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本章
17話
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-紬side-
「あーあ、随分とまた乱暴にされちゃって…」
意識がしっかりとしないうちに温かいタオルを手に持ったユウが顔を覗き込んできた。
「ん…ユ、ウ…?」
「次の客まで時間もあることだし、昨日何があったか聞かせてもらおうかなー?」
丁寧にタオルで拭き取りながら、にやついた表情で楽しそうに尋ねてくる。
「ん、なんか道端で発情期が急に始まっちゃって、気づいたら蓮さんって人の家にいた。」
「蓮さん?」
「そう、助けてくれた人。」
「ちゃんとお礼言った?」
「一応言った、けど色々してもらったし…なにかお礼しなきゃと思ってて考え中。お金とかあげれるほど無いし…」
「そんなん体で御奉仕に決まってんじゃん!相手ベータでしょ?一発抜いてあげれば大喜びでしょ!」
「いや…それがアルファで。あ、でも何もなかったよ!でも何も無さすぎて逆に不安っていうか…お互い発情してたはずなのに無理矢理襲ってきたりしなくてオメガにも優しかった。こんなこと初めてで…」
「アルファだったの?!発情期でよく無事に帰ってこれたね。番持ちじゃなかったんでしょ?」
「多分、凄く匂いしたし。」
「あはは、そっか、ツムちゃんがアルファのこと良く言うの珍しいじゃん。まぁ目隠しでもさせとけば女とさほど変わんないしお礼に御奉仕してあげたら?きっと喜ぶこと間違いなしだよ!」
「そんなんでお礼になるなら今度やってみるよ。」
ユウがうんうんと頷くと丁度綺麗に拭き終わり軽く服を羽織らせてくれる。
男性経験の豊富なユウがそう言うんなら間違いないか。
「じゃあお客さん連れてくるよー。無理しない程度にね。」
それからも毎日のように熱を持て余し発情する日々が続いた。
「あーあ、随分とまた乱暴にされちゃって…」
意識がしっかりとしないうちに温かいタオルを手に持ったユウが顔を覗き込んできた。
「ん…ユ、ウ…?」
「次の客まで時間もあることだし、昨日何があったか聞かせてもらおうかなー?」
丁寧にタオルで拭き取りながら、にやついた表情で楽しそうに尋ねてくる。
「ん、なんか道端で発情期が急に始まっちゃって、気づいたら蓮さんって人の家にいた。」
「蓮さん?」
「そう、助けてくれた人。」
「ちゃんとお礼言った?」
「一応言った、けど色々してもらったし…なにかお礼しなきゃと思ってて考え中。お金とかあげれるほど無いし…」
「そんなん体で御奉仕に決まってんじゃん!相手ベータでしょ?一発抜いてあげれば大喜びでしょ!」
「いや…それがアルファで。あ、でも何もなかったよ!でも何も無さすぎて逆に不安っていうか…お互い発情してたはずなのに無理矢理襲ってきたりしなくてオメガにも優しかった。こんなこと初めてで…」
「アルファだったの?!発情期でよく無事に帰ってこれたね。番持ちじゃなかったんでしょ?」
「多分、凄く匂いしたし。」
「あはは、そっか、ツムちゃんがアルファのこと良く言うの珍しいじゃん。まぁ目隠しでもさせとけば女とさほど変わんないしお礼に御奉仕してあげたら?きっと喜ぶこと間違いなしだよ!」
「そんなんでお礼になるなら今度やってみるよ。」
ユウがうんうんと頷くと丁度綺麗に拭き終わり軽く服を羽織らせてくれる。
男性経験の豊富なユウがそう言うんなら間違いないか。
「じゃあお客さん連れてくるよー。無理しない程度にね。」
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