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本章
5話
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-紬side-
それからというもの、また次第に体は熱を帯びていく。
発情抑制剤といっても完全に抑えれるわけでもないため意識すれば意識するほど体は熱を持ってしまう。
悟られまいと布団に潜るも体は火照っていくばかり。
益々呼吸は荒くなり息苦しくなっていく。
我慢の限界、と言わんばかりにひょこっと顔だけ布団から出し翔太さんの方に顔を向ける。
「んっ…あの、っはぁ…翔太、さん…」
部屋の扉の前で待機していた翔太さんが声を聞きつけ近寄ってきた。
「うわっ…きっつ…」
発情しきっている紬と目が合うとベータの彼でさえもフェロモンに当てられそうなくらいになっていた。
翔太は少し顔を赤らめながらも心配そうにベッドに近寄り軽く頭を撫でてやる。
「ん?どうかしました?」
「あ、あの…!ト、イレ借りても…っ…はぁっ…いいです、か…」
恥ずかしさも相まって顔を真っ赤にし、息を荒らげ途切れ途切れになりながらも必死に伝えた。
顔色からトイレで何をするつもりか悟った翔太は戸惑いながらもいいよと体を支えながらトイレへと連れて行ってくれた。
「鍵は閉めちゃ駄目ですよ!何かあったらまた声掛けてくださいね。」
と告げ、リビングへと向かっていった。
それからというもの、また次第に体は熱を帯びていく。
発情抑制剤といっても完全に抑えれるわけでもないため意識すれば意識するほど体は熱を持ってしまう。
悟られまいと布団に潜るも体は火照っていくばかり。
益々呼吸は荒くなり息苦しくなっていく。
我慢の限界、と言わんばかりにひょこっと顔だけ布団から出し翔太さんの方に顔を向ける。
「んっ…あの、っはぁ…翔太、さん…」
部屋の扉の前で待機していた翔太さんが声を聞きつけ近寄ってきた。
「うわっ…きっつ…」
発情しきっている紬と目が合うとベータの彼でさえもフェロモンに当てられそうなくらいになっていた。
翔太は少し顔を赤らめながらも心配そうにベッドに近寄り軽く頭を撫でてやる。
「ん?どうかしました?」
「あ、あの…!ト、イレ借りても…っ…はぁっ…いいです、か…」
恥ずかしさも相まって顔を真っ赤にし、息を荒らげ途切れ途切れになりながらも必死に伝えた。
顔色からトイレで何をするつもりか悟った翔太は戸惑いながらもいいよと体を支えながらトイレへと連れて行ってくれた。
「鍵は閉めちゃ駄目ですよ!何かあったらまた声掛けてくださいね。」
と告げ、リビングへと向かっていった。
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