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本章
25話
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-紬side-
10分ほど寝落ちしていたのか室内にある時計に目を移しても入ってきた時からさほど針は動いていない。
一瞬蓮さんはどこに行ったのだろうと辺りを見回すと奥から水の音が聞こえてきたためシャワーを浴びているのだと分かった。
「もう起きたのか。まだ寝ててもよかったのに。」
パンツしか履いていない状態で髪をタオルで乾かしながらベッドの端に腰を下ろした。
蓮さんの背中には一面龍が彫られている。
無意識に龍の目に引き寄せられるように手を伸ばしていた。
「龍…」
触れると同時に蓮さんは忘れてたと言わんばかりに目を見開いて驚いた表情をしていた。
「言おうか迷ってたんだけど極道なんだ。」
「極道ってヤクザのこと…?」
「まぁ、そうでもあるな。」
「ふーん…」
裏社会っていうのはそういうことか。
知り合いってことはオーナーもその類いなのかな。
お友達みたいな感じかな。
と、ぐるぐる頭の中で考えながら龍の体に沿って撫でる。
10分ほど寝落ちしていたのか室内にある時計に目を移しても入ってきた時からさほど針は動いていない。
一瞬蓮さんはどこに行ったのだろうと辺りを見回すと奥から水の音が聞こえてきたためシャワーを浴びているのだと分かった。
「もう起きたのか。まだ寝ててもよかったのに。」
パンツしか履いていない状態で髪をタオルで乾かしながらベッドの端に腰を下ろした。
蓮さんの背中には一面龍が彫られている。
無意識に龍の目に引き寄せられるように手を伸ばしていた。
「龍…」
触れると同時に蓮さんは忘れてたと言わんばかりに目を見開いて驚いた表情をしていた。
「言おうか迷ってたんだけど極道なんだ。」
「極道ってヤクザのこと…?」
「まぁ、そうでもあるな。」
「ふーん…」
裏社会っていうのはそういうことか。
知り合いってことはオーナーもその類いなのかな。
お友達みたいな感じかな。
と、ぐるぐる頭の中で考えながら龍の体に沿って撫でる。
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