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本章
86話
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-蓮side-
物音を聞き駆けつけた時には床に座り込み壁に持たれていた。
「うっ…発情期が来たんだな…」
紬の濃ゆく室内に充満する甘い匂いに発情期が来たのだとすぐに分かる。
防げるわけもないのに咄嗟に服の袖で鼻を覆う。
蕩けた顔で吐息を漏らす姿は誘ってる様にしか見えない。
保てるだけの理性を掻き集め、バスタオルを紬の体に掛け横抱きにすると首に腕を回してくる。
今すぐにでも噛み付きたい衝動をグッと抑え下唇を噛み締めながら寝室へと連れていった。
「本当にいいのか?」
「う、ん…いいから…いいから、早く蓮さんの欲し…ぃ」
ベッドの上にドサッと降ろすも紬は離れるのを拒み服を掴み離さない。
こんな殺し文句を言われて手を出さないわけがないだろう。
物音を聞き駆けつけた時には床に座り込み壁に持たれていた。
「うっ…発情期が来たんだな…」
紬の濃ゆく室内に充満する甘い匂いに発情期が来たのだとすぐに分かる。
防げるわけもないのに咄嗟に服の袖で鼻を覆う。
蕩けた顔で吐息を漏らす姿は誘ってる様にしか見えない。
保てるだけの理性を掻き集め、バスタオルを紬の体に掛け横抱きにすると首に腕を回してくる。
今すぐにでも噛み付きたい衝動をグッと抑え下唇を噛み締めながら寝室へと連れていった。
「本当にいいのか?」
「う、ん…いいから…いいから、早く蓮さんの欲し…ぃ」
ベッドの上にドサッと降ろすも紬は離れるのを拒み服を掴み離さない。
こんな殺し文句を言われて手を出さないわけがないだろう。
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