104 / 125
本章
102話
しおりを挟む
-紬side-
「あの…蓮さ───」
「なぁ、なに焦ってんだ?別に飲んだからといって負い目を感じることはないし、飲まないなら飲まないでお前が決めたことならそれで俺はいいと思うけど。」
やっぱり部屋に入ってきた時からこの箱の存在は気づいていたようで、あやす様にポンポンと背中を優しく叩く。
「…欲しいな。蓮さんとの子供、絶対可愛いよ!」
蓮さんの言葉に救われたようにホッとして一気に緊張が溶け解れる。
蓮さんは余程嬉しいのか頬を綻ばせる。
「あぁ、そうだな。」
それだけ言うとクイッと顎を指で上げ優しく口付けをした。
収まっていた熱がせり上がってくるようにじわじわと顔が熱を持ち始める。
「んむ…ぁ…ん…」
口の隙間から甘い声が漏れた。
「あの…蓮さ───」
「なぁ、なに焦ってんだ?別に飲んだからといって負い目を感じることはないし、飲まないなら飲まないでお前が決めたことならそれで俺はいいと思うけど。」
やっぱり部屋に入ってきた時からこの箱の存在は気づいていたようで、あやす様にポンポンと背中を優しく叩く。
「…欲しいな。蓮さんとの子供、絶対可愛いよ!」
蓮さんの言葉に救われたようにホッとして一気に緊張が溶け解れる。
蓮さんは余程嬉しいのか頬を綻ばせる。
「あぁ、そうだな。」
それだけ言うとクイッと顎を指で上げ優しく口付けをした。
収まっていた熱がせり上がってくるようにじわじわと顔が熱を持ち始める。
「んむ…ぁ…ん…」
口の隙間から甘い声が漏れた。
10
お気に入りに追加
1,056
あなたにおすすめの小説


被虐趣味のオメガはドSなアルファ様にいじめられたい。
かとらり。
BL
セシリオ・ド・ジューンはこの国で一番尊いとされる公爵家の末っ子だ。
オメガなのもあり、蝶よ花よと育てられ、何不自由なく育ったセシリオには悩みがあった。
それは……重度の被虐趣味だ。
虐げられたい、手ひどく抱かれたい…そう思うのに、自分の身分が高いのといつのまにかついてしまった高潔なイメージのせいで、被虐心を満たすことができない。
だれか、だれか僕を虐げてくれるドSはいないの…?
そう悩んでいたある日、セシリオは学舎の隅で見つけてしまった。
ご主人様と呼ぶべき、最高のドSを…


身体検査
RIKUTO
BL
次世代優生保護法。この世界の日本は、最適な遺伝子を残し、日本民族の優秀さを維持するとの目的で、
選ばれた青少年たちの体を徹底的に検査する。厳正な検査だというが、異常なほどに性器と排泄器の検査をするのである。それに選ばれたとある少年の全記録。



皇帝陛下の精子検査
雲丹はち
BL
弱冠25歳にして帝国全土の統一を果たした若き皇帝マクシミリアン。
しかし彼は政務に追われ、いまだ妃すら迎えられていなかった。
このままでは世継ぎが産まれるかどうかも分からない。
焦れた官僚たちに迫られ、マクシミリアンは世にも屈辱的な『検査』を受けさせられることに――!?
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる