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本章
24話
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-蓮side-
余程疲れが溜まっていたのか五分もしないうちに落ちてしまった。
少し残念に思いつつも腕の跡、顔色、力の入りきっていない手足を見れば一目瞭然。
痛々しいばかりで睡眠を優先させるのは当然のことだと自分に言い聞かせる。
寝顔を見ると口元がつい緩んでしまう。
顔が整っていて色白だからか割と中性的。
表情がコロコロと変わり見ていて飽きない、そこがなんとも可愛い。
無意識でしているのか、撫でると気持ちよさそうに擦り寄ってくる。
懐いたと思えば離れていく猫のようだ。
起こすまいと撫でるのを止めて、暫く寝顔を眺めていると悪夢を見ているのか眉を寄せ魘されている。
「ゃ…やめっ…」
手も震えていて布団の中で握ってやる。
大丈夫大丈夫、と耳元で囁きまた撫でてやると落ち着いたのかほんの少し弱い力で握り返してきた。
そんな少しの無意識な行動でさえ可愛いと思える俺はどうかしていると溜息をつくしかなかった。
紬が落ち着いている間を見計らって疚しい気を晴らすために冷水でシャワーを浴びることにした。
寝ているものだと安心しきっていたのもあり自分の体の一部に馴染んでいてすっかりその存在を忘れていた。
本当にうっかりしていたと思う。
余程疲れが溜まっていたのか五分もしないうちに落ちてしまった。
少し残念に思いつつも腕の跡、顔色、力の入りきっていない手足を見れば一目瞭然。
痛々しいばかりで睡眠を優先させるのは当然のことだと自分に言い聞かせる。
寝顔を見ると口元がつい緩んでしまう。
顔が整っていて色白だからか割と中性的。
表情がコロコロと変わり見ていて飽きない、そこがなんとも可愛い。
無意識でしているのか、撫でると気持ちよさそうに擦り寄ってくる。
懐いたと思えば離れていく猫のようだ。
起こすまいと撫でるのを止めて、暫く寝顔を眺めていると悪夢を見ているのか眉を寄せ魘されている。
「ゃ…やめっ…」
手も震えていて布団の中で握ってやる。
大丈夫大丈夫、と耳元で囁きまた撫でてやると落ち着いたのかほんの少し弱い力で握り返してきた。
そんな少しの無意識な行動でさえ可愛いと思える俺はどうかしていると溜息をつくしかなかった。
紬が落ち着いている間を見計らって疚しい気を晴らすために冷水でシャワーを浴びることにした。
寝ているものだと安心しきっていたのもあり自分の体の一部に馴染んでいてすっかりその存在を忘れていた。
本当にうっかりしていたと思う。
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