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本章
67話
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-紬side-
カーテンの隙間から覗く陽の光で目が覚めた。
朝ごはんを作ろうと前と同じ作戦でそーっと抜け出そうとすると目を閉じたまま眉を寄せ腕を引かれる。
「寒い。」
蓮さんの低い声で強引気味に布団に戻され両腕で包み込まれると、蓮さんは安心したようにまた眠ってしまった。
まぁいっか、とその気の緩みのまま二度寝してしまっていた。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
次に目が覚めた時、時計の針は12時をとっくに過ぎていた。
隣に蓮さんの姿はもうない。
あれ?
リビングにいるのかな。
リビングに行くが姿は見当たらず置き手紙と朝食用のパン、鍵が置いてある。
"仕事に行ってくる。ご飯ちゃんと食えよ。あと、家を出るなら鍵忘れるなよ。"
あぁ、仕事か。
それもそうだな、と朝食用のパンを食べつつメモと一緒に置かれていた鍵をぼーっと眺める。
こんな知り合ったばかりの人間にあっさり鍵を渡してしまってもいいのか。
もし悪い人間だったらとかないのかな。
鍵を渡してくれるということは相当信用されてるってことか。
特にすることもなくじっとしているとぐるぐると考えてしまうため、蓮さんが帰ってくるまでに夕食を作って待ってようと冷蔵庫の中身を確認する。
自分の作れそうなものの材料がほぼ入っておらず買い足しに行こうと財布片手に近所のスーパーへ向かった。
カーテンの隙間から覗く陽の光で目が覚めた。
朝ごはんを作ろうと前と同じ作戦でそーっと抜け出そうとすると目を閉じたまま眉を寄せ腕を引かれる。
「寒い。」
蓮さんの低い声で強引気味に布団に戻され両腕で包み込まれると、蓮さんは安心したようにまた眠ってしまった。
まぁいっか、とその気の緩みのまま二度寝してしまっていた。
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次に目が覚めた時、時計の針は12時をとっくに過ぎていた。
隣に蓮さんの姿はもうない。
あれ?
リビングにいるのかな。
リビングに行くが姿は見当たらず置き手紙と朝食用のパン、鍵が置いてある。
"仕事に行ってくる。ご飯ちゃんと食えよ。あと、家を出るなら鍵忘れるなよ。"
あぁ、仕事か。
それもそうだな、と朝食用のパンを食べつつメモと一緒に置かれていた鍵をぼーっと眺める。
こんな知り合ったばかりの人間にあっさり鍵を渡してしまってもいいのか。
もし悪い人間だったらとかないのかな。
鍵を渡してくれるということは相当信用されてるってことか。
特にすることもなくじっとしているとぐるぐると考えてしまうため、蓮さんが帰ってくるまでに夕食を作って待ってようと冷蔵庫の中身を確認する。
自分の作れそうなものの材料がほぼ入っておらず買い足しに行こうと財布片手に近所のスーパーへ向かった。
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