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本章
32話
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-蓮side-
根性焼きのようなタバコの押し付けられたような痕。
学生の頃、友人達と根性を試す遊び感覚で腕などにしたことはあるが紬の体の痕はそのようなものとは全く違った。
自分で付けれる場所でもなく、何年も前のである。
かと言って、どこまで踏み込んでいいか正直わからない。
助けて、と一言でも言われれば今すぐにでも現状を変えてあげたいと行動を起こすことは出来る。
守ってあげたいという感情が溢れ出す。
自分から踏み込めば少しは向こうからも寄って来るだろうと軽い気持ちで踏み込んだ。
「えらい根性の入れようだな。」
みるみるうちに紬の顔色は悪くなり俯き握り拳をぎゅっと握っていた。
暫くしてガクガクと震え呼吸が荒々しくなっていく。
過呼吸だと察した時にはもう遅くビニール袋をキッチンに取りに行こうとも考えたが一人残して離れることの方が出来なかった。
しょうがないと思い顔を上に向けさせ口を塞いだ。
背中を撫でながら呼吸を整えさせる。
根性焼きのようなタバコの押し付けられたような痕。
学生の頃、友人達と根性を試す遊び感覚で腕などにしたことはあるが紬の体の痕はそのようなものとは全く違った。
自分で付けれる場所でもなく、何年も前のである。
かと言って、どこまで踏み込んでいいか正直わからない。
助けて、と一言でも言われれば今すぐにでも現状を変えてあげたいと行動を起こすことは出来る。
守ってあげたいという感情が溢れ出す。
自分から踏み込めば少しは向こうからも寄って来るだろうと軽い気持ちで踏み込んだ。
「えらい根性の入れようだな。」
みるみるうちに紬の顔色は悪くなり俯き握り拳をぎゅっと握っていた。
暫くしてガクガクと震え呼吸が荒々しくなっていく。
過呼吸だと察した時にはもう遅くビニール袋をキッチンに取りに行こうとも考えたが一人残して離れることの方が出来なかった。
しょうがないと思い顔を上に向けさせ口を塞いだ。
背中を撫でながら呼吸を整えさせる。
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