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本章
110話
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-紬side-
暫く経って日向さんが安定期に入った頃、樹さんから家に来ないかと蓮さんを経由してお誘いがあった。
聞くところによると樹さんは午後から大事な用事があるため日向さんが無理をしないように見張っててほしいと…
蓮さんに樹さんの家まで送ってもらい、インターホンを鳴らすとスタスタという足音と同時に勢いよくドアが開いた。
「はーい、入って入って!」
「お、お邪魔します…」
樹さんに手を引かれ部屋に通される。
そこはリビングではなく前と同じ白を貴重とした病室風の部屋だった。
薬品の独特な香りが妙に落ち着く。
「ちょっと体を見せてね─────」
検査のようなものをいくつかされ、短時間で済ませると"もういいよ"とあっさりリビングへ帰された。
それから五分も経たないうちにスーツに身を包んだ樹さんがリビングの方にひょこっと顔を出す。
「じゃあ行ってくるからね。紬くん、日向を頼んだよ。」
樹さんは、ひらひらと手を振り大事な用事とやらに出かけていった。
暫く経って日向さんが安定期に入った頃、樹さんから家に来ないかと蓮さんを経由してお誘いがあった。
聞くところによると樹さんは午後から大事な用事があるため日向さんが無理をしないように見張っててほしいと…
蓮さんに樹さんの家まで送ってもらい、インターホンを鳴らすとスタスタという足音と同時に勢いよくドアが開いた。
「はーい、入って入って!」
「お、お邪魔します…」
樹さんに手を引かれ部屋に通される。
そこはリビングではなく前と同じ白を貴重とした病室風の部屋だった。
薬品の独特な香りが妙に落ち着く。
「ちょっと体を見せてね─────」
検査のようなものをいくつかされ、短時間で済ませると"もういいよ"とあっさりリビングへ帰された。
それから五分も経たないうちにスーツに身を包んだ樹さんがリビングの方にひょこっと顔を出す。
「じゃあ行ってくるからね。紬くん、日向を頼んだよ。」
樹さんは、ひらひらと手を振り大事な用事とやらに出かけていった。
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