を止めてる訳にもいかないから走ってキュールちゃんを探す。幸いにも、結構すぐに見つかった。
「あ、ゆ、ユーリア」
「キュールちゃん居た!この試合凄いね!」
「す、凄いですよね………ちょっと、怖いです」
「怖い?何が怖いの?」
「え、えっと、単純に戦闘の激しさって意味でもそうですし、な、何より怖いのは、その、クライト君が勝てるかで………あの二人さっきからずっとあの規模の攻防してるんです………どっちが勝ってもおかしくないから、それで………」
なるほど、そういう心配か。でも、キュールちゃんはクライト君の事を本気で想ってるってことが分かった。それならやっぱり、クライト君の彼女はキュールちゃんが彼女になって欲しい。
「キュールちゃんはどっちが勝ってほしい?」
「え、そ、それはクライトが勝ってほしいですけど………」
「だったらさ、いっぱい応援してあげなよ!応援の人の声は戦ってる人の力になるから!それに、キュールちゃんはクライト君の事好きなんでしょ?」
「え、えっ!あっ、ちょっと!そうですけど、は、恥ずかしいですよぉ………」
「大丈夫、ここには私達しかいないから!それで、好きなんだったら応援する方は決まってるよね!もちろん心配する気持ちは分かるけど、信じようよ!」
薄ぺっらい言葉だとは思う。でも、そういう言葉の方が元気とか勇気づけるのには最適だったりするから。薄っぺらくてもいい、クライト君が勝ってくれたらそんな薄っぺらい言葉にも意味がある。
「わ、わかりました!クライトを信じます!」
「そう来なくちゃ!ほら、クライト君頑張ってる………あ、見て!」
私達がクライト君の戦いに再び目を開けた時、クライト君の対戦相手であるクレジアント君は膝をついていた。何でかは分からない、でもあの感じ毒状態なのかも。クライト君がちょくちょく当たる攻撃に混ぜて、毒を仕掛けたのかな?
「お、お相手さんが、膝をつきました!」
「ほら、クライト君が勝つんだから!でも、それにしてもクレジアント君も凄いよね。クライト君と同じくらい強い人なんて、先生以外で初めて見たかも!」
「そ、そうですよね。私もびっくりです………」
クライト君が剣でクレジアント君を気絶させて勝利した。会場が壊れんばかりに観客の皆が沸き上がっている。クライト君はそのばにへたり込んで息を整えているようだった。
「クライト君の所に行こう!」
「わ、わかりました!」
私とキュールちゃんは下へ続く階段へ向かい、降り始めた。その瞬間、
「な、なんだあれはぁぁぁあ!!!???」
階段の頭上に設置されていたスピーカーから大声を張り上げたスティーブンさんの声が聞こえる。なんだろう?クライト君が何か技とか、使ったのかな?でも………なんで今?
「まるで、まるで空間が裂けているように見える!!!!! いや、裂けているのかもしれない!!! クライト選手とクレジアント選手!!!!! 大丈夫でしょうか!!! え、ちょっと!!! 逃げてください!!!!!」
「え、クライト君!?」
「な、何があったんですか!?」
突然、スティーブンさんがさっき対戦していた二人の安否を心配し始める。何だか嫌な予感がする。
「ク、クライト選手ーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!! 誰か!!! 誰か助けられる人はいませんか!!!!! って、まだあの裂け目から魔人達が出てきている!!!!! み、皆さん!!! 十二分に戦える者はフィールドへ!!!!! 戦えない市民の皆さんは『今すぐに』避難してください!!!!! 繰り返します!!! 十二分に戦える者は………」
その予想は的中した。魔人達がクライト君に何かしているみたい………許せない
「ゆ、ユーリア、ど、どうしますか!?」
「キュールちゃん、スタグリアン君達を探してきて!私はフィールドに行って魔人達と戦ってくるから!」
「え、でもユーリア、魔人達と戦えるの!?」
「分からない!でも、助けない訳にはいかない!!!それじゃあよろしくね!」
「あっ、ユーリア!」
キュールちゃんには悪いけど、今はクライト君の彼女とかそういうのではない。
クライト君の元へ走る。間に合ってとは思っても、間に合うのかなんて考えない。ただ、ひたすらにクライト君を助けるために、今だけは可愛さを捨てて全力で走る。
「クライト君………!!!!!」
私がフィールドに着いた時、既に地面に倒れていた。
でも生きていた。クライト君は気絶していても、確かに息をしていた。今、たった一人で魔人達と相対している人が居たから。
それは、クレジアント君だった。
私の予想は当たっていた。クライト君は団体戦を見事な手腕で上級性や上のクラスの人達に勝って、その上に魔人も一撃で倒した。本当に強くて優しくて手腕に長けていると、そう思った。
私がクライト君からお金を貰うのが本当の愛じゃないって思われそうで怖いっていう理由で逃げた事もあったけど、それは私の思い込みだった。我ながら恥ずかしいなと思う、クライト君との関係に罅が入るのがまだ怖いなんて。クライト君は優しいから、私の事をそんな目で見ることは絶対に無いって分かっているのに。
でも、私は薄々感じていた。私だけがクライト君を独り占め。というか、クライト君の彼女が私だけなのは良くないって。本当は私だけを愛して欲しい、その気持ちはあるけれどクライト君は将来絶対に爵位を貰う。男爵、ううん。陞爵して子爵とかまで行っちゃうかもしれない。その時に、もしその時まで私がクライト君と付き合うことができたとして。妻が私一人だけになるのはクライト君にとって、きっと良くない事。
「そろそろ、潮時かな」
キュールちゃんはいい子だし、クライト君の彼女になっても良いと思う。いや、キュールちゃん位しかクライト君の事をちゃんと考えてる子は居ないはず。クライト君は強くて顔立ちも整ってるから、結構な確率で学園の女子から目をつけられている。でも、それは本当にクライト君を想っているわけでは無くて純粋に見た目に惹かれただけ。そういう子程すぐにクライト君から離れるし、使い捨てたりもする。
今はスタグリアン君の試合をさっきの試合で勝ったマリスタンちゃんと一緒に観戦してたけど、どうやらスタグリアン君の方も勝ったみたいだし。すごく清々しい顔してて、私もなんだか嬉しくなってくる。スタグリアン君とは入学から結構話すから。
「スタグリアン君勝ったね~!」
「そうだな、あの顔。良い笑顔してるな」
「そうだね!確か因縁の相手?だっけ、もうスタグリアン君心残り無いんじゃない?」
「そうかもしれないな!よし、私はそろそろ試合だから下に行ってくるよ」
「そうなの?私はキュールちゃん探しに行ってくるから、試合頑張ってね!」
「分かった、いい結果が報告できるように頑張るよ!それじゃあ」
マリスタンちゃんと別れてもう一つの決闘場に向かう。キュールちゃんはあっちでクライト君の試合を見に行っているはず。
「よし、キュールちゃん探しに行こ」
すると、戻ってきたスタグリアン君と合流した。額には汗が見えるけれどそれは脂汗でも冷や汗でもなく、気持ちの良い勝利の汗。私を見つけるとピースサインをしてきた。
「やったーーー!!!勝ったーーーーー!!!!!」
「スタグリアン君おめでとう!因縁の相手だったんでしょ?」
「うん。でも、クライトに教えてもらった技とか剣術で何とか勝てたよ!ほんと、クライトには感謝してもしきれないなぁ」
「そうなの!?あの途中で使ってた大技は?」
「あれもクライトから着想を得たんだ。クライトが言うにはなんでも『まずは強い人の技を全て真似してみるのが手っ取り早い』って言ってたからさ」
やっぱりクライト君は凄い。スタグリアン君も勿論凄まじい努力をしたと思うけど、入学のギルバードに負けた時からここまで半年で成長させたのは紛れもなくクライト君にしか出来ないと思う。少なくとも、私じゃ絶対に無理だから。
「それで、どこ行くの?」
「あ、そうだ。キュールちゃんを探しに行くの」
「そうなんだ。ちょっと疲れたからマリスタンの試合が終わったら合流するよ」
「分かった!またね、それとおめでとう!!!」
「ありがとー!それじゃまた後で!」
スタグリアン君とも別れて再びキュールちゃんを探しに行く。直ぐに見つかると良いけど………
☆★☆★☆
第一決闘場に着くとそこではクライト君と、えっと…………クレジアント君?だっけ、確かそんな名前の人とでまさかの互角の勝負をしてた。
「凄い………」
私でも、連続行使は中々出来るか厳しい魔法と凄まじい速度で交わされる剣の応酬をしていた。見ている人たちの盛り上がり方も過去一だと思う。そして、ただ唖然としてる観客の人たちも過去一かもしれない。
「そ、そうだ。キュールちゃん探さなきゃ………!」
あまりにクライト君と多分………クレジアント君の戦闘が鮮やかで激しくて、一瞬見惚れていた。ずっと足を止めてる訳にもいかないから走ってキュールちゃんを探す。幸いにも、結構すぐに見つかった。
「あ、ゆ、ユーリア」
「キュールちゃん居た!この試合凄いね!」
