110 / 125
本章
108話
しおりを挟む
-蓮side-
仕事が一段落つき紬たちに目をやると、ついさっきまでは仲良さそうに話し込んでたはずが気づけば日向の肩に頭を乗せて寝ていた。
似ているような境遇なためか、自然と距離を取ることなく接することができたのかもしれない。
日向はこちらの視線に気づくと緩く笑みを浮かべて口パクで"かわいいね"と言ってくる。
知らぬ間に随分懐いたものだ。
きっと昨日の夜の事もあり寝不足気味なんだろう。
紬が日向に頭を預けてるため動けない日向に代わって寝室から毛布を持ってくると二人に掛けてやる。
キッチンを借りてコーヒーを沸かしている間に日向も後を追うように二人してお互いに体を預けながら眠りについていた。
コーヒーを口に含みながらさらっと紬の髪を撫でる。
相変わらずピクッと反応しては俺だと思ってるのか日向に擦り寄る。
普段は自分からあまりくっついて来ないくせに、こういう寝ている時に限っては自らくっつくように出来ているのか…
本当に猫か、こいつは…
仕事が一段落つき紬たちに目をやると、ついさっきまでは仲良さそうに話し込んでたはずが気づけば日向の肩に頭を乗せて寝ていた。
似ているような境遇なためか、自然と距離を取ることなく接することができたのかもしれない。
日向はこちらの視線に気づくと緩く笑みを浮かべて口パクで"かわいいね"と言ってくる。
知らぬ間に随分懐いたものだ。
きっと昨日の夜の事もあり寝不足気味なんだろう。
紬が日向に頭を預けてるため動けない日向に代わって寝室から毛布を持ってくると二人に掛けてやる。
キッチンを借りてコーヒーを沸かしている間に日向も後を追うように二人してお互いに体を預けながら眠りについていた。
コーヒーを口に含みながらさらっと紬の髪を撫でる。
相変わらずピクッと反応しては俺だと思ってるのか日向に擦り寄る。
普段は自分からあまりくっついて来ないくせに、こういう寝ている時に限っては自らくっつくように出来ているのか…
本当に猫か、こいつは…
10
お気に入りに追加
1,053
あなたにおすすめの小説
【連載再開】絶対支配×快楽耐性ゼロすぎる受けの短編集
あかさたな!
BL
※全話おとな向けな内容です。
こちらの短編集は
絶対支配な攻めが、
快楽耐性ゼロな受けと楽しい一晩を過ごす
1話完結のハッピーエンドなお話の詰め合わせです。
不定期更新ですが、
1話ごと読切なので、サクッと楽しめるように作っていくつもりです。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
書きかけの長編が止まってますが、
短編集から久々に、肩慣らししていく予定です。
よろしくお願いします!
被虐趣味のオメガはドSなアルファ様にいじめられたい。
かとらり。
BL
セシリオ・ド・ジューンはこの国で一番尊いとされる公爵家の末っ子だ。
オメガなのもあり、蝶よ花よと育てられ、何不自由なく育ったセシリオには悩みがあった。
それは……重度の被虐趣味だ。
虐げられたい、手ひどく抱かれたい…そう思うのに、自分の身分が高いのといつのまにかついてしまった高潔なイメージのせいで、被虐心を満たすことができない。
だれか、だれか僕を虐げてくれるドSはいないの…?
そう悩んでいたある日、セシリオは学舎の隅で見つけてしまった。
ご主人様と呼ぶべき、最高のドSを…
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる