オメガバース物語 ヤクザver.

本章

95話

-紬side-

「い、あぁっ…うああﾞあﾞあﾞぁっ！」

首筋を噛まれた刺激で呆気なく達してしまった。
噛まれた所からじんわりと痺れていく。
目頭が熱くなり涙が一筋流れ落ちる。
もう何度イったか分からない…
涙でぼやける視界の中、何度もキスを落とされ首筋や鎖骨、胸周辺から太ももの裏まで至る所に赤い痕をつけられる。

「ん…ぁ…」

そんな肌に触れるだけの小さな刺激で再び熱を持つことは容易かった。
火照った体に籠る熱はなかなか抜け切れずイってもなお蓮さんを求め続ける。

「蓮さんの、欲し…もっと…欲し、ぃ…」

感じる度にブワッと甘い香りが周りを包み込み蓮さんをも巻き込む。
もう自分では抑えられないほどに理性が保てなくなっていた。