「す、凄いですよね………ちょっと、怖いです」
「怖い?何が怖いの?」
「え、えっと、単純に戦闘の激しさって意味でもそうですし、な、何より怖いのは、その、クライト君が勝てるかで………あの二人さっきからずっとあの規模の攻防してるんです………どっちが勝ってもおかしくないから、それで………」
なるほど、そういう心配か。でも、キュールちゃんはクライト君の事を本気で想ってるってことが分かった。それならやっぱり、クライト君の彼女はキュールちゃんが彼女になって欲しい。
「キュールちゃんはどっちが勝ってほしい?」
「え、そ、それはクライトが勝ってほしいですけど………」
「だったらさ、いっぱい応援してあげなよ!応援の人の声は戦ってる人の力になるから!それに、キュールちゃんはクライト君の事好きなんでしょ?」
「え、えっ!あっ、ちょっと!そうですけど、は、恥ずかしいですよぉ………」
「大丈夫、ここには私達しかいないから!それで、好きなんだったら応援する方は決まってるよね!もちろん心配する気持ちは分かるけど、信じようよ!」
薄ぺっらい言葉だとは思う。でも、そういう言葉の方が元気とか勇気づけるのには最適だったりするから。薄っぺらくてもいい、クライト君が勝ってくれたらそんな薄っぺらい言葉にも意味がある。
「わ、わかりました!クライトを信じます!」
「そう来なくちゃ!ほら、クライト君頑張ってる………あ、見て!」
私達がクライト君の戦いに再び目を開けた時、クライト君の対戦相手であるクレジアント君は膝をついていた。何でかは分からない、でもあの感じ毒状態なのかも。クライト君がちょくちょく当たる攻撃に混ぜて、毒を仕掛けたのかな?
「お、お相手さんが、膝をつきました!」
「ほら、クライト君が勝つんだから!でも、それにしてもクレジアント君も凄いよね。クライト君と同じくらい強い人なんて、先生以外で初めて見たかも!」
「そ、そうですよね。私もびっくりです………」
クライト君が剣でクレジアント君を気絶させて勝利した。会場が壊れんばかりに観客の皆が沸き上がっている。クライト君はそのばにへたり込んで息を整えているようだった。
「クライト君の所に行こう!」
「わ、わかりました!」
私とキュールちゃんは下へ続く階段へ向かい、降り始めた。その瞬間、
「な、なんだあれはぁぁぁあ!!!???」
階段の頭上に設置されていたスピーカーから大声を張り上げたスティーブンさんの声が聞こえる。なんだろう?クライト君が何か技とか、使ったのかな?でも………なんで今?
「まるで、まるで空間が裂けているように見える!!!!! いや、裂けているのかもしれない!!! クライト選手とクレジアント選手!!!!! 大丈夫でしょうか!!! え、ちょっと!!! 逃げてください!!!!!」
「え、クライト君!?」
「な、何があったんですか!?」
突然、スティーブンさんがさっき対戦していた二人の安否を心配し始める。何だか嫌な予感がする。
「ク、クライト選手ーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!! 誰か!!! 誰か助けられる人はいませんか!!!!! って、まだあの裂け目から魔人達が出てきている!!!!! み、皆さん!!! 十二分に戦える者はフィールドへ!!!!! 戦えない市民の皆さんは『今すぐに』避難してください!!!!! 繰り返します!!! 十二分に戦える者は………」
その予想は的中した。魔人達がクライト君に何かしているみたい………許せない
「ゆ、ユーリア、ど、どうしますか!?」
「キュールちゃん、スタグリアン君達を探してきて!私はフィールドに行って魔人達と戦ってくるから!」
「え、でもユーリア、魔人達と戦えるの!?」
「分からない!でも、助けない訳にはいかない!!!それじゃあよろしくね!」
「あっ、ユーリア!」
キュールちゃんには悪いけど、今はクライト君の彼女とかそういうのではない。
クライト君の元へ走る。間に合ってとは思っても、間に合うのかなんて考えない。ただ、ひたすらにクライト君を助けるために、今だけは可愛さを捨てて全力で走る。
「クライト君………!!!!!」
私がフィールドに着いた時、既に地面に倒れていた。
でも生きていた。クライト君は気絶していても、確かに息をしていた。今、たった一人で魔人達と相対している人が居たから。
それは、クレジアント君だった。
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