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本章
102話
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-紬side-
「あの…蓮さ───」
「なぁ、なに焦ってんだ?別に飲んだからといって負い目を感じることはないし、飲まないなら飲まないでお前が決めたことならそれで俺はいいと思うけど。」
やっぱり部屋に入ってきた時からこの箱の存在は気づいていたようで、あやす様にポンポンと背中を優しく叩く。
「…欲しいな。蓮さんとの子供、絶対可愛いよ!」
蓮さんの言葉に救われたようにホッとして一気に緊張が溶け解れる。
蓮さんは余程嬉しいのか頬を綻ばせる。
「あぁ、そうだな。」
それだけ言うとクイッと顎を指で上げ優しく口付けをした。
収まっていた熱がせり上がってくるようにじわじわと顔が熱を持ち始める。
「んむ…ぁ…ん…」
口の隙間から甘い声が漏れた。
「あの…蓮さ───」
「なぁ、なに焦ってんだ?別に飲んだからといって負い目を感じることはないし、飲まないなら飲まないでお前が決めたことならそれで俺はいいと思うけど。」
やっぱり部屋に入ってきた時からこの箱の存在は気づいていたようで、あやす様にポンポンと背中を優しく叩く。
「…欲しいな。蓮さんとの子供、絶対可愛いよ!」
蓮さんの言葉に救われたようにホッとして一気に緊張が溶け解れる。
蓮さんは余程嬉しいのか頬を綻ばせる。
「あぁ、そうだな。」
それだけ言うとクイッと顎を指で上げ優しく口付けをした。
収まっていた熱がせり上がってくるようにじわじわと顔が熱を持ち始める。
「んむ…ぁ…ん…」
口の隙間から甘い声が漏れた。
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