オメガバース物語 ヤクザver.

本章

50話

-紬side-

それから二人で夕食を作り食べながら家事の分担について話し合った。
ご飯は蓮さんの担当となり自分は洗濯掃除担当となった。
家賃を払っていない分出来ることは何でもしようと思う。
ご飯も自分の担当にすると言い張ったがどうしても蓮さんが包丁を持たせるのは危ないだとか火を使わせるのは危険だとか理由を無理矢理作られ譲らなかったので負けてしまった。

「紬、風呂入ってこい。上がったら大事な話がある。」

「わ、わかった…」

そう改まって言われると緊張してしまう。
湯船に浸かりながら消極的に考えが進む。
何を言われるんだろう。
きっと流れに流され、まだ良く知らない人と一緒に住むこと自体普通じゃないことなんだろうけど…